2007/06/03(日)の日常

昨晩は遅かったんでたっぷり寝たかったのだが、8時前に暑くて目が覚める、見たら部屋の気温が30度超してるし。部屋が東向きなんで朝が暑いんだよなー。窓に貼ってある外気温計なんざ直射日光を受けて40度を超してる始末だし。

仕方ないのでそのまま電王→グレン→鬼太郎を生で見てしまう。グレンはそーゆー方向で持ってきたか、結構まっすぐに書いてきて個人的には嫌いじゃない。しかし第三艦橋はヤバいよ(ぉぃ。あといい加減アニキアニキ言ってる奴は8話までを永遠にリピート再生しといて下さい。

朝飯を喰って適当にゴロゴロしてたら眠くなって来たので寝直し。って16時前まで寝てしまう罠。

その後は本屋に行って色々と購入、久々に購入額が5,000円超えたぜ(汗) あとは夏服とかも購入。ガソリンの値段を見に行ったら、まだ値上げしてなかったので満タンにしておく。後で聞いたら明日から値上げだそうで、入れておいて良かった。

夜はmotoGPイタリアGP決勝を生観戦。スタートでドカの二台が抜けてロッシが落ちて(フロント思いっきり浮いてるし)、これで確定かと思ったら久々のロッシの鬼走り&ドカもあまり伸びなくて結局8位から追い上げて最終的には余裕のトップ、これでムジェロ六連覇、スゴス。つーか下りの右コーナーでオーバーテイクしまくりって一体どんだけ…。あとバロスの表彰台もめでたい、これからの気候にはミシュランタイヤでもオッケーなんかな?

WRCアクロポリスも久々にペターが実力でポディウムフィニッシュって事でめでたい。日本での新型インプのデビュー直前だしね。ローブが意外に伸びなかった、特に今まで顕著だったリピートステージでの速さが全然出てこなかったのはちょっと気になる。これでWRCはしばしのシーズンオフ。

しかし雑誌でシトロエンC4WRCのエンジンルーム構成を見て愕然とする。横置き直列エンジン搭載車はバルクヘッド側に傾斜させてるのは知ってたけど、傾斜角度60度超えてないかコレ?(汗) エンジン下ろさないとヘッド絶対開けられないどころか、プラグ交換ですら普通に出来るかどうかかなり怪しい。ここまで傾ければ完璧にフロントミッドシップになっちゃうわけで横置き直列のが有利だわ。そこまでやるか、って感じがヒシヒシと。ある程度のエンジンマウントの変更制限は付けた方がいいんじゃないのかなぁ。

WMEのアスペクト比が保存出来なくなる件。どうもWMEのバグらしくて、「非正方形以外のピクセル出力を許可」して一回目は大丈夫なんだが、二回目以降はダメになっちゃうらしい。回避策は一回「非正方形以外のピクセル出力を許可」のチェックを外してダミーのエンコードを行って(ちょっとだけでも出力すればOK)、そこでもう一回前述のチェックを付ければOK。ちゃんと保存するとアスペクト比の変更が保持されるようになる。とっとと直せよ>MS

ちなみにWMVのアスペクト比変更ツールは見つけたのだが、どうもファイルサイズが2GB以上だとダメな模様。単純にヘッダ書き換えておけばOKという代物でもないみたいなのでとりあえず障害報告だけ出しておいた。直るといいなぁ。

夜は「ビデオゲームの歴史#2」を観賞。色々間違いも散見されるが、全般的には結構突っ込んだ内容で面白い。というか全五回なのに二回目でもう「不気味の谷」の話になっちゃってるし、残りは何やるんだコレ?

[書籍]ロケットガール(野尻 抱介)

先日アニメの放送が終わったこの作品。原作の二巻「天使は結果オーライ」までがアニメ化される、ってのが最初の方で読めたのでそこまでは速攻読んだのだが、残り一巻の「私と月につきあって」を先日の出張を利用してようやっと読破したので今更レビュー。それにしてもアニメ版、再放送してくれないかなぁ…。最初の二話がキャプ失敗してるのよ。

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉
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5 待ったかいがありました
5 待ちに待った……!
3 楽しいSF

天使は結果オーライ―ロケットガール〈2〉
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5 宇宙と危険と魅力
3 宇宙が少し楽しくなるかも

