2020年10月30日(金)の日常

目覚ましで9時前に起床。朝メシを済ませる。雨って聞いてたのに晴れてやんの。

10時過ぎに家を出て徒歩+地下鉄で映画館に移動。以前時間ギリギリに来たら体温確認の行列でひどい目にあったので早めに来たけど、今日はガラガラである。まあ平日の昼間だし。

まずは一本目「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、テレビ版の後のお話。きっちり綺麗に終わらせたなあ、という感じ。アニメーションとしてのクオリティは相変わらず高いんだけど、話は普通。映画としては個人的に以前見た「外伝」の方がずっと良かった、とは言いづらい雰囲気ではある。「外伝」は本当に傑作だと思う。

ラスト近くの船までの距離とかどうなってるんだ? とか思ってしまったわけなんだが、そういうのが気になってしまう時点で話に入り込めてない証拠なんだよなあ。オレが精神的に不調で、何を見ても上滑りしてる状況というのを差し引いてももう少しなんとか。

改めて考えてみると、テレビ版の頃から個人的にヴァイオレットちゃん自体にはあんまし興味が無かったんだと思う。ヴァイオレットちゃんが関わる人たちの話の方が面白いし、だからこそ外伝はオレのツボだったんだろう。

ちょっと肩透かし気味の状態で映画館を出て昼メシ。映画館の下の飲食街フロアを一回りして「金曜だしカレーにすっか」と決めてみる。ちょっとお値段高めだけど、味はそこそこで満足。

食事の後は大丸を回ってたらミニチュア写真で有名な「田中達也」の展覧会があったので見てみる。想像以上に小さくておもわず老眼鏡装着。人形のサイズはいくつかあるんですな、作業工程の写真もあったけど塗料はシタデルで、実際に見ても色がシタデルのそれで納得。改めて見ると造形も塗装も見事なんだけど「アイディアと撮影技術が一番大事」ってのが良く分かる。にしても展示は2/3が写真パネルで1/3が実物なんだが、撮影OKとは言え写真パネルをスマホで撮ってる人はなんだろう。

一通り回った後で休憩。外を見たら結構な雨で、ドライブにしなくて正解だった模様。

映画館に戻って「鬼滅の刃 無限列車編」を見るために再入場。一番デカい小屋なのでスクリーンがでっかい、なお席は三割も埋まってない、さすが平日。

異様に長い予告編にうんざり、30分くらいあったと違うか? 「約束のネバーランド」実写版、すごく実写向きの題材だと思うし目の付け所はいいんだけど、子役が全員「日本人が変なウィッグ被ってる」だけにしか見えなくて非常に勿体ない。マム・イザベラに北川景子、シスター・クローネに渡辺直美(ビョンセ)をキャストしたのは本当素晴らしいんだけど。もうちょっとお金かけて欲しい。

「夏への扉」の予告編も見たけど、オレの中でもう無かったことにします。色々ひどすぎる、猫が出てきたことだけは評価しておく。

予告編が終わってようやく「鬼滅の刃」本編。「テレビ版は全話見てるし、流行ってるから行ってみるか」くらいの軽い気持ちで見に行ったのだがコレが圧倒された。くっそ面白くて泣ける。すいません「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」よりよっぽど泣いてたわオレ。いやアレは泣くだろう。どちらかというと男泣きって感じ。格闘シーンとかufotableのいつものアレなんで好き嫌いはあるかもしれない。

テレビ版は「すごいクオリティでかつ面白いなあ」と思ってたんだが、今回の映画は掛け値なしに傑作だと思う。というか原作の傑作エピソードを二時間かけてじっくりやった上で最高のクオリティのアニメ映画にしたというのが正しい。初見でも楽しめない事はないと思うが、最低限の知識はないとつらいか。炭治朗の家族の辺りは前知識ありなしでだいぶん変わるし、伊之助の素顔が一回も出ないし。

そんな訳で満足しつつ映画館を出て大通りに移動。ソニーストア札幌にて裸眼立体視モニタこと「ELF-SR1」を見に行く。デモ機は誰も見てないので独占状態であります。店員さんから「マスクしてると顔認識がうまくいかないので鼻だけでも出してください」と言われる。なるほど。

ELF-SR1 | 空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display) | ソニー

そしてそこにはハイクオリティな裸眼立体視の世界。元モニタが15.6インチの4K(レンチキュラーなので実質4Kを両目分割が正しい)なので高精細かつ立体的、ビルボード的な板立体じゃなくてちゃんと質感のある立体物に見える。レンチキュラーは斜め方向に配置しているので左右だけじゃなくて上下方向にも追従するのが凄い。自分の目がガチャ目なので若干クロストークが出ちゃうけど、それでも頭の動きに合わせてほぼラグ無しに追従するのは凄い。

動画も撮ってみた。ちょっとクロストークが出てるけど雰囲気は分かってもらえるだろうか。これは一回実物を見たほうが良いです。10万円くらいだったら買っちゃいそう。

その後はなんとなくでノルベサの中にある「まんだらけ」と「駿河屋」に寄ってみる。理由はメガドライブのソフト漁り。めったに中古屋とか行かない人なんだけど、久々に見て回ったら「オレが居なくなっても、貴重なグッズはこうやって回るんだろうか」とか考えて感極まってしまう。なんだろうなこの感情。

久々に「ジャンボマシンダー」の実物も見る、この年齢で見てもやっぱりデカくて、あのサイズの玩具が今無いの勿体ない。そしてタカトクの「バルキリーVF-1J」がパッケージ完品で20,000円にのけぞる。新品価格の10倍か。

メガドライブのソフトは思ったよりは揃ってたけど、そこそこ良い値段がするのでちょっと考えて何も買わず。「V.R.」箱付き800円とかは買ってもいい気がしたけども。以前から欲しかったPCEの「ドルアーガの塔」はついに7,500円まで上がってしまった。厳しい。「スーパー32X」本体のみが8,000円なのはちょっと考えるけど、あれ動作確認済みなんだろうか。肝心のAVケーブルが欠品なのが痛い、完品だと高くなるんだろうなあ。

その後は狸小路7丁目まで歩いて久々の「らーめん赤星」、聞いてた通り食券制になっててびっくりした。お土産用さばにんにくも買えるぞ。

肝心のラーメンは相変わらず旨くて一安心。ここのラーメンが一番好きだわオレ。

とらとメロンに寄ろうかと思ったが、ちょっと疲れてるのでまっすぐ帰ることに。地下鉄で変な格好してる人がいると思ったらハロウィンの仮装っぽい、金曜からかよ。

いったん帰宅したが、ちょっとした野暮用が入ってしまったのでまた外出する羽目に。メンヘラ彼女に呼び出されてるみたいだ、そっちのがマシな気もするが。

時間通りにコメダ珈琲で待ち合わせ。色々あったが割愛。ちょっと疲れてたのでソイラテと味噌カツサンドを頂いて復活。コメダ珈琲は徒歩圏内にもあるんだけど、めったに利用しないんだよなあ。たまには行くべきか。

用事を済ませて帰宅したらすでに22時。風呂に入ってようやく一息。

本日のネタ。グロブダー話最終回。ここまでくると遊んでみたくなるんだけど基板高いんだよねえ、そして高難度過ぎて多分嫌になる。

見城こうじが訊く ハイスコアラー、お気に入りの一作を大いに語る 第三回「グロブダー」後編 | ゲーム文化保存研究所