2019年04月29日(月) 道東旅行1/3日目

普段よりちょっと早い時間に起床。のんびりと朝メシを食う。

改めて荷物のチェックをして、戸締まりをして、冷蔵庫から飲み物を持ち出して8時前に出発開始。自宅から高速ICに乗るまで10分ないのはラクでいいなあ。実家だとその倍以上かかるし下手すると辿り着く前に渋滞してるし。高速道路なんで幌は閉めておく。

あとはひたすら高速道路を移動。あんまし飛ばさない…と言いたいが、走行車線が明らかに法定速度を下回ってるので必然的に追い越し車線メインで走る事に。GWですなあ。

途中で疲れたので占冠PAにてトイレ休憩。道東道が全面開通して移動がかなりラクにはなったけど、その分トンネルが長い上に勾配も付いてるからちょっと疲れる。

10時過ぎに帯広音更ICに到着。降りようと思ったら出口でなんか妙な事に。ETCレーンが閉鎖中だとか、マジか。このクルマはETCカードの出し入れが結構面倒くさいのに。仕方ないので一回クルマを降りてETCカードを取り出して清算。天気が良いので信号待ちのついでに幌を開ける。

その後は帯広市内を淡々と移動して、おすすめされた豚丼屋「とん田」に移動。駐車場が狭いらしいが、まだ開店前だしなんとかなるんじゃね? と思ったらなんだこの人だかりは。開店10分前にして人が店の回りを一周しとる。これ100人じゃ済まなさそう。ダメだ諦めよう。

という訳でそこから近い別の候補の「ぶたいち」本店に移動。こっちもそこそこ並んでるけど「とん田」よりは遥かにマシ。駐車場も空いていたので諦めて並ぶ。まあこの店、東京に支店がいくつかあるんですけどね。そのかわり札幌には無いから別に良いか。

にしても帯広はすんごい暑い。外気温20度を越していて、正直走ってる時より日差しの下で並んで待つ方が疲れる。日陰に入ってようやく一息。

食券を買って結局20分くらいで座れたんだったか? 頼んだのは「極上ミックス豚丼」1,200円、ロースとバラのミックスである。すんごい脂がのってて旨い。いや正直言えば「脂のりすぎじゃね?」と思わんこともないけど。

ロースとバラ、違いは確かにあるけど、どっちも良いところがあって選ぶの難しいなあコレ。大盛りじゃなくても腹一杯。美味しゅうございました。

ちなみにこの店、牛タン定食セットというのがあるらしい。GW期間中は出してないのだが、わざわざ豚丼の店で牛タンを食いに行く理由というのは一体…いや正直言えば一回食べてみたいが。炭焼きだろうし。

飲み物が切れたのでコンビニに寄って補充。んで移動開始。ちょうどオープン日よりという感じの気候で実に気持ちいい。牧場の側だと猛烈に臭うのがアレだけど、まあ外気導入だと普通のクルマでも臭うし。

んで一時間ちょっと、いかにもな田舎道を走って、妙に路駐が多い場所にクルマを停めて(一応駐車場はあるが7台分くらいしかない)そこからちょっと奥に歩くと展望台に到着。そこから見えました「タウシュベツ川橋梁」! そうガルパン劇場版にそっくりな場面が出たことで有名な場所である。

嗚呼カンテレの音が聴こえてくるようだ…すげぇよミカは(後半違う)展望台から橋まで700mあるらしいけど結構よく見える。この橋は季節によって水没したりこのように完全に露出したりするんだけど、抜群のタイミングだったな。

この橋は「老朽化でいつ崩れてもおかしくない」状態だそうで、まあ原型を保ってるうちに生で見られて良かった。なんだかんだ言ってまだ結構持つんじゃないのかなという気がしないでもないけど。デカい地震が来たら一発でアウトかもなあ。

ここを見るか見ないかで今日の走行距離が全然変わるので見に行くか直前まで悩んでたけど、いや見に行って良かった。満足。

そして三国峠を北上し、大雪湖(ほぼ枯れてた)を回って石北峠を超える。ここがもう走ってるクルマは少ないし、道路は広いし、道路脇はシラカバが並んで遠景には雪山という「リアルアウトランかよ!」って感じで本当に最高だった。隣に美女は乗ってないが。いや気持ち良かった。

