2012年08月31日(金)の日常

目覚ましで起床。小指の冷湿布は良い感じ。

外気温もちょっと涼しくなってきていいなー、この季節の北海道としては暑いんだけど、今まで暑かったので逆に涼しく感じる不思議。

出社時に列車内にてkoboでPDF化した沢村慎太郎FMOを読んでいるのがオレです。今回はLSD(作動制限デフ)のお話。非常にわかりやすく書いてあって勉強になった。GDB/GRBのDCCDで、ロック率をマニュアルで変えたら単なる街乗りスピードの直線加速、ブレーキでロック率の違いが分かる理由というのがココには書いてある。ようやっと納得。

さらには「1.5way」とかの表記が日本のアフターパーツマーケット独特の表記と知って驚く。というのも後輪への荷重がデカイミドシップだと減速時の方がLSD効くようにしてスタビリティを稼いでるのね。つまり「2.5way」みたいな事になる(厳密にはもっと細かい表記になる)、勉強になる。

出社後は淡々とお仕事。途中でふと暇になった時にNEMESISの事を考えたりしてしまったりして。ダメ社員。いいんだ今週は土曜まで仕事だし。

途中で前に作ったソフトの不具合報告が電話で来たので調べてみたり。「異常ないなー」と調べてる間にまた電話が来て「とりあえず動いたわー」とか言われる始末、こんなんばっかしや…。そんな事やってるうちに定時が来たのでとっとと帰宅。

帰宅後はトラックボールことMX570が昨晩から調子悪くてイライラ。反応しなかったり、カーソル移動速度が非常に遅くなったり。電源入れ直したりレシーバの位置を変えても改善されなかったけど、結局ボールを取り外して中身をキレイにしてからエアダスターで徹底的に吹いたら見事直った。単に光学素子が汚れてただけかコレ。それでも右クリックはやっぱり不調なのでちょっと悩みどころ。

晩飯後は「人類は衰退しました」を見る。あーもうBD買おうか真面目に悩むなコレ、面白すぎる。とりあえずBD買う前に原作小説を一冊明日にでも買うか。んで面白かったら、特典書きおろし小説が付いてくるBD初回特典版を買うことになりそうだが(汗) あとこちらもVITAに書き出してみたけどやっぱキレイね。

その後はNEMESIS基板と格闘。無事全てが解決した! いや良かった。詳細は別エントリ参照。

あと代行で頼んでた海外オークションでの落札物がようやく業者のところまで来たので転送依頼。まぁこちらはオマケみたいなもんでして。動作確認もすぐ出来るし。

本日のネタ。ブラザーのドキュメントスキャン「ADS-2000」の使用レポが来たので読む。場合によってはS1500の買い替えも辞しませんよオレは。

[【PC Watch】 ブラザーのドキュメントスキャナ「ADS-2000」を試す ~USBメモリやAndroid端末への直接出力にも対応](http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20120831_556372.html “【PC Watch】 ブラザーのドキュメントスキャナ「ADS-2000」を試す ~USBメモリやAndroid端末への直接出力にも対応”)

…うー、結局S1500のが良さそう。多分S1500の持つ欠点(光沢紙に極端に弱い、裏写りしやすい)とかは改善されてそうな気もするけど、これでは買い替えする気にならんなぁ。ドキュメントスキャナそのものは消耗品なのでそのうち買い換えると思うんだけど、その時までになんとか普及価格帯のネイティブA3対応の奴を…真面目に欲しいです…。

1/1クレイモデル以前の車のデザインモデルが実に味わい深いな。今の車がデザイン的につまらなくなるのは仕方が無いことだけども。

[クルマのミライ~ 山本晋也のブログ ~ : クレイ以前の、デザインモデルに思う](http://blog.livedoor.jp/yamamotosinya/archives/52292773.html “クルマのミライ~ 山本晋也のブログ ~ : クレイ以前の、デザインモデルに思う”)

ローランドの新製品が来た。なんか「強力なハード音源モジュール」という明後日な方向性。コレはコレで需要あるのかね…。JV-2080とかプロでも未だに多用してるからなー。

[ICON » ローランド、JUPITERシリーズの“SuperNATURAL”サウンドと、XV-5080/SRXシリーズの全音色を搭載した強力な音源モジュール、「INTEGRA-7」を発表!](http://icon.jp/archives/3348 “ICON » ローランド、JUPITERシリーズの“SuperNATURAL”サウンドと、XV-5080/SRXシリーズの全音色を搭載した強力な音源モジュール、「INTEGRA-7」を発表!”)

