2006/03/03(金)の日常

今週は頭から色々とあってヘンに疲れたが、昨日でほぼ決着が付いたので精神的にかなり楽になった。仕事も普通にテンションを保てていい感じ。

結局、毎日定時で帰宅しながらノルマをきっちり達成できた。相変わらずハード部門は大変そうだけどなー、事務所の中で「ソフト専門」ってのは実はオレだけなのでちょっと肩身が狭かったりする。いや本当によく入社出来たなと(汗

帰宅後は淡々とメイン機の動作検証とセットアップを進めて、夜には普通にWWW巡回開始。いやそれにしても今週はキツかった…。

[自作PC]ASRock 939Dual-SATA2+AMD Opteron144(1.8GHz)

(PukiWiki-939Dual-SATA2)

Athlon64で組むならこのマザーが安くて安定してるよ、と実際に使ってるオレ通から教えられたのでオレも購入。ATX規格のSocket939マザーでPCI-Ex16、PCI-Ex1、AGPスロットが付いてて実売9k切ってるのは何かの冗談かと思う。札幌じゃTWO TOPでしか売ってないけどな。日本語マニュアルも付いてこないしマイナーメーカーだしな、なんか店頭ではSocket939では一番の売れ筋らしいが、いやココでしか売ってないしコレ。

マザーの詳細は前述のリンクを参照。ちなみにAGPサイズ(位置は違うのでAGPカードは刺さらない)の封印シール付き拡張コネクタが付いてて、そこには今後発売予定になってる下のリンクの怪しいドーターボードを指せばSocket AM2にも対応だ! エアフローの問題もあるから、こんなん買うならマザー買いなおした方がいいかとも思うけど(ぉぃ

(電腦領域 HKEPC Hardware)

で、実際の印象としては品質も悪くないしソケット位置もちゃんとしてるし、ファンコントロール端子が二個しか無いのがアレだが結構いいマザーではないかと。ちなみに使ってる電源からちゃんとファン用3Pコネクタが出てるので問題無し、やっと初めて12V 田型4ピンコネクタを使う機会が来たぜ…。ちなみにGAはGIGABYTE製のRadeon9600PRO 128MBを使用。AGPなGAが使いまわし出来るのは楽でいいなぁ、今のところコレで困ってないし。

SATAコネクタ*2、SATA2コネクタ*1が付いてるがSATAなデバイスなんて持ってないので素直にIDEのみで接続。SATA2はOSからリムーバブルディスクに見えるのでリムーバブルディスク用にした方が良いって話も。そのうち付けて余るであろう40GBや80GBのATAディスクをATA-SATAコネクタ経由で繋いでバックアップメディアにするのも面白そうである。

20060306_opteron144.jpg

CPUはOpteron144、FSB200で最高倍率9倍で定格1.8GHz駆動の「サーバ用Athlon64」である。サーバ用って事でL2 Cacheを1024KBも積んでいるのと、省電力機能にAMD純正「PowerNow!」が使えるのが違い。個人的な経験として多少のクロックの差よりはCacheのサイズ差の方がよっぽど体感的に効くし、価格差もAthlon64 3200+(実クロックFSB200Hzx10=2GHz)とあまり差は無いのでこっちの方がいいかと。ただ札幌じゃ全然売ってないんだよね…、仕方ないのでヤフオクで新品未開封の奴を即決価格で購入。送料込みで21kだったので今普通に店頭で買うより安くて良い。マザーやメモリは通販だとちょっと怖いが、リテールCPUなら別に通販でもいいやね。

メモリはソフトシンセ+DAWソフトを使う予定、って事で余裕を見てPC3200DDR 1GB*2の2GB構成。なにせ「一音色で1GBを超えるサンプルデータ[^1]」が存在する世界と聞いたので、そんなのはまず使わんだろうが「メモリが足りなくて試せない」のは悔しいので意地でも2GBで(ぉぃ。Hynixチップの両面構成。出来れば片面が良かったんだけどまぁちょっと我慢。512MB片面x4という手もあるけど、枚数少ないほうが安定するっぽいのでこっちのがいいのだ。Dual-Channel使いたいので当然二枚1セットはデフォな。

Socket939は初めてだったのだが、流石にこのピン数となるとピンが細くて取り扱い怖いねコレ。説明書にクーラーを含む取り付けイラストが載ってたのでコレを見ながら作業。クーラーは固定レバーも付いてて素手で簡単に固定可能。楽だなコレ、CopperMineの頃とか「マザーが壊れそうで外せなくなったCPUクーラー」とか体感したオレは思う(汗

んであっさりと起動、初期のBIOSではOpteron未サポートなのでそこだけが心配だったが、実際には昨年末リリースのVer.1.50が入ってて一安心。

そしてOSをインストール。OSはせっかくなのでXPだ!しかもパッケージ版だ! homeなんて使う気は無いので(VAIO SRXはhomeのまんまだが)当然Proだ。という事でamazonからコイツを購入。

Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2 Windows XP Home Edition ユーザー限定 ステップ アップグレード
マイクロソフト (2005/09/16)
売り上げランキング: 26
おすすめ度の平均: 3.53

4 スムーズなシステム移行ができました!
5 お勧めです
4 Pro推奨の理由

…ちょっと違うんじゃないかって? いや実はそんな心配は以下略。ちゃんと手元に未使用のアップグレード対象OSが余ってるので全然問題なし。こんなに安価に、かつ合法にソフトを提供する手段を与えてくれるMSに感謝(ぉぃ。詳しくは書かないし聞かれても困るが。ま、正規アップグレード対象OSは買って中身空けてみりゃ書いてますよ、多分ビックリすると思うw

