しばらくサボってたのでネタ出しネタ出し。
以前ネタにした「ベクタースキャン入力をラスタモニタ向けに変換するVectorVGA」のPRO版が出る模様。
[.:: VectorVGA ::.](http://vectorvga.com/VectorVGAPro.htm “.:: VectorVGA ::.”)
どんだけ調整幅あるのかちょっと分かりづらいなー、調整幅をでかくすればSEGA/Gremlin系も映りそうだけどなー。
なんかVectrex Clone作ってる人が居たので紹介。
[Vectrex Clone blog](http://vectex.itherm.cz/ “Vectrex Clone blog”)
誰得な気もするけど、ここまで来たら頑張って欲しいもんです。
あと敢えてスルーしてたけど、NGでもの凄い出物が出て売れた模様。
[FS: Vectrex Android, Mail Plane, MonStorm, & Test Cart – rec.games.vectrex | Google グループ](http://groups.google.com/group/rec.games.vectrex/browse_thread/thread/053f8bb8b9a944ed# “FS: Vectrex Android, Mail Plane, MonStorm, & Test Cart – rec.games.vectrex | Google グループ”)
「Mail Plane」は「Picture’s Duel」みたいにカートリッジに入れて販売しませんかね…。
開発者曰く「PCBと部品42枚のストックが出たから本当の最終出荷やりますよー」という事で現在買える模様。
[Zektor ZVG – Overview](http://www.zektor.com/zvg/index.html “Zektor ZVG – Overview”)
上のリンク内の「Store」ね。本気で買う人はケーブル購入も忘れずに。ちなみに既にTwitter上で一人お買い上げ確認してるw 多分在庫は一週間持たない予感。
同時にハード・ソフトのオープンソース化も進めているらしく、うまく行けば別の所でUSB2.0ネイティブ(USB1.0だと帯域が足りないのだ)接続なZVG-USBを出してくれるかも知れない(勝手な推測です)
USB版出ればWin上からベクターモニタを弄れちゃう訳で、その辺りうまくいけばいいかなー。
えー昨年末に某個人サイトにて「TEMPEST」が売りに出てまして、聞いてみたらeBayの相場より安い。しばし悩んだ挙げ句に買ってしまいましたよ、ええ。
TEMPESTの基板(表側)
TEMPESTの基板(裏側)、この基板間接続コネクタがまた高さ方向にでかくて、水平に置くと基板たわむたわむ(汗)
そして新年早々ボイラー工事で大出費が確定した頃に、突然eBayで「Major Havoc」がBuy It Now(ヤフオクの即決とほぼ同じ)で出てる! いやしかし値段高いわ…。
と思ったら突然値下げ!さらに悩んでたらもっぺん値下げ! 安くはないけどちゃんと動作確認済みの奴としてはそう悪くない…むー、んで夜中に散々悩んだ挙げ句買ってしまいました。
MAJOR HAVOCの基板、これはTEMPEST筐体へのコンバージョン用基板。
オリジナル版基板じゃなくて「TEMPEST」筐体に取り付ける用のコンバージョン基板。基板そのものはオリジナルとほぼ同等品で、カードエッジコネクタの配線違いとかX-Yアンプの違いとかは別のI/F基板で変換してる。んでそのI/F基板抜きで買ったと。さるルートから「この基板はオリジナル同等に戻せる」という情報を頂いていたので買っちゃったと。
んで、「Major Havoc」の基板は先月の10日だったか、頭痛が酷くて会社を休んで寝込んでる時に届いたのがコレである。エアキャップでカバーした後、緩衝剤入り封筒に基板を入れて、それをまた反対方向から緩衝剤入り封筒に入れて…と五重くらいの封筒状態で来たのである。良く折れなかったなコレ(汗
そしてしばらくして「TEMPEST」の基板も到着…と思いきや何故かブルガリアに行ってしまい届いたのは先月末。こっちは立派な箱でありました。ええ家具かなんか届いたかと思ったよ(汗)
さて基板があってもそれだけじゃ動かない。純正電源とレギュレータ・アンプボードは既に手に入れて「STAR WARS」で動作確認もしてるんだけど、ATARIのハーネスって基板毎に違うのよ。電源線の大体の位置は似てるけど、似てるであって同じでないのがまたなんとも。
