[自動車]今度買うであろうクルマに求めること

つらつらと書いてみる。

  • 駆動源に魅力があり、際立った不満がないこと。多分ここが一番心情的に重要
  • ステアリングに関してはクイック過ぎずダル過ぎないこと。正確であることが重要。センターがダルだったり、ハンドル戻し時にハンドル形状が気になるようなのは論外
  • 乗り心地はそこまで重視しないが、あんまりひどいのはNG。疲れないのが一番
  • 安全性を確保できるだけの視界および追加装備は必須。特に斜め後方のブラインドスポットモニタは必須。LED分割ハイビーム制御ヘッドライトも欲しい
  • バックカメラは付いてて当たり前よね? 車体サイズによってはアラウンドビューも欲しい
  • 安全性の観点からHUD、防眩ルームミラーは欲しい
  • 乗り降りはそこそこ楽であって欲しい、低いと病気の時とかしんどい
  • 荷物は最低限交換用タイヤ四本が積めることが条件
  • 最低乗車人数は4人、買い物時の利便性から「単体で開く」後席ドアはあったほうが良い
  • MTかATかはそのクルマの動力性能等も考慮するが、基本的にはよほどの理由がない限りはMTにはしない(なおNDロードスターは「よほどの理由」に該当する)
  • ちょっとした外出もおっくうにならない程度の取り回しの良さも必須
  • 外装も内装も重要だが、どちらかというと内装を重視したい。嫌でも目に入るし
  • いい音のオーディオが付いてると高得点
  • ナビはCarPlay対応が欲しい、CarPlayで問題があるようなら後で純正ナビソフトが入れられるとなお良し
  • 燃費は走行性能に支障がない範囲で良くありたい
  • コネクテッド機能は興味なし

実際問題コレを全部満たすクルマはたぶん無いか、あっても高い。だから困る…。

[試乗記]スバル レヴォーグ STI Sports EX & トヨタ ヤリス G 1.5L-CVT

例によって素人がほぼ法定速度かつスタッドレスタイヤでちょろっと試乗しただけのお話。まずはレヴォーグから。

スバル レヴォーグ

レヴォーグはやたら前評判が良いのと、一時期スバル車を三台も乗り継いだのにシャーシがSGPになって以来疎遠になってたので久々に乗ってみようかなと。事前に展示車に座った時は割と好印象。外観は…まあ許容範囲か。スバルだと現行XVのMC前が良かったんだけど、MCでちょっと好みからズレちゃったんだよなあ。

試乗車がSTI Sports EX(STIかつアイサイトX付き)という最上級グレードでちょっとビビる。乗り込むと例のセンターパネルのデカいナビに驚愕する。ドラポジの調整範囲はかなりデカくて合わせやすい。ハンドルのオフセットも一時期に比べてだいぶんマシになった感。

軽く走り出すと分かるシャーシのガッシリ感。いい感じで車体が重たい。走行性能は過不足無しという感じ。しかし今どきHUDが付いていないのはちょっと時代遅れ感が。その分メーターパネルが液晶パネルでナビのマップ画面も出せたりするんだが、アイサイトXモデルじゃないと液晶パネルじゃないのはちょっと疑問。例のデカい画面のナビとセットにすべき。

メータークラスターに出るクルマのCGで灯火類の点灯状態(ブレーキランプとかウィンカーとか)が出るのは立派。「周りからどう見えるか」が安全につながるという考え方は正しい。ただウィンカーレバーが電子式なのね。つまり機械式のように左右に傾いた状態でロックされない。これが慣れない。

ハンドルについてるボタンで走行モードが変えられる。「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」でそれぞれ明らかにハンドルの重さと乗り心地が変わる(モード一個ずつの違いがよく分からないとか言ってる人もいるけど鈍いだけだそれは)、ただボタンを押すたびに切り替えなんでちょっとめんどくさい感。

面白いのはこれがカスタマイズできるので「乗り心地はコンフォートにしたいけど、コンフォートだとハンドル軽すぎる」という場合にカスタム設定すれば自分好みに出来る。ちょっと感心。にしてもそのあたりの設定をデカいコンソールのタッチパネルで設定してると、本当に家電みたいな感じがするなあ。

交差点で曲がるとスバル車にしてはステアリングギア比が明らかにスローなのが面白い。いい方向性だと思うけど、スローにするってことはハンドルをたくさん回すって事であり、ハンドルを回すとハンドルが下が平らなD型なのがすんごい気になる。プジョーのi-Cockpitもそうだけど、なんでお前らはハンドルを丸くしないのだ。丸くした方が絶対にいいのに。

スタッドレスタイヤのせいか全体的にアンダー志向な感じ。目の覚めるような回頭性はないみたいだけど、そういうクルマじゃないのだろう。あとシートは個人的にかなり良い。アイサイトと相まって高速道路のクルージングはすんごい楽そう。

踏み込むと独特のエンジン音の吹け上がりと加速感のズレが。う、これがCVTのラバーバンドってやつか。普通に乗ってると気にならないけど、いざ加速するって時には気になる。慣れたら多分大丈夫だとは思うけども。

ディーラーに戻って駐車させて貰おうと思って気づいた。バックカメラは付いてるけどアラウンドビュー(車を真上から見るアレ)がない! 後で見たらアイサイトXのためにフロントにもドアミラー下にもカメラが付いてるのに。この価格帯、この車格でオプションでも付かないのは結構きついのでは。前後オーバーハングが長いし。

全体的には良く出来てるんだけど、価格の高さと、HUDとアラウンドビューが付かないのがちょっとアレかなあ。「いいクルマだけど響かない」という印象であった。

食事を挟んで、調べたら自宅最寄りのトヨタでヤリスのガソリン4WDな試乗車があることに気づく。以前から一回乗ってみたいとは思ったので行ってみることに。幸い試乗車はちゃんとあった模様。

トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

担当についたディーラーマンが今どき珍しく「車好き」を自称する人で、こういう人が出てくるのはずいぶん久々だなあと思う。良くも悪くもディーラーの担当者って淡白な人が増えたよね。

用意してもらったヤリスは1.5Lの4WDでCVT、正確に言うと4WDにすると「1.5Lハイブリッドか1.5LのCVT」しか選択肢がない。さんざん知ってたけど、やっぱり内装が安っぽい。いやそんなに嫌いではないんだけど、商業車みたいなATシフトゲートと今どき手引きなサイドブレーキはなあ…。欧州仕様だとなんかすごい今っぽいブーツ付きシフトゲートで、サイドブレーキも電動なのに。あれ日本仕様に持って来いよ。

んでも公道に出た瞬間に評価は一変した。これすごい楽しい。いい意味でゴーカートっぽい。この手のコンパクトカーはどれも「家族のことも考えてます」って感じだが、ヤリスは「運転手以外考えてません」みたいな割り切りを感じる。個人的にすごく乗りやすくてすごい楽しい。にしても重心低いわコレ。某氏がレビューで言ってたフロントの設置感の無さは特に気にならず。

空いてる道路で踏み込むとエンジンが盛大に唸るが加速は…みたいな。やっぱりその辺は期待しちゃダメか。あとこっちも踏み込むとやっぱりCVTのラバーバンドが出る。

ちょっと長めなコースを回って満足、駐車を試したらこっちにはアラウンドビューが付いてる! いやこの車格だと別に要らない気もするけど。あったら嬉しい装備ではある。

そんな訳で久々の「乗ってみたらすごく気に入った」クルマであった。こんな楽しいクルマが営業車であちこち走り回ってるのは夢があるなあ。まあ本当に内装の安っぽさはどうにかしてほしいんだけど、MCでATシフトゲートとパーキングブレーキは欧州仕様と同様に準拠になる気がするけど、今の外装デザインが気に入ってるのでそこが変わると微妙かも。

