[PS2]GranTurismo4 Trial Version

要するにGT4の体験版。店頭でデモしてる奴と全く同じ奴が雑誌「ザ・プレイステーション」に付いてくるというので購入してきた。他にも32Pのプレビューブックが付いてくるのでまぁ割安感はある。

収録サーキットはニュル北、トライアルマウンテン、パリ市街地の3コース、車種はファルケンR34GT-R、R34GT-R Nul、RX-8、FC、AW11とよく判らんラインナップ、FF車一台くらい入れろよ。あとはフォトモードもロケーション二ヶ所付きと。

ただし体験版って事で二分半の制限時間付き。おかげでニュルは一周すら出来ない…がコレは仕方ないだろう。それよかメニューで「ドライバーアシスト」のON/OFFがあるのにTCSがキャンセル出来ない方がずっと問題。製品版は「TCS」「AMS」がON/OFF出来るらしいが…。つー事はABSは全車標準装備かね、ゲームだからこれはこれでいいと思うけど。

んで各コース、各車をパッドで走ってみる…。すまん山鬱、ちょっとだけ見直したよ。今回のGTは割と走って面白いモノになってる。TCSがすぐ効いちゃうので振り回しにくいけど、GT4Pの時にあった謎の超アンダー傾向が無くなってて気持ちよく走れる。というかGT4Pの挙動はやっぱりアレ変だったんだな。

しかしパリ市街地、イメージ的になんか箱のゴッサムの影響ありありな感が…。ここだけレースモードでも一台しか走らないのは大人の事情ですか?

あとニュルはコースの荒れ方にクルマが跳ねすぎな気もする(逆に言えば一番面白いんだが)。ゲームのファルケンGT-Rのリプレイと実車のGDBEインプ8分切りの動画と見比べると、インプの方がずっと挙動安定してるもんなー。AW11なんかサスやわやわだからすげー大変。

フォトモードは凝ってるのは判るけどあんまし楽しくない。というのもカメラとクルマの置き場所に制限事項多すぎるし、操作性悪いし(レスポンスそのものも悪い)、さらにはレンダリングに一秒位かかったりとなんかスッキリしない。なんつーか「セッティングに時間をかけて一発勝負」みたいな、個人的にカメラは枚数撮ってナンボの世界かと思うのでそのあたりが実にスッキリしない。

そうそう画と音、画に関しては空気感が増えた印象はあるにしてもGT4Pから退化してる感が結構ありあり…。窓ガラスがフルスモークじゃなくなったのは非常に好感触だが、かなり濃いスモークで中身は良くわからず。多分簡易モデルなんだろーな。音は「風切り音」が目立つようになって雰囲気は出てる、あとはあまり変わらず。ロータリーが全然ロータリーの音しないし。

放っておくと遊べない追加サーキットとかクルマがデモで出てくるのでちょっと楽しい。オープンカーではドライバーがちゃんと乗ってるけど内装のモデリングとかが外装に比べて非常に厳しい。まぁPS2じゃ一杯一杯なんでしょうなぁ。

っつー訳で思いのほか面白かったり、あとは本編がちゃんと年内に出ればいいのだが…大丈夫かね。

[COMIC]新釈 うああ哲学事典(下)

買ったのはこないだだがようやく読破、結構ボリュームあるんだよコレ。

新釈 うああ哲学事典 下
新釈 うああ哲学事典 下

posted with amazlet at 04.11.27
須賀原 洋行
講談社 (2004/11/22)
売り上げランキング: 809
通常2~3週間以内に発送

前巻に比べて今回収録の連載後期は「哲学」の解説のみならず「どこまでを哲学で表現出来るか」という領域に達してるので少々難解、んでも面白いよコレ。「哲学が面白い」というよりは「哲学論者が面白い」んだよな。

改めて人間って面白いもんだと感じたり、日々の生活に行き詰まりを感じてる人にオススメしておく。

[DVD]CASSHERN

なんかIRCで薦められたので見てみることに。ちょっとは興味あったし。

CASSHERN
CASSHERN

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松竹 (2004/10/23)
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通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 3.3

1 とにかく
1 あんまり映画については、レヴューしないけど・・・なんで絶賛してしまうのでしょ?
5 やっぱり考えさせてくれる

…なんつーのかな、完璧なオタク映画。でも言いたいことをきちんと表現しようとした事は誉めておく。思ったより脚本はマトモではある。演技も邦画にしてはマトモじゃないすか?(偏見

でもそれ以外がねー。世界観含む各種デザインはもう陳腐で恥ずかしいの一言だし、画像はエフェクトかけすぎ&編集に無駄有りすぎで見辛いし、BGMがかなり最低だし。尺も長すぎるし。

やりたい事は判るし情熱も感じられるけど空周りしすぎというか。あとコレなら別にキャシャーンじゃなくてもいいやんとか。あ、微妙にチープなCGと実写の合成が意外に違和感ないのは誉めておこう。

[映画]ゴジラ(NHK BS放送版)

見たのは先日だが忘れないうちにレビューしておく。各シーンはさんざん見てるけどまともに見たのは実は始めてだったり。

ゴジラ
ゴジラ

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東宝 (2001/02/21)
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通常3日間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.7

5 プロジェクトG
5 放射能の脅威 ~広島・長崎の再現~
5 名作中の名作!