で、海外だとハーネスがまず売ってない。仕方ないので部品を注文して自分で作ろうとするも部品のリストアップがまず大変。そしてそれなりの価格になるけど一月はボイラーだけでカードの請求額がアレなんで出来ればこれ以上買物したくない。いや貯金的には大丈夫なんだけど、心理的にね。
という訳で紆余曲折あって二月に入って一気にパーツと工具を注文、また届くまでちょっと紆余曲折あって全部届いたのが先週の木曜日。
それから一週間延々とハーネス作ってましたよ、いやまさかこんなに時間かかるとは思わなかった。その代わり手持ちの基板三枚分のハーネスが作れたので良し。これでムダに長い純正ハーネスも手放せるし。
ハーネスのコネクタはエッジコネクタを除いて全部molex製、エッジコネクタは44ピンだけ国内のショップで購入可能なヒロセ製、24ピンと30ピンが国内で入手難なのでDigikeyにて購入。
電線は基本的にAWG20、途中36VACと50VACが流れる部分があるのでそこだけAWG16。AWG20は結構高いので、ボタンとかの信号線はジャンクで買ったバラ線、多分AWG22位。
さて作ったハーネス、まずは全ゲーム共通分から。
電源ユニットに繋ぐAC100V電源ケーブルと電源スイッチ、電源スイッチはオリジナルのごっついタクトスイッチと比べると安全だが風情皆無
電源ユニットからの出力、右の二本はAudio Regulator IIボード(以降ARII)に入力
ARIIからの出力ケーブル、本来はエッジコネクタから直接ARIIに刺すのだが、抜き差しでARII基板へのストレスが半端無いので中継コネクタ型式に変更、ちょっと短いので多分作り直す予感
延長ケーブル、左がコントローラ用12ピン、左がX-Yモニタ用15ピン。オリジナルのハーネスもX-Yモニタ用ケーブルは短いのでそこだけ延長ケーブル作る人も多し
入力デバイス、左がCOIN、COIN AUX(SLAM)、TESTスイッチ、左がTEMPEST用コントローラ一式、基板はテストピン出し用、スピナーは某氏に譲って貰ったオリジナルでボタンもオリジナル同様のリーフ式、スタートボタンは中華製LED付、これが品質悪くて泣ける…
音回りは悩んだ結果、Hi-Lowコンバータでラインレベルに落としてアクティブスピーカーで音量調整することに。上のハーネスはモノラル音源でステレオスピーカーを並列接続する用
TEMPEST用ハーネス、カードエッジコネクタは44ピン/30ピン、初期のタイトルのせいかかなり接続がカオス
STAR WARS用ハーネス、カードエッジコネクタは44ピン/30ピン、TEMPESTよりマシだがコレもカオス。この基板だけ一応ステレオ
MAJOR HAVOC用ハーネス、カードエッジコネクタは44ピン/24ピン、一枚基板って事もあってサブコネクタがモニタ出力だけでかなりシンプル。使う電源線も少なくて楽
さてハーネスの導通チェックまで出来たらパーツを用意して繋げるだけでOK。まずは基板が一番安い「TEMPEST」から。
…動かない(汗、いや正確に言うとテストモードには入れて、そこでエラーが表示される…。色々やったけどお手上げ。
ハーネスに問題があるかもなので、次は動作確認済みの「STAR WARS」を繋げてみる。…って普通に動くな。思わずワンプレイ遊んでみたが全然問題無し。つまり「TEMPEST」は基板がダメ?
さらに「Major Havoc」を繋げる。一番の高額基板、しかも本来の接続方法とは違うやり方って事で凄く心配してたのだが、これが全然問題無く動いてしまった。おもわずコイン投入後に始まるデモアトラクトを動画撮影してみたり。
オリジナル版とコンバージョン版の違いはそのうち詳しく書きますが、とりあえずコンバージョン版はクロックダウンされてゲーム全体の速度が落とされております。それだけならいいけど、VectorGeneratorのクロックも落とされちゃうのでリフレッシュレートそのものが落ちちゃう。迷路面の壁が若干ちらついて見えるのはそのせい。
つう訳で「ハーネス完全自作」「基板動作確認」まで完了。懸念していた「Major Havoc」が完全動作で良かったけど、紆余曲折あって手に入れた「TEMPEST」が動かなかったのがなんとも…。とりあえず売り主は「テストしたら連絡してね」と言ってたので、正直に「動きませんでした」と報告しとくか…。
そして基板その他はしばらく休眠。また書籍自炊でスペース広げたら、ちゃんと基板も収納出来るコントロールボックスを作る予定。それに合わせてちゃんとしたコンパネも作る。んで空いたスペースにコントロールボックスとX-Yモニタを常備していつでも遊べるようにするのだ。目標は…夏辺りって事で(汗、冬が来ると作業し辛いからそれまでにはなんとかしたい。
昨日新たにブツが届いたのであります。
RAM Controls製リプロダクション版STAR WARSコントローラ!
