2012年09月08日(土)の日常~函館旅行二日目

8時頃に自然に起床。気づくと隣で寝てた二人がもう居ない。…とりあえず昨日あちこち舐められたところがベタベタするので顔洗ったり、足元をシャワーしたり(汗

9時過ぎに家主自らの海鮮丼を朝食に振る舞ってもらう。器一杯のイクラ&サーモン+ウニ! 豪華! いやまぁイクラは普通にオレも食べますけどね。美味いです。名古屋から来た客人感激しまくり。うん北海道の人間はシーズンになると「ごはんですよ」みたいな勢いでイクラをご飯にかけるからなw

その後は市電一日切符(600円)を購入して市電で移動。市電のホームがめちゃくちゃ狭くて(50cm位?)なんか怖いんですが。「十字街」で降りて「金森赤レンガ倉庫」を観光。

[函館観光とイベント・グルメ・ショッピングの金森赤レンガ倉庫](http://www.hakodate-kanemori.com/ “函館観光とイベント・グルメ・ショッピングの金森赤レンガ倉庫”)

スタバで一息いれたり、あちこちお土産屋を冷やかしたり。結構賑わってるなー、いや個人的にはちょっと小樽運河と被ってるなーとは思ったが。あとやっぱり土地柄イカグッズが多い。イカ娘とのタイアップ製品もあるでよ。お昼は「えん楽」で塩チャーシューメン。旨かったです。にしても暑い…。

家に「お土産にリクエスト無い?」と聞いたら「古いお菓子で『函館山』というのがあれば」という回答。はてそんなの見てないな。と思いつつ検索したらデパートやらキオスクで売ってるらしい。つー訳で市電にて函館駅前に移動してあちこち散策してなんとか発見。良かった。ついでに何故か国鉄博物館とかその一階上にあったアニメイトとか冷やかしたり。

しかし昨年の大震災で、この辺りも津波でかなり浸水したと聞いてちょっと怖くなる。見たら「海抜:1.5m」とか書いてあるからそりゃそうだろうなー。

その後は券売所に行ったりして、いい加減疲れた&汗かいたので一回帰宅して、風呂道具を持って、市電の「函館ハイカラ號」を狙って乗って、それで「湯の川温泉」まで行く。本数メッチャ少ないけど、運良く乗れてよかった。

[函館市企業局交通部「復元チンチン電車・箱館ハイカラ號」](http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/transport/39/haikara.htm “函館市企業局交通部「復元チンチン電車・箱館ハイカラ號」”)

湯の川温泉にある古いホテルに入って入浴料を払って温泉を堪能。汗を流した後は休憩所でひたすらダラダラと。いい休日だ…。

一回帰宅して、晩飯に近くにある函館名物「ラッキーピエロ」に行く。函館で有名なハンバーガー屋さん、と思ったらやたらメニュー豊富なのなココ。名古屋からの客人が「函館山バーガー」というでか過ぎて箸を刺して安定させてる奴を頼んだので、その下の「ふとっちょバーガー」という奴なら普通に手で持って食べられるだろうと思ったら、こっちも箸を刺して安定させて系でした。てか見た目あんまし「函館山バーガー」と変わらん(汗) なんか普通のハンバーガーの時点で十分デカイみたいだわココ。

そのあまりの量に食べきれるのか? と心配になったが、中身がバラエティに富んでいるので食べてみたらいろんな物を回し食いしてるみたいで飽きない。んで勢いで全部食べてしまった…(汗) さすがに腹一杯ですわ。名古屋からの客人は追加でデザートとか頼んでるし。他にも気になるメニューが多いので地元にもちょっと欲しい。美味いし安いし。ただ量&カロリー多すぎだがw

帰宅後は21時からZUNTATAナイトが始まったのでそれをBGMにしてダラダラとTwitterしたり。気づいたら椅子の上で寝落ちしてた(汗) さらに物凄い雷雨だし。犬が怖がって椅子の下から出てこないw

「ダライアス」でその名も高いOGR氏が再びゲームの楽曲をメインで担当する、ってiOS用のワイヤーフレームゲームか! ちょっと楽しみ。

[VECTROSスペシャルサイト | nenetは新タイトル 3Dシューティング VECTROS を開発中。](http://vectros.ne-net.jp/ “VECTROSスペシャルサイト | nenetは新タイトル 3Dシューティング VECTROS を開発中。”)

個人的には見た目がベクタースキャンっぽくなるような監修役やりたいです(何様

目が覚めたのでダラダラと再びゲーセン合宿。横画面の方は昨日から「プロギアの嵐」を遊んでるんだが、コレ遊びやすくて、かつ面白くていいなー。戦略性あるし、最近の「どこを通せと?」という弾幕系じゃないので色々と安心感が。頑張れば一周できるじゃないかなーという気分に。

縦画面ではオレの持ち込んだ「ゼビウス」を。んで弾幕系を普通に遊べる人がゼビウスを遊ぶとエリア1で全滅するという事もあるという事実にちょっとショックを受けるw 確かに今の弾幕系とは全く違うゲームではあるけどさ…。まぁちょっと練習したら最初のアンドア・ジェネシスまで行ったので慣れの問題だろう。それでも弾の間をすり抜けようとして死んだりして、やっぱ溝あるなーw

自分もプレイしてみたら、レバーの状態が良い&筺体なんでラフに扱っても土台が安定してることもあってやたら調子が良い。考えてみればゼビウスって「ソルの得点がやたら高い」「割とエブリエクステンド点数が低い」ので、ソルやSPフラッグの位置を知ってると凄い有利なんだよなー。最初のアンドア・ジェネシスを倒した時点で残機6である。最近のシューティングでこんなのはまず無い。「ほとんどエクステンドしない」とか「一回死んだら復活が極めて困難」とかばっかしなー。なんか「失敗が許されない日本社会」みたい。

そんな訳で自己最高のエリア16冒頭まで行ったけどプラグザガート連発やらで全滅。もうちょい頑張ってマップ覚えればエリア16越せるかなコレ。それ以前にやっぱちゃんとしたレバーと土台の固定が重要だわ、やっぱし。

ちなみに「プロギアの嵐」は調子良くて3ボスまで。「プロギアの嵐」はあんましエクステンドしないっぽいが、復活は割と楽。個人的にはどちらも同じくらい楽しいすよ? それよか「NEMESIS」の復活パターン作成は熱いけど、4面が本気でツライ。いや「途中で死ぬな」って話なんだけどさー。

日付が変わった辺りで眠いので寝床に移動。明日は移動日だから余力残さないと。

2012年09月07日(金)の日常~函館旅行一日目

目覚ましで起床。やはり目覚めがいいな…、マジで効くのかな>寝る前に小指に冷湿布。

半袖だと涼しいかな?という中を出社。ようやっと夏が終わるのか…。

途中でなぜか日当たりが良い場所にキムチが置いてあって非常に気になる。アレずっと放置してたら爆発しないか(汗) いや「キムチは爆発する」とかそういうネタではなくて、キムチに限らず発酵食品の類を密閉容器に入れて直射日光に当てたらマズイよねって話なんだが。

