2006/11/22(水)の日常

流石にあんまし寝れませんでした。でも辛いってほとでもなく、むしろ早めに目が覚めてしまったので久々にノンビリと朝刊を読んでから出社。

仕事は実際に使用するデバイスを引っ張り出して本格的な試験開始、このデバイスってのが価格7桁らしいのでちょっと緊張する、つうか先日あやうく机から落としかけたのはナイショだ(汗)

…むー、些細な問題が出てるのはいいとして、やっぱ実データのノイズというかデータ値の振れが予想よりでかい。なんとか対処したが結局昨日速度アップした分は帳消しにー、あぁ意味ねぇ。

元々「どこまで出来るか判らないが、出来る所までやってみる」って仕事なので仕方あるまい。納期はまだたっぷりあるので、金曜日にもうちょい試験をやって上司と相談してみる。相変わらずダルいので定時で退社。

TV BROSで知ったが海洋堂の若旦那、何時の間にかFlak37すなわちドイツ88mm高射砲(Wikipedia)の本物(砲身に穴を空けて使用不可処理済)なんて手に入れてたのね。まぁ本当に凄いのは若旦那に譲る前に最初にコイツを日本に持ってきた人だとは思うが。展示とかやんないかなぁ。

そいやPS3のGT HDが予想通り延期っぽい(日本語確定ソースはまだ無し)。ロンチソフトが不足しているPS3の客寄せパンダ的ソフトだと思ってたからある程度完成度が低くても出しちゃうのかなーとか思ってたら海外の記事では「’07 late」つまり来年末って一体。

しかしあちこちのスレで延期に対してほとんど怒りの声が上がっていないのはちょっと笑った、みんな「12月に出ない」と確信してたのね、個人的には延期しても春までだと思ってたのでちょっと驚いたが。ま、延期した分いい物が出来ればいいですな。「GT HDを12月に出す」ってのは多分クタの願いであってポリフォニーの山内は被害者くさいし。

しかしPS3専用だった筈のソフトが次々とXBOX360とのマルチタイトルに変更になってる模様で、これでMGS4がXBOX360に出たらマジでPS3買う理由が本当に無くなる。MGS4がXBOX360に来る可能性は非常に高いと見ている、そもそも日本より北米で数が出るタイトルだし、MGS2は海外のみ初代XBOXで出たしね。


### ケンウッド、48万円のCDコンポで「TRIO」を復活
(AV Watch)

これで日立が「Lo-D」を復活させれば(ry


### [ネタ]ポリゴンゲーの歴史

なんか気になったのでポリゴンゲーの歴史についてちょっと調べてみた。

– 1984年:アタリ「I.Robot」(世界初のポリゴンゲー)
– 1984年:テクノソフト「プラズマライン」(日本初のPCポリゴンゲー、X1とかPC88とか)
– 1988年:ナムコ「ウィニングラン」(国内メーカー初のACポリゴンゲー)
– 1992年:セガ「バーチャレーシング」(セガ初のACポリゴンゲー)
– 1992年:オリジン「ウルティマ・アンダーワールド」(PC用ソフト、多分世界初のテクスチャマッピング)
– 1993年:ナムコ「リッジレーサー」(AC初のテクスチャマッピング)
– 1993年:セガ「バーチャファイター」(世界初のポリゴン格闘ゲー)
– 1994年:セガ「デイトナUSA」(セガ初のACテクスチャマッピング)

ポリゴンは「I.Robot」をベーマガで知った口で、その後X1で「プラズマライン」を遊んだ訳だが、「プラズマライン」って1プレーン描画とは言え画期的な開発の速さだな…。

しかし吉村功成氏(Wikipedia)の現状が凄くてちょっと驚いた。ペガシスに入った辺りまでは知ってたんだけど。なんにせよ頑張って欲しいものです。

個人的には「ウィニングラン」で感動、そのため「バーチャレーシング」にはあまり驚かなかった(ゲームは面白かったけど、中級コース最高)。テクスチャマッピングも当然の流れであると思ってたので「凄い技術だ」とは思いつつもあまり感動はしなかったのだが、AOUショー(だっけ?)で前知識無しに見た「バーチャファイター」には本当に驚かされたのが印象深い。当時「こんなの、出るのが5年速いよ!」と思ったもんだ。

それが今じゃ3D処理周りの技術はトンデモな領域にまで昇華してるし、技術の進歩って凄いね…。

[書籍]The LEGEND of OPTION復刻版 (Vol.1)

ちょい前に書店で見かけて、しばし悩むが結局購入。

The LEGEND of OPTION復刻版 (Vol.1)
三栄書房
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なんで買ったというと「ゲーリー・アラン・光永」氏のシボレーV8ラージブロック搭載のパンテーラ関連の記事が読みたかったから。矢田部で日本で初めて300kmオーバーを記録した伝説のマシン。今見ても格好いいなぁ。

「最後に助手席に乗った」福野礼一郎が事の顛末をあちこちで書き散らしているので知っている方も多いかと思うが、当時の復刻記事および実際に例のパンテーラを製作したARB細木氏の最新インタビューを読む限り礼ちゃんの書いた文章は「フィクション要素が非常に多い」事が判る、ぶっちゃけて言えば「美化しすぎ&事実誤認&間違い多すぎ」。ま、この本を読む以前にあちこちで「事実」は目にしていたので別にショックではない。ただ礼ちゃんの書いた文章しか知らない人は一見の価値はあるかと思う。

それにしても矢田部の記録、計測当日朝にマシンが組みあがって東名で最低限のセッティング出しだけしてアレか。その後セッティング出しはきちんと行ったとの事だが、その状態ならマジで目標の320km/hすなわち200mph超えも夢では無かったのかもなー。

ただエンジンルーム、綺麗だけど本当にスッカスカなのね…。Gr.4仕様のパンテーラはエンジンルームにパイプフレーム車みたいな補強が入ってるからオリジナルの剛性は相当不足してるんだろう、これで推定500psオーバーのエンジンを載せたらそりゃ事故るのも無理は無いかと。美化するつもりはないけど、なんというか「兵器に魅了される」みたいな部分はあるなぁ…。

ちなみにこの本、当時首都高最速を誇っていたブルーのトランザム(現トラスト副社長の大川氏のクルマ)とか、妙な所だとなつかしの「ヤンチャ・ラリー」とか乗っててちょっと楽しい。まぁ完全に懐古趣味なんですけど。