動力性能と燃費とでハイブリッドにも乗ってみたくなった。ライバルのフィットにも乗っておくべきかなあ。

GRヤリスは別物として、「普通の良く出来たクルマ」だったヤリスクロスと普通のヤリスがここまで違うとは思わんかった。やっぱりクルマは乗ってみなきゃわからない。

[試乗記]マツダMX-30 & プジョー208 GT-LINE

本試乗記はただの素人がディーラーでちょこっと試乗させてもらって、ほぼ法定速度順守で走っただけの状態から書いた感想でうんたらかんたら(念のため

最近の試乗記が無駄に長くなる傾向にあるのでエントリを分ける事にした。ちょっと前の試乗記とかも分割するかも。

マツダMX-30はEVとしてすんごい期待してた、と同時に航続距離が短いのもあって日本じゃ売れないとも思っていた。とか思ってたらまさかの「マイルドハイブリッド仕様で日本導入」で、思ったより早く売り出したから逆に驚く。マツダは一体何をしたいんだろう。とか思いつつディーラーに見に行く。

MAZDA MX-30|ハイブリッド クロスオーバー SUV|マツダ

ディーラーには展示車と試乗車の二台が置いてあった。まずは展示車でチェック。なんというか、近くで見た時と離れて見た時とでかなり印象が変わるデザインである。細部は凝ってるんだけど、離れてみるとのっぺりしているというか。マツダ3、CX-30のキレッキレなデザインセンスはあんまし無い。フロントは特に好き嫌いが出そうで、オレもあんまし好きではない。でも屋根のツートンカラーは割と好き。

内装もまた変わってて、センターコンソールがフローティング構造になってるけど正直どうなの? という感。特に前方の下側に物入れがあるんだけど、正直アクセスしづらい。ただセンターコンソールの位置としてはかなり良くて、ドリンクホルダーにペットボトルを入れたままセンターコンソールにひじ掛けっぱなしに出来て、なおかつマツダコネクトのコントロールノブが実に良いところにある。問題は空調パネル。そこにデカいタッチ付き液晶パネル要る? みたいな。物理ボタンが付いてるのはいいけども。

目玉の観音開きドア、フロントドアを開くとぶっといBピラーが目に入ってきて「これ開くの?」と思ったらマジで開くので驚く。後席に座ってみたら思ったよりは普通に座れるけど流石に囲まれ感が強い、長時間の移動は勘弁願いたい感じ。ただ後ろドアの閉まる感触がものすげえです。あんなどっしりとしたドアの閉まる音は久々に聞いた。「ドア開閉音はチューニングできる」とはいうけど、これチューニングでどうのこうので出る音ではないと思う。

ただこの手の観音開きドアって「前側ドアを開かないと開かない」んだよね。さらに内側から開くことも想定していない。前に座ってる人が降りてドアを閉められたら、後席の人が自力で出るのはかなりつらい。そういう事を考慮しておく必要がある。子供用には物理的チャイルドロックでいいかも知れんが、チャイルドシートの出し入れは大変だろうしなあ。だから4ドアとは言えないと思う、2+2ドア?

ここら辺で試乗。試乗は100周年記念モデル、つまりは全部入りの豪華版。自分の愛車がマツダなせいかマツダ車は毎回ドライビングポジションが決まりやすい。ATセレクタを引っ張ろうとしてちょっと躓く。一見ストレートゲートなんだけど、実際はPゲートだけが右に入ってて、そこからDレンジに入れるには一回左に倒してから手前に引かないとダメ。慣れれば大丈夫だとは思うけども。

そして走り出す、と同時に異質感に気が付く。これボディ剛性すごくね? マツダ3やCX-30より明らかにがっしり感が凄い。後ろドアが小さいのが影響してる? いや多分それだけじゃあない。後で知ったけどEVって事故を起こした際にバッテリーの破損を防ぐためにフロアの補強がかなり必要らしくて、それが効いてる気がする。

そんな訳で乗った感じはすんごいどっしりとして好印象。フロアの振動も抑えられてて静か。んでもちょっと走るとマツダ独自の乗り心地というか、床下でリアサスが「カコカコカコ…」と音を立てながら動くのが良く分かる。ここら辺はマツダ3、CX-30そっくりのがっかりポイント。自分の体はあんまし揺れないしショックもあんまし来ないけど、とにかくこの音と振動ですごく損している感じがする。

これが「トタトタトタ…」みたいになったら相当印象が変わると思うんだけど。ちなみにCX-5くらいになると車重が重いせいか「トタトタトタ…」になる。CX-5はアレはアレでハンドリングとかがちょっと気になるんだけども。

ハンドリングとブレーキはマツダ3/CX-30同様に特に文句は無し。きっちり仕上げてある。逆に言うとこのくらいが最低ラインになって欲しい感はある。

エンジンはSKYACTIVE-G+マイルドハイブリッド。要するにSPCCIじゃない2LガソリンエンジンにSKYACTIVE-X同等のマイルドハイブリッドを組み込んだもの(と説明を受けた)、コレが普通に良い。1.8Lディーゼルほど踏み出しが鈍くなく、2.0Lガソリンより出だしのトルク感が良い。ぶっちゃけマツダ3、CX-30にコレ積めよ、って言いたい。

降りるときにサイドシルに「MX-30」の文字が光ってるのに気づく。ちょっとやりすぎ。ただ高級車に多い「ドア開けたら路面にメーカーロゴマークが照射」よりマシか。アレは正直恥ずかしい。

そんな訳で「形はちょっと変」「内装も見た目はいいけど変」「だけど走りだけはかなり良い」「乗り心地だけはもうちょいなんとか」みたいなクルマでした。ただコレ割と安いのよね。CX-30より10万円くらいしか高くない。マツダ3にこのエンジン載せたらちょっと考えるかも知れず。そんな印象。

ディーラーを出た後に同じ試乗コースをロードスターで走ってみたら改めて善し悪しが分かる。ロードスター、本当コーナーが気持ちいい、でも乗り心地だけ本当どうにかしてほしい。「カタカタカタ…」どころじゃなくて前後に揺すられる。

夕方からは新型プジョー208を見にディーラーに。きっかけはCGTVで見た印象がかなり良かったので。あとあちこちで「クルマとしてよく出来てるよ」という話も聞いてたし。しかしディーラーの人がそっけない。マスクから鼻を出すな。

NEW PEUGEOT 208 | プジョー公式サイト

展示車は黄色の「GT-LINE」、外観はかなり好み、だけどセンスがちょっと古いとか言われそうな感もある。サイズも良い。内装もぱっと見はかなり良い。

乗り込んでみる、おおこれが悪名高い「i-Cockpit」か! 上下を潰した(上下が平ら)ハンドルがやや下の方にマウントされてて、そのハンドルの上からメーターパネルをのぞき込むという変な形式。メーターパネルはよく見ると二層表示になってて無駄に凝ってる。手前側がハーフミラーなのかなコレ。カタログには「3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネル」とある。うーむ。

左を見るとバカでかい液晶モニタが目にうるさい。ドアトリムの緑のラインが格好いいなーと思ったら光るんかコレ、夜にうるさくない? 空調はスイッチが一列に並んでるんだが、ピクトグラムマークが真上を向いてるので正直見づらい&意味が分かりづらい。空調ダイアルは小さい&左端で遠い。コレ左ハンドル仕様そのまんまっぽいな。

試乗させてもらえるようなのでアンケートを記入してしばし待つ。試乗車も同じ「GT-LINE」の白。ドラポジを決めようにも「i-Cockpit」のせいでなかなか決まらない、ハンドルが干渉してメーターが見えなくなるのよ。なんとか決めてATセレクタを動かそうとすると動かない。セレクタの上に付いてるのはPレンジボタンで、そこから動かすにはレバーを握りこんで親指の所にあるボタンを押さないとダメ、言われないとまず分からない。まあ盗難防止なのかも知れず。

動き始めたらシートポジションが全然合ってない事に気づいて調整しなおして出発。車体が重たく感じる。お気づきでしょうが、この時点での心象はかなり良くない。まだディーラーの敷地内を出てないのに。

ようやくディーラーの外に出てゆっくりとドライブ。Bセグメントとは思えない車体の剛性感。床下から常時エンジンの振動が入ってちょっと安っぽいが車体の動きは安っぽくない。エンジンはそこそこトルクフル。速度調整もしやすいし、何よりブレーキが凄くいい。初めて乗るのに踏力一定ブレーキ(ブレーキ踏力一定のまま同乗者の頭を揺らさずに綺麗に狙った位置で止める)が決まるクルマとか珍しい。