今日は午後から函館旅行なんで気楽に出社。…した所で気づいた、イーモバのwi-fiルータ(GP02)がパッキングしたまま自宅に置いてきちゃった。iPad持ってきた意味ねえ。仕方がないのでiPhoneでチマチマとTLを見ながら仕事。

昨晩発表されたAmazon Kindleの新機種を見る。Kindle PaperWhiteはかなり気になるなー。解像度がSVGA(600×800)からXGA(768×1024)になってるのはデカイ。フロントライト付いてるのもいい。最近koboを使ってて割とE-Ink擁護派なんすよ、ちゃんと端末の解像度に最適化された文章を読む分には凄く読みやすい。端末も軽いし。これで地の色が白に近くなれば…という感じ。

[アマゾン新 Kindle 発表まとめ:Kindle Fire HD、Kindle Paperwhite 登場 – Engadget Japanese](http://japanese.engadget.com/2012/09/06/kindle-kindle-fire-hd-kindle-paperwhite/ “アマゾン新 Kindle 発表まとめ:Kindle Fire HD、Kindle Paperwhite 登場 – Engadget Japanese”)

Kindle Fire HDは興味なし。どうせ中身はAndroid(しかもAppStore使えないフォーク仕様)でしょコレ。DTCP-IP対応DLNAクライアント搭載とかならリモートTVとして使えるけど(てか、そういう端末が一台欲しい)、それも望み薄だし。

日本ではどうなるのかなー。PaperWhiteは値段次第では買うかも。そうなったらkoboは早々と引退の予感だが(汗

仕事は今週分の報告書も上げて無事お仕事終了。という事でサクッと帰宅。今日は函館の友人宅に、名古屋から来客が来るというのでそれに合わせて二泊三日で遊びに行こうというプランである。実はJRのが安く付くのだが、「自前の車で函館往復」は一回やってみたかったので、この機会にチャレンジと。

帰宅後はちょっと前準備とかしたり、昨晩録画した「人類は衰退しました」とか見たりしてから(見るのか)荷物を車に積んで移動開始。まずはガソリン入れて、最寄りのICから高速に乗って移動開始ー。今回は移動距離が長いのでひたすらエコランする。

しかし高速乗る度に「7速欲しい!」と思う。だって6速2,000rpmで80km/hも出ちゃうんだよコレ。今時のコンパクトカーの燃費が良いのはCVTで無茶ぶりなギア比設定が出来る辺りもデカイんだろうな、CVTのポンプロスもあるけどそれを補って余ると。

で、実際に乗り心地が安定するのがもうちょい上の領域。この辺りになると道路の継ぎ目とか「ドンッ!」とか音はするけど運転してる本人は全く揺れない。正直言ってGDBは高速道路を乗ると結構疲れる車だったけど(特に5人乗車とかだと怖い)、GRBは楽ちんだなー。BLレガシィ並に楽ちん、というか乗り心地だけで言うとオレが乗ってたBL5Aよりずっと良い。

途中の有珠山SAでコーヒー飲みつつ一休み。紙コップだと言うのに持てない位熱いコーヒーが出てきて難儀する(汗) 「あと一息かなー」とか思ったら、この時点でちょうど半分なのな。函館遠いよ…。

森ICで降りてちょっと走った所にあるセイコーマートで一息。この時点で18時前。集合場所は函館市内の店でここから一時間弱っぽいので大丈夫だろ多分。とか思ったら流石に下道に入って速度落ちてツライ。高速道路から降りた後の速度差がさらに拍車をかける。

とか思ったら途中で函館新道なる高速道路みたいな所に出て流れがスムースに、制限速度が70km/hとか出てるし、高規格道路って奴か? ひとまず助かる。しかし函館ICを降りてからはやっぱり普通の下道の速度で一気にペースが落ちる。60km/hの速度で止まらずに走ってるとして到着時間を計算するバカナビゲーションが熱いぜ、高規格道路に入ってかなり詰めたのにもう無理だw

で、なんとか約束の19時前に集合場所の回転寿司屋に到着。なんかオレの方が早く到着してしまったので座席だけ確保。ほどなくして函館の主と名古屋からの客人が参上。挨拶もそこそこに回転寿司を食いまくる。一皿110円均一なのでそれはもう食いまくる(汗) こんだけ安くてもちゃんとしてるのが道内の回転寿司のレベルである。

回転寿司を堪能した後は函館の主の自宅に案内してもらう。んで部屋におじゃますると…おぉブラスト筺体が二台(モニタ横・縦で1台ずつ)にテーブル筐体が一台。部屋広くていいなぁ。オレの部屋もベッドとか着替えとか別にすりゃ筺体位入るんだけどね。いや入れるかどうかは別だが。

そして持ち込んできた「NEMESIS」をブラストで稼働してもらう。…おぉ筐体に入ってるとなんか雰囲気盛り上がるなー、なんか発色違うし。あとやっぱり背景黒い(宇宙)系のゲームってブラウン管の方がずっとキレイに見える。そしてやはりいい音!

あとレバーとボタンは持ち主のこだわりで全部セイミツ製にしてあるんだが、コレが実に良い。ブラスト筐体はデフォでサンワ製で、ゲーセンでも割とサンワレバーが多いんだけど、セイミツ製の方がずっと操作感が良くて誤動作も少ない。ちなみにゲーセンの中の人曰く、きちんとメンテしてれば故障率もセイミツの方が低いらしい。

ひと通り楽しんだ後で近くの男三人でスーパー銭湯みたいな風呂に。いい風呂でした。風呂上がりは「VCS版E.T.」Tシャツに、家で愛用してる短パンというお気軽ルックでくつろぐ。んでそのまま函館山に登る事に。

函館山はだいぶん前に来た時になんかの理由があって上まで行けなかったのだが、今回は無事山頂まで行けた。その夜景の実にキレイな事! 100万ドルの夜景! …いや今のドル安を考えると微妙だが。あとアベックが多すぎてウボァー。

ひと通り堪能した後は下山。なんか登山道路が内地で言う所の峠道みたいでちょっと面白い。狭くてすぐタイトコーナーが続くような所。こういう所だと軽量FFか軽ターボが圧倒的に有利だろうなー。北海道の峠っつーたらどこも「その気になればスピードリミッターが当たる」みたいな所ばっかしだし(汗

