[映像]F1ブラジルGP 公式決勝

仮眠前にセットした目覚ましは確かにAM1:30にセットされててアラームもONになってる。なのに何故起きたらAM5:50なのだ(汗)

かなり絶望したが、1.5倍速で見れば出社時間に間に合いそう。ネットでうっかり結果を知ってしまうよりはその前に見たほうがいいと思ったので鑑賞開始、無論PCの電源は入れない。HDDレコで1.5倍速再生して、TV側で「ゆっくり聴き」モードONにすると発言者によってはかなり効果的なのが判る(ぉぃ、川合ちゃんだけは全く効果無し(汗

チャンピオンシップに関しては鈴鹿と昨日の予選でほぼ終わったと思っているので(自爆しない事にかけては一流だしなアロンソ)、今日の注目は自ずと今日が最後のシューマッハに注がれる。1コーナーのすげぇギリギリな飛び込みに痺れ、フィジケラのオーバーテイクにまた痺れ…ってリアタイヤバースト? 一体なんなんだよここ最近のマモノは…。

しかしここからが凄かった、トラブルを抱えつつも「今のF1がつまらないなんて言わせないぜ」と言わんばかりの全身全霊のオーバーテイク大会。フィジケラとのバトル、ライコネンとのバトル…。本当に今日で引退してしまうドライバーの走りなのかコレが。

終わってみれば最後尾から4位という驚異的な追い上げ&全セクター&ファステストラップ記録。残念ながら表彰台には届かなかったが、「終始危なげの無い走りで確実に母国優勝をモノにしたマッサ」、「1ポイントでも取ればチャンピオン確定なのに危なげない走りできっちり2位に入ったアロンソ」「下位グリッドから地道に三位まで上がったバトン」「驚異的なレコードペースを叩き出して10位にまで上り詰めた琢磨」…どのドライバーも良かったけど、なにより記憶に残ったのはシューマッハの気迫溢れる走りだった。

あー生でLiveTimingありで見たかったわ、本当に。

そして13年ぶりとなるブラジルでの母国ドライバー優勝。あぁ前の優勝者ってセナか。なんというか舞台が整いすぎ。久々に見た「国旗を持ってウイニングラン(違反行為だけど今回は大目に見るだろ)」がセナと被ってなんかもう…泣ける。色々あったけど、悪者扱いされてもおかしくない行為もあったけど、今はただひたすら「おつかれさま、そしてありがとう」と言いたい。偉大な速さを誇るドライバーが無傷でサーキットを去る事が出来たのもまた幸いである。

しかし考えてみれば今年って基本的にルノーとフェラーリしか勝って無いんだよなー。ホンダが一勝してるけどアロンソとシューマッハがアレだったし(だからといってこの一勝に価値が無い訳ではない) マクラーレンが信頼性に不安を残しつつ結局一勝もして無いわけで、果たして来年はどうなることやら…。

実は今回一番のサプライズは、セクター2の二番手タイムが左近だという事…。まぁ来年は居ない気がかなりするけど(ぉぃ

[映像]F1日本GP 決勝前イベント~公式決勝

CSでのマクラーレン・ホンダMP4/6、マーチ・ジャッド811、ラルース・ランボルギーニ・ローラ90のデモラン走行から鑑賞。

「今の体型でコックピットに入るんか?」とか「ホンダとジャッドエンジンはともかく、ランボルギーニV12がまだ動くんか?」という心配はあったんだが一応走ってましたな、感無量。まぁやっぱしランボルギーニV12は途中で止まったけど。

ドライバーズパレードも映ってたけど、基本的にオレが見に行った2004年と車種一緒っぽいね。サーキットによっては乗り合いバスで一周って所も多いから、まだ鈴鹿はいい方かも。