ミッションはトルコン8速ATだが、街中だと結構せわしない感じ。全体的に思ったよりしっかりした感じで感心する。ただビシっとまっすぐは走らない、ドラポジが合ってないのか、速度域を上げたら変わりそうだけども。

しかし交差点を曲がると魔法が解ける。正確に言うと交差点を曲がった後、ハンドルをセンターに戻す時に「ハンドルが丸くない」のでするすると手の中で戻らない、その現実が非常につらい。ハンドルが丸いのには意味があるんだなあ、という当たり前のことを嫌でも理解させられる。あと低速からちょっと踏み込むとターボラグのせいなのか踏み出しが結構トロい、この時にトルコンがズルズル滑ってる感じもする。わざとかなあ。

「i-Cockpit」は思ったよりメーターパネルが奥にあるので視認性も特に良くない、そのくせウィンカーランプがメーターパネルの左右端の手前側にあって視認性が良くない(なぜメーターパネルに埋め込まないのか)。普通のクルマのメーターパネルに比べたら視認性は確かにいいかもしれないが、最近のクルマはBセグでもヘッドアップディスプレイがついててメーターパネル自体はほとんど見なくても十分だし。むろんプジョー208にはヘッドアップディスプレイなんてついてない。「i-Cockpit」があれば充分なんだろう。オレはそう思わないけど。

そんな訳でパッと見にはデジタルのスピード表示しか目に入らない。一応アナログ式表示のメーターもついてるんだが色のせいで非常に視認性が悪い(カスタマイズ可能らしい)。おかげで「タコメーターが逆回転で非常に気持ち悪い」という話だったのだが、そもそも見えづらいのであんまし気にはならなかった。

それよりデジタルのスピード表示の追従性が怪しいのが気になる。0.3秒に一回くらい更新する感じなんだけど、実測値はその2個くらい前じゃないのアレ? 特に減速時に顕著で「もう絶対10㎞/h切っててブレーキ踏み込んだらその場で止まりそう」な速度でもまだ20km/hとか出て違和感が半端ない。多分わざとやってる。ODBC2でECUから実測値引っ張りたい。

という訳で「見た目は良い」「内装も見た目は良い」「走りはかなり良い」「でも内装の使い勝手が正直良くない」「i-Cockpitとか死ねばいいと思う」という結論だった。素材は凄くいいのに創作料理屋が要らねえことしやがって感が凄い。「i-Cockpit」に関しては慣れたらすごく良いって人も居るらしいんだが、本当でござるか? オレ信じたくねえ。

しかしWebページを見ると内税240万円切ってて「安い」とか一瞬思うけど、それは一番安い「Style」グレードで、しかもこれ受注生産なんだよな。というか最初ディーラーの人にグレードを聞いたら「Allure」と「GT-LINE」の二つって言われて、「GT-LINE」にしか付かない安全装備が結構あって、それで「GT-LINE」は内税293万円。なんだかなー。

そんな訳で「なんかすげえ勿体ない」気分でディーラーを後にしたのであった。こうなったらフィットとかヤリスとか最新のBセグメントも試乗しないとダメかな。

2018年04月29日(日)の日常

10時半に起床。一晩寝てはっきり分かった、昨日は頭ぶつけたショックでちょっとおかしくなってた(汗) もうコブも大分小さくなって頭はマトモです。いや頭ぶつけるの怖いね…。

朝メシ喰ってTLを見てたら「仕事で忙しい分、家ではだらけていたいけど家族はそのだらけた部分しか見てないので評判が良くない」という話を聞く。なるほどそういう事が…、アレですよTLで誰もオレの会社での格好良さを知らないみたいなもんで。いやたいていの人はそうだと思うけども。

ま、そういう自分のだらけきった部分をさらけ出すのがTwitterと思ってるので、だから意識高い系とかFaceBookとかと相性悪いんだろうなオレ。

別方面で「GW中は外国人が訪日観光を避けるので、外国人に人気のある観光スポットは軒並み安いから日本人が行くのにちょうど良い」みたいな話が。ニセコもそうなのか…なんか複雑な心境だなコレ。

さて落ち着いた辺りで昨日のディーラーに電話。担当者は予定も大丈夫って事で移動開始。

実はこの時点ではまだ多少気持ちが揺れてたのだが、苗穂駅前辺りですんごいいい天気でしかも桜が咲いてましてね。ここを新車でコーナーを曲がったらそれだけですんごく気持ちいいだろうな…とか思った時点で決めました。契約します。

という訳で新車契約でございます。マツダ ロードスター(ND)のSスペシャルパッケージ。メーカーオプションはセーフティパック(安全装備の諸々)とCD/DVDプレイヤー+シートヒーター。いやCD/DVDプレイヤーは割とどうでも良くて(あれば便利ではあるが)ヒートヒーターが猛烈に欲しかっただけです。色は例の赤メタ、というか選択肢少なすぎ。

[【MAZDA】ロードスター(NDロードスター)|スポーツ – マツダ](http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/)

ディーラーオプションはマツダコネクト用ナビソフトとバックカメラとフロアマットとLEDライト(デイライト)とか。デイライトは見た目も良いんだけど、なにせあの車高の低さだからね、他車からの視認性を上げないと危ないってのは本当ビートの時に実感してるので。安全面には金出しますよ。

さて、なんでロードスターを買ったかと言うとシンプルに「人生で一度はFR車を所有したかった」からです、本当コレだけ。「じゃあ86/BRZの方が一応4人乗れて荷物も積めて良かったのでは」とか言われそうだけど、アレってフロントドラシャを抜いた魔改造インプレッサだしなあ。スバルの4WDを3台乗り継いだ先にそういう代物に乗る気持ちはあんまし無かったのです。魔改造なりによく出来てるけどFR車として見ると素性はあんまし良くないというイメージがどうしても強くて。

んで「冬にFR車なんて大丈夫なんか?」という話。コレは昨年友人の結婚式に参列した際に久々に会った友人から「お前の所の駐車場って屋内なの? じゃあ4WD買う意味ないじゃん」って言われたのが結構響いてまして。いや実際大昔にビートに乗ってた頃にも一番のネックが「雪が降ったら青空駐車場から出るのが大変」って話なのです。それ以外は割と平気だった記憶。

ましてや今は雪の量は年々減ってるし(除雪体制もずいぶん良くなった)、スタッドレスタイヤはものすごい進化を遂げて、ABS・横滑り防止装置・トラクションコントロールシステムの標準装備化で不意に滑ってもリカバリーがラクなのは散々体感してる。まあ車高が低いのでスタックは怖いのだけども、「埋まりそうな道路は極力走らない」「そもそも大雪が降ったら乗らない」という自衛方法でなんとかなるだろうと。

あとJAFも加入しとく、というかディーラーに入っとけと言われました。任意保険のロードサービスはそのへんの自動車工場と契約してるだけだから、やっぱり埋まった時とかの経験値で言えばJAFが桁外れに強いんだとか。さらに調べると最近はTimesがカーシェアを進めてるせいで自宅近くの徒歩圏内にカーシェアが何台かあるのです。なので冬にダメだったらカーシェア会員になろうかと。

そして何より、NDロードスターの幌車が試乗して大変気に入ったという点です。全開で峠を攻めたりしたら不満も出るかもだけど、そんな事はまずしないだろうし、なにより法定速度で普通に走ってるだけで楽しい。コレが重要なんである。安全でなおかつ楽しければ最強じゃんと。

ちなみにRFに試乗した時には仏頂面だったのが、幌車に試乗したらずっと笑ってたとかディーラーの人に言われました。全然気づかなかった。やべえなあ。そういう「笑顔になるクルマ」なんですよ、オレにとって。じゃあ買っちゃおうかと。

最初はNR-Aというワンメイクレースベース車両が「走りだけは凄い良い」らしいのでそれにしようかと思ってたんだけど、コレがまあナビを付けるのにさええらい難儀する仕様でして。まあモタスポ用だから仕方ないんだけど。しかし最廉価グレードのSでも同じ「ナビを付けるのにえらい難儀する」のはどうかと思う。Sでもメーカーオプションでマツダコネクトモデル出せよ。

