遅まきながら、ようやくサーバ側PCに「Windows Media Connect」+XBOX360用パッチをインストール。これを使うのがサーバ側PCのOSをXP対応にした理由(Win2kだとインストール不可)なのだね。これを使うとPC側にあるXBOX360で再生可能なファイルがLAN経由でXBOX360上で再生可能になるソフトである、ちなみに初代XBOXの時も似たような奴があったのだが、この時もサーバ側ソフトがXP専用で使えなかったんだよな…。
開けるポート番号の一覧とかもMSのサイトで調べれば判るから、FWの設定もどうにかなるだろー。と思っていたら何もしなくてもあっさりと繋がって拍子抜け。FWはVB2007の奴使ってるんだが…。なんつうかここまで楽だと「逆に穴があるんじゃないか?」という気分にすらなってくる。
おかげでPC側で共有にしたフォルダ内にあるファイルがLAN経由でXBOX360上でサクサクと再生可能に、対応ファイルの種類が少ないのがちょっとナニではあるが。4GB超えのファイルなんかもあっさりと再生出来るので楽。ちなみにPS3ではまだ光学メディアからのファイル再生は対応して無いっぽいので(USBメモリとかはOK)、LAN内にFTPサーバを立てて内蔵ブラウザからローカルHDDにコピーしてるらしい。早いところ光学メディア対応すればいいのにねー、BD-REメディアからmp4動画ファイル再生可能とかになったら相当面白そうだけど。
これで「エンコードした各種ファイルがXBOX360上で再生出来るか」という検証がかなり楽になった。まずは気になってた「WMA Pro 5.1chを再生するとどうなるか」から検証。しかしこのWMA Pro5.1chなファイルを作るのが面倒くさい。今回取った方法は
– PV3で音声ファイルがAAC-5.1chなソースをキャプチャする
– AviUtlでキャプチャしたファイルからWAVを無圧縮で出力する
– ext_bsで出力したWAVをAAC5.1chストリーム形式に変更
– FAAD 2 for Win32でAAC5.1chストリームを5.1ch形式WAVE形式に変換
– FAAD→BeSweet(AC3) WAVコンバータで上のファイルを自動修正
– BeSweet+BeSweetGUIで5.1ch形式WAVEをCh毎に6本のWAVEファイルに分離
– WMEncoderで上の6本のWAVEファイルを食わせてWMA Pro5.1chファイルをエンコード
あー面倒臭い。上記のやり方はツールによっては省略できる過程があります。未確認だけど。
で、WMA Pro5.1chなファイルは5.1ch未サポートな環境で再生するとちゃんとデコード時に2chダウンミックスするらしい、ちょっと安心。
これをXBOX360上で再生する。お、なんかAVアンプがAC-3として認識してる。試しに拡張ツール入りPV3アプリを立ち上げて光出力を食わせると、ちゃんと「AC-3 5.1ch」と出る。つまりは「XBOX360上でWMA Pro5.1chはAC-3 5.1chにリアルタイム再エンコードして出力される」のか?、オラちょっとwktkしてきたぞ。
で、映像をとりあえずAviUtl+WAV出力プラグインでエンコード。なんか「音声なし」にすると何故か再生出来ないWMVファイルが出力されてしまうので、「WMV Cutter」で完全に映像と音声を分離する。お、今度はちゃんと再生出来るようになった。当然音声無し。
ここで先ほど作った「WMA Pro5.1chな音声ファイル」と「音声なし映像ファイル」を「WMV Creater」で結合する。とりあえずPC上で再生してみる、お、ちゃんと再生出来てますねー。
そして「Windows Media Connect」経由でXBOX360で再生、あ、ちゃんと再生出来た。しかもちゃんと音声がAC-3 5.1chで出力されてるっぽいぞー。AVアンプ側とPV3アプリ上で確認。ちょっと感動。
今回作ったのは5分程度のファイルなんで。音ズレの問題が無いのかとかはまだ未検証。そのうち作ってみますのでお待ちを(WMVエンコードって時間かかるんだよ)、しかしこれで映画とかがきちんと再生出来るようであればスゲェ使えそうな予感。