メガドライブ2とか色々買った

MD版「ダライアス」のカートリッジを予約してしまった。しかし現在我が家にはメガドライブのハードが存在しない、「初代」「メガドラ2」「ワンダーメガ」が揃ってたのだが全部壊れてたのでだいぶん前に売ってしまったのである。

なので本体の買い直しから。本体は考えた末に「メガドライブ2」をメルカリにて送料込み5,000円ほどで購入。思い入れは初代の方があるんだけどノイズがひどいし、初期型だとまともに動かないソフト多いし。実家で「メガドラ2」を買ったのはスーパー32Xとの相性問題だっけか? まあ思ったよりは高かったけど仕方が無し。動作確認は以前「メガトラックス」を捨て値で確保しておいたのでコレで確認、ゲームとしては正直面白くない。

本体の動作確認が出来たのでソフトをヤフオクで追加購入。買ったのは「ダライアスII」「ガントレット」、実はこの二本は当時新品を買ってて実質買い直し。「ダライアスII」はまだ安かったからいいけど「ガントレット」に関してはプレミア値、良いんだ欲しかったから。思ったよりは安かったし。メガドライブミニに両方とも入ってないし。

「ダライアスII」は色々甘いところも多いけど、当時の目移植としてはよく出来てると思う。難易度がAC版より適度にヌルくなってるのが良いんだよなコレ。「ダライアス・コズミックコレクションCS」にも収録されてるけど、正直遊びたいのがこの「ダライアスII」しか無かったので買うのを躊躇してた。結果としてカートリッジで買ってよかった。

「ガントレット」はあのM2の処女移植作。当時も遊んで圧倒されたけど、今遊んでも「コレがメガドライブで動いてるのか」と思うような出来である。あと何気にACモードが日本語版なんだよね、「ガントレット」の日本語版基板って結構いいお値段する上にくっそデカいから、「基板を買った」と思えばプレミア価格も多少は許せる。メガドラ本体とセットで買っても基板より安い。

ヤフオクで買ったソフトが正常に動いたので受け取り連絡をして一息。ついでなのでAmazonで買っておいたRGBケーブルの動作チェックもしておく。ヤフオクとかで格安ケーブルが出回ってるけど、安物を買って「ノイズがひどい」って嘆くよりは最初っからちゃんと対策がされてる奴の方が良いと判断して、ちょっとお高いけど定番の「穴場開発事業団」製のを購入した。信用は大切。

Amazon | メガドライブ2用 RGB21ピンケーブル ステレオ音声対応 ver.2 | メガドライブ

マスモニを引っ張り出すのもめんどくさいので(筐体が金属製のため同サイズのテレビと比べても重たい)、ストックしてるFRAME MEISTER経由でREGZAに接続。映るけど画面がマゼンタになる、FRAME MEISTERの説明書を見て「HDMIの出力モードをRGB固定にする」で解決。しかし音声が出ない、試行錯誤しまくっても音が出なくて泣きそうに。FRAME MEISTERのビデオ入力側でも出ないし。FRAME MEISTERのHDMIにメガドラミニを繋いでもやっぱり音声だけ出ないし。

ふと思い立ってREGZAに刺しているHDMIポートを変えたらいきなり音が出てびっくりする。HDMI入力3だと音が出てHDMI入力4は音が出ない。改めてREGZA側の設定を掘ってみたらHDMI入力4だけ「HDMI高速モード設定」というのがあって、要するにHDMI1.4にするかどうかの設定らしい(HDMI1~3はHDMI1.4固定)、ここを「高速モード(HDMI1.4)」から「通常(または互換性重視)」にしたら音が出た。なんというトラップ。というかHDMI入力3で音が出るのが納得いかんのですが。

んでもFRAME MEISTERのHDMI入力に入力してるメガドラミニの音声は結局どうやっても出なかった。後で他の人に検証してもらったらそちらでもダメで、スルーモードに相当するDIRECTモードでもダメだったとか。割と困るなコレ。多分PCエンジンminiもダメだろう。