借り物で動かそうとしたその日に某フォーラムで新古品が出ておりましてね…。モノは「RAM Controls」というところで作ってるリプロダクション版。オリジナルの完全再現では無くて、オリジナルの操作性を保ったまま現在の品質で出すのが売り、らしい。
[RAM Controls – Reproduction Arcade Parts](http://www.ram-controls.com/ “RAM Controls – Reproduction Arcade Parts”)
新古品の割に安くはない価格だったけど、「RAM Controls」という所は配送が遅いとか届かないとか色々有りまして。特に某フォーラムで一日限定の半額セールなんてやったもんだからかなりヒドい事に。そんな訳で今このタイミングで新品を買うのはかなりリスクがあるけど、新古品なら確実に届くだろうと。そういう訳で購入を決めた。。
…RAM Controlsにはなんとか潰れないで欲しいんだがな(汗
ちなみに品質は結構良い。操作感もバッチシ、クソ重い所もそのまんま(汗) 問題は筐体側に固定するためのボルト長さがオリジナルより短い事。オリジナルは20mm位で「これなら15mm厚の板に取り付けられるな」と思ったら、このリプロ版だと15mm位しかない。
そんな訳でどうやって取り付けようか思案中。薄めのMDF材に取り付けちゃうかなー。某所でレビューやってたけど5/8厚MDF材を使って取り付け部分だけ座繰りしてあったのでやっぱりそこはオリジナルと同じ20mmにすべきだと思うんだよ。
リプロ版と借り物を並べてみる
こうやって前回使った借り物と比べるとグリップ形状が全然違うのが謎。どっちかと言うと借り物の方が細身かつ手にフィットする形状で良い感じなのだが、左右の型のズレとかヒドイ事になってるのね。
「RAM Controls」のホームページでは細型グリップに見えて、このリプロ版をレビューしているサイトだと間違い無く角形グリップ。そしてオリジナルを調べたらどうも両方の形状が存在するっぽい、謎。
そもそもこのコントローラはSTARWARSで初めて民生機に使って、その後微妙に形を変えながらもかなり後期(「S.T.U.N.Runner」とかも中身はコレだ)までずっと使ってた代物なんだけど、元々は通称「Army BattleZone」こと「Bradley Trainer」で作ったモノが原型である。
[Bradley Trainer](http://www.safestuff.com/bradley.htm “Untitled Document”)
あらグリップ部分がそっくり、というかそのまんま。
という事でなんとなく「前期型グリップは角形」という事にしておく。そいやナムコのサンダーセプターもほぼ同じだったような記憶なんだけど、あれはガワ違いで中身同じなのかなー。
んで今日また一式引っ張り出して動作確認してみた、当然コントローラはOKで一安心。
しかし最初動かそうとしたら表示が明らかにおかしくてかなり焦る。文字も読めないし輝度がむちゃくちゃ高くなってる所もあるしで軽くパニック状態。
結局何回かハーネスを刺し直したりしたら復旧した、原因は未だ不明。ラスタスキャンのゲームだったらまだいいけど、ベクタースキャンのゲームで表示系がダメになると相当焦るね、トラブルシューティングが凄く難しいから。
ついでに前回自己診断テストでおかしな部分があったのでちょいと調整。大分マシになったけど結局ゲームには関係無し。改めて見るとMAMEと全然映り方違うのなー。表示上の四隅に青点があってMAMEではここが画面の四隅なのだけど、実際の描画はこの青点を超えた部分までやってる。
この辺りは改めて動画撮って検証したい。しかしやっぱりコントロールBOXみたいなの作らないとダメだ、まずゲームにならないし。ハーネスも何回も抜き差しするの前提で作ってないし。この辺りはベランダが使える春までお預けかも。
本日ようやっと全材料も揃って、体調もオッケー時間も十分あるって事でやってみたですよ。
まずは材料を並べて結線。
このblogじゃ初公開かも知れんデカブツこと前回とは違うX-Yモニタ、自分の手で完全レストア済み
専用電源とレギュレータ・アンプボード、手前側はコイン・サービススイッチとか付いてるユーティリティパネル。もうハーネスが嫌になる位の分量ってのがお分り頂けるだろうか
肝心のゲーム基板。怒濤のサイズ+三枚基板
謎の借り物コントローラ(通称FLIGHT YOKE)、SW用じゃないけど表面のオーバーレイ以外はSWコンパチ
んでポチっとな。
無事…動いたぜー!