その後は函館のゲーセンにて、やっぱり今時のゲームしか置いてないのね。それでも初代クレタクがあってちょっと楽しんだり。あとギタドラXG初めて見たり。最近話題のドラム式洗濯機こと「maimai」も遊ぶよ。…いや楽しいけど譜面見づらいよコレ(汗) そして音ゲーをプレイしているとTLで意外に思われてちょっとショックを受ける。ギタドラとかはそれなりにやりこんだんですが…。

うだうだやってるうちに営業時間終了なので撤退。帰宅後は酒入れつつ再びゲーセン合宿。うぅNEMESISがどうしてもボカミスしてしまう&四面辺りで復活パターンが組めない(汗) 横画面の方で初代メタルスラッグを二人同時プレイして連コインの嵐で全クリア、いやー楽しい。終わったら眠くなってきたので適当に就寝。

…って飼い犬が足の指とか舐めて来て眠れないんですが。頼むから足の指を舐めた後に顔舐めないで(汗) そんな事やってるうちにいつの間にか寝落ちてた模様。

[ライブ]PEGASUS ~初めましてツアー~ on 札幌

カシオペア黄金期(と書いてももう問題は無かろう、無期限活動休止中だし)のギタリスト「野呂一生」とベーシスト「櫻井哲夫」がアコースティックユニット「PEGASUS」を結成、どうせ札幌には来ないだろうなー、とか思ったらツアー最後が札幌であった、と言う事で事前に前売りチケットを購入。

その事に気づいてさっそく電話した時点では「まだチケットが来てないので予約だけ承って後ほど連絡します」という事だったのだが、購入しに行った時にこっそり見た予約リストNo.は一番であった。どんだけせっかちだ自分、しかもチケット余ってるみたいだし。おまけに番号は単なる予約番号であって、当日の座席は先着順という始末。

ちなみに初めてカシオペアのライブを見に行った時には既に櫻井氏はカシオペア脱退後だったから、櫻井氏のプレイを見るのは実は初めてだったり。これで野呂・向谷・神保・日山・熊谷・鳴瀬・櫻井と歴代メンバーはほとんど見てる事になる(除くゲスト参加)プロデビュー以降で見てない人は初期ドラマーの佐々木氏だけなんだが最近音楽活動を再開したらしく、どこかで見る機会ないかなぁ。

ライブ会場は南3西3にある宮越屋珈琲(地下にある所)である。定時後に速攻で行ってみたら整理券配ってやんのー、だったら仕事を抜け出して早めに行ったのに(マテ) 番号は30番だからそんなに酷い事にはならんだろうと予想。多分キャパは100人ちょっと位の狭いところだし。

そして店の外でしばし待たされる。やっぱり立ちっぱなしだとすぐ足が痛くなる…、やっぱ今月中旬の走行会は避けた方が無難かねコレは。どんどん人が集まってきて盛り上がってきた、こうなると体調悪いのなんか忘れちゃう。

18:20位から並ばされて18:30ちょい前くらいから入場、なんとかメインステージ前の座席群の端の方を確保。ってそこの座席群は四列しか無いんですがね。大体演奏者から3mくらい。意図せずして櫻井側(ベース側)の席を取れたので満足。

開演まで30分位あるので、その合間に飲み物を頼んだり。流石に良い値段するけどここの珈琲旨いなー。BGMは両氏のソロ作品とかが流れる…ってカシオペアも流れてるやん。そして開演時間の19時ちょい前位から「MINT JAMS」収録版の「ASAYAKE」が流れる、狙ってます。

その「ASAYAKE」が終了した所でちょうど両氏登場。…んー正直「カシオペア」とはもうちょい距離を置いた方が良いと思うがなー。そういう事をしたら「カシオペアの曲メインでやります」みたいな流れになっちゃうし。

それはともかく、使用楽器は野呂氏はヤマハ製のエレアコギターでスチール弦、櫻井氏はアスリート製の6弦24フレ仕様エレアコベース…ってそんなもん存在するのか(汗)弦は見た目ステンのフラットラウンド弦なのかなアレは。

野呂氏はピック弾き(おむすび型だっけ?、フュージョン系はこっちのが多い気がする)で櫻井氏は指弾き。エレキと比べてチューニングがシビアなのかしょっちゅうペグを調整してるのが気になった。

で、アコースティックライブというと落ち着いた大人のライブ、とかバラード系中心とかを普通思い浮かべるもんなのだが、そんなのはこの二人に通用しないのであった。なにこのファンキーなノリのアコースティックライブは(汗) そりゃ演奏後にチューニングも狂うわ。

ちなみにアンプからの音量は抑えめ(なにせアンプ位置が弾いてる本人の真後ろですので)、聴いてるとちゃんとボディから音が出てる事が判る。それにしても最前列中央でずっと下を向いてて聴き入ってたメガネ青年、気持ちは分からんでもないが良い場所なんだからちゃんと目で見ようよ…。つーかオレと場所変われよ(ぉ

カシオペアのライブは散々行ったので野呂氏のギターはまぁ見慣れてるのだが、櫻井氏は前述した通り生で見るのは初めて。って6弦なのにポジション動きまくりな変態ベースライン…。ソロになると15フレ辺りから上で早弾きとかやります。24フレまでフルに使っちゃいます。正直「全く自分で出来る感がしない」なコレ…。

曲は各々のソロ+洋楽の名曲メイン(マーヴィン・ゲイとかスティービー・ワンダーとかジミ・ヘンドリミクスとかチック・コリアとか)って感じ。途中でカシオペアの曲を四曲メドレー(PASTEL SEA、TAKE ME、RED ZONE、MIDNIGHT RENDEZVOUS)、多分他の会場とセットリストは同じ。

あちこちで「RED ZONE」のアレンジが良かった、と言われてて実際素晴らしかったんだけど(なんつーか「えらくファンキーなカントリー」みたいではあった)、個人的には「TAKE ME」に一番感動した、しかもアレンジの下敷きになってるのが定番の「MINT JAMS」版じゃなくて、初出の「SUPER FLIGHT」収録のスタジオ版って辺りもかなりツボ、こっちはメロのリズム割りとかがちょっと違うのね。

カシオペア版の「TAKE ME」では「SUPER FLIGHT」では生ピアノ、「MINT JAMS」ではYAMAHA GS-1(初のFM音源シンセ)を使って向谷氏がシアリング奏法を駆使した(なので両手を使わないと鍵盤押さえられない)名曲なのだが、これをほとんどニュアンスを変えずにギターでやっちゃう所が凄い。てか普通弾こうとも思わねえよあんなん。

櫻井氏は櫻井氏でエレアコベースでスラップ奏法しまくりだし(2弦までサムピングやってました…)、野呂氏もそれに答える様にエレアコギターでスラップ奏法やるし(エレキでもしょっちゅうやってる)、どの辺がアコースティックライブだか良く判らなくなってきた(汗

