Thunder Force(以降「TF」と略)シリーズは初代とIIしかプレイした事が無く(プレイ動画くらいなら大体見てる)、当然のごとくVIもプレイしてないのでその辺りには一切言及しませんが。
[サンダーフォースVIをリリースしたことの撤回・製品の販売停止と謝罪を求めます – 署名活動するなら『署名TV』](http://www.shomei.tv/project-1268.html “サンダーフォースVIをリリースしたことの撤回・製品の販売停止と謝罪を求めます – 署名活動するなら『署名TV』”)
[サンダーフォースⅥについてのセガへの問い掛け – 署名活動するなら『署名TV』](http://www.shomei.tv/project-1266.html “サンダーフォースⅥについてのセガへの問い掛け – 署名活動するなら『署名TV』”)
こういう署名活動には正直キモチワルイものを感じるなぁ。
いや「楽しみにしていたのに台無しにしやがって!」と憤る気持ちは分からんでもないけど、発散の方法が違うんじゃないのかと。発売直後ならともかく、もう発売から大分経ってるよねコレ。
そもそも「回収と返金」「謝罪」で済む話なのかコレ? 「TFファンにとって残念な出来(らしい)TF VIが発売された」という事実は永遠に消えないし、消す方法も無いぞ。
それならまだ「ちゃんとした出来のTF VIIを新たに作ってTF VIの購入者に無償配布しろ」とか言う方がリアリティあるんだけどなぁ。もうちょっと言うとその「TF VII」の綿密な企画書なりプロトタイプを作った上での話ね、「ぼくのりそうとするさんだーふぉーす」レベルじゃダメよ?
そもそもプロデューサーの岡野哲氏が発売後に散々叩かれた挙げ句「悔しかったら自分で作ってみろ!」ってな逆ギレ発言をしてたと思うんだが、その辺りは該当スレを見ても完璧スルーなんだよな。「叩かれる発言をしたから叩く」っつーだけで、自分たちの責任は全部棚に上げてる。その辺りがキモチワルイ原因か。
いっその事「TFツクールを配布しろ!」ってのが一番いい解決方法じゃねーの?、とか思ったり。ほら思う存分君たちの望む「ぼくのりそうのさんだーふぉーす」が無間に作れるぞ!
以下余談、Twitterにも書いたんだけど初代は本当に「単なる雰囲気ゲー」で酷い出来だった。特に自分が買ったX1版(とあとMZ-1500版?)は背景がPCG方式のため、V-RAMで直接スクロールさせる必要のある他機種(当時流行ったRGBのうち1プレーンを背景に割り当てる方式)より遙かに高速スクロールだったので余計にゲームになってなかった。
ゲーム内容としては8方向スクロールで空中物と地上物の撃ち分けが出来るという、まぁ立体感を出そうとしたキャラデザを見れば判るとおり「ゼビウスっぽい物をパソコンで作った!8方向スクロールでオリジナリティも出した(つもり)!」って代物、それ以上でもそれ以下でも無い。今時のゲーム専門学校の卒業作品の方が多分出来がいい。
実際のゲームシステムとしてはマップ上にある地上物のどれか一つを壊すとピンクのスイッチ(にしか見えない)が出てきて、コイツを破壊すると月面みたいな裏面に飛んで、もう一回同じ事をすると一面クリアという代物。
ナニが凄いかって、この「ピンクのスイッチ」の位置が完璧にランダムって事である。運が良いと最初の地上物で出てくるし、悪いと最後の地上物でようやく出てくる(両方実際に体験してる)。スクロールは8ドット単位で、斜め方向に動くと縦横両方同時に8ドット動くので事実上縦・横移動時より√2倍の速度で移動する事になるw、従って攻略法としては「斜めに動かない」のが正しい、ただでさえ早いのに斜めに動くと余計に突然出てくる空中物に対処しきれないので。
初代TFってこんなゲームである。個人的には例えるなら同じ全方向スクロールシューティングゲームのタイムパイロットの点数を100点とするなら初代TFはせいぜい5点くらい(50点の間違いではない)。あくまで個人的な感想だがアレを「タイムパイロットより面白い!」と言い切れる人が居たらそれはそれで凄い。
そんなゲームもいつの間にか「横スクロールで素晴らしい演出のシューティング」という別物になって絶賛される訳だが、「TFシリーズの伝統」というからには初代とIIも忘れないでね、と個人的には思う。「TF IIIからの伝統」って言えばまだ納得もするけど。