2006/05/21(日)の日常

11時頃起床。やっぱ出張明けはダルい…。

とは言っても流石に暇なので車のアルミホイール交換を決意、したのはいいが最初の店で萎える出来事があったので(別エントリ参照)、夕方まで読書で暇を潰す。部屋は蒸し暑いので窓を開けてTシャツ一枚でダラダラと、思えばコレがマズかったらしい。夕方に出かける前にはすでに「なんか体がダルい、頭が熱っぽい」状態に。

それでも約束もあるし、車にアルミホイール一式積みっぱなしってのも防犯精神上良くないので我慢して交換しに行く。帰ってきたら既に19時過ぎ。

晩飯を喰って、既に「風邪」という認識があるので風邪薬も飲む。本来ならばここで寝ちゃうのだが、今日はmotoGPフランスGP決勝が生中継なのだ、年に数回しかないmotoGP生中継を見逃す訳にはいかん、まぁ22時過ぎには終わるし…って事で実況スレと併用して鑑賞。

…なんというか、後味の悪いレースだった…。序盤のロッシの突き飛ばしはそもそもペドロサが原因を作ったって事で単なるレーシングアクシデントの範疇とは言え、やっぱり見てて気持ち良いものでもない。そしてそのロッシが本当に信じられないような速さで(つーか前走者を抜きながらファステスト更新って一体)ブッチギリの一位に上がったと思ったら、まさかのマシントラブルでリタイア…。あんなに悲しそうなロッシは見たことないし、実際見ていて辛い。

結局ペドロサがタイヤをズルズルにしちゃって(チームメイトのヘイデンもそうだが、タイヤの使い方がまだ荒っぽい気がする)、メランドリが優勝、カピロッシが気合でペドロサを抜いて二位に。中野のジャンプスタート判定は厳密に見ないとなんとも言えないけど、思いっきりスタートに失敗してたから本人もシグナル前に動いちゃったのは自覚してるような気もする。

イタリアGPには本当にロッシに勝ってもらいたい…、というよりはせめて理不尽なトラブルに巻き込まれないことを祈っておく。本当に速い奴が報われてこそ正当なレースなんだし。

で、この辺りでもう頭がダメダメ、ゲームセンターCXの有野よろしく冷えピタシートを頭に貼って、ジェル式氷枕(2セット常備するのが吉)を敷いてベッドに潜り込む。

薄れゆく意識の中で思ったのは「こりゃ明日の出社、ダメかも」、そして大抵こういう予感は当たるんだ、嫌なことに。

[GDBF]ホイール交換&シフトノブ交換

流石に部屋に17x8Jのホイール四本箱入りは邪魔臭い、という事で重い腰を上げて交換しに行くことにする。ちなみに何故かVOLVO純正ホイールの箱に入ってたがサイズはピッタシであった、箱に書いてある「MADE IN NORWAY」ってのがなんか新鮮。

この手の「ホイールとタイヤを持ち込みで組み替え」ってのはどこのショップでも嫌がられる。特に17インチ超えの45扁平でさらにタイヤがポテンザだと尚更らしい。そんな訳でうかつに「安い」理由だけで店を決めないほうが良さそうである。経験無いとホイールを傷だらけにされる恐れあり。

で、最初は某有名タイヤ専門店に電話で聞いたら思いの他安い価格だったので、喜び勇んで出かけて頼もうとしたら「両方持込だと工賃が倍になります」って言われて愕然。ちと待て、電話で両方とも持ち込みって言ったのだが…、だがここで暴れても「電話の対応が至りませんでいた」という言葉が出てくるだけなのでさっさと諦める。

以前あちこちで聞いた値段を思い出しつつしばし悩むが、仕方が無しにディーラーで頼むことにする。経験は豊富だろうし、万が一の場合に一番文句も言いやすいし(ぉぃ。

という訳で電話したら「今日はピットが混んでるので夕方からなら…」というお返事。他に用事も無いので夕方まで暇を潰して出撃。現在建物を全面改築中って事で仮店舗で営業中って事なのだが、行ってみて納得、ちょっと前に潰れたハローズ跡地やん。ここならピットもあるし。それにしてもカー用品店も随分減ったな。

結果的には前聞いた値段より随分安く済んで、おまけにエアバルブが一本怪しかったので無償交換してくれたらしい。作業もずっと見てたのだが三人がかりで一時間ほど丁寧にやってくれて、工賃もそれを考えると安い感すらあったので大正解だったっぽい。しかしRE070はやっぱり難物タイヤっぽい。

さて純正ホイールはこんな感じである。ブレーキダストまみれで汚いのはご容赦、すげぇダスト出るんだよね純正パッド、洗ったらすぐ落ちる辺りは流石だと思うけど。

20060521_GDBF_ENKEI.jpg

悪くは無いデザインだが、メーカーオプションのBBSホイールにそっくりなデザインなのでどうにもパチモノ感が否めない、なんつーか国産ホイールにありがちな「海外有名ホイールのコピー品」みたいな感じで。