しかしメガドライブ、RGB接続するとすんごい綺麗。昔マイコンソフトが出してたRGBユニットも当時持ってたから初めて見るわけでもないんだけど、当時は逆に違和感しか感じなかった記憶。ビデオ入力だと記憶を超える壮絶な画質でビックリするが、逆に「これこそがメガドライブの画質」という気がしないでもない。なので「ステレオAVケーブルを買うか?」みたいな気分になったり、本体についてくるのがモノラルで、ステレオケーブルって別売りだったのです。

「昔のゲーマーは当時でもRGBでくっきりはっきりの画質を求めていた」とは言うけど、ブラウン管のRGB接続と、今どきの液晶テレビにRGB接続をアプコンで映すのはまた別物だよな。後者はいくら何でもはっきりしすぎ。低遅延かつ高品質なブラウン管エミュレートモードを持ったアプコン欲しいなあ。

さて来年春に出る「MD版ダライアス」を万全の体制で遊ぶ準備は出来た、その前に一回メガドラ2を分解して電解コンデンサの交換はしておきたいけど。あとは余裕を見てメガドラ2をJAMMAハーネス化して筐体でも遊べるようにしたい、RGBアンプ無しで筐体用のモニタに映るかどうかは微妙らしいので実験だけは近いうちにやっておこう。映るようなら乗っ取り用のパッドも確保して入力系も入れ替え出来るようにしないとだし。

しかしここまで来ると改めて「スーパー32X」が欲しくなる。だれかケーブル付きの本体ください。ただ「スーパー32X専用ソフト」は「V.R.DX」「スペースハリアー」「アフターバーナー・コンプリート」だけで満足してしまう気がする。「ステラアサルト」は当時新品で買ったけど合わなかったし、「パラスコード」は興味があるけど高すぎだし。

メガドライブで欲しいソフトも一杯あるんだけど、正直RPGとか買っても遊ばないと思うのでどうしたものかと。とりあえずメガドライブ2とFRAME MEISTERはリビングに常設しても良さそう。

[光速船/Vectrex]37周年ネタ

結局今年もまたネタを仕込めなかった。いや正直腰痛でそれどころでは無かったんですが、なんかやろうとは思ってたんですよ。

Twitterを見たら光速船で「Bad Apple!」を再生しているお方が。「Bad Apple!」再生ネタは随分前にも紹介してて、その時は外部CPUを使ってた。でも今回はそれと遜色ない動きなのに刺したカートリッジだけで動いている、なんだろう?

と思ったらどうやらコレっぽいです。新型マルチカートなんだけどSTM32が載ってて実質Vectrex32も包括してるみたいな。このマルチカートにはVectrexネイティブなゲームと、STM32で動くソフトの両方が入れられるわけね。んで「Bad Apple!」は後者と。

GitHub – technobly/VEXTREME: VEXTREME – Vectrex Multicart

開発環境はDockerで提供されてて、正直Vectrex32のBASICで書くよりはまだ敷居が低そうな気がする。欲しいけど、STM32向けコードを書いてもやっぱり動かせる人が相当限られるよねえ。ううむ。

というネタを持ちまして37周年記念で。

[Vectrex/光速船」小型プロトタイプ発見!

以前から存在だけは噂されていた小型プロトタイプ機が見つかったそうで。フィリップスのフラット管を使うやつじゃなくて、単に現状の部品を再構成して小型化しただけっぽい。

[モニタと本体が合体した最初期のゲーム機「光速船」に幻の小型プロトタイプが実在した! 米ビデオゲーム博物館に収蔵される](http://news.denfaminicogamer.jp/news/181130e)

まあこんな製品が出ても、肝心のソフトがアレでは正直売れなかっただろうな、という気分もあるんだけども。カラーVectrexと合わせて当時のメーカーの迷走っぷりがよく分かる製品である。

ちなカラーVectrexの記事はこちら。

[Vectrex, Finally In Color | Hackaday](https://hackaday.com/2018/01/03/vectrex-finally-in-color/)

[Vectrex/光速船]Vector Patrol(Moon Patrol)