MCも(これも大体他の会場と同じ内容らしい)櫻井氏が結構喋ってくれて盛り上がる。それにしても「TAKE ME」は野呂氏が19歳の時の作品か…、なんつーか目眩がしてきた。ちなみに当時の楽譜は残ってたのだが、ボイシングをキーボード用に書いてたので(野呂氏の楽譜はコードも全部コードネームだけじゃなくて恐ろしい事に全て五線譜に書いてある、それが普通だと思ってたらしい)ギターにはそのまま使えなかったとか。どんな19歳だよ。

ちなみに「PEGASUS」ってのは「CASIOPEA」ってバンド名を決める際に上がった候補の一つだとか(星座の「カシオペア」の正確なスペルは「CASSIOPEIA」なのはご愛敬、もっとも個人的にはバンド名としての固有名詞だから「CASIOPEA」で良いと思う) もう一つの候補「ANDROMEDA」でなくて本当に良かったw

客層的に洋楽がピンと来ないのか判らんけど、流石にアンコール前ラストの「Spain」はみんな知ってるみたいで大盛り上がり。アレはユニゾンフレーズも多くて見た目も格好いいしね。

という訳でちょっと短かったけど(アンコール二回入れて二時間)大満足でした。ただカシオペア曲と「Spain」でやたら手拍子が多かったのは閉口。アコースティックで音量控えめなんだからそこは押さえて欲しい。

にしてもDVDあったら欲しいなぁ…。どこかの会場でカメラ回さなかったのかな? 音源だけでも出たらすげぇ欲しい。そんな良いライブでありました。

2009年08月15日(土)の日常:東京旅行三日目

8時半頃起床、なんか体があちこち痛い…。先週の「SAPPORO CITY JAZZ」から続いてた妙なハイテンション状態もついに終わったらしい。

ホテルの朝食が9時半までなのでさっさと顔洗って着替えて朝メシを喰う。んでチェックアウト制限の10時近くまでのんびりとしてからチェックアウト。

そしてJR山の手に乗って高田馬場へ、ここにはレトロゲーが揃ってる「[ミカド](http://mi-ka-do.net/ “ゲームセンター・ミカド”)」というゲーセンがあるのだ。近い行くしかあるまいて。

ちょっと場所に悩んだがiPhoneで調べてあっさり解決(本当iPhoneはこういう時に便利)、シンセで有名な「SOUND FIZ」の看板があって行こうかどうか悩んだが盆休み中との事で断念。

んでちょっとだけ歩いてあっさりと[高田馬場ゲーセン・ミカド](http://mi-ka-do.net/baba/ “高田馬場ゲーセン・ミカド”)、通称「馬場ミカド」に到着。入るなりダライアス(EXTRAバージョンじゃない奴、今残ってるのは大抵EXTRAバージョンなのでちょっとレア?)、ダライアスII(二画面筐体)が並んでて感動。

アップライト筐体には「恋のホットロック」と「銀河任侠伝」が並んでたりして、なんつーか凄い所だ…。他にもめっきり見なくなった「ハレーズコメット」とか、2Fにはロストワールド(純正コンパネ)やボムビー(純正テーブル筐体)があってもうカオスすぐる。書ききれないので詳しくは本店サイトにて確認。

そして角の奥にお目当てのモノを発見、ナムコの「スターブレード」である。幸い朝で客も少ない。連コインでクリアすべく100円玉を何枚か並べてからゲームスタート! おぉこの音響とレンズを使った画面が懐かしすぎる…。モニタに文字が思いっきり焼けてるけど、操縦桿がちょっと緩いけどまぁ気にしない方向で。

で、このスターブレードはシンクロ連射が付いてるのでした。実は連付きのスターブレードって初めてプレイするんだけど、連無しに比べたらすんげーヌルゲーなのね…。所々かなり忘れてたが結局3コインでクリア。当日一回目のクリアだったのでハイスコアも当然一位、いや気持ち良かった…。

もう一回やれば2コインで行ける自信はある。1コインがちょっと厳しいが、他のゲームを1コインクリアするのに比べたらやっぱり相当敷居は低いと思う。連無しだと腕死ぬけどな。

となりにタイトーの「ギャラクティックストーム」があったのでプレイしてみる。存在は知ってたが実は見るのも初めて、実際かなりのレアゲーである。プレイした結果…曲は素晴らしいよね、曲は…。なんでナイストの後にこんなゲームバランスの悪いゲームを作るんだか。

しかし演出とかデザインは悪くない。きっちりゲームバランスを取れば相当遊べるゲームになってたと思ったのも事実。そういうゲームが一番多いのもまた事実なんだろうけど。

あとはマーブルマッドネスもプレイ。昨晩話で聞いた通りトラックボールが純正じゃないのでかなりプレイ感覚に違和感が…。とは言っても「慣れる」範囲だそうで、置いてあるだけ素晴らしいと言っておこう。にしてもやっぱこの筐体は格好良い、一家に一台欲しいぜマーブルマッドネス。最近ではアメリカでも値段上がってきてるぜ。

あとはピンボールをちょっとプレイして(謎)脱出。こんなゲーセン、近くに欲しいなぁ…。

その後はまだ体力的に余裕があるのでアキバに寄ってみる、ちょっと頼まれモノもあるし。しかし予想はしてたがロッカーがどこも空いてない…、仕方ないので重たい荷物を抱えつつ(実際にはほとんど衣類なんで見た目ほど重くない)移動開始。

一昨日来た時は余りの変わりっぷりに驚いたアキバだが、中央通りから一本お茶の水側に移動するだけで割と変わってなかった事が判明。てかサンボって移転してたんだな…昔は現アソビット(無くなるけど)の場所にあったよね? まぁ客引きがほとんどメイドだったり、やたらメイド関係の店が多かったり(メイド眼鏡屋ってなんだよ)するけど、それ以外は割とフツー。

昔ながらのパーツ屋も結構健在だったりして嬉しい。マルツとかあのクラスのパーツ屋は札幌にも一件欲しいよねぇ、絶対採算取れないけど(汗

そんな訳でゲハリ、メッセサンオーカオス、ARK、スーパーポテトなどアキバならはでの怪しい店を色々回れたので結構満足。メイド関係? 一件も行ってませんよ。あと同人ショップの類は恐ろしい事になってそうだから近くにも寄らなかった(汗

昼飯はちょっと小耳に挟んだ「[焼肉丼 たどん 秋葉原店](http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13055298/ “焼肉丼 たどん 秋葉原店 – 丼もの(その他)、焼肉、焼き肉(末広町) [食べログ]”)」って所でオススメのカルビ丼+卵スープ。[伝説のすた丼屋 秋葉原店](http://www.antoworks.com/index2.html “伝説のすた丼屋 株式会社アントワークス”)とかは行列出来てたけど、こっちは土曜の昼時なのにそんなに混んでなかった。しかも店内綺麗だし結構旨いしで満足。