20060521_GDBF_ENKEI_URA.jpg

裏面、実はENKEI製で鋳造MAT製法[^1]品。実際軽いしそれなりに剛性感はあるのでモノ自体は悪くないハズ。

で、新しく買ったホイールはコレである。

20060521_GDBF_BBS.jpg

…えー、要するにメーカーオプション品のBBS製鍛造ホイールですな、しかもディーラーに届いて即外した奴らしいのでそれが本当なら実走行距離は100kmも無いという代物。純正品だからマッチングに問題が出るはずも無し、スバルはナットのテーパー角がちょっと独自なので社外ホイールを買うと大抵専用のナットも買う羽目になるのだが、こいつならそんな心配も要らない。ちなみにWRC用のターマックホイールとほぼ同じデザインでもある(あちらは多分19インチ+四穴+センターハブ径がやたらデカイ)

何よりBBSで鍛造ですよえぇ、「FORGED」(鍛造)の刻印が眩しいぜ。まともに買うと四本で30万は下らない代物だ。コイツがオークションで送料、組込み料金含めてもそこらのブランド品アルミホイールよりよっぽど安く手に入るんだからありがたい事である。ちなみに写真を撮り忘れたが当然日本製である。「BBSの鍛造」ってのは実は日本でしか作ってない、ベンツやアウディの純正品は大抵ドイツBBSの鋳造品でクソ重たい。ちなみにF1を含めモータースポーツで使ってるBBSホイールも全部日本製だ、でも自動車雑誌に載ってるなんか胡散臭い広告だけはどうにかした方が良いと思う。

重さ自体は純正のENKEI製と大差ないと思うんだが、こっちの方が剛性感溢れる作りになってる。特にスポークなんかは握ると「異質感」を感じるほど。ちなみに地盤が緩いとちゃんとした鍛造ホイールって作れないらしい。

ついでに前回の「感謝デイ」で発注したSTi純正ジュラコン製シフトノブが届いたのでコイツも取り付けてみる。

純正のシフトノブはこんな感じ。本革巻きで感触は悪くないんだけど、上のシフトパターンが多分両面テープで貼ってあるだけでユルユルで剥がれそうなのと(実際に剥がしちゃった人も存在)、ちょっと小さ目なのが個人的に気に入らない。余談だがセンターコンソール左側に見えるのはETCユニット、助手席に付けてるのは単に運転の邪魔だから。助手席に座った人によれば別に邪魔には感じないらしいのでコレがベストポジションである…と思いたい。

20060521_GDBF_NOB_NORMAL.jpg

で、ジュラコン製シフトノブはこんな感じ。ジュラコンってのはラリーでよく使われる「白玉シフトノブ」のアレ、と言えば判る人には判るだろう。ちなみに形状とかは新井敏弘監修で実際にPCWRC車に取り付けてるのと同じ。純正よりやや重くて縦長形状である。シフトパターンがノブ本体に書いてないのでオマケで付いてくるシールを近くに貼っておく。カーボン模様だが「カーボン風」じゃなくてマジでカーボン製である、っつーてもウエットカーボンを樹脂で固めただけの代物だけど。ノブの交換は国産車の多くにあるネジ式なのであっという間。

20060521_GDBF_NOB_STI.jpg

でインプレッション。ホイールは正直凄く良い。というか実は純正の足回りってこのホイールの装着前提にセッティングしてないか? という位ドンピシャである、まるで別の車のよう。不思議な事に轍にハンドルが取られる現象まで減ったような気がする。

しかし「良いホイールに交換すると走りのフィーリングが一変する」というのは以前に何回も経験してるけど、逆に言えばホイールとタイヤで第一印象って誤魔化せるんじゃないのか? とか思ったり。根本的には変わらないんだろうけど、そうなると素人インプレッションというものも実に当てにならんなぁ、と我ながら思ったり。

シフトノブの方はこちらも実に良し。位置的にも前より良くなったし、ノブ自体が重い&若干位置が高めになった事もあってシフト時に必要な力がかなり減った。結果としてストローク量は若干増えるのだが、ノーマルのストローク量がちょっと無さすぎに感じてたオレとしてはちょうど良い。やたら「シフトストローク短くて最高!」なんて言う人がいるけど、個人的には節度ってモノがあると思うのだ。そりゃ競技とかだったら短いほうが有利かも知れんが。

あとは帰りにコイン洗車場で純正ホイールを軽く洗って箱に詰めて、箱をロッカーに入れておく。冬になったらコイツがスタッドレス用ホイールになる訳である。しかしどうやっても兄貴のクルマの分と合わせてタイヤ8本分は間違いなくロッカーに入らないことが判明。…冬までに考えておかないとなぁ、とりあえず二本だけベランダに保管するか?

そんな訳でちょっぴり手を入れて「オレのモノ」度が上がって満足感タップリですよ。個人的には靴裏が濡れてると滑りまくるアルミペダルもちょっと気になるが、乾けば全然なんとも無いのでこのままでもいいかも知れず。当面コレで弄る予定無し。

[^1]: リム部分を圧延して強度を出す製法、詳しくはENKEIのページ等を参照