二年ほど前にベルギーの人が作った「VECTREXIANS」というVectrex用ギャラクシアンクローンを購入しまして、コレがまあ素晴らしい出来だったんですが。

[[Vectrex/光速船]VECTREXIANS | okaz::だめにっき](https://bonkura.takuranke.com/weblog/2016/03/07/vectrex%e5%85%89%e9%80%9f%e8%88%b9vectrexians.html)

その作者から「『Vector Patrol』が完成したから買わない?」とメールが。え、あれ完成したの? 買う買う! とPayPalで支払いを済ませて一週間ほどで届きました。すげえ速い。しかもポストに直接投函だし。

そんな訳でアイレムの名作「Moon Patrol」クローンこと「Vector Patrol」ですが、いやもう素晴らしすぎる出来で感動した。ほぼAC版の完全移植で、BGMやら演出とかはむしろAC版よりパワーアップしております。

ただちょっと上方向ショットの当たり判定が小さいので難易度高い気も、慣れかもしれんけども。そんな訳で頑張ってコンティニューしまくって一周したらちゃんとエンディングまで用意されておりました。このエンディングがまた凄い。

個人的にVectrexで動く移植ゲームとしては「Time Pilot」クローンこと「Vector Pilot」を超えたかも。とかく技術的に凄すぎ。

しかし久々に心震える移植でしたね。本当に。あと一年以上火を入れてなかった光速船、ちゃんと動いて良かった(汗)せっかくなのでSwitch版と並べて写真を撮ってみたり。

ちなみにオーバーレイが二枚あって微妙に色調が違うのだが、本当に微妙すぎてよく分からない(汗) 自機が赤い方が二枚目、すなわちチャンピオンコース用ってのはなんとなく分かるけども。あとこのパッケージ、立派なんだけどVectrexのオーバーレイが収納出来ない仕様なのはどうにかして(汗) 同人ソフトの汎用パッケージなんだろうなあ。

ちなみになんで和室で撮影してるかと言うと、作者にメールで送ったのに。光速船+畳のワザマエでベルギー人を懐柔するって作戦であります。まあ和室は客室って事で使ってないのもあるけど。

ちなみにソフト一本ごとにシリアルNoがついててゲーム内ROMにも焼かれてます。シリアルはNo.100後半とは書いておく。んで作者に「届いたよ!素晴らしい!」とか適当に書いたら一時間ほどで返事が来ました。早いなあ。

[ベクタースキャン]Ocelot Arcade System

いわば「オシロスコープをモニタに出来る最新のゲーム機」って事か。これ知らなかった。スターフォックスもどきが60fpsで滑らかに動いてるのはかなりのインパクト。

[Ocelot Arcade System \- Mathew Carr](http://www.mrdictionary.net/ocelot/)

逆に言えば、今どきであればこの程度のハードで十分動かせちゃうって事なのよね。DACが5chあればカラーベクターもいけるか。

しかし基板(ユニバーサル基板だよ)まで公開しておきながらdsPIC33のソースコードが公開されてないっぽいのが惜しい。公開する予定はあるのかしらん。

[ハンドルコントローラ汎用アダプタ]CronusMax PLUS Drive Hub

本日届いたので実験。こいつはわかりやすく言うと「USB接続のハンドルコントローラを最新のゲーム機&ソフトで使えるようにするアダプタ」である。海外製品だけど、日本正規代理店がAmazonで日本語の簡易マニュアルを付けて売っております。肝心の値段も直で海外から買うのに比べて1kも高くなってない(海外からだと送料込みで$106位)。買うなら日本正規代理店経由がおすすめ。

で、PS系とXBOX系を両方持ってる人は知ってると思うけど、この両機種に対応する周辺機器は認証チップがないと使えない。んで認証チップを両方載せられない。のでジョイスティックとかハンドルコントローラとか全部別々に用意しなきゃならない。非常に宜しくない状況。

ジョイスティックの方はMayflashから最近「全機種対応」というのが出てきて、どうやって認証を通してるのかと思ったら「ジョイスティックにそれぞれの機種の純正コントローラをつないで、認証時だけそっちにルーティングさせる」という手段らしい。なるほど。