デス・スター爆破シーンをiPhone4でサクッと取ってみた。動画撮ってTwitterクライアントでアップロードするだけ、凄い時代だよなー。振動がヒドイのは手持ちなのでご了承を。
と、言うわけでござんす。基板そのものはまさに「100% WORKING」って感じ。一部表示テストでちょっと表示がおかしいけどゲームには全く支障ないんだよな…。
ちなみに最初スピーカーからのハムノイズが酷くて悩んでたのだが、結局eBayで買った激安Hi-lowコンバーターがダメだったというオチ。安いからまぁいいけど、ちゃんとした奴買わないとダメだねありゃ。別の手持ちを暫定的に繋げたら音楽も鳴るしスピーチシンセも喋りまくるので一安心。
今YouTubeとニコ動にアップロードしているVectorMAME+WG6100でのゲーム動画も撮り直す予定ありです。しっかし部品単位で手に入れてここまで動かした奴って世界的に見てもあんまし居ないだろうな…(汗
すいません、今回完全に与太ネタ。
大分前にニコ動でやってるゲームグラフィックTV(GGTV)に光速船が取り上げられて云々、っつーエントリを書いた訳ですが、某有名ぶろがーの人wとTwitter経由でこの番組の話をしてたら氏がこの2ちゃん過去ログを発掘してきました。
[ゲームグラフィックTV](http://www.unkar.org/read/pc12.2ch.net/streaming/1272309233 “ゲームグラフィックTV”)
>>117の人とか何人関わってるのか知りませんが、オレの全く知らない所でオレが擁護されてました。なんかネット凄いwww
特にスクランブルウォーズの版権ネタでコメント入れたという件については完璧に忘却しておりまして、「え、オレそこまでやってた?」と思いつつ自分の書いた過去エントリを見たら本当に自分で書いてありました。ありがとうございますw
他にもテキストやら動画やら丸パクリされた方は居るようですねぇ、せめて説明分の所に参照元サイト書けばいいのに。
ただ一つ言うならば、「All About 光速船」に関してはめちゃくちゃ時間かかってます。順番から言うと光速船周りのコレクションを揃えようとしたら一通りの情報が集まったのでそれを公開したというのが正しい。労力とかは完全に自分の趣味だから別にいいんですけども、逆に言えば一つの機種だけでも掘り下げるのには無茶苦茶時間が必要なんだよね。
その辺りマジメにやってたらゲームグラフィックTVを100回以上続けるとか不可能な訳で、多分取り上げる全機種で同じくらい掘り下げてたら先に一生終わる気がします(汗
「All About 光速船」にしても全てが全て一次ソースである訳でもないので、その辺りは突っこめないんですよね。だからゲームグラフィックTVに関しては現在完全に放置しております。
ただ「光速船/Vectrex」のサイトとしてはそれなりにきちんとしてるつもりではあったので、こうやって他の方からフォロー入ると非常に嬉しいです。件のスレに書き込んだ人がココを見てるかも知れないのでお礼を言っておきます。いや本当ありがたい。
「もう光速船関係のネタはないの?」って言われたら、実は結構面白いネタがあるんだけど未だに手を付けてないという始末…(汗) 今仕事がちょっと立て込んでるので、そっちが一息付いたらやりますかねー。
ネタにするの忘れてたが、こんなの出ております。
[Vectrex Mr. Boston Boxed – eBay (item 250678211957 end time Aug-15-10 12:52:44 PDT)](http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=250678211957&ssPageName=STRK:MEWAX:IT “Vectrex Mr. Boston Boxed – eBay (item 250678211957 end time Aug-15-10 12:52:44 PDT)”)
いや、$3,000でまだ「Reserve not met(ヤフオクで言う「最低落札価格に達していません)」っておかしいだろ(汗、$3,000をbidした人も相当だが。
確かにボックス付は初めて見たような記憶もあり(カートリッジだけでも$1,000は超える)、超レアなのは間違い無いけど、これ普通のソフトとどこが違うっつーたらタイトル画面だけなんだよな…コレクター怖い。
そろそろ新しいネタが入手できそうなので、サイトの更新もあるかも…。