本当ゴローちゃんに「この街には食欲というモノが欠乏している気がする」とは言わせないな。もっとも「常識」は欠乏してると思うが(汗

疲れてきたので撤退開始。JR京浜東北線で品川まで移動してから京浜急行で空港行き急行に乗る。んで予約していた18:30の便より早い16:20の便に変更。相変わらず羽田の札幌行きターミナルは異様に遠い…、時間的に余裕のある便を選んでおいて良かった。途中で「万かつサンド」も買ったのでゴローちゃん的に完璧。

機内注意放送でいきなりプロジェクターが死亡したので久々にフライトアテンダント自らの救命胴衣デモを間近で見る、なんか懐かしい。定刻ちょっと遅れで出発、機内でコーヒーが配られるのに合わせて万かつサンド食する。ウマシ。

気がついたら寝てて着陸のショックで目が覚める。その後快速エアポートの時間が迫ってたので急いで乗ったら満席な上に足が激しく痛んでくる罠。仕方ないのでガラガラのUシート席に逃げ込んで、車内添乗員に300円払ってUシートゲット。あぁ落ち着く…。

そして19時半頃に帰宅。あぁ自宅は落ち着く…。シャワー浴びてサッパリ、色々後始末をやってるうちにあっという間に真夜中なので寝るー。

2009年08月14日(金)の日常:東京旅行二日目

さて本日はコミックマーケット(C76)一日目ですよー。という訳で6時ちょい過ぎに起床。

コミケ関係は別エントリにしておく。んで17時半頃にホテルに戻り、今晩飲む予定だった人と「待ち合わせは池袋に19時で」とメールが来る。ってこれから荷物ばらしてシャワー浴びて池袋に移動して…って休む暇ない(汗、なんとか間に合わせる。

しばし待ってたら待ち合わせ人登場。そのまま東武東上線にてちょっと移動して、氏の行きつけの台湾料理屋に行く。小さなお店だが客が自分たちだけだったので事実上貸し切り状態。

ネットでは数年前からお世話になっている方だったが、直にお会いするのは初めてという事で散々話に花が咲く、結局19時半頃から23時くらいまでずーっと居たんだっけか? 以下抜粋

– 「けいおん!」は確かに萌えアニメなんだろうけど細かい部分で音楽好きに刺さりすぎるんだよ! オレは全肯定するよ! 楽器触った事の無い奴はアレの音楽について語るな! と妙に意気投合(でいいのか?
– 異常に濃い&表に出せない昔のゲーセン事情とか色々、というか忠実に書いても判る人間がほとんど居ません
– nakamuraさんとloderunさんはどうかしている、という事で自分たちの事を棚に上げて見解一致
– 某氏の所に訪問に行った話とか、職業がどうのこうの話で盛り上がり…って承諾が無いと詳細書けません
– こないだ行った「SAPPORO CITY JAZZ」の自慢話を延々とするオレ(ひでえ
– 楽器の話で盛り上がり。「いいんだよ楽器持って楽しければ! やらなければ挫折すら出来ないんだし!」

という訳で非常に充実した時間でありました、あらためて御礼申し上げます。それにしてもネット上のイメージと実際の人物のイメージがここまでブレない人も珍しいなーとか思ったのはちょっとナイショ。いや実際に話を聞いたら想像してたより凄い人だったけどね…。

解散した後はそのままホテルまでまっすぐ戻る。ネットを軽く見てから就寝。明日チェックアウトして帰る事は決まったがどうするかは起きてから考える…。

[C76]コミックマーケット・夏 一日目東館 サークル参加

いわゆる「同人誌即売会」に行った事は遙か昔に何回かあるのだが、本家の「夏コミ」「冬コミ」は初めてだったりする。自分でも結構意外。

「初めてのコミケで夏コミは非常にツライのでオススメ出来ない」とか、とかく夏コミに関しては怖い事しかネットに書いてなかったので恐怖していたのだが、実際は「一日目にサークル参加するけどチケット余ってるんで手伝ってくんない?」と言われたから行ったまでである。正直一般入場だったら行ってません。

んで身支度をととのえて、昨日買っておいた朝食(小さめのおにぎり詰め合わせ弁当)を喰う。ホテルに無料の朝食があるのだが、パンしか出ない上に7時開始なので念のため買っておいた。一通り準備して7時には既に移動準備完了。

ロビーに降りると朝食が始まってて、やっぱり「ガッツリ喰う」にはほど遠い分量だったので朝食を用意しておいて良かったと実感。とか言いつつパン二個とオレンジジュースをちゃっかり頂いてから移動開始。

まずはJR山の手線で池袋まで、当然座って移動。ここで地下鉄有楽町線に乗り換え、ここでもなんとか座る事に成功。っつーかこの辺りになるともう段ボール+カートを持って「これからサークル参加します!」ってな人が増えてきてる。

しばし移動した後に豊洲でゆりかもめに乗り換え。ここもソコソコ混んでたがタイミングが良かったのか再び座れた。ここまで来ると客の9割がコミケ行きである。そのまま国際展示場正面駅で降車。この時点で8時ちょっと過ぎ、つまり全く渋滞なしで来ております。なんか思ったよりすげー楽で拍子抜け。

もの凄い(とは言ってもネットで散々写真を見てたのでさほど驚かなかった)一般入場待ち列を尻目にサークル入場はスイスイ。開場に着いたら色々不便なんじゃないのなー、と思ってたが実際にはコンビニは商品は多数あるし売店も多数出てるしでなんか拍子抜け。

せいぜい入場前にトイレでちょっと行列が出来てた位だが、男子トイレは小と大とで別の列なので小は回転早くて楽、大や女子トイレはツライだろうけどね…。

んでビッグサイトに入場。サークルチケットって「もぎり」じゃなくてそのまま渡すのね…。サークル番号控えておいて良かった(汗)

事前の情報で「ビッグサイト内には東館と西館があって移動には困難を極める」とあって意味が良く判らなかったのだが、入ってみて納得。物理的に空いてる時でも歩いて10分位あるんだよ距離が。これが全部人で埋まったらそりゃ移動だけで死にそうになる罠。後で聞いた話だと「空いてる時はまだいいけど、酷い時にはラッシュアワーの電車よろしくトコロテンの気分が延々と味わえる」そうで。

ちなみに西館はコスプレブースと屋上の企業ブースも兼ねてるので余計に酷い。東館に居るだけならまだ楽。

東館は通路を挟んで大きく二つに分かれてる。流石に巨大だがそれをテーブルが埋め尽くしてるのも壮絶。ここで友人と合流。ちなみにジャンルは「特撮」なので(当然島である)割と周りの雰囲気はユルめ。もう一人の売り子さんと挨拶して色々準備、タオル出したり塩飴舐めて塩分補給しておいたり。