それと同じ考えで作られたのが「Drive Hub」、ただハンドルコントローラは最近のソフトだと新しめの奴しか対応してなかったりして、特にGT SportsがGT6の頃に「対応品」として販売されたロジクールのG27にすら未対応でみんな怒っていた。現行のG29と中身はあんまし変わってないっぽいのに。その辺のハンドルコントローラ毎の互換性整合までやっちゃうという代物。

ちなみに対応ソフトとかは公式サイトを見て調べましょう。映画だから分からない? じゃあ止めといた方が無難。

まずは公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードして本体のファームをアップデート。この作業があるので事実上「要PC(含むMac)」だったりする。これはMayflashのジョイスティックも同様っぽいね。ファームのアップデート自体は簡単で安定している模様。

その後は「Drive Hub」に繋げたいゲーム機器の純正コントローラとハンドルコントローラを接続して、「DriveHub」のP1ボタンを押しつつゲーム機のUSBポートに刺せば…おぉハンドルコントローラがキャリブレーションしてる! ばっちり動く模様。

さてうちにあるハンドルコントローラ。実はXBOX360純正ワイヤレスホイールコントローラしかない。こいつはどうやって繋げるかと言うと、PC用に出ていたXBOX360コントローラの無線レシーバを「Drive Hub」につなげれば良い。割とレアな製品らしいけど安売りしてる時に確保しておいて良かった。サードパーティ製もあるけど多分MS純正じゃないとダメっぽい。

そんな訳で「PS4 Pro+GT Sport」及び「XBOX ONE X+Forza7」の組み合わせでXBOX360ワイヤレスホイールコントローラがちゃんとFFB効きつつ動くというミラクルな状態に。素晴らしい。ただ予め繋いでおいてからソフトを立ち上げないとダメ。XBOX ONE Xだとソフトはバックグラウンドでずっと動いてたりするので、一回どうにかしてソフトを再起動してソフト側でハンドルコントローラがアサインされているかのチェックを行なうこと。

実際遊んでみると、やっぱり「GT Sport」も「Forza7」もハンコンを使うとゲーム性が化ける事を実感する。如何にパッド操作に補正が入ってるか思い知る。

ただハンコンの設定はゲーム毎にやる必要があって、かつ難しいので全然煮詰められてない。「Forza7」でハンドル操作は「ノーマル」と「シミュレーション」が選べるんだけど、その差がむちゃくちゃデカくてビックリした。「ノーマル」だと勝手にカウンター当てちゃうんだコレ、「シミュレーション」にして「TCS:オン」にするくらいでちょうどいいかも。

ただXBOX ONEはパッドのインパルストリガーが優秀で「指先でABSが効いてるかどうか分かる」けど、ハンコンに振動系は全くないのでそういう情報がオミットされるのもちょっと悲しい。Fanatecの高級ペダルにはブレーキペダルにFFBが入ってるらしいんだが、流石にペダルだけで50kくらいするのは高くて買えませんって。

ちなみにお手軽で割とファンも多いXBOX360スピードホイール(いわゆるUコン)も一応繋がるけど、コントローラ扱いになっちゃって超シビア。まっすぐ走れん。あと振動が一切来ないのでパッドで遊んだほうがマシかと思います。

という訳で「Drive Hub」、読んでみてピンと来たら売ってるうちに確保した方がいいかも。全体的にPS4の方が認証が厳しいので、PS4のハンコンを買ってXBOX ONEに「Drive Hub」経由で繋げた方が良さそう。そんな訳で今時のハンコンを買うかどうかちょっと悩み中。同じクラスのハンコンでもPS4対応の方が安いので選択肢が広がったのは正直助かるなあ。

[ベクタースキャン]ZEKTOR ZVGについて色々と

最近「ZEKTOR ZVG」で外人さんから(英語で)質問が来て色々とやりとりをしていた。何故か描画速度が出ないので相談に乗って欲しいと。結局原因は良くわからなかったのだが。

