2007/03/28(水)の日常

7時に起床。正直寝足りない。

テレビを付けたらニュースで植木等氏の訃報を初めて知って愕然とする。まぁ昨年末の故青島幸雄氏の葬儀で見た姿からして相当弱ってるようなので覚悟はしていたが、座右の銘が「人生で大事な事はタイミングにC調に無責任」なオレとしてはやっぱり残念でならない、うちの母親とほぼ同年齢だしさー。改めてご冥福をお祈りします。

出かける準備をしてフロントに鍵を預け、ホテルのレストランで朝食。バイキング方式は嫌いじゃないけど、時間かかるのがちょっと難点だな。例によって仕事に気合を入れるためやや大目に食事してから…ってあんまし喰えない。やっぱり弱ってるのかオレ。

食後は電車+バスで本社まで移動。「通勤ラッシュに巻き込まれたら嫌だなー」とか思ってたらガラガラでやんの…。バスに至っては終点で降りた客はオレ一人ですよ、朝の8時半だと言うのに。おまけに料金が高い(乗車時間40分弱で電車とバス合わせて片道580円) そりゃみんなクルマで通勤するわな。電車はともかくバスは本数むちゃくちゃ少ないし。

始業前30分ってな事で嫌な予感はしてたが、やっぱり担当部署はまだ誰も来てませんでした…。別の部署の人が鍵を開けてくれたおかげで部屋には入れたが。

他の人が出勤してきたので色々話を聞いたら、今回の担当者が午前中は外出してて午後にならないと来ないとのこと。最初「28日の午後から現場入り」って話だったのはこのせいか…。多少はする事もあったが、それも終わったら暇になっちゃったので昼休みまで日記書いたり、妙に長いのはそのせい。

とかなんとか言いつつ午後になったら担当者が帰ってきたのでさっそく現場へ、ってまだハードの改修終わってないし。改修の合間にチョコチョコと触りつつもなかなか進まない。結局ロクな作業も出来ないまま残業突入、まぁ予想通りだが。

その後もウダウダやって、あちらの問題を解決したらこちら側に問題が出て…の繰り返し。そのうち終電の時間が間近に迫ってきたので、クルマで最寄の駅まで送ってもらい終電でホテル最寄の駅に帰る。疲れた。

ちなみに終電にもかかわらず乗客はガラガラ、パノラマカーだったので最前列に座って…、って夜に乗ってもあんまし楽しくないなアレ。窓の照り返しが凄くて外が良く見えないし。その車中でふと直前まで弄ってたシステムについて、ソフト側で対応が必要な事に気づいて愕然とする。いや本来必要無いものだからオレの責任だけとも言えんが、コレは今週中に対応しろと言われてもちょっと無理だぞ。どうしたもんだか。とりあえず明日正直に報告はするけど。

電車を降りた後はコンビニで消化の良さげな晩飯を調達、ホテルに戻って晩飯を喰いつつ風呂にお湯を張り、喰い終わったら風呂。ユニットバスだが湯船のサイズが普通の風呂よりちょっと狭いくらいなので割と落ち着く。

その後は腹ごなしにメールチェックと日記うpだけして就寝。しかし疲れてるな…明日起きられるんだろうかオレ、明日は午後からお客さんが来るので、今日散々アレだった代物を午前中に色々とどうにかせんといかんのだが(汗

[心境]昔は本当に貧乏だったらしい家庭に住んでた人の独り言

植木等氏の訃報ネタで書いてたら長くなっちゃったのでエントリを分けとく。

今の世の中は昔に比べて幸せなのか、豊かなのか。精神的な話に関しては客観的判断が非常に難しいので、経済についてのみのお話。

日本高度成長期の話なんかを聞くと一見景気良く聞こえるが、実態は「田舎から出てきた学生(この時点で本人は仕事の内容すら知らない)を安い賃金で働かせる」なんて事も珍しく無かったようで、そこから「学歴絶対主義」というものが生まれたんだと思う(適当な推測)、それに比べりゃ今はまだ職業選択の自由があるからいいよな、失業率も下がってる…って大抵は人材派遣会社のおかげだから微妙だが。

「ハケンの品格」も「派遣会社の実態はこうで、あれはフィクションだから」と冷静に見られれば(オレはこっちサイド)別に気にもせんのだが、実際に派遣会社で深刻な事態にあってる人からすれば「あんなもの放送自体が侮辱だ」ってな事にもなってる。前の職場のオレだったら冷静では居られなかったかも。突然準備も無しに四日間泊り込みで仕事(当然夜は椅子寝だ)とかやってみれば判る。

逆に言えばこういう世の中だからニートが出るのも当たり前なんだよね、働かなくても喰っていけちゃうんだし。ある意味で経済社会的には「健全な状況」ではある。「金が無くて職業にも就けないから犯罪に手を染める」なんて選択肢を取る人はまだ少ないはずだし、増えてるのは確実なんだけどさ。

今や「給食費の不払い」や「積み立て金未納のため修学旅行に行けない」というのが話題になってるが、それ自体はずいぶん昔から当たり前にあった。ただ昔は純粋に「貧乏だから」という理由で払えなかっただけで、今の「払いたくない」というバカと一緒にされても困るが。

「義務教育」というのは「親が子供に教育を受けさせる義務も包括してるから給食費は払う必要がある」とちゃんとバカ親に言えよ。「本当に貧乏で払えない」「払わない代わりに弁当を持たせる」という選択肢はあってもいいけど、「払いたくないから払わない」んなら学校側は「食わせる義務」も無い。

これで子供が栄養失調や苛めにでもあったら、その時点で保護者による児童虐待扱いにしとけばいいのだ。それ以前に「給食費を前払い制にして、給食袋を子供に持たせる」事で未納が凄く減った、とかの話もあるので、そういう努力もやるべきだけどね。

「お金は貯めると根性悪くなるわよ」ってのは故淡谷のり子氏が美川憲一氏に言った言葉だったか、けだし名言である。貯金そのものは悪くないし、度を越さなければ美徳だとも思うが、「根性悪くなる」という言葉の意味は深く心に刻んでおくべきですな。等と自分にも言い聞かせたりして。