でインストールもサクサク進む。しかし問題発生、SP2からRADEON9800までサポートする純正ドライバが入ってて、こいつでDVD-D接続すると頻繁にブラックアウトして使い物にならんのだ。下記リンクで色々調べた所、DriverCleaner Professional Editionって奴でSP2で追加されたcabファイルからドライバ情報を削除出来る事が判明したのでそうする、詳細はリンク先参照。

(ATiWiki ~ATi RADEON友の会)
(DH’s Tips – RADEON用M$標準ドライバが自動インストールされてしまった)

しかし「DriverCleaner」、今年頭に有料(5EURO)の「Platinum Edition」とフリーの「Professional Edition」の二つに分かれたのね、今回は後者で事足りたし前者も高くはないから別にいいけど、「人気が出たらシェアウェアに移行する海外ソフト」ってすげぇ多いなぁ、「Hotmail Hopper」っつーhotmailのPOP3Proxyなんて便利なのに今はシェア版だけになっちゃって、おかげで未だにフリー版の頃の古いバージョン使っております。まぁhotmail経由で大したメールなんて来ないから別にいいけど。

しかしこれがうまく行かない、というか純正のRADEONドライバ(Catalyst)を入れると「cli.exeの初期化に失敗」とか言われる始末。これは後で調べてようやく気づいたのだが、「.net FrameWork1.1」必須なのね。それは別にいいんだけど問題は今普通にWinUpdateを行うと「.net FrameWork2.0」の方が先にインストールされちゃって、こっちだとまだ「cli.exe」が動かない罠。MSもATiもどうにかしろ、多分次のバージョン辺りから「.net FrameWork2.0」に対応すると思うけど、これが分かるまでやたら時間がかかった。まさに罠。

これに気づいた後は全然問題なし。ただWin上で動くCPU温度とかのモニタリングツールが無いのがちょっと、探せばあるんだろうけど。とりあえずCPU-ZとClockGenを入れて色々確認。コレよく出来てるなぁ。

とりあえず定格でお約束のSuperPI 104万桁は45~46秒、会社で使ってるPentium4-3.0GHz(Prescotコア530)とほぼ同じ値。CPUクロックが1GHz以上違うのにこの結果…、やっぱりPentium4は失敗作だよなぁ、また発熱も凄いし。最近のモバイル系シリーズが物凄く良く出来てるから余計にPentium4(含むD)の情けなさが加速されるというか。

で、BIOSからオーバークロック。とりあえずFSBを250MHzに上げる。PCI-Eは非同期に出来るので100MHzのまま、FSBとメモリクロックが一緒に上がっちゃうのだが、DDR333設定ならちょうどDDR400相当のクロックになり、かつHTもx4で1000MHzちょうどなのでキリが良い。CPU本体のクロックも2.25GHz、この程度なら全然問題無かろう。

で、実際問題無かった。ここでSuperPI 104万桁を動かすと36~37秒位。CPUクロックの割には実にコストパフォーマンス宜しい。色々試してFSB270(CPUクロック2.43GHz)までは安定するけど、流石にFSB300(CPUクロック2.7GHz)はBIOSポストも出来ず。ただ同じロットでかつ定格で常用している人がいるし、電源はケース付属の300Wだし、ケースにパッシブファンも無くてエアフローも今時のケースと比べると控えめな事を考えると、ケースと電源変えればFSB300まで行けちゃうかも。そこまでやらないけど。

Opteronって事でAMDのサイトから「PowerNow!」のドライバも入れてみる。無負荷状態だとクロック1.2GHz位まで下がるねコレ、ちょっと負荷がかかると即時に最大クロックまで上がっていい感じ。やっぱ鯖用なんですなぁ。今のところ電圧変動が見れないのがちょっと残念。

FSB250MHzで常用することにして、とりあえずSuperPI 3,600万桁を動かしてみる。…常駐物入ってても35分で終わってしまいあんまし負荷テストにすらならんねコレ(汗)、あとはmemtest86+も1ループ通して問題なし、メモリに関してはあまり弄らない方針なので全部Auto指定、多少の速度を犠牲にしてもデータ化けないほうがずっと良いし。

実際にアプリを動かすと搭載メモリ量がでかいせいもあってXPのGUIでも実にサクサク動く。RD用の「番組ナビゲータ」の番組表の作成がチャンネル数が多くなるとちょっと待たされるのだが、これがめちゃくちゃ速くなった。体感では前使ってたAthlonXP(166×11=1.8GHz)の倍近い、ちなみにこちらはSuperPI 104万桁は約59秒。あとLive2chのdat→html一括レンダリングもレス数が800位になるとちょっとかかってたのだが、これもはっきり体感できるほど速い。いい感じ。

で、今鯖機に使ってるi815+鱈セレ1.3GHz(SuperPI 104万桁が2分30秒位…)が遅いしマザーがBigDriveに対応していないので、今まで使ってたAthlonXPを移植してクロックと電圧を可能な限り落として入れようかと思ったんだが、CPU近くのコンデンサのてっぺんから見事に軽い液漏れの後が…、そんな訳でちょっと思案中。いや会社に行けばこの位チャッチャと交換出来る人はいるしパーツショップも近いのだが、わざわざ頼むのもなぁ。どっちにしろ鯖機のOSも色々怪しいので近々クリーンインストールが必要な予感。

今後の予定としては、数年後win vistaが安定した頃にx64bit版を(多分)OEM版で購入してその当時のお買い得な構成に変えて、今回買ったOpteronを鯖に回す予定。ま、しばらく先の話ではある。

[^1]: ピアノをループ無しで一音30秒サンプリングとか、バカな世界だ…