こっちからは出来る限りの情報を提示した後に「古いPCで頑張って環境を整備してZVGを使うよりオリジナル基板のが楽、少なくとも壊れても修理するノウハウは蓄積されている」と書いたら、あちらからは「ゲーム基板は高額だし修理には高度なスキルが要求される、古いPCはタダ当然で転がってる、私はZVGを選ぶ」と言われてすれ違ってるなと。

「ZEKTOR ZVG」で使う古いPCって、パラレルポートが必須という条件もさることながら、実はDOS窓からパラレルポートを叩くと1アクセス毎にウェイトがかかるらしくてZVGをぶん回すだけの速度が出ないのでのでネイティブDOSか、あるいはWinが立ち上がる前にコマンドプロンプトモードで立ち上げる必要があるのです。

そんな訳で当然ドライバもDOS用が必須、そしてネイティブDOSドライバでちゃんと音を出すにはISAバスか、あるいはPCIバスにISAブリッジが存在してる事が前提条件なのです。インテルだとPentium4の頃のi8xxチップセットまで、AMDだとnForce世代でもうアウト。

そのくらいになるともうジャンクしか見つからないので数打って当るかどうかだと思う。手に入れたら電解コンデンサ総交換だろうし、世代的に面コンになってきてるので交換もめんどくさい。手持ちのSiS651マザーはコンデンサ交換済みの奴をヤフオクで購入してるし。

それでVectorMAMEを動かしてもやっぱり一部遅いとか音が違うとかあちこち不満が残るわけで、「ZEKTOR ZVG」にそこまで拘る理由はないかなあというのがオレの感想。動作環境はちゃんと残してるけど、もう年単位で起動もしてないのでちゃんと動くかどうか分からない。そのうち「ZEKTOR ZVG」経由でVectorVGAが映るかどうかテストしてみるか。

ATARI Major Havoc Machine(TEMPEST Conversion Ver.)

そろそろ書きます、先日自宅に搬入した「Major Havoc」筐体のネタ。

この筐体は「TEMPEST」筐体から改造されたモノです。この個体は1984年に十数台が日本に輸入(船舶コンテナ一個分?)されて、何故かロケ稼働せずに個人向けに販売されたうちの一台です。「TEMPEST」筐体からの改造キットはATARIが販売してたんですが、これらの筐体に関しては在庫分をATARI自らが改造して出荷したんじゃないのかな、と勝手に思ってます。

なので電源は100V/60Hz仕様で(50Hzでも動く)、コインシューターは100円仕様なのです。

この「十数台輸入されてロケ稼働しなかった筐体」に関してはオレも詳しくないし某氏が某所で書くかも、ということなので書かないでおきます。ただ昔2ちゃんの某板で、とある著名なハイスコアラーが「昔TEMPEST改造筐体を持ってたけど実家に置きっぱなしにしてたら捨てられた」って書いてた奴、アレがこの中の1台って事は書いておきます。その某氏経由に聞いたから間違いないw

購入したものとは別の1台は数年前「パックマン展」で上京した時に某氏のガレージで拝見してまして、その時に「xx万で買わない?」とか言われて相当悩みました、しかし設置場所が確保できずに結局スルー。その代わりに遊びまくって「Major Havoc面白え!」って目覚めるきっかけにもなりました。こっちの筐体の方がオリジナル筐体より先に触ってるんですね。オリジナル筐体なんてKinacoさん所有のしか見たことも触った事ないんです。アレがどれだけレアだと思って。

さて時は流れてついにマンションを買ってしまったワタクシ。一人で暮らすには無駄に広いので筐体の一台くらい置いても問題は無さそう。そんな事で悶々とはしてたんですが、ある日に突然所有者とのコンタクトが出来てしまいました。縁ってヤツです。

そんな事で某氏を間に立てて交渉。無事購入となりました。搬入に関してはその道のプロである某氏にちゃんと依頼して一通りのメンテナンスを実施。オマケに「札幌に別の筐体を引き取りに行くついでに持って行きます」という事で輸送費も随分お安くして頂きました。有り難い。