昭和29年製作。米製の元ネタ映画があったり、同年の第五福竜丸被爆事件があった事を受けて時事ネタに乗っかる形で急遽製作されたという説もあるが、それが事実だとしてもこの映画の価値を貶める事にはならないだろう。

絶望的な終戦からたった9年、急速に復興していく日本の中でこれだけの映画を創り上げた事自体が凄いとしか言いようがない。ゴジラが踏み潰し燃え尽きて行く東京を見て当時の観客はどう思ったのだろうか。今はちょうど阪神大震災から9年だが、震災前の神戸を訪れている身にはあの天災を気軽に語る気にはなれない。それを考えるに想像を絶する恐怖ではないのだろうか。

この映画の主役は「ゴジラ」ではない。「ゴジラ」というとてつもない「モノ」に対する恐怖する人々、対抗しようとする人々の生々しいドラマである。ある意味「シリアスな戦争ドラマ」でもある。今の日本にこれだけの真実味ある恐怖感あふれるドラマが書けるのか?…そんな事を考えてしまった。

でも、初代ゴジラは怖いけどキンゴジやモスゴジと比べるとあんまし格好良くないね…(汗)

[映画]ゴジラ対ヘドラ(NHK BS放送版)

こいつも未見だったので録画。つーか限られた放送本数の中で敢えてこれをチョイスするNHKってステキ。

ゴジラ対ヘドラ
ゴジラ対ヘドラ

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東宝 (2004/04/28)
売り上げランキング: 3,047
通常3日間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.22

4 天才と言われた子役
4 破格の怪獣へドラとは?
5 時代の申し子ヘドラ

…正直、テーマ曲「ヘドラをやっつけろ」のインパクトがあまりに強かったので半分ネタで見たのだが、思ったよりずっとまともに見れる代物であった。てか「ヘドラをやっつけろ」って劇中で使ってないし。当時の環境公害をきっちりテーマにしてるのも立派、なにせ公害レベルは今よりずっと酷かったらしいし。

終始テーマ曲として流れる「返せ!太陽を!」(こいつも壮絶な歌詞)のインパクト、当時のヒッピー文化の取り入れ方、子供の絵画的アニメーションの意表を付いた使い方。映像&音楽的のインパクトは相当強い。

主人公が子供だったりゴジラが正義の味方って設定だったり(しかもゴジラが上陸しても大したパニックになってないし)、あまつさえゴジラが口から炎(でいいのかアレ?)を吐いて飛んでしまうのは大したことではないのだ。多分。

これも主役は「ゴジラ」じゃないのね。主役は「ヘドラ」とそれを育てた公害に対する人々のドラマ。正直「ゴジラ」を出さなかったらもっと評価されてたんじゃないかなぁ、と。

[DVD]SCHOOL of ROCK

面白いって聞いてたのでレンタルDVDで借りてみた。

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン (2004/09/17)
売り上げランキング: 785
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.5

5 骨の髄までロック
5 かつてのロックファンのために
5 横浜ジャックブラック

いや面白いわコレ。初対面の印象が最悪な主人公がどんどん格好良く見えてくるという、編集も脚本も実に練られてていいです。時間も109分と短くて凝縮感とスピード感あるしね。

そして何よりロックへの愛に溢れてる。やっぱ初めて教わるギターのリフは「smoke on the water」だよなーとか、ちょっぴりでも知識あるとなおかつ楽しめる、無くても十分楽しめるけど。

残念なのが音声がDolbyDigital5.1でDTS5.1で無い事、エンドロールではDTSマークついてるのにー、おかげであんまし音良くない。日本語音声入れる際にカットされたんだろうか。DTS96 5.1chなら買うのでそっちのバージョンも出して欲しい。

しっかし子供達の演奏上手すぎ。プロでやってる子もいるから当然なんだろうけど、ちょっと圧倒されたわマジで。

[雑誌]ケンガイ 12月号(芸文社)特集「ゲーム&ウォッチ・コンプリート」

– だ☆めーづ

雑誌自体は携帯電話情報誌で全然興味がないのだが、なぜか特集が「ゲーム&ウォッチ・コンプリート」って事で購入、情報提供ありがとうございます。ちと雑誌自体を探すのに手間取ったけど。