この時点でまだ開場まであと一時間以上、外では炎天下の中一般入場待ち列が出来てるかと思うとちょっと怖い…。なにせ始発で来たら入場まで5時間くらい外で並ぶ訳だからね。そりゃ一般参加はハードル高いわ。

その合間に他のサークルを見て回る。特撮島は非常に濃い、「新刊のフルカラーガンバロン本落ちました」とあって「ちょっと欲しかったな…でもガンバロンじゃ落とすのも仕方ないよな」とか意味不明の事を思ったりして。

特撮島をちょっと離れると途端にジャンルが良く判らなくなる。らきすた島?かがみん人気根強いなぁ。ふとシャッターの前にもの凄い行列待ちが出来てるのに気づく。後で聞いたら壁サークルで開場と同時にシャッターが開くんだとか、納得。

これはまだ「列が会場内に収まる程度のサークル」の話で、大手サークル(ぶっちゃけて言うとほぼ成年向け)は向きが逆、つまり行列が会場の外になる。外を覗いてみたらまだ開場前(つまり全員サークル入場)なのに豪快な行列が出来てる。

…えーとアレだ。コミケで楽したかったらサークル入場する以外にないぞと(汗)その辺りネットで得られる「コミケに対する心得」には一切書いてないのが不思議である。サークル参加だとすげぇ楽よコレ。

ちなみに一般入場は大体12時半から1時くらいにはほぼ待ち時間無しで入れるとか。その時点でお目当てのモノが残ってるかどうかはまた別。ただ雰囲気は十分味わえると思う。

そんな訳で10時前に着席、開場アナウンスと同時に拍手~、いやこれやりたかったのよ。

友人の新刊は本人曰く「自分でも需要があるとは思えない」という代物。なにせオレも存在の知らない、オレが生まれる前の番組の本ですよ。いや何がやりたかったんだ君は…中身は結構力も抜けて良く出来てたけど。

そしたらコレがビックリするような勢いで拍子で売れちゃって、かなり刷数押さえた&10冊ほどまとめ買い(多分転売屋…つーか需要あるのか?)した人も居たおかげで一時間半ほどで新刊は完売。しかも本人がブースに居ない間に完売。一体何が。

その後も色んな人が新刊に興味を持って「再版の予定はありますか?」とかなり食いついてきたから、正直倍の量を刷っても全部売れたんじゃねえのか?って気分。本人にしてみればそんなギャンブルはしたくなかっただろうけどねー。売れたから言えますこんな事。

でも目の前で売れていったり、完売した本にも興味を持ってくれたり。さらに言うと買わないで立ち読みだけしてくれるだけでもなんつーか色々嬉しい気分だった。「あぁちょっぴりでも興味を持って貰う事がこんなに嬉しいとは」って感じ。いや本の製作には全く関わってませんけどねオレw

昨日のショックな出来事もあって、こういった状況で忙しいのが逆に助けになったりもした。

暇潰しに(売り場に二人居れば大丈夫だから一人は楽)開場のあちこちを見てみたり。色々興味を持った本はあったけど「キリが無い」という事で購入は全部諦める事に。あと屋外の壁サークル行列がますます酷い事になって見るだけで怖くなってきた(汗

SBMの電波は予想通り開場とほぼ同時にパンクして繋がらなかったのだが、外に出たら結構繋がる模様、んで不在時の着信通知が色々来てたので連絡する。中には数年ぶりに話す人も。話はやっぱり昨日知った例の件。とは言っても正直この状態じゃ札幌に居ても何も出来ないしねぇ…。

とシリアスに思ったら電話の最後に「コミケに居るんなら買い物頼まれてくれない?」とか軽々しく言うんじゃねえよお前ら(汗) しかも三日目で東か西かは調べないと分かんないとか言ってるし。無理無理、お前ら一回会場に来てみれば気軽に頼めなくなる事請け合いだから。そもそもこの時点で参加は今日一日だけと決めちゃったしな。

東館の反対側(主に女性向け)に行ってアウェイ感を思いっきり味わったり。それにしても本当にお祭りである。お祭りだからコスプレ(女装とかも普通)とか企業ブースや大手サークルの恥ずかしい紙袋もなんか全然フツーに見える。なんつーか楽しいよ。

暑さに関しては「昨年は蜃気楼が見えるかと思った」そうだが、今回は多少風も吹いてて「ちょっと暑いなー」程度で屋内に居る限りは全然平気、屋外は死ぬけど。

ここで調子に乗って「西館に行ってみるか!」と思い実行する。思ったよりはスムースに移動してるがやっぱ蒸し暑い&距離長すぎ…。ペットボトルを持ってたら西館まで行ったんだけど、持ってきてなかったのでなんとなく身の危険を感じて途中で引き返す。ちょっと見たかったなーコスプレブース(ぉぃ、いやネタ的に面白いのも多いしね。

それにしても通路では大量の食べ物&飲み物が売ってたりして「人の量が半端無いけど死にそうなイベント」にはとうてい見えない(実際友人は14時頃に食料を買いに行って20分位で帰ってきた)

そりゃこんだけ大量に人が居たら倒れたり漏らしちゃったりする人もいるだろうけど、それは単に物量の問題でコミケだけの問題じゃないからなぁ。逆に言えばこんだけの人数をさばいて問題もほとんど起こさないスタッフが凄い。F1日本GPみたいなもんだね、アレより参加者のマナーは確実にいい。

売り子をしている間に色々と友人の知り合いが訪れて来る。オレ通も何人か来て、また会うのが久々だったので正直嬉しい。中には相当な有名人も居たりしてちょっと驚き、素直にサインねだれば良かったかもオレ。

んで16時に閉会でまた拍手、お疲れ様でしたー。ここでもまたみんなマナーが良くて感心。同時に既に二日目の搬入が始まってて驚く。

友人曰く「企業ブース(西館4F)は17時までやってるから、帰りの渋滞回避も兼ねて冷やかしに行こう」って事で移動。これがまたすんげー離れた所にあって驚く。そして企業ブースの前はとんでもなく広い広場。ここが行列で埋まってた訳ね…死ねる。

企業ブースに入った瞬間蒸し暑さと汗臭さが一気に来て「あぁコレがオレのイメージしていたコミケだ!」と盛り上がる(マテ)ただこの時点でかなり人が減ってる事を考えると、ピーク時のソレはちょっと想像し難い…というか想像したくない(汗

で、あちこち見て回ったり。サンデーGXブースで「ブラック・ラグーン」の会場専売本が売ってたので買ってみる。コレが本日唯一の購入品。内容はサンデーGXの例の対談コーナーとかゲスト書き下ろしとか色々。

ゲーマガブースで平野耕太の「以下略」グッズがあったら悩むなー、と思ったら見事に「完売御礼」であった。というかゲーマガブースで唯一の完売だった。搬入数が少ないのか人気があったのか、多分両方じゃないかなぁコレ。というのも企業ブースで買った人は大抵専用の袋に渡されるので、そういう人は沢山いたけど、「以下略」の袋を持ってるのは一人だけしか見なかったんだよね…。まぁ購入層がほとんど東館に来なかった可能性もあるけど。