そんな訳で「法定速度で公道を走っても楽しい」を重要視すると、快適装備は外せないという事でSスペシャルという事になりました。肝心の走りが良くても公道を走るのに我慢を強いられるのでは意味がないし。

…とか書いておいてアレだけど、流石にあらゆる実用性を置いてけぼりにして、なおかつ冬にまともに走れるのかも分からないので(従来のNCまでよりはかなりラクとはディーラーで聞いた)下手したらすぐ手放すかも知れない(汗) まあそれはそれで「一度所有して分かった事」だからいいんだけども。

あと購入したディーラーがちょっと遠いのね、クルマで片道30分ちょい。実は最最寄りのマツダディーラーは徒歩圏内にあるのだが。ただそのかわり、今回お世話になったディーラーはロードスターに関しては札幌で一番台数を売ってるらしいし、工場の設備もいいらしい。マツダの例の赤メタは特殊塗装なので凹んだり傷ついたらパネル交換しか無いと思ってたけど、ここの工場なら板金塗装出来るそうで、ただこの工場以外は無理とも。

まあそんな訳で契約に至ったと。ただ納車はかなり遅いです、最速で盆前くらいになる予定。なんでかと言うとNDロードスターって初夏にMCするんですよ。んで生産が7月から始まるのでオレのクルマも今オーダー入れても7月以降じゃないと生産されないのです。そのかわり現行モデルでつかない装備が色々と付くのです。この辺りの装備が追加されたのも購入の後押しになった。待ち遠しいのう。

そんな訳で色々と書類に書いたり捺印したりして終わり。他にも出す書類はあるけど、それは納車日がもうちょいはっきりしてからという事で。そこのディーラーの支店長に挨拶されて帰ろうと思ったら「成約記念でお米プレゼントがあるんですが、要りますか?」と、あーもらいますもらいます。ゆめぴりかの精米5kg。コレは実家にでも投下しとこう。

こういう新車契約や納車の時に色々と貰うのはディーラー次第である。スバルだと買ったクルマと同じミニカーくれたりして、アレが地道に嬉しかったなあ。BLレガシィGT初期型のアトランティックブルーパールのミニカーとか市販されてないと思うし。

ちょっと疲れたのとお腹が空いたので、東札幌まで出て久々のチャンカレでカツカレー普通盛り。久々に食べると旨いなあコレ。

んで帰る途中で携帯に着信。何かと思ったら自動車ローンの本人確認でありました。早い。ハンズフリーなんで走りながら本人確認をする男。本当にハンズフリーって大丈夫なんだろうか。

最近新型シビックをちょくちょく見かけるようになったけど、流石にデカいだけあって相対的にワイド&ローっぽく見えて格好いいのな。高いけど。

一旦帰宅して一休み。なんか一気に疲れが来た感じ。洗濯ものを取り込んで別の奴を洗濯して、ディーラーで貰った米と長らくキッチンに置きっぱなしだったウィルキンソンのジンジャーエール瓶1ケース分をクルマに積み込んで移動開始。

ウィルキンソンのジンジャーエール瓶1ケースは、色々悩んだ結果実家からクルマで5分くらいの所にある酒屋に投下することに。瓶+ケースの保証金で475円が戻ってきました。「どうやってイオンの中のカルディまで運ぶか」とか考えずに最初っからこうしとけば良かったのな…。

そして実家に米を投下してマッサージ椅子を堪能して晩飯をいただく。ちゃんとクルマを買ったよ報告もしときました。まあ多分実車を見せたらなんか言われる気がしないでもないが、まあオレの買い物だし。

帰宅したがどうにも体調がよろしくない。というか夕方頃からちょっとおかしい。急に冷え込んだせいかなあ。ただ明日も休みかと思うと心穏やかである。体調が良くないのは昨日今日で精神的に疲労したせいなんだろう。多分。

そいやディーラーから姉貴の家がわりと近いので寄れば良かったかなあ、以前実家によく遊びに来ていた飼い犬が寿命的にそろそろ…な話なので。正直ペットを買ったことがないのでこの辺の話に鈍感なのです。なんか申し訳ない。

ちょっと疲れたけど、ある種の満足感も感じつつ就寝。

本日のネタ。映画館がスクリーン+映写機じゃなくて巨大な自発光型スクリーンになるというのか。調整はラクかもなあ、ただ機材の入れ替えに猛烈に金がかかるというデメリットも。

[映写機のない上映システム「LEDシネマスクリーン」 スピルバーグ監督らから批判も|Real Sound|リアルサウンド テック](http://realsound.jp/tech/2018/04/post-188549.html)

どこかで見たような椅子のデザインにサラウンドスピーカー配置。良いお値段だけど一回体験はしてみたいかも。

[Dolby Atmosの11\.2chを理想配置した“チェアースピーカー”。98万円 \- AV Watch](https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1118530.html)

「ガンファイトのプログラマがウエスタンガンを実際には見たことがない」ってな話。オリジナルの「ガンファイト」はTTLロジックで組んでてすごいスピーディなゲームなのに、「ウェスタンガン」がCPUでもっさりとしたゲームになった理由がコレで分かった…。実質別のゲームだよねコレ。

[Interview: Tom McHugh – The History of How We Play](https://thehistoryofhowweplay.wordpress.com/2018/04/03/interview-tom-mchugh/)

[自動車試乗]HONDA S660 α 6MT

S660の試乗が出来るのが札幌で一件しかないのだが、増えそうもないのでわざわざ遠いディーラーまで移動。到着した後はディーラーの人に挨拶してアンケートに記入する、後は待つだけ。

試乗車のS660が戻ってきたので見てみる。おぉ流石に小さくて低い。エンジンルームの中も見られたが、コレはむちゃくちゃ金かかってるクルマだぞ、200万でペイ出来るんかな。雨が振りそうなので屋根付きである。タイヤは標準タイヤすなわち夏タイヤ。というかこのサイズの冬タイヤはまだ市販されてない予感。標準装備のADVAN AD08のタイヤパターンに変な笑いが出る。

そんな事を考えてるうちにオレの試乗の順番が来たので乗り込んでみる。シート低いしサイドシル太くて乗り降りしづらい! いやそりゃそうか。入念にポジションを合わせるが割とすぐ合う。とにかく車内が狭いのでタイト感が半端ない。となりの営業マンが近いw 女性だったらなー。

びっくりする位に超ショートストローク(ゲーセンの筐体よか短い)のシフトを動かして軽いクラッチをミートするとあっさりと動く。さすがにビートほどクラッチミートはシビアではない模様。そして動かしてアクセルを踏んで…ブレーキを踏んで…ステアリングを回して。なんだこれなんだ…、むちゃくちゃ凄いぞ。感動すらしてきた。

見た時に予感はしてたけど、乗ってみて確信した。これはビートの後継車じゃあない。ビートはもっとゆるい乗り物だった。だから気軽だったし未だに現存数が多いのだと思う。しかしS660はガチだ、ガチのスポーツカーだ。NDロードスターと違うベクトルでスポーツカーを真面目にやってるのだコレは。

ボディサイズの小ささと室内の狭さ以外は運転してると軽自動車ということを完全に忘れる。操作感はダイレクト感も滑らかさもある、シフトを入れてクラッチをミートしてアクセルを踏むと即座に車体が反応する。エンジンは流石に軽っぽいけど、ビートよかずっと速い。回した時の音も悪くない。何もかもぴったりきて気持ちいい! ちなみにネタにされがちの後方視界は思ったよりはずっとよく見える。ドアミラーがかなり小さい方が気になるかも。

試乗はあっという間に終わってちょっと放心状態。ここまで試乗でビックリしたクルマは久々だ。この感動、どこかで覚えてると思ったら思ったらGDBインプに初めて乗った時である。あの時も動力性能以前に「クルマはがっちり作るとこうなる」と知って感動したのであった。

それにしても鮮烈な体験だった、本当にショック。ビートの後継車のつもりで行ったら違ったというのは、例えるならスニーカーを買いに行ったらガチのランニングシューズを薦められたけど、試しに履いてみたらその高性能っぷりにスニーカーとの差に愕然とした。という感じ。でも普通の人はスニーカーでいいよな。

ただラゲッジスペースは本当に皆無だ。ちゃんとしたモニタはあるけどスマホの専用アプリと連動させないとナビにもならない。とにかく走り以外の機能がごっそり抜け落ちている。あそこまで「運転すること」以外に割り切ったクルマを出したのが凄い、割り切り方と言ったらアルファC4とかストラトスとかそんなレベルじゃないのかアレは(汗)

あの走りを知ってしまえば価格もむしろ安いと言い切れるけど、絶対的には高価だから正直売れるのかどうかが不安になるくらいで、 いや「軽のスポーツカー!」とかで買う人も居るんだろうけど、正直ここまで気合の入ったスポーツカーってちょっと思い浮かばない。フォロワーさんの言葉を借りると「小さな戦闘機」である、本当にそう思う。

結局「軽枠で作ってみたから面白いものが出来た」ということではビートもS660も同じ気はする。そいやビートはシティコミューターとも呼ばれてたよね、S660はSシリーズを軽枠で真面目に作った奴。だから「ビート」じゃなくて「S」ナンバーが付いたのだ。そこを納得するもんである。ホンダえらい!