で、これがまぁ凄く出来の良い記事でビックリ。特集そのものがオールカラーで「ゲーム&ウォッチ」そのものの完全カタログのみならず、「ポケットメイト」からの電子ゲーム史があったり、他社LCDゲームの紹介(これだけでも6P)では名著「Electronic Game Collectors」にも掲載されてない奴があったりとウハウハ。マジで永久保存版モノである。

てか一体なんでまたここまで濃い記事がこんな雑誌に。数年前に「GON!」で家庭用エレメカゲーム特集やったときは「あぁGONらしいなぁ」でまだ納得したんだけど。

でも電子ゲーム史に「光速船/vectrex」が無いのはちょっと残念かと思ったり、いや単なる個人的嗜好ですが。今度はLED/FLゲーム系でもこの手の特集を是非、FLは素子の寿命があるんで難しいけど、製品数はLCD系よりは少ないかと。

[雑誌]F1グランプリ特集 2004-2005 GRAND PRIX YEAR BOOK

ここ数年出てなかったYEAR BOOKが久々に復活、琢磨人気の賜物ですかね。

「F1グランプリ特集」はF1系雑誌の中でも色々技術的に突っ込んだ話が多かったりするので一番のお気に入り。しかし180Pで8割がカラーだというのに定価が外税905円っつーのは驚異的な安さだ。

津川哲夫のマシントレンド解説とか読み応えもあっていい感じ。これを読むと今のF1がどうしてこういう結果になってるのか非常に良く判って良い。写真も見ごたえあってミーハーファンにもお薦め(なのか?)

[DVD]KILL BILL Vol.2

今さらだが久々にレンタル店行ったついでに借りて鑑賞。

キル・ビル Vol.2
キル・ビル Vol.2

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ユニバーサル・ピクチャーズ / ジェネオン エンタテインメント (2004/10/08)
売り上げランキング: 160
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 3.69

4 タランティーノ流
5 2もハマリまくりです!!
5 1よりおもしろい!(ネタバレ)

えーVol.1の方はオレ的にツボ押されまくりで大絶賛モノだったんだけど(邦題が映画秘宝ネタの『ビルを殺れ!』だったら完璧だったのになぁ)、今回のVol.2はVol.1ほどノレなかった…。

んでもツマランって事は決してなくて、音楽とか様々な映画へのオマージュ[^1]とかやっぱりタラちゃん上手いなぁと。Vol.1見て面白かったってならやっぱし見るほうが良いかと思う。あれの後編にこーゆーのを作れちゃうのはやっぱり凄いなぁと。

ただ前後編で四時間はやっぱし長い、編集して合計三時間とかにしたほうが良かった気も。それはそれでもう脈絡つかない無国籍ムービーで楽しそうですが。

[^1]: そういうことにしておく

[DVD]FIA F1世界選手権 90年代総集編

まぁタイトル通りの代物。既に絶版だが探せばまだ新品は出てくる。ちなみに定価は外税で3,500円。

本当はVHS版の方が収録時間が長いのだがそっちの方が高い罠、しかし実はこのDVDって片面一層だったりする、だったら二層式にしてVHS版と同じ値段でいいから同じ収録内容にしろよ(汗) 画質は明らかにVHSよりはいいので惜しいなー。

グチはこの位にして、やはり例のごとく収録時間二時間で10年間、しかも年間16戦とかだからレース毎の情報量はかなーり少なめ。でもまぁ一応ポイントは押さえてあるかと思う。プロストの引退レースの「フォーメーションラップでスピンして終了」が入ってないのはすげぇ残念だ(ぉぃ。

あとDVD特典で各年度のドライバーズ・コンストラクターズリサルトも入ってるんだが、これが上位陣しか入ってないのが非常に残念。ポイント入ってないドライバーまで載ってないと資料にならんしなぁ。

しかしこの時代、70年代、80年代とは違う危うさがあるなー。なんというか電子デバイス全盛期だったせいもあるんだけど、クルマがトンでもない動きすることが多くて危なっかしい。実際大規模な事故もまとめて見ると実に多くて。これを見ると如何に今のF1が空力とタイヤグリップの化け物かがよく判るなー、あと安全性の高さとかも。

F1もWRCも現在のは昔に比べて明らかにエンターティメント性では落ちてる。でもドライバーの事を考えるとやっぱり安全性第一優先にすべきとも思うしな…。なんつーか色々考えてしまったDVDであった。

‘2000年以降は年毎総集編買おうかなー、とか思ってたらDVDは03年度からかよ。本当もうちょいちゃんとして欲しい…。