コルグの新製品は25鍵アナログシンセという写真付きの噂も出たが、どう見ても単なるコラでした。ただ「こういったモノをみんなが欲しがってる」のは確かだろう。案外「25鍵アナログシンセ」って所だけは当たってたりして…たらいいなぁ。

そいや大分前に海外サイトで予約した「Arturia miniBrute」、ようやくショップから連絡が来たと思ったら「そっちで正規輸入品があるからそれを書いなよベイベー(超意訳」という事で予約キャンセルとなりました。買うかどうか微妙な所だったのでちょっとだけ安心…かな?

そいや昨日紹介した「カギをかけた事が後から確認できるカギ」、本物の心配性の人にとっては「カギが壊れてるのでは…」という疑いがあるので結局ダメっぽい(汗) やっぱこういう人には携帯カメラ最強なのかね。自分で撮るし日付も入るから一番確実っぽいし。

いつかは欲しいアーロンチェア、でも流石に一回実際に座って確かめないとあの値段はちと出せない。と思ったら札幌にハーマンミラーの代理店がある事を知る。展示品も多いのでそのうち時間に余裕を見て行ってみるつもり。

[ショップインフォメーション メトロクス札幌 [ METROCS ]](http://metrocs.jp/shopinfo/sapporo/ “ショップインフォメーション メトロクス札幌 [ METROCS ]”)

[基板]konami NEMESIS修理 その3 修理完了!

えー昨日「ちょっと頭冷やします」とか書いたけど、仕事でちょっと時間が空いた時に考えちゃう。もうちょいで動きそうだし。

気になるのはフォトカプラの後ろにある「74LS253」というセレクタTTL。コレで3個または2個の入力をまとめて1個にして、19個の入力を8個に減らして出力してる。その理由がイマイチ分からない。もっと単純ならわかりやすいんだけど…、そこで気がつく。具体的に入力周りをどう処理しているか分かる資料があるのだ。MAMEのソースである。

MAMEでは入力デバイスは当然OS依存の標準デバイスだが、この入力値をエミュレータに渡すために変換してるのである。つまりはそこを見れば分かると。検索したら早速「nemesis.c」なるソースがあったので読んでみる。

…あーメモリマップドI/Oというべきなのかなコレ。つまりは先の8個の出力がまんまCPUのデータバスに乗っかるのね。とココで納得。

説明すると74LS253というTTLは4bit入力1bit出力のセレクタが2バンク入ってて、4bitのどれを出力するかのセレクトピンが2bitある(コレは両バンクで共用)。さらにバンク毎に出力イネーブルを行うピンがある。つまりピン数はVCC+GND+select:2に加えて(in:4+out:1+enable:1)が2バンク分で合計16ピンとなる。

具体的にはアドレスバスの下位2bitをそのままセレクトピンに入れて、読み出すタイミングでバンク出力をイネーブルにすれば4bit分のどれかが読めると。これをメモリバスの適当な位置に配置すればまんまメモリマップドI/Oになる訳である。当然読み出し専用になるけど。

この74LS253というTTLは4つ実装されてて、そのうち二個は壊れたのか一回外してソケット化されている、というのは前回書いた。その時にソケット下の配線が断線してたというのも書いた。コレはICを外す時にマイナスドライバーを突っ込んでグリグリやると表面のパターンが痛むって奴だと思う。やった事あるから分かる(汗