という訳で撤収、周りのビル群が美しい…。と思ったらゆりかもめがもの凄い行列になってて笑う。最後の「最後尾」札なのかアレは。それを尻目にもうちょい歩いてりんかい線に行ったらあっさりと乗れた。流石に座れるようになるまで時間かかったけど、埼京線と直結して池袋まで30分ちょいだから早い早い。

そんな訳で会場出たのが16時45分位でホテル着が17時半位だから行きも帰りもすんげー楽だったよ。たまたまかも知れんが。

で、総括。サークル参加なら一回出たいなーとか思ったり(汗)ただネタはあるけど本向けじゃないんだよなぁ。興味持つ人も少ないだろうし。ま、知らなかった世界を垣間見る事が出来て良かったという事で。事前の情報に比べてすげぇ楽だったし。

2009年08月13日(木)の日常:東京旅行一日目

さて本日から東京に私用で旅行である。私用で飛行機なんてすんげー久々。

飛行機はAM10:30発なので余裕有り。いつもの出勤時間よりちょっと遅めに起きて、のんびりと出発の準備とか。8時半に自宅を出発。…なんか盆休みでダイアが変更になっているのか、乗り継ぎに失敗してしまったが結局ロス時間無しで9:45頃に新千歳空港に到着。

まずは薬屋で買うべきモノがあるので、空港内のドラッグストアで仕入れ。あっちに行ってドラッグストアを探し回るよりは良かろう。一応土産物も(買わないけど)色々見たら、一時期もの凄い行列だった義剛系のおみやげがすげぇ余ってる…、せいぜい直販店のレジに数人並んでる程度。ここ最近やたら店舗増やしてたツケが一気に来たか?

飛行機はほぼ定刻通りに離陸。気がついたらほとんど寝ておりました、飲み物サービスも既に終わってて後から頼んだくらいで。疲れてるのかねオレ。

そして羽田空港に到着。なにやら東京モノレールが「モノレール+山手線内ならどこでも500円」らしいのでそれを利用する事に。最初の待ち合わせ場所が新橋だからあんましお得でもないんだけど。

で、手持ちの非接触ICカードはJR北海道発行の「Kitaca」である。これはJR東日本の「Suica」と相互乗り入れが可能になってるのだが、「Kitaca=Suica」は成り立っても「PASMO≠Kitaca」だったりする。つまり東京メトロとか私鉄とかバスには乗れない。あんまし意味無い。

そんな訳で「無記名PASMO」を購入する事に。東京モノレールの券売所で「PASMO買えますか?」と聞いたら「京急の乗り場で売ってます」と言われたのには正直苦笑するしかなかった。相変わらずやる気ねぇなぁ>東京モノレール。京急売り場でチャージ済みのPASMOを購入して財布に突っ込む。ちゃんとスキミング防止カードを挟んでるのでこれを間に入れておけばPASMOとKitacaの二枚を貼り合わせても平気。便利でいーね。

そして東京モノレール→山の手線経由で新橋に。あぁ外の景色が違う…ビルのスケール感が全然違う…東京だココは。とか思ってるうちに到着、予想はしてたがひたすら蒸し暑い。ピーカン晴れじゃないだけまだマシっぽいけど。

SL広場の前で友人と合流。ロッカーに行ったら奇跡的に一個だけ空いてたので常備以外の荷物を放り込む。話では先に昼飯を喰ってからガンダムを見に行くという事だったが、暑いしお台場の方がメシ喰うところがありそうなのでまずは移動。ゆりかもめに乗る。…って人が一杯居るけどこれほとんどガンダム目当てか?(汗

友人が乗車券を買おうとしたら券売機の前でブロンド美人が悩んでたので助け船を出すプレイ。てか右上に「ENGLISH」ボタンがあるのに目立たなくて気づかないのはどうかと思うぞ。同時に後ろの小学生から「ガンダム見に行くのに幾らかかりますか?」と丁寧に(ここは褒めておく)質問されたり、質問されオーラでも出てたのだろうか。

そしてゆりかもめ。東京モノレールと同じモノレールだが全自動運転が売りだっけか? コースがいいので車窓の眺めが抜群に良い。遠目に見るフジテレビ本社はなんつーか「風雲たけし城」のアトラクションにしか見えなかった(汗) あの辺バブル時代に設計された建物だらけだから空間の無駄遣いっぷりが面白い。

そして「台場」駅で降りてガンダムとご対面(別エントリ参照)、一通り堪能した後はメシを喰いにショッピングモールへ移動。途中で暑くてたまらんのでアイスキャンデーを買ったり。一本200円は正直高いが、お祭り価格だから仕方が無い。そして旨い。

んでショッピングモールを一通り回ったのだが、既に14時半を回ってるはずなのにどこも行列が酷い、おまけに単価がバカ高い。暑かったからあんまし重たいモノも喰いたくないし、かと言ってここでガッツリ喰っておかないと明日以降の体力が心配だし。マクドもあるけどわざわざこっちに来てマクドもなぁ、というかマクドって場所で値段変えて来るから(関空内のマクドとかすげぇ高い)多分アレも高いのだろう。

結局「アキバに行った方がマシ」という事でりんかい線にて移動。大井町で京浜東北線に乗り換えて(各駅停車で意味無し)アキバに到着。何年ぶりだろう、前行った時はアキハバラデパートの2Fに「フジヤマ」があった頃、というと2002年だから7年前か(汗) あの頃はまだ食事処も増えては来たけどまだまだ少なかったのだが。

…駅を出てからさっそく「一体ココは何処?」という思いで一杯に。ナニこのメシ屋の充実っぷり、下手な街よりよっぽど喰うところ多いじゃん…。まずはアキバヨドバシのレストラン街に行って中華料理屋にて担々麺+炒飯のセット、あと餃子も注文。…普通に旨いなー。あの「腹が脹れればマシ、旨ければそれだけで感動」の時代は遠いのですな…。

しかしよっぽど汗をかいたのか冷えた水が旨い、旨すぎる十万石饅頭。水を飲みすぎて注文した料理を食いきるのにちょっと苦労したり。正直言ってこの時点で結構疲れたのだが、東京在住の友人に聞いたら「この炎天下を歩き回ったら地元の人間でも疲れますって」と言われてちょっと安心。オレ本人の体調は別に悪くないらしいと判断。

その後はヨドバシを回ったり(基本的にでかいだけのヨドバシなので驚きはなかった)、すっかり変わり果てたアキバにびっくりしたり。なにこのUDXってリア充のすくつみたいな建物。あと某富士ソフトビルとか。歩いていたらもう呼び込みにメイドさんはデフォルト、いやそれでも戦国メイドは「ないわー」と思ったけど。

