ディーラーの人から「9/15,16はCX-60の試乗車が来ます、枠も空いてますのでどうぞ!」って言われて9/16に二回目の試乗をしてみた、前回の試乗とは別の店舗。
試乗車はXD-HYBRID(現時点はこのグレードしか生産してない)の「Exclusive Sports」、つまりは「黒革内装」の奴。これはまあ普通かな。ボディカラーはプラチナクォーツメタリック、最近マツダで一押しのボディカラーらしい、良い感じ。
サクサクとドラポジを合わせて発進。以前と比べて発進時のトルクが薄く感じる? 後で気づいたけどMHVの駆動用バッテリーがほとんど空だったっぽい、そのせいか信号待ちでもほぼアイドリングストップせず、一回止まったけどすぐ再始動してしまった、「アイドリングストップからの発進でエンジンの振動が気になる」って話だから確かめたかったんだが。
今日は慣れてる試乗コース、かつ道路が混んでる&路面状態が良くないので粗が出てくる。特にリアサスからやたらカタカタ言うのが気になる、確かにコレは「リアが固い」とか言われても仕方がないかもなあ。ただその一方で頭はあんまし揺れない、マツダ3が出た時も「リアサスが固い」って言われたけど、実際には「確かにアレだが頭だけは揺れない」って事があって、あれにそっくり。個人的には頭が揺さぶられる系よりよっぽどマシだと思う、けど他の人がそう言うかは知らない。
後で自分のCX-5で同じコースを回ってみたけど、CX-5だとカタカタ言わない代わりに結構頭が揺さぶられる、特に横方向がつらい。どっちもどっちという感じ。
8速トルコンレスATもちょっと変速ショックが気になるところがある。具体的には信号待ちへの停止時に1,2速でちょっとしたショックが出る。これも「トルコンのズルズル感を取るか、トルコンレスのダイレクト感を取るか」って話だと思う。ただ運転手以外だとトルコンスリップってほとんど分からんだろうからなあ。個人的にはトルコンスリップってすげえ嫌なんだけども。
そんな訳で初回の印象より正直良くはない、タイヤ空気圧とか見れば違うのかもだがそこまでするのもアレだし。
ただ異様にどっしりした乗り味は健在、ハンドルの中立の正確さ、そして何よりアクセルを開けた時の挙動が気持ちいい。「アンダーパスかつコーナー」というどうかしている部分が試乗コースにあるのだが、ここを通った時の気持ちよさは最重量級なのに歴代マツダ車の中でもトップクラスだと思う、むろんNDロードスター含めてだ。交差点でアクセルを開けていくとリアからスリップアングルが付いてくるのも本当気持ちいい。
こう書くと「タイヤがスライドする領域でもない限りFFとかFRとか分からんだろ」とか言われそうなんだが、いや別に交差点を20km/hで曲がって、そこからじわじわと交差点の立ち上がりで常識の範囲内で踏んでも全然分かるよ?
そんな訳で前回と印象がだいぶん違った、ほとんど新規設計なんで生産時の個体差が大きい可能性もあるのかなと。このクルマ、ダメなところだけ言えば確かに酷評になるかもな。とは思う。あと前回ブレーキの時に回生ブレーキっぽい振動が来るのが気になったけど、今回はほとんど気にならなかった。振動は皆無ではなかったけども。
その日はコレでおしまい、次の9/17にアクセス札幌で北海道マツダの展示会があるので見に行く。他のボディカラーとか内装を見に来たのです。
ようやく「Premium Sports」グレードとご対面。例の「タン革内装」である。個人的な印象は「イタ車」っぽいなと。
ただ黒基調な内装は恰好は良いけどやっぱり暗く感じる、自分で選ぶなら圧倒的に「Premium Modern」だよなあ。白内装素敵。
ボディカラーは全部見たけど「マシーングレーププレミアムメタリック」が一番好み、引き締まって小さく見える。一時期欧州車で流行った艶無しグレーの上からクリアを吹いたみたいな色。
で、結局のところ「欲しい内装はExclusive Mode以上」でそれだと予算オーバーというオチ。でもマイルドハイブリッド無しの6気筒ディーゼル「XD」と4気筒ガソリンの「25S」は試乗車が来たら乗りに行きます。っつーても真冬だからどうなるのか。