うちの兄貴が本体バリューパック+リッジレーサーズを買ったので色々と遊んでみる。
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### PSP本体
ゲームに無線LAN接続、フォトビューワ、MP3プレイヤー、動画プレイヤーまで動作確認。
まず良い部分から書いておこう。
– パッと見にはかなりの高級感がある、安っぽくは見えない、ここがNDSとの最大の差
– 液晶がでかくて綺麗、視野角的にワイドにしたのも正解で、大型ワイドTVをちょっと離れて見るのと大差ない迫力がある
– マシンパワーは流石に凄い、PS1.5って話もあるけど見た目はPS1.8位てな感じ
– 本体にちゃんとMACアドレスがあってWEPも対応、標準ファームでちゃんと無線APに繋げてファームのオンラインアップデートが出来たりする。DNSの設定とかもちゃんと細かく出来る
– ヘッドフォンで聞く限り音質は結構いい、MP3もID3v2タグや高レートVBRに完全対応
– アナログパッドが思ったより使い物になる予感、ただリッジレーサーズだとセンターから1mm位遊びがあるんだけどこれってソフト側の問題? 1mmはでかいと思う
– AVビューワとしても使える事を考えると、とにかく二万円の代物とは思えない
悪い部分
– バリューパックに付いて来る付属品は全部安っぽい。自分で買うなら素のモデルを買う。
– やっぱしでかくて重い。ただし重量バランスは悪くない
– 全体的に筐体がかなり華奢な感じ、落としたり踏んだりしたら間違いなく壊れると思う、本体を捻るとUMDが射出するらしいのは初代TOWNSの再来かと思った(ぉぃ
– 液晶画面どころか前面はボタンまで鏡面仕上げなので指紋でベタベタに
– 液晶はかなり残像あり、ラリーXのスクロール程度で残像出るのはちょっと…シューティングは無理じゃないのかコレ?
– 内蔵スピーカーがすげーチャチ、NDSに完全に負けてる、ヘッドフォンアンプの出力はPSPの方が上だけど(NDSというかGBA系はもうちょっとアンプ出力上げて欲しい…)
– コストダウンのためとは言え、UMDディスクケースにシャッター付いてないのはヒドイ、ケースの意味あんましなし。
– MP3プレイヤーとして使う場合にフォルダを一階層しか見に行かない(つまりアーティスト→アルバムみたいに複数階層にしてるとNG)
– 動画プレイヤーが15/30fpsのみしか対応してないっぽい?、現状QVGAサイズ動画の再生しか成功してないので、この辺は純正エンコーダソフト待ちか
てな事でコストパフォーマンスは非常に高い、散々触って「コレ三万円だよ」と言われても「安い!」と思うし、でもコレで何をするかというと…あんまし思いつかんなぁ。電車通勤なら動画再生ハードになるけど。
イメージ的にはiPodに近いと思った。デザインもいいしソフトもいいけど工業デザインとしてはかなりダメダメ感漂うというか。iPodはまだ本体の作りが良いので救われてるが、こっちは本体の作りが華奢だしなぁ。
実際の所、最大の欠点はメディアがメモステDuoであることだと思う。これがSDカードだったなら神ハードなんだが。
個人的には欲しいっちゃ欲しいけど、やっぱキラーソフト出るまで待ちかなぁ。「ナムコミュージアム」と「キングスフィールド」にちょっと期待。
それまでにハード側には「ボタン周りの鏡面仕上げを止めて指紋が付かなくする」のと「液晶の残像を減らす」改良を希望。あと筐体全体の剛性強化か。
NDSとはジャンルが違うので比べるのはナンセンス、ただPSPにかなり割安感があるのは否めないなー。個人的にはNDSもとてもいいハードだと思っております。
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### リッジレーサーズ
シングルレースのみちょっと遊んでみる。相変わらずリッジでした。
挙動エンジンは基本的にリッジ初代~2のソレで「滑り始めると勝手に自車が道路の真中を走る」というアレ(セガラリー1も基本的にコレっぽい、まぁスタッフ同じだし)、例えば右方向にずっと回ってるとたとえ左ヘアピンでもクリア出来てしまうという代物。左右のきつい切り返しなんかはわざと回して通った方が早い気もする(汗) 多分そんなことは無いと思うが
車種毎にメーターパネル違うとか結構作りこんでて感心するんだけど、走り終わってコースセレクトに戻るたびにロードするのはちょっと体感的に辛い、コース決定してからロードするのはまだ許せるんだけど。ロードが全体的に遅いのはUMDの転送レート(11Mbpsとの話)が問題っぽいね。
しかし看板で巧みに遠景を隠してた初代リッジのコース、コースはそのままだが看板が無くなってたりしてきちんと遠景が出てるのは感慨深い。そうもう初代AC版のスペックなんかブッチぎってるんだよなぁ、このちっこいハードで。
音楽も相変わらずなので「リッジ好き」な人ならオススメしとく。ひさびさに聞いたよロッテルダムテクノ。