その後レース開始30分前から地上波・CSで同時に番組スタートなんで視聴。地上波が生放送だとLTも知らない奴が大半なんで荒れる荒れる、おかげでいつものメンバーはCS専用スレに移動する羽目に。正確には地上波組がフジ実況板に行くべきなんだが。まぁおかげでいつもと同じく位には快適に。

再び感想をダラダラと

– やっぱりトヨタは軽タンかーw、3ストップにしないだけちゃんと学習はしてるようだが
– アルバースの突然クラッシュは笑いを通りこして恐怖さえ感じた。ひょっとして安全マージンまでトコトン削ってないか、あんなマシンで走りたくないですオレ。
– シューマッハのエンジンブローは今年一番落ち込んだイベントかも…
– アロンソはやっぱり速い、のは判るがどうしても好きになれない。という意見がオレ以外にも多数見受けられるのは何ゆえ
– ゴール後、優勝したアロンソより琢磨に数倍の声援が飛んでた事実に笑った。終わってみればモンテイロとスピード(最後のリタイアは故意臭い)に勝ってて、一時期はリウッツイに追いつくかも、てな勢いだったので頑張った方だろう。というかMF1のアルバースとモンテイロの差は一体何?
– 最後の鈴鹿だというのに盛り上がらなかったねぇ…。

しかしアロンソのワールドチャンプがほぼ確定っつー事で、次のブラジルをイマイチ生放送で見る元気がありませぬ。1:45スタートだしなぁ…。

[映像]F1日本GP フリー走行#3~公式予選

フリー走行はいつものように淡々と。一瞬琢磨が四位まで上がったが、あとは予想通りどんどん落ちていって低位置に。毎回同じだから判っちゃいるけど、なんか切ない。

予選からは地上波でも生放送なので(結構生放送の地域が少ないみたい、札幌も開始時間やや遅め)26インチ液晶TVで地デジの生放送、20インチのPCモニタでCSフジ721の映像をPiP+PCでLiveTiming+2ちゃんの実況スレ、AVアンプからCS側音声出力。…はっきり行って人間の処理能力追い付かねぇよ(汗) 基本的に地デジ鑑賞してCM中はCS鑑賞、音声は地デジの方がいいんだけど、ちょっと音がズレるのを我慢しても実況+解説のレベル差でCS側メインが良さげ。

で、初めてHDソースでF1を見た訳だが流石に綺麗。地デジって事で多少ビットレート足りてない感はあるけど、CSのボケボケ画質に比べたら天国のようなので許す。CM入りまくりなのは相変わらず酷いけどなー。あとドライバーに変なニックネーム付けるのはいい加減ヤメとけ。

感想をダラダラと

– 左近は来年からアンソニーに交代するよね? しないとちょっと怒るよ?(ぉ
– SAF1は良くなってるけど、他のチームが同じかそれ以上進化してるのが厳しい。
– Q2でついにシューマッハが夢の「鈴鹿ラップ90秒切り」と思ったら、まさか88秒とは。唖然。嬉しいけど想像以上。
– というか90秒台出してもQ2落ちるって一体どういう世界だ
– 青いのが会見席に居ないのは新鮮でちょっと良い。にしてもマッサちっちゃい。
– 燃料搭載量はトヨタだけ軽めで後はそれなりに積んでる予想。ミシュラン勢は重めにしてるかも。
– 明日の決勝はトヨタの二台がルノーを押さえ込む事だけを期待する。ある程度抑えたらあとは下がっていいから(ぉぃ

てな訳でどうなるやら…。セナプロみたいな後味の悪い展開にならなきゃいいけど。

[映像]「アルゴリズム行進」 in フィリピン刑務所

壮絶だ。つーかなんでフィリピンの刑務所でピタゴラ? 歌もちゃんと日本語だし。

NHKピタゴラスイッチ アルゴリズムたいそう
佐藤雅彦 内野真澄 栗原正己 いつもここから
ワーナーミュージック・ジャパン (2003/06/25)
売り上げランキング: 783
おすすめ度の平均: 4.9

5 『いつここ』最高!!
5 なんじゃぁ~このうごきは!
5 NHK教育ってすごい!