私と月につきあって
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おすすめ度の平均: 4.0

5 少年少女諸君、これがハードSFの醍醐味って奴だ
3 むずかしめの最終作

元々はオリジナル版(イラストが山内則康版)の一巻が出た頃に友人に貸して貰って、ラノベなのに内容がきちんとハードSFして面白いのに相当感激した記憶がある、しかし山内則康氏のイラストでは主人公がむちむちぱっつんばでぃなのでなんか内容と合ってなかった…。二巻、三巻は出てる事すら知らなかった(知ってたら買ってた)

倫理的にぶっ飛んではいるが物理的には全くOKな話である。そもそも宇宙飛行なんて物理運動の話だからコレでいいのだ。あさりよしとおの名著「なつのロケット」と同じ。人間が耐えうるならやってやれない事は無い。「なつのロケット」も激しくオススメしとく。

なつのロケット
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5 充実さとせつなさを秘めた小学生の夏休み
5 ひと味違う
5 オススメです。

話をロケットガールに戻して、かなりの紆余曲折があった(5年くらいかかってね?)アニメ化にあたり見てみたら結構面白い。ので原作を読み直してみる&全巻揃えてみようと。読んでみたらこれがすんげー面白い。特に二巻の「天使は結果オーライ」は最後の運はともかく、内容的には一番好きな作品。茜が健気で色々泣ける。「私と月につきあって」も良かった(惜しむべくはSSAの個性溢れるスタッフがほとんど出てこない事、何人か技術者を派遣すべきじゃないのか?)、しかしこの最終巻、途中のミッション変更はシラクなら許すだろうけど、サルコジだと激怒しそうなイメージがあるのはオレだけか?(汗

で、原作を見直してからアニメ版を見ると色々と描写がヌルい事に気づいたり、アニメ版より小説版の設定の方がずっと無理がない。まぁ1クールという制限もあったし、その中では良くやったとは思いますけどね。個人的には心理描写が実にタフかつシビアな小説版の方が好きかも。二巻冒頭での「森田家家族三人が衛星回線で初会話」なんて実にいい。

モータースポーツなんかでもそうだけど、基本的にメカが人間の生死に大きく関わるような奴は「メカは最善を尽くす、パイロットはそれを信じる、死んでも恨みっこ無し」ってな部分があるのだけど、その辺りは小説版の方がずっと良く表現出来てる。アニメ版でも最終話の最後でちょっぴりやってたけど、あれがスポンサー付きアニメでやれる限界なのかもなぁ。詳しく書いちゃうとネタバレになっちゃうので書けんが。

#余談だが「ライトスタッフ」で有名なチャック・イエーガー、映画では格好いいけど自伝では「みんなが頑張って自分もうまく対処出来た。さんざん勉強と訓練をした甲斐があった」みたいな話になってて「素質」や「才能」というよりは100%努力の固まりだったりする。現実の方があんがい地味だったりするのだな。ガガーリンやアポロなんかも「90%の努力と10%の運」みたいな話だと思う。

新装版はイラストがむっちりむうにぃ氏に変わって、三人のキャラ描写は原作に近くなって違和感が減った。その代り那須田(オリジナル版の発表当時はNASDAがまだあったのだな…)の描写と合わなくなってたりするが、まぁこの辺は愛嬌か、ラノベだしー。有り得ないスリーサイズやBMI云々の話もファンタジーですよ、きっと。

ご都合主義的な部分はあるけど、「ラノベでハードSFなんて」と言ってる人も、「ハードSFは難しそう」なんて思ってる人にも読んで貰いたい良書。NASAも帰還型シャトルが退役して再利用型オービターに変わる時代だしね。実際にはNASAの施設も結構ボロボロらしいが、なにせ未だにサターンV用のメンテナンスコネクタが放置されてる位で…。

ついでに書いておくと「MOONLIGHT MILE」も先日放送が終わったのだが、こっちはさらに内容詰め込み過ぎでかなりアレな出来に。作画や動画という観点から純粋にアニメ作品として見てもあんまし褒められないし、かなり残念ではある。(とか言いつつ1440×810の音声5.1chで全部エンコしてたり)コミック版で科学考証がおかしかった部分に修正入ってるのだけはいいんだけどね。