[自動車試乗]MAZDA CX-5 XD PROACTIVE 4WD 6AT / CX-3 XD Touring L Package 4WD

最近色々と気になっているマツダで試乗をしてみた。条件は「4WD」「ハッチバックかワゴン」「ガマンしないで済む動力性能」という訳でCX-3/CX-5辺りをターゲットにしてみる。

まずはCX-5、ブレーキでドラポジを合わせてから走り出したら、アクセルペダルがオルガン式なんでドラポジが合わない。何回か調整、ハンドルのチルト・トレスコ調整量がデカイとドラポジも決まりやすい。納得が行ったところで発進。

普通に走りやすいクルマです。結構デカいクルマだが、乗っている分にはあまり大きく感じないし、四隅の見切りもいい。こういうのがいいクルマなのだろう。とにかく嫌な所があまりないという印象。ただアイドリング音は流石にガラガラと煩い。走ってる時にはあまり気にならないけど、ここはディーゼル丸出し。ブレーキを強く踏むとアイドリングストップになるのだが、つい多用したくなる程度に煩い。

道の空いてる所でちと踏み込んでみる。うむ流石にそこそこ速い、でもオレのGRBほどじゃあないのね。怒涛のトルク!とか書いてあるから凄いもんだと思ってたけど、もうちょい走りこめば中低速のトルクが太いことに感激するのかも知れんけども。足回りは当たりは柔らかいけど、そこまでフラットライドでもない。

降りてみたら改めてその巨体に驚く。こんなデカイのを普通のクルマとおなじ感覚で振り回せるんだが結構凄いんだな…。長距離が楽そうな印象ではある。

続いてCX-3、外観は慣れるとかなり格好よく見える。内装も白の革が実にオシャレである。…正直やり過ぎ感も否めないが。この丸型のエアアウトレットが浮いててな。あと流石に幅が狭い。そこは仕方がない。

こっちはなぜかドラポジが合わせづらい。最後まで違和感を感じつつも出発。む、こっちは更にエンジン煩いのな(サウンドスムーサー未装備)、割と元気なエンジンではあるが、この音はちょっと気になるぞ。足回りはリアが明らかにCX-5よりピョコピョコして印象良くない。サイズが小さい分の割を食っている感じがかなりする。

フル加速をしてみたら、やっぱり排気量小さいから音がアレでして。いや必要十分だけどな。

そんな訳でCX-3とCX-5、乗りやすいいいクルマだとは思ったけども、じゃあ凄くいいかと言われたら「ううむ…」と答えるほかない。減点法で言えば減点は少ないので、エクステリア・インテリアで加点と思う人にはいいんだろうなー。

特にCX-5は長く付き合うならいいな、という印象はある。CX-3は格好良いんだけど…なんつうかCX-5に比べて中身がガキっぽいっつうの? とにかくまだ熟成しきってない感じがかなりする。発売遅れたのはセッティングに難航してたんじゃないのかな、多分このリアサスだと劇的に良くなるとも思えないんだけども。

ただ、うちのWRX STI(GRB)に比べてもそこそこカッチリはしてるし(剛性感はGRBより若干落ちる)操作系はスムースだしブレーキの感触はいいし、という感じ。多分世間的にはかなりいいクルマなんだろう。あとフル加速が大したことない件に関しては、うちのGRBがアタマおかしいという事で。S#で踏むと命の危険すら感じるしな。

しかしGRBよりアイドリング音がバカデカイ(特に遮音材が少ないCX-3)のは本当アレだと思います。今どきのディーゼルっつーてもこんなもんなのか? あとガソリンエンジンだと回すと振動が収束されて気持ちよくなるもんだけど、ディーゼルは煩い振動がそのままデカくなるだけ、という印象。エンジンは「扱い易いけどガサツ」な印象だ、特にCX-3はプレミアム性が売りなのに、エンジンは全然プレミアムじゃない感じがとてもする。

ま、今のクルマがGRBじゃなかったらなー。でも今のちょっとアレなスバル車とは十分競合というかむしろ魅力的かも、とか失礼な事を思いつつ見積も出したらGRBの下取り価格が思いの外良くて驚く、いやいや待て。そんな訳でカタログを貰ってディーラーを退散。

…いや、正直言えば最近のマツダ車って絶賛されてるからもうちょっといいもんだとは思ったんだよな。長距離乗れば分かるのかな。

前に載ったマツダ車がすごい古いんだけど、二代目デミオと出たての頃のRX-8、この二台は本当良かった。まだ日記ログも残ってるはず。この時くらいに感動したかったかも。

[試乗]スバル・レヴォーグ特別試乗会

以前申し込んだレヴォーグの特別試乗会が当たったので行ってみた。場所は札幌テルメ…じゃなくてガトーキングダム・サッポロ。すいません札幌テルメ時代に一回行ってそれ以来ですココ。なんか屋内駐車場の屋上、鉄骨+アスベストに見えるが大丈夫なのかアレは(汗

駐車場の端っこでプリクラッシュ体験とパイロンスラロームの体感試乗をやってるらしい。受付を済ませて無料のドリンクを頂いて、休憩所のテントで一休み。なんか家族連れが多くてちょっと肩身が狭い。ナンバーが付いてるレヴォーグは全部群馬ナンバーなんだなコレ。

このテント内にFB20DIT+CVTのカットモデルが置いてあって、、ちゃんとあちこち動いてて面白い。にしてもフロント+センターデフ込みとは言えミッションデカイわ。水平対向は実際の所そんなに重心低くないとか言われてるけど、今時の直4のバカ高さ(今どきのはロングストローク+ヘッドの肥大化でビックリするぞ)を見た後だと「水平対向は重心低いって言っても問題ないんじゃね?」という感じはする。クランクセンターが事実上エンジン+ミッションの重心に来てるし、全ユニットの全高は直4の2/3くらいしかないよコレ。

直4はとかく「高い位置にくそ重いヘッドが付いてる」のが問題なんだから(人にアクセル煽ってもらってヘッドがどのくらい揺れるのか見ましょう)、クランクセンター高で比べられても…、というのが正直な話。いや実際どっちが高いとか低いとかどうでもいいけどさー。

テントの前にはレヴォーグ、BRZ、フォレスターが並んでる。「どれもシャーシは基本同じ」と考えるとすげぇな。BRZの低さが際立って、中身の出来はともかくよくぞまぁ作ったという感想が湧いてくる。レヴォーグは1.6GTだけアルミホイールが違うので見分けつくけど、基本的に1.6と2.0とで外観上の差が全くないのね、エンブレムもない。凄いな。

予定より待たされてちょっとつまんない、小雨も降ってきたし、どうも道路が混んでて、高速道路から前の組が戻って来てない? んでダラダラと待っている間に呼ばれた。

まずはプリクラッシュブレーキ体験。流石にアレなのでコレは同乗体験。助手席に乗って運転手が50km/hまで速度を上げて…って50km/h?!(汗) 念のため運転手がブレーキの上に足を置いてあるのを確認するw 「ピピピ」警告音の後に「ピー!」というブザーと同時にめっちゃフルブレーキング、マジでABS効く寸前。おぉ目標より手前にちゃんと止まってる…。すげぇわコレ。冬になったらとまんないと思うがw それはそれで仕方がない。他社の30km/h以下でしか効かない奴とかゴミに見えるぞ。