その後に留辺蘂ちょっと前にある「道の駅 おんねゆ」にて一休み。甘いものが欲しくなったのでソフトクリームを買って食べる、旨し。

再度移動開始、途中で覆面パトカーに捕まってるクルマを見る。やっぱりGWだよねえ、気をつけないと。

留辺蘂の駅付近で北方面に進路を変えてサロマ湖に。途中でクルマのウォッシャー液が出ないことに気づく。しかし田舎すぎて「店舗」というのが見当たらなくてちょっと焦る。マジであの辺に住んでる人はどうやって暮らしてるんだろうか。

30分ほど走って佐呂間町に入った所のセイコーマートで無事購入。入れようとするも容器が「単なる2Lペットボトル」なので零さずに入れるのが非常に難しい。案の定盛大にこぼしました…、いや別にいいけどさ。ウォッシャー液も無事出るようになって一安心。

ウォッシャー液なんて大抵ディーラーの点検時に入れてもらえば事足りるので自分で入れるのなんて久々だったけど、このクルマってウォッシャータンクが1.5Lくらいしかないのね。そりゃ足りんわ。ここ最近使いまくりだったしなあ。常備しないと。

程なくしてサロマ湖に到着。と思いきや湖畔の近くに行っても「単なる漁港」にしか見えない。いやそこからオホーツク海に漁に出るからそりゃそうなんだが。なんか良いところが無いかと思って調べたら近くに「サロマ湖展望台」というのがあることを知る。なるほど高台に登らないと湖の全貌が分からない訳ね、じゃあ行ってみるか。

とか思ったらいきなりの未舗装路! しかも3ナンバーのクルマがすれ違うのもギリギリな道幅! 山なので片方は崖! とエターナルな状態に。カーナビによると展望台まで4kmとか書いてある。ちょっと待てマジか。幸い先行車がいるのでゆっくり登ろう。

途中何回かクルマとすれ違ったりもしたが、先行車のおかげでそんなに苦労せず。未舗装路なんでコーナーでアクセル吹かすとキレイにケツが流れるけど、これやって遊んだら間違いなく死ぬので即封印。

んで途中で舗装路が出てきた。どうやら「未舗装路が山を横断してて、その頂上付近から展望台までは舗装されている」っぽい。やったー! と思ったらカーナビから「ここから先、道路幅が狭くなります」というアナウンスが、…マジ?

マジでした。一応退避場所はたまにあるけどガチでコンパクトカーのすれ違いですら厳しい。相手がSUVとかだと路肩まで使えるからなんとかなるけど、それ以外はマジでどうしようもない。何回か「ギリギリですれ違い」「諦めてバック」を繰り返した後になんとか頂上の駐車場に到着。つ…疲れた。

しかし肝心の展望台はここから徒歩でさらに登らなきゃならないのであった。土の斜面に丸太を並べて作った階段をひたすら歩く。途中で老夫婦を追い越す。あの人たち大丈夫だろうか。

5分位歩いてようやく展望台に到着。展望台から見るとたしかに地図で知ってるサロマ湖の形が一望出来る! 気持ち良い! でも二度と頼まれても行かねえ! そんな気分である。いやGW以外なら空いてるから大丈夫なんだろうか。

しばし景色を堪能した後に駐車場から降りる。降りるときはなぜか誰ともすれ違わなかった、ラクでいいけども。未舗装路に入ったら登ったのと逆方向の道を使って降りる。こっちも途中で舗装路になるので少しは楽。

その後はサロマ湖の東にある能取湖に行く。と簡単に言うけど結構な距離があった。なんか北海道は東に行くほど空間が捻れてる気がする。Googleマップはメルカトル図法の歪みは補正してるはずなんだが。

能取湖に来ても湖畔がよく見えず。後で知ったが湖畔がよく見えるのは湖の東側なのである。つまり湖をぐるっと回らないとダメ、やけくそで走る。

能取岬方面でようやく良さげなところを見つけたので降りて撮影&一休み。なんか浅瀬で釣りやってる人がいたけど何が釣れるんだろうかアレ。

もうすっかり夕方なので、諦めて能取岬回りでぐるっと回る事に。網走駅を目の前にして網走湖方面に移動。旧網走監獄がすぐ近くなんだけど、流石にもう閉まってそうなので諦め。とりあえず網走湖だけ見ておく。

