そいやアジア通常版、日本語限定版を買ってオフライン三周もしておいてレビュー書いてなかったな、という訳で今更書いてみる。
マイクロソフト (2007/01/18)
売り上げランキング: 101
えー、見た目すんごいです。一部法線マップのストリーミング読み込みが遅れる箇所があったりしますが(でもその分法線マップの凄さが判る)、個人的には世界観含めて文句無し。Act.3最初の「豪雨シーン」なんかちょっと信じられない位だった。そして「廃退した未来」って感じのビジュアルと微妙に古臭い武器(モーションもそれっぽくて格好良い)とのマッチングがステキ。ビジュアルボード作ってから製作に入ってるけど、そのまんま映画作れそうだし。
ただ見た目が凄いだけじゃ三周もしない訳で、このゲームはアクションゲームとして非常に秀逸なんである。だからこそ海外で大ヒット中なんだろう。
ちなみに難易度で易しい「カジュアル」は実際にヌルい。セーブポイントも小まめにある事でゴリ押しプレイが出来ちゃう、それを踏まえるとオフラインは5時間位で終わっちゃうし、シナリオもハリウッドB級大作wみたいな代物だから「物足りないー、オンライン勝てなくてつまんないー」という人が出てくるのも当然かと思う。
だったら難易度「ハードコア」を遊べ! 敵・味方AIが大幅にレベルアップするわ敵は固くなるわでまるで別のゲームに、多分ゲームデザインとしてはこっちの方が意図したゲームバランスだろう、だってこっちの方が断然面白いもの。一回死んだら作戦を練り直してまた再トライ、やり直していくうちにどんどん自分の技量も上がっていって走りながらライフルのノーエイム射撃とか殴り→ダッシュで逃げるとか音だけでアクティブリロード成功とか出来るようになる。こうなってくるとどんどん面白くなる。
そんな訳で「難度を上げてもう一周」したくなるゲームって本当に久しぶりだった。最高難易度「インセイン」もそのうちクリアしたい。こういった「自分の技量が上がるのが実感できる」のが本来の「ゲーム」だと思うんだよな、ゲームデザイナーと自分との腕比べ。
そこへ行くと最近はボタン押してれば勝手にストーリーが進んで勝手にキャラが死んで「ハイここで泣いてくださいね」みたいなゲームが氾濫してる日本は本当にヤバイんじゃないかと思う(面白いのもあるから全部を否定する訳じゃない)。「FF IV」を「オレは本当にゲームをプレイしているのか」と評したのはTACO-Xだったか、あの頃はまだファミ通も(ry
ちなみにオンラインは同時対戦人数が少ない(つまり本当に強くないとまともな勝負になり難い)上に猛者がゴロゴロ居るという話なので実は未挑戦、「インセインをクリアしてから来るべき」なんて意見すらあるしなー。
あと日本語版の表現規制は個人的に気にならないレベルだった、つーか海外版がちょっとやり過ぎ感もあったりして(肋骨とか内臓が綺麗に見えるしな…) 日本語吹き替えは主人公の声に違和感を感じる以外は「日曜洋画劇場」みたいで気にならない。日本語版でも本体言語設定を英語にすれば英語音声+字幕に出来るし。つーか「英語音声」+「日本語字幕」が出来ないのにはちょっと文句言いたい、これがあれば完璧なのに。