で、以前ソケット化されてた二個のTTLを入れ替えても現象が変わらなかったので油断してたのだが、ここでようやく気づく。「そもそもソケットの時点で断線してたらダメじゃね?」

ここまで会社で気づいたので、なんかもう早く試したくて仕方がない。調べるだけならテスター当てるだけだし。

んで帰宅して晩飯後にさっそく基板を取り出して、例の74LS253にテスターを当てる。当てるのはセレクトピンとバンク毎イネーブルピンの4ピン分、これは4つのTTLに全部同じモノが入ってるのだ。つまり最初のTTLのピンにテスタを当てたら、残り三個のTTLの同じピンはショートしてないとダメという事になる。

…んで調べたらあっさりとショートしてないピンがあるTTLを見つけてしまって逆に動揺する始末。ショートしてないのはバンクイネーブルピンで、場所的にはちょうど「1P MISSLE」「2P MISSLE」の入力・出力バンク。ドンピシャじゃーん!

ただ「2P DOWN」については別のTTLで、こちらは問題無かったので原因が分からない。このTTLは未交換で、TTL自体が壊れてる可能性もあるけどとりあえず導通チェック。…フォトカプラ コレクタ出力からプルアップ用集合抵抗まで導通してるけど、そこから74LS253まで導通してねえー! そこは調べてなかったので油断してた。なんという…なんという…。

という訳で二枚基板をバラしてパターンを追いかける。どうやら今回断線した二箇所は、昨日断線が判明してジャンパを飛ばしたICソケットと全く同じ位置にあるらしい。というかICソケットが邪魔過ぎてよく見えないのだが、影に隠れて削れてる跡があるので間違いなさそう。よくよく調べてジュンフロン線でジャンパを二箇所飛ばしてコレで合計三箇所。テスターで入念に調べて問題無い事を確認。

さらに基板端っこの方のTTL用バスコンがもげたので(汗) 一応念のためこちらも交換。普通のセラミックコンデンサが手持ちにないので(最近あんまし見ない)、手持ちの積セラを使用する。積セラは入手性はいいけど割と高いんだよなー。こっちもGND側のスルーホールが死ぬほど抜けなくて苦労するする。結局抜けなかったのでどうにかごまかす(汗

んで基板上の半田クズとかを入念に掃除して、二枚基板を組み立ててコネクタをつないでテストモード起動。…直った! 完璧だ! とか思って2P側を調べたらボタン3「2P SHOOT」が反応しない。

なにかと思って一回電源を切って変換ハーネスを見てみたら、そもそも2P側だけボタン3が配線されてなかったオチ。この変換ハーネス、ボタン配列とか間違ってるのでそれも含めてやり直しー。

ついでにJAMMAコネクタGピン(裏表誤挿入防止ピン)用の切欠きも無かったので、手持ちのヤスリで削ってみる。…おぉ普通にヤスリだけで十分削れるのねコレ。削った後は大量に粉が出るのでエアダスターで入念に飛ばしておく。

そして再度チェック。今度こそ完璧である。長かった…いやしかし全部自分で出来て良かった! ぶっちゃけ修理するの楽しかったのでいいです!

基板も見た目は表に出てたフォトカプラのジャンパも無くなってキレイになったし、今回付けたジャンパはハンダ面で見えないのでキレイなもんである。ハンダ跡は汚いけど。

という訳で、これにてNEMESISの修理完了。いや昨日「もう修理に出しちゃうか…」とか思ってたのが嘘の様な清々しさだなー、基板修理楽しい。

しかしNEMESISの基板って三層以上である。真ん中の層で5V/GNDのラインを引っ張ってるらしい(なのでスルーホールは壊すとかなりマズい)、幸い信号線は表裏に全部出てるのだが、何回も書いてる通り非常に追いかけ辛い構造になってるので辛かった。勉強になったなー。

にしてもNEMESIS、普通のグラディウスと違ってモアイ面で処理落ち全然かからなくて変に難しい気がするんですが。ぶっちゃけまだ一周してません(汗) ちょっと頑張れば一周は出来るはずなんだけどねー。