その後は北見に移動して、18時半ごろに本日の宿に到着。一日で走行距離500km超えは流石にちょっと疲れた。ただ肉体的には疲れたけど、精神的には全然余裕。普段の仕事の方がトータルではよっぽどきついです。

今日は帯広からほとんどオープン走行だったんだけど、オレ以外に見かけた「オープン走行してるオープンカー(含むタルガトップ)」がよりによってCR-Xデルソルというオチ。すげぇまだ開くんだアレ。

ちょっと休憩して、持ってきた「Surface Pro4」の電源を入れたのだがホテルのWi-Fiに繋がらなくて泣きそう。SSIDを指定してパスコードを入れても「このネットワークには接続出来ません」と出る。「iPhone X」の方はWi-Fiに繋がるのに。

さらに言うと、なぜか「Surface Pro4」から「iPhone X」にWi-Fi経由でテザリングも出来ない。BlueToothテザリングだけは行けるんだけど、コレがまあすんごい遅くて使えない。なんだろうコレ。「Surface Pro4」を持ってきた意味があんましない。

とりあえず今日の分のドライブレコーダー動画を吸い出そうと思って、ドライブレコーダーから抜いたmicroSDHCカードを「Surface Pro4」に突っ込んでみたら、一日の走行分がSDHCの容量(32GB)を超えてて上書きされててガッカリ。いや32GBの容量もアレだけど、このドライブレコーダーの書き込みデータもデカくね? 例の三国峠辺りのデータはすでに消えててガッカリ。

仕方ないので風呂とメシの事を考える。風呂はクルマで5分くらいの所にスーパー銭湯があるらしい。混雑状況がGoogleのライブ対応なのだが、それによると今日は激混みっぽい。…内風呂で済ませるか。

メシは友人に聞いたところ、ホルモンメインのうまい焼肉屋が近くにあるらしい。正直昼の豚丼がまだ胃にダメージを与えてるけど、まあ軽く食べるくらいならなんとかなりそう。

ホテルから徒歩で10分くらいなんで歩いてみたのだが、商店街が「電気が付いてるのにほぼすべての店が閉まってる」という状態。人も歩いてないしエモいなあ。

んで肝心の店ですが「GWにつき休業」でした。意味ねえ。他にやってる所は「常連客しか居なさそうなちっちゃい居酒屋」と「モンテローザチェーン系居酒屋」しかない。いやちょっと行く気になれない。

かと言って他の店はどこもやってない。このままだとコンビニ弁当をホテルで食うしかないのか…いや待てホテルの近くに「はま寿司」がある! ここまで来て「はま寿司」なのもアレだがコンビニ弁当よりはマシだ!

という訳で「はま寿司」に。実は始めてである。受付はペッパー君で「ペッパー君が案内してくれます」というのでちょっと期待したら、ペッパー君の胸のタッチパネルで受付したら隣のプリンタから席番号が出てくるというしょうもなさ。一年後くらいには居なくなってそうだなペッパー君。

反応のくっそ悪いタッチパネルであさりのお吸い物を注文。程なくして店員さんが持ってきてくれた。あったまる…これで150円は安いな確かに。

続いて寿司を注文するが「まもなくお届けになります」っつーても来ない。後で気づいたのだが「注文したものが『注文皿』に載ってレーンに流れて来る」のねコレ。んで受け取りそこねたらもう戻ってこないっぽい。最初に店員さんが吸い物を持ってきてくれたもんだから勘違いしていた。

ここで店員さんを呼び出して事情を説明するとシステムの説明と、改めて受け取りそこねた寿司を直接持ってきてくれた。申し訳ない。しかしこのシステム、最悪「他の客に注文した皿が取られる」というのが発生すると思うんだけどどうなの?

正直寿司としてはスーパーのパック寿司よりはマシ程度だったが、ネタによってはそこそこ食えた。んで結局会計が1000円ちょっと。うん食べ過ぎだね。

後はコンビニに寄って翌日の朝食用のパンと飲み物を買ってホテルに戻り。ユニットバスで風呂にしてさっさと就寝。