さて購入した筐体、これは前述の通りにロケ稼働は一切行っていません、さらに言うとワンオーナー所有でずっと屋内保存されたものです。ついでに言うとあんまし使って無かったっぽいです。なんという好コンディション。

久々に電源を入れたらモニタのヒューズが飛んだらしいですが、色々調べて問題ないのでヒューズを入替えたら普通に遊べたとの事。まあヒューズも経年劣化しますしね。

これを某氏のガレージに運び入れて一通りの整備・清掃を行ってもらいました。具体的には清掃、一通りの状態チェック、全ての電解コンデンサの交換(ReCap)、コンタクトピンの清掃、モニタ基板の電源改造(壊れやすいので代替品交換が定番になってる)などです。基本的に程度は「非常に良好」との事でした。ただし一部に難あり、これは後述します。

そしてスケジュールを合わせて11月中旬にようやく搬入です。もうちょい遅かったら雪が積もり始めるので割とギリギリでした。会社には「大型家具の搬入」という事で有休を取りました、嘘は言ってません。

某氏がクルマに筐体を乗せて到着したのが夕方、そこから自宅の部屋まで搬入。ちなみにうちのマンションはほぼ段差・階段が存在しないので搬入自体はまだ楽な方だったと思います。

ただそれを差っ引いても筐体のデカい事。いや正確に言ったら幅はそこまででもないんですが(セガのアストロとかブラストの方が幅広い)、奥行きが大きくてですね…。あと最初は「設置は裏蓋を壁に付けて、メンテナンス時は移動して裏蓋開けて」とか考えてましたが、想像以上の重さで無理と判断したので部屋の壁に横付けして前後をフリーアクセスにしました。場所は取りますがメンテは非常に楽ではあります。

そして電源投入。ここでモニタの程度が異様にいい事にビックリします。いやマジで新品みたいなんすよ。焼け皆無のフォーカスもバッチリです。素晴らしい。操作系も完璧。凄い。筐体の一部にスレ、塗装の剥がれがありますがココは仕方がないでしょう。

ただ多少問題がいくつか。まずは電源・レギュレータボードの一部電解コンデンサの代替品入手が間に合わなかった事。基板の音声不良(一部Chが鳴ってないみたいな音) モニタの左右端が歪んでる事です。

しかしここに基板は「元から筐体についてきた1枚」「某氏が持ち込んだ手持ちの1枚」「オレの手持ちの2枚(1枚は予備)」と、少なくとも動作確認済みのが4枚あります。凄いw

別の基板を筐体に入れてみると音はちゃんと鳴ります、って事は基板の音声不良はチップセレクタTTLかオペアンプと判断、部品があればすぐ治るでしょう。問題はモニタの左右端が歪む事。せっかくのキレイなモニタなのにコレがどうやっても治せない。

回路図とにらめっこして、おそらくは(改造内容に含まれてる)左右のクリッピングをしてるツェナーダイオードがヘタれてるんじゃね? という所で時間切れ、本日の搬入は終わりました。ここまで格安でやってもらったし、部品は後で送るというので後はオレが頑張る番です。

そんな訳でとりあえず設置が完了した状態がコレです。男前です。

12月中旬にようやく部品が到着。基板の音声側はあっさり治りました。しかしホムセンで1/4inchなソケットを買ってまで外したモニタ基板のクリッピング用ツェナーダイオードを交換してもモニタ左右端の歪が全く改善されません。ちょっと心が折れかけます。

やらなければ何事も進まないので背面ドアを開けてどうにかします。

そもそもATARIの古い筐体は「基板を真後ろから搬入」する上に、ベクタースキャン系だと画面の微調整を基板上でやる必要があります。正直一人だとかなり無理があります。色々考えてたら「VectorVGA」という、ATARIカラーベクタースキャンの出力をアナログSVGA D-SUB出力に変換するアダプタを持ってることを思い出しました。今悪戦苦闘してる「Quantum」の製作にも活躍してる奴です。