次にパイロン試乗。一回同乗試乗してコースを覚えて、その後に1.6GTと2.0GTとでそれぞれ一周ずつさせて貰える。なんと同乗者なしだから太っ腹である。しかし1.6GTだとなんか…パワーオンに対するトルクのつきが良くなくてタイミングバラバラで全然走れない(汗) あとハンドルがD形状なんだけど、ハンドルを一杯回すとやっぱり不満出るなぁコレ、別に乗り降りに支障もないんだから円形状にしようよ。

その後に2.0GTに乗り換え。こっちのがやっぱパワーあるね。そしてこっちのがトルクの付き方が自分好み、というか慣れてる感じがして全然スムースに走れるのであった。1.6GTはトルクもそうだけど、CVT滑ってるかもしれない。普通に走ってたら気にならないとは思うが。

ここまで終わったらちょうど前の組が高速道路試乗から戻ってきたということで、こっちも高速。っつーてもここから高速道路って遠いのでどこに行くかと思ったら手稲ICから札幌西ICの折り返しとか。また難儀な。

ここでEyeSight3.0の本領発揮でございます。普通に走って前車をロックオンしたら完全追従モード。アクセルとブレーキを何もしなくても実にスムースに加減速します。前のクルマが横から入ってきても自動的にロックオン対象が切り替わる。信号待ちで停止したらロックオンが外れるけど、信号が青になった後にアクセル踏むか、ロックオンスイッチを押せば再び自動追従する。つまり前にクルマが走ってるかぎり、こちらはアクセルもブレーキも何もしなくていい、なんだこの未来感覚(汗

高速道路に入ったらさらに凄い度が加速。一定の速度以上になると、こんどはステアリングアシストまで入る。ハンドルに軽く手を添えると、白線に沿って自動的に曲がるのが分かる。わーなんだこれ! 慣れるまで気持ちわるいけど、慣れるとすごい楽。未来カー感覚すげぇ。

EyeSight3.0は「ここまで機械がアシスト」「ここから人間がやる」の境目が割と分かりやすくて良い実装だと思う。前車ロックオンして交差点で曲がらなければ手元スイッチだけで延々と走れるとか、正直自分の想像の先を行ってた(汗) しかもアクセルもブレーキも超スムースです、正直これより運転下手な人は一杯居ると思うぞ、具体的にはうちの兄貴とか。少なくとも下手に疲れて集中力を失った大多数のドライバーよか確実に安全な気すらしてくる。

そんな訳で折り返して無事クルマを返却。おみやげにミニカーとかカタログを貰って試乗終了。いや面白かった、正確にはクルマよりEyeSightのが面白かった試乗であった、もはや「EyeSightさん」とか敬称付けて呼びたいw

ここまでレヴォーグ本体の感想一件も書いて無いことに気づいたが、あんまし問題はあるまい…。やっとフロント回りの剛性がまともになった感が。あれでセダンボディ+補強ならSTIはかなりいいんじゃないのかな。あと結構小回り効く印象。1.6GTで街乗り+高速道路を走った感じは凄く乗りやすい。ただし乗り心地イマイチ(1.6GT-Sや2.0GTだとかなりいいらしい)、あとリアの剛性はやっぱりつらくて、大きな段差だとドラミング出るね。ワゴンだから仕方がないか。

内装はスバルにしてはかなり頑張った感。少なくとも86/BRZよかずっと良い。操作性もかなりいい。ウィンカーレバーのタッチとか凄くいいんだけど、あれ現行インプレッサからなのかな? こういう所に力を入れてるのは評価したい。前述したけどハンドルのDステアはやっぱダメ。1.6GTは力不足な感じが否めないけど、レギュラー仕様ならまぁ許せるか。86/BRZみたいな不快な吸気音チューニングも無くて安心。

EyeSightも合わせて、とにかく楽なクルマという印象。カーゴルームもトノカバーが床下に収納出来たり、フックがいっぱい付いてたり。後席中央用のシートベルトアンカーが天井から出てるとか本当頑張ってるのな。その分高いけど、そのだけの価値はあると思う。

ちなみによく言われる「ラブホの入り口でEyeSight反応して入れない」とか「ゾンビに襲われて(略」は、EyeSightって切れますからね。パニクってたらアレかもしれんが「どうしようもない」ことにはならんです。

知り合いがベンツの自動操縦システムが関西の高速で使い物にならない、って言ってたけど、そもそも関西も関東も「速度出してないのにブレーキ踏まないと曲がれない高速道路」という代物なのでそこはEyeSightだとどうなるのかな。北海道だと料金所やジャンクションにでも入らない限りまずブレーキなんていらないのだけども。

そんな訳でレヴォーグについてはよく分からんかったけど(そもそも20km程度の試乗で分かる所なんて少ない)、EyeSight3.0に関してはべた褒めな気分だ。うちのクルマ、次の次の車検(つまりあと3年)までは乗ると思うんだけど、その頃にはAT+EyeSightでいいかもなー。

貰ったミニカー、今度は「ぶつからない」だけじゃなくて「黒線の上をはみ出さない」になってて芸細かいw

[試乗記]フィアット500ツインエア(5MT/デュアロジック)

フィアット500、デビューから7年(プラットフォームは2003年デビューの二代目パンダ)という事もあって、やっぱりちょっと中身に古臭さを感じる。だがそれがどうしたと言わんばかりの外装と内装はやっぱいい。個人的に街で見る度に「あれに乗りたい」と思えるクルマは現状コレしかない。

そんなクルマにようやく5MTモデルがカタログ入りしてたのを知ったのは割と最近。調べたら札幌にも試乗車がある。今のGRBを買う前にも購入候補に上がってて、でも1.4Popとデュアロジックがどうしてもダメだったので諦めたんだよなー。買い換えるという勢いではないが、何かあったら最有力買い替え候補になるかも、という気分でディーラーに試乗予約をしてみた。

ディーラーに来たら担当の人が来ない、とりあえず試乗車の500Sは来たので、担当じゃない別のディーラーの人と乗ってみる。う、ドラポジ合わねえ。足を合わせると手が届かん、テレスコピックも無い。予想してたとおり3ペダルだと足元が狭い。今は夏靴だからまだいいけど、冬靴だとちと厳しいかもなー。とか思いつつ発進。低速トルクは普通にある&車重軽いのでクラッチミートは楽。

そして試乗ルートはGWなんで激混み、そして訳の分からない動きをするクルマでてんこ盛り。なので直線でちょっと踏めるというだけでシャーシの素性は正直良くわからん。しかしこのエンジンは凄く良い。乗りやすいし。悪く言えば思ったよりセンセーショナルではない、高回転型でもないけど、回した時に激しすぎない自己主張が良い。

まずは500S(MTモデル)の所感。正直右ハンドルで3ペダルはレイアウト的にキッツい、でも初代パンダほど絶望的でもない(あれは本当に凄かった)肝心のツインエアエンジンはアイドリングではびっくりするほど静か、正直GRBのEJ20Tのが揺れる始末。その代わりディーラーの人曰く、エンジンマウントの負担がデカイらしい。そこだけはウィークポイントかも。

ツインエアエンジンは低回転型の実用型。そんな訳なのかボケっとしてるとターボ付いてる気が全くしない。注意してると確かに1000~2000rpmの間にトルクが持ち上がってるのが分かるけど、加給が控えめなのかやっぱりターボって気はしない。音が昔のフィアットツインそっくりにしてあって笑える。あそこまで振動は酷くないけども。

戻ってきたらちょうど本来の担当者が来たので色々と会話。ふと気になった事があって、ツインエアのデュアロジック試乗車があるかと聞いたらあるというのでそっちも乗せて貰う。こっちの担当者は空いてる道路を選んでくれたりして好印象。

そしてツインエアのデュアロジック車は凄く良い感じでありました。デュアロジックの相性という点では昔試乗した1.4popよりずっと良い。相変わらずシフト変換プログラムの頭は悪いけど、慣れればすぐに合わせられる。AUTOモードでもシフト段数が表示されるのだが、想像以上にシフトを上げないのが印象的。この手のロボMTは燃費を稼ぐためにどんどんシフトアップする印象なんだけど、こっちは40km/h位で流れに巻き込まれてると3速位で固定される。これで燃費いいのか…。