ピタゴラは今年になってから見始めたけど、もう三年以上やってるのねコレ。宴会芸としては確かにいいかも知れない。

[DVD付書籍]小学館、「ピタゴラ装置」の哲学に迫るDVD書籍

(AV Watch)

むー、これは欲しい。ちょっと高いけど。

ただピタゴラスイッチは動画のせいで「ピタゴラ装置」ばっかし話題になってるけど、本編もしっかり面白いのできちんと見ておくこともオススメしておく。個人的には「10本アニメ」とか大好き。あと「ぽてじん」とかも。

これを見てると「あぁ、日本ってまだ大丈夫かも」と思える稀有な番組。「アルゴリズム行進、始めっー!」

F1 LEGENDS THE BEST GP ’83-’84

今オフシーズンもやるんかー>F1 LEGENDS、しかし放送レースはどういう基準で決まったのだろう。リクエストも無しで決まったって事はフィルム素材が本当にコレしかないとか?(汗

個人的には非常に嬉しいのだが、実況スレと絡めて生で見ないと面白さ半減するので(大抵スレに数人リアルタイム世代が居て、薀蓄含めて語ってくれるのがまた面白いんだコレが)、土曜の午後二時というのはやっぱ微妙。まぁ病院と重ならない時間なのはいいけど。

あといい加減どこかでマスターズGP放送してくれ…。

[映画]時をかける少女

正直公開前の心象は良くなかった。「何故今更、しかもアニメ版」という印象が否めなかったし、キャラデザに貞元を持ってくる辺りもなんかあざといし、なにより角川映画だし(ぉぃ

で公開が始まったらこれがほとんど絶賛の嵐ですよ、挙句の果てにCMに「連日超満員」というテロップが追加される始末。まぁ実際に超満員なのは東京とかの大都市だけなのだが。札幌では日曜日だっつーのに上映一回ポッキリでしかも今週一杯で上映終了。あんまし客入ってないんだろうなぁ。シネコンなのにチケット買ったら自由席だったし。実際には400人キャパの小屋に半分位だから思ったよりは入ってるなーという印象。

まぁそんな訳で若干斜に構えて見始めたのは事実なのだが…、正直非常に面白かったのでなんか悔しい感さえ。原作とは大幅にストーリーを変えてあるのだが、原作を知ってると二重に楽しめる仕掛けもあって良い(魔女おばさん、てのはズルいよなぁ) 演出といい脚本といいほとんどツッコミ所が無い。ただひたすらに爽やかな物語で素直に楽しめた。

正直言ってもう一度見たい位だし、多分DVDも出たら買うだろう。とその位お気に入りであったりするのだが、正直アレで泣けるツボというのが判らんオレでもあった。いや実際泣けてた人も多かったのだが。

あと見た後に軽く寝たら鬱入った(ぉぃ。なんか「耳をすませば」と同系列の鬱作用があるという指摘は既にあったのだが見事に的中したようで。あと兄貴の方がよっぽどハマって「フィギュア出ないかなぁ」とか言い出す始末(汗) ただ兄貴の「主人公はのび太でありつまりはドラえもん」という指摘はコレもネット上で見た記憶があるのだが流石年季の入ったオタは違うなと思った。思い返すとまさしくその通りではある。

出来は確実に良いのだが、ある意味「見ていて気持ちが良かった」で終わってる感も無いではない。つまり平均的に80点は取れるし人によっては100点近いかも知れないけど、熱狂的なシンパを生み出すような作品ではないのねコレ。それは意図的なモノであると思うけど、そこら辺に若干寂しさを覚える自分が居たりもする。要するに「見た人のほとんどが絶賛する映画」というのに懐疑的なだけなんすけどね、あぁ我ながらヒネクレてるなぁ。