幸いアナログVGAケーブルの長さに余裕はあったので簡単につながりました。そしてVectorVGAで見てみると…こっちでも左右端が歪んでます。ってことはベクターモニタ側で歪んでる訳じゃないって事です。なんという。

色々と調べてみた所、画面調整用半固定抵抗の一個が壊れてることに気づきました。値が全然リニアに変わらないどころか指で基板をはじいても画面がおかしくなる始末。半固定抵抗も経年劣化に弱い製品です。そんな訳で半固定抵抗一式を通販で購入しました。

半固定抵抗が届いたらさっそく交換。そして調整してみたら…左右の歪が治る! という事でビンゴでありました。その後正しいモニタに繋ぎ直して、姿見を持ってきて鏡を見ながら気合でモニタの調整をしました。完璧です。

ついでにタッチアップ塗料で筐体のスレ、塗装ハゲも修復し、見た目も随分綺麗になりました。そんな訳で完成です。感動です…。

タッチアップしてもあんまし写真写りは変わらんのですけどね。

しばらくローラーコントローラで遊んでたので、未だにスピナーに慣れてません。どっちが良いかと言うと「どっちにも良いところと悪い所がある」というのが持論です。

ローラーコントローラは「直感的な操作が出来る」「左右の切り返しが早い」のが利点です、問題は「構造上回転抜けが発生するのでとっさの移動に弱い」辺りです。スピナーは「ローラーコントローラより精密な操作が出来る」のが利点で、問題は「左右の切り返しに物理的慣性が強くかかる」辺りです。要するに慣れ、です。

ここで筐体の詳細です。前述したとおりにTEMPEST筐体を改造したものです。なぜか改造キットにサイドアートだけは用意されてなかったので「TEMPEST」のまんまです、現在は有志が専用のサイドアートをデザインして販売してたりします。

筐体の改造内容は結構大掛かりで、まずモニタを縦マウントから横マウントに変更、背面にACファンを追加。コンパネ・マーキーのシールの貼り替え。モニタ基板の改造(安全策のため)など。

基板は2ndロットのシルク印刷が「MAJOR HAVOC」になってパターンが修正された奴。ちなみに純正筐体に入ってる1stロットはシルク印刷が「TOLIAN WEB(スタトレが元ネタ?)」という製作中コードで、ジャンパも結構な量が飛んでおります。壊れたら治すの相当大変そう。

さらにこの基板はオリジナルに比べて音源チップが「Quad Pokey(POKEYチップのコアを4つ40ピンDIPに内蔵、音源のみ使用)」から「Quad Pokey Eliminator(オリジナルのPOKEYチップを4個使ってQuad Pokey相当にする子亀基板)」になってます。多分コストの関係。ちなみに「Quad Pokey」は「STAR WARS Return of JEDI」及び「FIRE FOX」にも使ってます。

オリジナルの操作はローラーコントローラですが、こちらの筐体は「TEMPEST」のスピナーをそのまま使います。入力自体はただのDIR/CLK方式なので流用が効きますがカウンタ数が全然違います。なので2ndロットの基板からはカウンタ入力に使うカスタムTTL「LETA」のRESOLピンのプルアップ抵抗が増えてます。ここをプルアップすることで倍カウント対応になりスピナーでの操作が可能になります。

しかし入手した基板は何故かここのプルアップがされてませんでした。その結果スピナーで回す量が倍になりまともにプレイできない状態です。正直着陸シーンからしてかなり無理ゲーです、本当にこれで遊んでたんですかね?