ツインエアエンジンを全開にすると不便にならない位には速い。「こんだけ走れば十分かなー」と思ったオレは、加速基準が既にGRBなので全然アテにならない(汗) ブレーキがちょっとガックン気味なのは気になる。ひょっとしてマスターシリンダー位置が左ハンドルと共通なんだろうか、見るの忘れてた。

ふと気になってディーラーの人に確認したらデュアロジックはマニュアルモード回してレブリミットにあたっても勝手にシフトアップしない(するのが普通)、回転落ちたら流石にシフトダウンはするけども。シフトはセレクターレバーだけど、引っ張り方向でシフトアップなのもあってかなり印象が良い。

ただしアイドリングストップモードONにすると停止状態でブレーキ踏みっぱなしだとすぐエンジンが切れて、ブレーキから足を離すとエンジンがかかる。これが坂道発進だとちょっと問題になる。

具体的にはヒルストップ機能がかからない程度のゆるい上り坂でエンジンが止まると、ブレーキから足を離してエンジンかかるまでの間にクルマが後ろに落ちちゃって結構怖い。サイドブレーキを使えばいいんだが(マニュアルと違ってクラッチもないから簡単)、これは知らない人だとパニックになる気がするなー。試乗でも一回あったのだが、事前に「サイド使う」と聞いてなかったらオレもパニックになりそう。

他にもデュアロジックは色々クセがあるらしいのだが、それをひっくるめて味わい深いし、十分面白いと思う。

あと500Sはバンパーが妙にやる気だしてるデザインでアレだし、色も地味な四色しか選べないし(白があるのが救いか) 買うなら色が豊富なツインエアのPOPでいいんじゃないかなー、という結論。

500Sで一番納得いかんのがハンドルがD形状な事。レバー比がクイックになってるわけじゃないので結構回す必要があるのに、それを円形状にしないでどうするんだと問い詰めたい。新型インプWRXもD形状でそこはかなり心配である。もっともあちらはその気になれば持ち替え要らないくらいにはクイックだけど。

試乗後はエンジンルームも見せてもらう。肝心のエンジンはガッツリとカバーが付いててよく分からず。ただ昔1.4Popを見た時に気になったバッテリーのサイズは普通になってた。なんでかと思ったら「アイドリングストップ機能のため」だそうな。なんという本末転倒感。

そんな訳でフィアット500Sツインエアのデュアロジック、今乗ってるGRBから積極的に乗り換えるまでは行かないけど、きっとまた街で見たら「あれ欲しいな」という気分はもっと大きくなってる気がする。大丈夫かオレw

[車]スバルBRZを試乗して思った事とかつらつらと

こないだ珍しく平日に休みが取れたので、スバルディーラーまで行ってBRZを試乗してきた。以前聞いた話では「札幌周辺に一台しか無いので平日は本店に置いて、土日は各地ディーラーをドサ回り」という事だったので、せっかくなので試乗の予約までしちゃったよ。実際には当日会社に呼び出された訳だが試乗は出来たのでもういいです。

用意されたBRZはブラックのタイプR 6MTモデル エアロパッケージ付き、ちょうど真ん中のグレードである。見た目としては低くて小さくて、スポーツカーらしいとは思うが、エクステリアがシンプルすぎて正直パッとしないという感じか。

とりあえずドアを開ける。おぉピラーレスドア! BLレガシィ、GDインプと乗り継いできた身としては正直懐かしい、正直現状でもピラーレスに戻して欲しい人なのでちょっといいなぁと思った。プレスドアの方が雨の時とか色々便利なのは分かるんだけど。ピラーレスはピラーレスでガラスを降ろしたら乗り降りがしやすいという利点もあるし。

内装は正直安っぽい。特にハザードランプ回りは展示されてた試作車で「流石にココは直るよね」と思ってた部分がそのままだったのでかなりアレだ。MCで手が入らないかアレ。操作系は悪くないので改善を切に求む。

んでクラッチペダルを軸にして(クラッチペダルを踏み切って足が伸びきるようにするのが正しいドラポジ)きっちりとシート合わせ。調整量はシート側もハンドル側もたっぷりあるので合わせやすい。最後にミラーを合わせてクラッチミート…って乗りやす! 低速トルクは十分あるし、クラッチは扱い易いし、そこそこ軽いのでクラッチミートに関しては全く神経質な所なし。

そして軽く走る。試乗車ですしー、公道ですしー。そんな事で普通におとなしく走ってましたよ。残念ながら試乗コースは短いし、信号のタイミングが悪いので「交差点で曲がる所は全部赤信号」という運の悪さ。そんな訳でほとんど何も分からない。

しかし言えることは「すんごく乗りやすい」辺り。特にクラッチの扱い易さは突出してて、極低速から中速にかけてトルクが想像以上に太い事、車体が軽い事、FRなんで駆動系のフリクションロスが少ない事も手伝ってか…正直自分のWRX STI(GRBC)よりずっと乗りやすい。あと乗り心地もかなり良い。

極々一部で言われてるクラッチペダルの問題に関しては全然問題を感じなかったし、メーカー広告が関係しないであろう海外レビュー含めて問題にしている記事を見たことが無かったので問題ないんだろう、ただ個体差で踏み始めと踏み終わりで音が鳴る奴はあるみたい。

ただエンジンはあんまし回りたがらない感じ。低中速トルクが太いからそこまで回さなくても十分速い。少なくとも街乗りであればちょいとアクセルを踏めば必要十分な追い越し加速は得られる、それこそレスポンスいいからオレの車より楽。逆に回そうとすると吸排気音が変わって(そういう仕組が付いてる)あんまし良い気分になれない。山道でガンガン回してやったら気分も変わるんだろうか。

それにしても運転してて本当にキレイな車の動き。ハンドルに対するリニアリティというのだろうか。ステアリングを切ったらキレイに回るというのが本当に気持ち良い。電動パワステなんだが、ここまで来るともう「電動じゃないパワステなんてエンジンパワー食われて燃費も落ちるから悪だよね!」の世界である。ちょっと前までは「電動パワステなんてナンセンス!」だったのだが、技術ってのはこういうもんだ。

ちょっと戸惑ったのがブレーキで、正直オーバーアシストな感じがする。別にコントロール出来ない訳じゃないので単に慣れ。それで一回ブレーキの時に強めに踏んじゃったらリアからアッサリとスキール音が出てちょっと驚いた。タイヤはミシュラン・プレマシーHP(現行プリウスと同じ!)だが、このタイヤ自体は決してハイグリップタイヤでは無さそう。タイヤ自体のお値段は結構します、ミシュランだし。

それでも走っていて物凄く安心感はあった。いや正確に言うとFRだしコーナーリング中にアクセル全開にしたらヤバイよね!的な怖さはあるんだけど、そんな事しなきゃガッシリとド安定。そんな中、ちょっと強めにブレーキ踏んだらタイヤが鳴ったので驚いたみたいな。

という訳であっという間に試乗おしまい。つまりBRZは普通に乗る分には凄く乗りやすくて、乗り心地も良い。燃費計をチェックしたら走行距離3,000km。ガソリン残りタンク1/3位で平均燃費が8.7km/lと出た。試乗車の燃費がどんだけ悪いかを知ってれば、この数値はかなりいい線だろう。少なくとも普通に使って10km/lは楽に出せると思う。

素人が普通の試乗コースを走った所ではこの程度しか分からない。え、滑らせたりしないのかって? そんな危ない事公道で、しかも試乗車で出来る訳ないやーん。

その昔、アルテッツァが出た時にみんなでウキウキして試乗しに言ったら「動力性能最低」「乗り心地最低」でガッカリしたのを思い出した。アレに比べたら遥かに素晴らしいですよBRZ。アルテッツァもMCを繰り返してまともになったみたいな話は聞くけど。

