2008/12/18(木)の日常

ちょっと寝坊気味、最近夜更かししすぎだオレ。寝る前に呼んでる「電子音楽inジャパン」が面白くてなー、ようやくP-MODEL、ヒカシュー、プラスチックス、YMOが出てきた辺り。この時点で既に半分越していたりする。

仕事はユルユルと。ようやく来週辺りからマジメに金になる仕事が始まりそうか? っつーても来週は祝日もあるから事実上年明けから開発開始な予感。

帰りにコンビニでヤフオク発送用にエクスパック500を購入する。何回か使った事はあって「持ち帰りに結構難儀する結構でかい厚紙封筒」というイメージがあったけど、手持ちのマンハッタンパッセージ#2190だと軽々と入っちゃう。やっぱA4より一回りでかいサイズを選んで正解だ。鞄自体はそんなにでかく感じないし、それでいて軽いし。

帰宅後はブツをエクスパック500に梱包して鞄に突っ込んでおく。厚みがあるのでポストに入らないため、明朝の出勤時にコンビニで発送して貰う事にする。思ったより梱包サイズが大きくなったがそれでも鞄の容量は全然余裕。良い感じ。

その後は現在修理のため試験中のブツに対して「softoscillo2」なるソフトで出力波形を観測してみる。単にオーディオカードからの入力を使ってオシロスコープにするだけのソフトなんだが、シンプルな作りで判りやすいのがいい。ブツは会社でトラ技を購読してるのでバックナンバーからフリー版を拝借。

…これ面白いなぁ、今時のPCだとリアルタイムでFFTアナライザまで出来ちゃうのがたまらん。鋸波を入れてFFTアナライズすると基音に対する整数倍の正弦波のかたまりで出来てる、とかがリアルタイムで判ってしまう、良い時代だ。そのうち手持ちのシンセの波形観測とかやってみよう。

さて修理開始、まずはおそらく残容量も少ない古いタブ付きリチウムボタン電池を電池ホルダに交換する事から開始。ボードに付いてるコネクタが死ぬほど多くて、そっちを抜く方がよっぽど大変。コネクタの固定用爪を一個折っちゃったし。やっぱりプラ部分は経年劣化しやすい。鉄錆よりはマシか?

元の電池をサクッと取り外して電池ホルダを付ける。…ってピッチが微妙に合わない。電池の型番はCR2032(つまり直径20mmの厚さ3.2mm)で電池ホルダのリードも20mmピッチなのだが、元から付いてたタブが何故か21mmピッチであった、このタブって手作業で付けてるっぽいなー。仕方ないので電池ホルダの足をちょっと広げて基板に差し込み半田でむりやり固定。こういう時のために固定用シリコーンが欲しいと思うオレ。

ちなみに電池への直接半田付けは絶対避ける事。熱を入れすぎると最悪電池が破裂する、というか昔某科学館の工作教室で隣の奴がマンガン乾電池を見事爆発させた事があってですな…、今思うと小学生にそんな事やらせるなって感じだが。ちなみに熱を入れた時点で電池容量が減ったりもするので、結局電池ボックスなりホルダなりタブ付き電池なりを使用するのが絶対条件。

さて電池を交換したのでバックアップメモリが飛んだが、以前のメモリ内容はちょっと前にWAVファイルで保存してあるので(テープI/F世代の機械です)これを再生して流し込み無事メモリ内容の復帰完了。本当はもっと容量のでかいタブ付き電池でいいような気もするのだが(CR2032でも20年位持つっぽいので)、札幌じゃ売って無さそう。まぁCR2032は非常にポピュラーな型番なので20年後も多分手に入るとは思う。

ついでにICチップもちょっと前に発注した代替品が先日ベルギーから無事届いたので(ちょうどユーロが底値の時に買えて良かった)こっちも一気に交換しちゃう事にする。チップはちょっと前に丸ピンICソケットにしてあるから簡単に交換可能、なのでオリジナルのチップをサクッと抜いて交換。

…って代替チップが刺さらねえ(汗、よく見るとピン足が平形、そりゃ丸ピンソケットに刺さらないよな…。板バネ式のソケットなら入ると思うが、あれはあれで経年劣化で接触不良を起こしやすいし。丸ピンのも挿抜耐久回数があんまし多くないって話もあるけど。

ひとまず諦めようと思ったのだが、何故かやる気だけはあったので(この時点でかなり間違ってる)急遽ICソケットを抜いて代替チップを直接基板に半田付けすることにする。スルーホール基板だけどチップを抜くのは前回やったら簡単だったのでそう時間はかからんだろ。

…とか思ってたら二箇所のソケットが全然抜けなくて難儀する(汗)チップだと足がバラバラに動くので足単位で固着してる箇所を特定出来たから外しやすかったんだけど、ICソケットだとソケット毎じゃないと動かないからどこかで半田が残ってると全部動かなくなってどこが固着してるんだか判らない罠。泣きそうになりつつ呼び半田して半田吸い取って…の繰り返し。あぁどんどんランドにダメージが(汗) 今思うとハンダブリッジで取った方が良かった気もするが、あれも結構ランドにダメージ与えるしなぁ…。

ここら辺でWOWOWで映画「SS」が始まったのでBGV代わりに流す。原作の雰囲気まるで無し、もっとも原作のあの雰囲気を映画という短い尺でやろうとするのがそもそもの間違いだと思うのだが。もう原作が「SS」である必要すら無いよなコレ。

何回かのチャレンジの後にようやっとICソケットが外れた。その代償として半田面のランドが一部悲惨な事に…。部品実装面から見たらスルーホール自体は全部生きてるので半田さえ流れれば大丈夫ぽいんだけど、なんつーか「もうこの基板はダメかもなー」という気分すら。

もうジャンクを安く買って基板だけ抜き取るかな、とか思いつつも何故か代替チップを差し込んで半田付けしようとしているオレ。なんというかこの性格は本当にちょっとアレだなと自分でも思う。もう深夜なのにやらないと気が済まない、というか多分眠れない。

結局半田付けしてしまう、そして起動。おぉなんか一応動いてる。しかしランドにダメージを与えてしまった二箇所のうち一箇所が正常に動作してない。かなり泣きそう。というか見た目でダメージの酷かった方が動いてるのがイマイチ納得いかんのですが。逆に言えばなんとかなる可能性は高いのかなコレ。

サービスマニュアルを引っ張り出して回路図を見ながらテスターで不良箇所のチェック。スルーホールと言っても単なる両面基板なんでどこかで切れててもジャンパ飛ばせばなんとかなるだろう、多分。

で、ダメージを与えたランドから伸びてるパターンが見事に切れてるのを一箇所発見。あーあ。幸い最寄りのランドへの距離は非常に近いのでジャンパを飛ばすのは楽、というか2mmもない位に近すぎて逆に作業しづらそう、スズメッキ線で飛ばすしかないか。

その他にダメな部分が無いかチェックしようと思ったが、時は既に深夜3時前。もう眠くて瞼が重たいから正常な判断を下せる自信がない。明日にでも回路図を見直して、配線を徹底的にチェックして直そう。それでダメなら基板をジャンクから調達すると。直る事を切に祈る。

そんな訳で後片付けだけして就寝、あまりに眠いので多分速攻で熟睡モードに入るから多分明日の朝は大丈夫。5時間も熟睡すれば仕事に支障はほぼ無いので。あ、今日はWWW巡回するの忘れてた、別にいいか…。

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