筐体内部のワイヤーハーネスは「TEMPEST」筐体のままです。そのままでは「Major Havoc」筐体には接続できないので(ピン数も違う)、変換用の「Conversion Board」というのを介します。

オリジナルの「Major Havoc」筐体に搭載されたベクターモニタは「Amplifone’19」というモノで、「TEMPEST」筐体に搭載されている「WG6100」より高解像度・高速度・高輝度がウリです。ついでに「WG6100」はピンクッション歪みがあって、これをゲーム基板側で補正する必要がありますが、「Amplifone’19」からは不要になりました。

余談ですが「Amplifone’19」は製造過程の問題で非常に故障が多く、現存数が多くありません。元々「Amplifone’19」が入ってた筐体の多くが「WG6100」に換装されています、Kinacoさん所有の「Major Havoc」筐体もそうです。ちなみに「TEMPEST」筐体に「Amplifone’19」モニタは奥行きの問題で入りません。

しかし「Major Havoc」基板にはピンクッション歪みの補正回路がありません、なのでこの補正回路も「Conversion Board」に付いてます。あとローラーを点滅させるためのLIGHT信号は電球のためそのまま5Vがかかってるので、そのまま「TEMPEST」筐体のスタートボタンLEDに入れるとLEDが死にます、なのでそこの印加抵抗も付いてます。

で、今回死んでた半固定抵抗が「Conversion Board」についてた「X LIN」だったりします。なるほど。

さらに2ndロットの「Major Havoc」基板はクロックダウンがされています。クロックアップではありません。そのためゲームスピードが明らかに違います。ついでに言うと音楽の演奏テンポまで遅くなります。

オリジナルはメインクロック:12.09MHz、ベクター描画回路:10MHzですが、今回のはメインクロック:10MHz、ベクター描画回路:8MHzになっていました。調べる限りでは2ndロット基板のクロックは複数あるらしいです、がオリジナルより遅いのは間違いないです。

遅くした理由に関しては「モニタの描画速度がオリジナルより遅いから」という話でしたが、実際にオリジナルクロックにしてみても描画速度は全然問題なく、むしろオリジナルクロックじゃないと遅すぎて画面のチラツキが増えるという始末です。

このクロック問題に関しては「ゲーム難易度を落とすため」というのが某氏の見解です。個人的にもそう思います。それだけ難しいんですこのゲームは。

そんな訳でクロックもオリジナル準拠に戻してます。こっちのが絶対快適にプレイ出来ますって。

今後は筐体の改造を予定してます。うちのATARIベクタースキャン基板はMolexの中継コネクタを駆使してハーネスの入替えが簡単に出来るようになってるので、筐体のハーネスもそうする予定です。コントローラの問題はありますが、既存の5ボタンコンパネだったらコンパネの上にそのまま置いても問題ないのを確認してます。筐体で「GRAVITAR」が遊びたい!

さらにもうちょっと言うと、やっぱりコンパネ自体も改造したいです。「TEMPEST」筐体のコンパネはかなり凝った作りで同じものを作るのは極めて困難ですが(やった人は居る)。見栄えを気にせずに(ロケ稼働するわけでもないので隙間とかあっても問題なし)1枚板を貼り付ける程度なら割とどうにかなりそうで思案中です。

オリジナルのコンパネはちゃんと残す前提で、個人的にはやっぱりローラーコントローラにしたいのです。

[光速船/Vectrex]負け組ハード烈伝

なにやらTwitterで書籍名がプチ炎上してるのでちょっとだけ。実はうちの光速船ページで資料請求のお願いが来てました。

最初はその書籍名にムッと来て、とりあえず返事を保留してました。

一晩寝て考えて「書籍がどのようなものであろうと、資料請求のお願いも丁寧だし断る理由も特に無い」って事で了承しました。なお資料として請求したのは間違いなくオレが撮影したか実物からスキャンしたものです。

その時のやり取りで「書籍名に抵抗があるので考慮してもらえないか」って話はしてます。実際に変わらなかったのは大人の事情って事ですね。

そんな訳で多分奥付にうちのサイトの名前とか載ってるかと思います。ちなみに献本はありませんでした、買うかどうかは評判見てから決めようかと(ケチくせえ

’17-01-14追記、あちこちから「刷り上がったら献本あるんじゃね?」という話もあるので頃合いを見て話を出してみようかとも。本名も住所もまだ連絡してないので放っておいても届く可能性はゼロです、はい。

’17-01-21追記、献本あるので送付先ください、と連絡がありました。後は届いて実際に読んでから改めて何か書くかも。