試乗した後にエンジンルームを何も言ってないのに見せてくれたが、結構スッカスカで驚く。そもそもフロントストラットとバルクヘッドの隙間に普通サイズ(スバルの普通サイズだから大きめといも言う)のバッテリーが鎮座する辺りで察しろ。エンジンはその気になればもっと後退&下げる事は出来たような気はする。気がするだけで実際にやるとなると色々大変なのは伺える。

荷物もそこそこ積めそうで良い感じ、問題は着座位置が低すぎる事。いや一人で走ってる分には別にいいんだけど、アレ着座位置を下げるためにシートレールをアンダーフロアに直溶接するという荒業使ってるのね。おかげでシートの下に隙間がほとんどない。ただでさえ狭いリアシートで「前シート下に靴を入れる」ことすら不可能。事実上2シーター、後ろは横座りなり胡座とかすれば座れない事もないけど、その場合最大乗車人数3人とすべきなのかどうか(汗

さてそんなBRZ、国内の評価ではなんか「今このご時世に出しただけ偉い」みたいな風潮になってる。むしろベタボメしてるのは海外のレビューだったりします。いや本当海外だと雑誌公式でも個人サイトでも絶賛する声が多い。TopGearがどう評価するかは興味深いな、次シーズンは来年らしいからしばらく待たないとダメだが。

なんでそんな事になってるかと言うと、素人考えでは「普通に走らせてる状態では何もドラマチックな事は起こらない」からじゃないかなーと。そのかわり凄く真面目に作ってありますよ、ちゃんと乗る人が乗れば「コレは凄くきちんとした車です」と分かる出来だと思う。という訳で「いつもの山坂道」とかで思う存分走らせてみたい気分はかなりある。相当踏めるだろうから楽しいんじゃないかなー。自分の車だと先に人間がヘバりますからね。ええ。

あと国内でやや否定的な意見を言う人に、何故かロードスターオーナーが多い気がするのは…どうなんだろ。「街乗りだとロードスターの方が楽しい」と言うけど、ぶっちゃけて言うとロードスターはNAの1.8Lモデルしか乗ったことないのでなんとも言えない。NA1.8はディーラーで試乗車を乗ったんだけど(つまりは吊るしの状態ってことだ)、正直怖かった。「人馬一体」というロゴが当時出てたけど、それで言えば「馬の動きに全然ついていけないヘボ騎手」みたいなのがオレだから怖いねそりゃ。それ以前にブレーキが効かなくてね…。

今思うと、物凄く自分の操作にプリミティブな車だったんだと思う、ブレーキはやっぱりどうかと思うくらい効かなかったけど。アレを乗りこなせたら楽しいのだろうが、「ドライバーに全てを託す」という基本思想は当時既に古くなりつつあった…ような気もする。NB/NCは乗ってないけど、もしオレが乗って「普通になった」と思ったら、それは何かを失ったのか、逆に足りなかった何かを得ているのかが問題だろう。多分両方な気がする。

さて「マガジンX」という老舗自動車雑誌がある。今月号をちと立ち読みしたら太田哲也氏のエッセイと「ざ・総括」の両方でBRZを取り上げていた。それがちょっと面白かった。

太田哲也氏の評では「BRZはとても良く出来ているが、昔のちょっとした操作ですぐリアがブレークするAE86と違ってBRZはとても安定していて、自分が振り回すには相当スピードレンジを上げなければならない。車の進化としては正しいが、今の時代のスポーツカーを定義するのは非常に難しい」というのが大体の(オレがまとめた)粗筋。

それにたいして「ざ・総括」では「リアのスタビリティが低すぎる、フロントのサスストロークも不足してる」と、これだけ見たら機械的な解釈は正しいけど、リアがブレークするのは単に運転が下手なだけにも見えるな、実際そうなんだろうけども。「エンジン搭載位置はもっと後ろに、下に出来る」とかはまだ分かるけど、「エンジン下にデフ入れれば4WDに出来る」とか「ミッションはDCTにしろよ」とかもう何を言ってるのか分からない状態であった。今時あんな文章でお金もらえるんだー、すごいね。いや未だにアルテッツァの6MTのケーシングを流用してる(ので妙にデカイ)のはたしかにどうかとは思うけど。

ちなみにBRZ、聞いた話だと一番上のグレードが一番売れてるそうで、まぁそりゃそうだろうと。やっぱりそれなりにお金持ってる中年がガッツリ買ってる訳で、若い人はそういう人がすぐ飽きて放出した中古車をおとなしく待つほうが正しい。というかメーカーもそこまで発売前にちゃんと流れを読んでるから。

ただ「北海道の冬でまともに走れるかどうか」はディーラーの人も相当気にしていた模様。最近だとRX-8とか割とフツーに走ってるので、青空駐車じゃなきゃそんなに苦労はせんと思うのだけどね…。スノーヘルパーだって乗せるスペースあるし。

にしてもここ最近、暇つぶしに自動車雑誌をちょろっと読んだら文章がひどいことひどいこと。例えばトヨタのアクアに対して「コミコミの値段はプリウスとそんなに変わらないから、それなら広くて便利なプリウスの勝利!」とかドヤ顔で言うわけです。いやアクアを買う人ってのは「コンパクトカーであること」に金出してるんだよ、あれちゃんと5ナンバーだし、日本のちょっと古い建物だとガレージが5ナンバー前提でプリウス買えない人もそこそこ居るわけだ。道路だって狭いし。

実際メーカーとしても「アクアは割高な車で、ハイブリッドシステムの元を取るには10年位必要」と認めている。それを承知で売りだして、実際に売れてる。実際の燃費がどんだけかは知らんが。走りは意外に悪くないっぽいのでちょっと乗ってみたい。

兄貴のデミオ・スカイアクティブは通勤でリッター20km/l近く出るらしい。ただ聞いたら「ドンと加速してあとは慣性で走る」とか、本当にエコランやらないとそこまで出ないっぽい。それが正しいかどうかは分かりかねる。ちなみに任意保険は入ってるけど車両保険は入ってないって事でオレは乗せてもらってない、乗るつもりもない。

物凄く支離滅裂な話になってきたが、「好き勝手に運転して死ぬほど楽しくて燃費のいい車」なんてそうそう無いって事ですかね、つまりは。あとこないだのプロボックスの件も別エントリに分割しとこう。

[車]偉大だったカローラ・バンと過大評価されすぎなプロボックス

仕事中にもちょっとネタになったのだが、とかく最近の自動車評論家がトヨタ・プロボックスを褒める理由が良くわからない。大分前に仕事で乗って、その時には評論家スジから「凄くイイ」とか言われて乗ってみたら「アレ?アレ?」みたいな状態だったし。積載量は確かに物凄いんだけども、それ以外はどう考えても先代にあたるカローラバンの方がずっとイイ。

で、他の会社に勤めている友人とかTwitterのTLで聞いても、実際に乗ってみた人は大抵同意見でちょっと安心。これは「プロボックスがダメ」ではなくて(実はオレが乗るとドラポジが取れないので個人的にはダメなんだけども)、「先代カローラバンが偉大すぎる」という結論に。ADバンやランサーバンとか論外。ホンダのパートナーは割と良かったみたいなんだけど、アレももう生産してないんだよね。

とかくカローラバン、凄く普通に乗れて疲れないのが凄く良かった。前の職場では「札幌から釧路に行って仕事してその日に帰って来る」とか楽勝でこなしてたし。ただラゲッジスペースはやっぱちょっぴり厳しかったみたいね。その代わり後席でも全然問題なかった。ADバンの後席とかツラかったし。ただ首都圏とかだとチマチマ移動して乗り降りして…という使い方になるから、イメージ代わるのかな。とにかくカローラバンはロングツアラーとしては凄く良かった。

トヨタはこういった商用車だと凄くいいのがあるから侮れない(商用のハイエースとかな)。乗用車でもたまに凄くいいのが出たりするが、そういうのに限って割と早く生産が終わったりする罠。近年だとファンカーゴとかね、あれは初代ヴィッツベースとしてはすごく出来が良くて、長く作るべきじゃなかったのかと今でも思う。

自動車評論家の方々にはこういった事も踏まえてほしいな、とはちょっと思った。MTの軽トラとかはもう必須条件だろうw スバルの辰巳氏が「サンバーの荷台も取っ払うとさらに素晴らしくなる」と言ってたらしいが、一回乗りたいw