実は見たのはちょっと前なのだが、その時には衝撃がでかくてレビューを書きあぐねていて、「底抜け合衆国」を読んだ後に再度見直してようやくレビューを書く気になった。ブッシュ再選が決まってしまった後にこれらを見て読んで、レビュー書くのもなんだがアレだが。
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まず体験するべき
9.11
ムーア監督のメッセージ
ブッシュとビン・ラディングループの癒着はおぼろげながら知っていたし、多くの戦争が(特に宗教戦争以外は、と言ってもいいか)経済行為の延長線上にある代物だという事も理解している。その愚かさも。
でも知っていたつもりだったんだな、と。
改めて映像というメディアのインパクトに打ちのめされた感じである。真実はいつだって残酷なもんだね。そしてそれは恐ろしい事に今もなお進行中だ。
この映画はいつものムーア流「コメディタッチながらドキリとさせられるドキュメンタリー」だ、ドキュメンタリーにありがちな堅苦しさは無いが本質は決して外していない。「公正を欠くムーアによる反ブッシュ映画だ」という人もいるが、そもそも映画である時点で「完全な客観性」は失われるため全ての人に公正なドキュメンタリー映画など存在しない。事実は一つだがそれをどう受け止めるかは人それぞれだ。ただし見たままを安直に自分の考えにしないこと、あくまで自分で考えろ、と言っておく。
と重たい話はここまで。映画としては大統領選前に間に合わせるためか、反ブッシュのメッセージが強すぎるせいかちょっと編集不足というか偏ってる感はするのは確か。しかしムーアは相変わらず選曲のセンスいいなぁ。あとドキュメンタリーで言うなら前作の「ボウリング・フォー・コロンバイン」の方がもっと判り易くて、かつ考えさせられる内容であるのでどちらを見ろと言うなら「ボウリング~」の方かオススメ。一番のオススメは両方見ること。
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銃社会
アメリカ人が見ないと意味がない
アメリカが特殊なのか?
12/5追記
参考リンク:「華氏911」とイスラエル
こういう話もあるって事で、でもオレ「サウジ叩き」には見えなかったけどなー。やっぱ個人個人の解釈ってことで。ところでムーアはケリーも「イラク戦争を支持した」という理由で決して支持はしてないんだよね、こう考えると…さて思想を左右させてるのは一体どこの誰なんでしょうか。