個人的にはこのクオリティで、この間見た「ローズ・イン・タイドランド」みたいに訳の判らない感情で猛烈に心揺さぶられるような映画も見たいのですよ。言ってみりゃ商業的には散々だった「マインド・ゲーム」みたいな。あれは原作がもう神かかってて映画版も比べちゃうと霞んじゃうけど。でも個人的には「時かけ」と同じかあるいは上の位置に「マインド・ゲーム」があったりする。そんな感じ。あぁ支離滅裂。

マインド・ゲーム
マインド・ゲーム

posted with amazlet on 06.08.14
レントラックジャパン (2004/12/22)
売り上げランキング: 2,485

[DVD]男たちの大和

レンタルDVDで鑑賞。

…あー、素材だけはいいんだよなコレ。調理方法とか盛り付けとかが色んな意味で以下略だが。ツッコミ所は一杯あるのだが別のサイトがまとめてるだろきっと。とりあえず戦艦フェチにはいいのかも知れんが保証はしない。

戦争に対する描写というのはやっぱり今のご時世じゃ難しいもんだなぁとは思った。や、戦争反対平和賛成ですけどね、その平和を永遠にタダで手に入ると一部の人が思ってるのがアレなだけで。

すくなくとも「原作:松本零士」と書いてあっても何ら違和感の無かった「ローレライ」よりは真面目かと思います。いろんな意味で。

[ドキュメンタリー]ドキュメンタリードラマ「宇宙へ ~冷戦と二人の天才~」

(NHK OHP)

こんな渋いネタの番組、どこ製作かと思ったらBBCですか。相変わらずいい仕事してんなぁ。

アメリカの宇宙開発史から抹殺されかかってるし>フォン・ブラウン、なにせ当時の映像を織り交ぜたアポロ計画のドキュメンタリーに一切出てこない始末だし。ちょっと楽しみ。

[映画]ローズ・イン・タイドランド(原題:TIDELAND)

鬼才ギリアムの新作が一年と空けずに見られるとは…、札幌ではシアターキノという小さな所(でも凄くいい所ですココ)のみ上映だったので上映が終わってしまう前にサクっと見に行く。

(OHP)

…あーうー、これはなんと評したらいいのか。正直「娯楽性」は皆無に近いと言ってもいい。天才子役のジョデル・フェルランドを楽しむ映画というなら娯楽性もありか。

悲惨な状況で一人生きる事を強要された女の子(お友達はバービー人形の頭四つ!)と知的障害(とは一言も言ってないが見れば明確)を持つ男とのシュールな妄想と悲壮的にリアル過ぎて目を背けたくなるような現実が交錯するの世界での恋愛、そんな映画。メインで出演する大人は誰一人としてマトモでは無い、そこに逞しく適応しつつ妄想の世界を行きかう子供…。文面書いただけで辛いなコレ。

そしてギリアムの映像美と非日常性は嫌というほど堪能出来る、そう本当に嫌という程に。「好きか嫌いか」で言えば「まぁまぁ好き」ではあるけど、「良いか悪いか」で言えば正しく評価する軸をオレは持ち合わせて居ない。そんな映画。

正直言って他人には気楽に奨められないなぁコレは。初回初日だったのだが、観客もかなりポカン状態だったくさい。しかし主役のローズを演じたジョデル・フェルランドは凄い、あまりに凄すぎて将来が今から心配になる位だ。

なんつーか、これに比べたら大抵のハリウッド映画など三分でダイジェスト版が作れるだろうし、あの「未来世紀ブラジル」でさえも「非常に判り易い」映画だと思うわ、本当に。色んな意味で打ちのめされたというか…。この世界を構築したギリアムと役柄を演じきった俳優達には素直に敬服するしかないけど。

そうそう日本じゃR-15指定でそれは間違ってない、けど主役のジョデル・フェルランドは撮影当時10歳なんだよな、日本公開された事そのものが奇跡なのかも知れず。