明日に備えて冊子版のコミケカタログを探したがどこも絶滅。まぁこの時期だとかなりダメっぽいのはわかってたからいいけど、それでも後で調べたら例年よりずっと早く完売したそうで。一方いわゆる「電気街パーツ店」もそれなりに残ってて一安心。高架下のジャンク屋がまだあって感動、昔はあそこにUマチックのビデオデッキとか普通に売ってたなー、まだあるんだろうか。

ここらで時間は6時前、友人は「明日の準備があるから」って事でここで解散。オレも新橋に荷物を取りに戻る。

…とか言いつつ「もうちょっとしたら日が沈むな」と思いコーヒーショップでアイスコーヒーを頼んで一休みした後に再びゆりかもめ駅に移動、夜ガンダムリベンジである。詳細はやっぱり別エントリ参照。

いろいろあって放心状態で新橋に戻る。もっぺんコーヒーショップでこんどはアイスラテを頼んで一息ついたあとはロッカーから荷物を取り出して山の手線でホテルに移動開始。今回の宿は大塚(池袋の上野寄り隣駅)、ホテルは本当に駅を出たら目の前だった。ちかくにコンビニもマクドもモスもある。っつーかホテルよりコンビニの方が遠い。

コンビニでは軽い夕食(冷やしうどん)と明日の朝食、さらに明日に向けてスポーツドリンクやら携帯食をガシガシ買いまくる。そしてホテルにチェックイン。疲れたー。

ホテルに戻って風呂に入った後は(紺色のシャツが完璧に塩付着してて驚いた)明日の移動経路を調べたり持ち物をまとめたり。iPhoneは(基本見た目がシングルタスクなので)そりゃPCには負けるけど、使い方を工夫すれば数日程度の宿泊には十分使えると思った。個人旅行ならこれで十分。

さらに旅行の目的の一つだった「さるお方に会う」という目的も連絡が取れたので果たせそう、有り難い。

結局12時頃就寝。しかし今日のショックな出来事で中々寝付けず。気になってiPhoneでネットを調べたら追加情報が公開されている事に気づく。なんも言えない…。

[イベント]1/1Scale RX-78-2 ガンダム in お台場

この場合「1/1Scale」って表記もなんか変だが、「等身大」とかでもなんか変な気がするのでこれで通す。以降「お台場ガンダム」って事で。

ゆりかもめの車内からも頭が見えるらしいがそれは見逃した(つーか見えるような位置に居なかった)、んで「台場」駅で降りてからちょっと歩いて(「ガンダム」と書かれた誘導札がなんともシュールだ)、横断歩道を渡り森に囲まれた公園に入る。

公園に入って記念碑みたいなのがあるところを曲がると突然一部の人間が走り出して高さ1m位の高台に登ってる。ひょっとしてと思ってこっちも走って登ると…おぉあれがガンダム! っつーかでかい! バカだ! これ作った奴絶対バカだ!

高台からはこんな感じで見える。なんつーかもうスケール感がおかしい


そこからカメラズーム。公開から結構日数が経ってるので水アカとか結構酷いんだけど、これが逆に「自然ウェザリング」になってて逆に格好いい。肩の緑と赤の部分は点滅します


さらに歩いて公園内に進入。そこには本当に高さ18m(富野御大が「18mはデカ過ぎたな」と言ったとか、ちなみにサイズはマジンガーZと同じなので参考にしたと思われる)のガンダムが立ってた。「ガンダム、大地に立つ!」とか言葉にすると簡単だが実物の「あり得なさ度」はもの凄い。

公園に入った直後はこんな感じ。こんなのが本当に暴れまくったら死にます。


富野御大曰く「最初っからこの企画に関わってたら全力で止めてた」という事だが、実に賢明な判断だったろう。とかくナニもかもが馬鹿げてる。そして人間はこういう時に笑いしか出ないのだ。もー友人と「あり得ないだろコレ!」と色々ツッコミまくり。もう素晴らしすぎる。

お気に入りの写真、背景のビルからしてスケール感異常、本当は足下まで映したのだが人の頭が豪快に入っちゃったので泣く泣くトリミング


正面からのカット、午後は逆光なんでちょっとツライ


ワイコン付けてるのでワイ端だと周辺が流れちゃうんだけど(逆にテレ端だと四隅がケラレる)、これで撮ったら逆に面白い効果が出たり。左肩のマーキングはオリンピック誘致マーク、賛否あるらしいが現地の人じゃないので言及はパス。


見上げるとこんな感じ、もう笑うしか無い


さてこのお台場ガンダム、中身はごく基本的な骨組みにFRPのガワを貼り付けて作った代物である。ポーズは微妙に左足を一歩踏み出て腰を捻っているのだが、写真を見る限りでは骨組み自体は曲がってない。ようするにガワの方で骨組みに対するオフセット量をずらしてポーズ作ってるのね、頭いい。

さらに危険性を可能な限り下げると言う事で(FRPそのものはそんなに頑強な素材では無い)、胴体の上部以降は鉄のボルトも使ってないとか。この辺りは写真集「Real-G」に詳しいので興味があれば是非。面白いよ。

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しばらく待ってたらちょうど14時のショーが始まった。毎時0分にミスト+ライト+首動作、30分に首動作のみのショーがあるとのこと。あちこち光るわミストは出るわ首は動くわで興奮しまくり。当然「コイツ、動くぞ!」というお約束の台詞もあちこちで聞かれたり。あーもーたまらん。

その後は実際に股の下を潜れるって事で列に並ぶ。なんか前に聞いた話では「一時間半待ち」とかだったんだけど、撮影禁止、立ち止まり禁止にしたせいか全然待たなかった。列に並び始めてから真下に来るまで5分位? こっそりムービーカムを回して股の下を撮影(今回持って行ったHD1010ではムービー撮影しながら写真撮れます)したり。FRPのガワはやっぱりペナペナであった。

こっそり股下撮影、ワイドなのはムービー撮影中だから


それにしても細部の作り込みが想像以上に凄い。全然安っぽく見えない。それなのに「兵器っぽく見えない」のは例のオモチャっぽいカラーリングと、兵装が頭のバルカンと背中のビームサーベル(言われなきゃ兵器と判らない)せいだろう。これがビームライフル持ってたりしてたら一気に不穏な感じがする可能性があるので、何も持たせないというのは賢明な処置だと思う。

これがザク(特に量産型カラー)でザクマシンガンを持ってたら、「どう見ても兵器です」って事で左翼の街宣車が走り回るのは目に見えてますからなぁ。それこそ「軍靴の足音が聞える」とかがなり立てるぞあいつら。そういった意味では実に平和的なイベントで良かった。

後ろから見上げる、あぁ格好いい


正面から見ると「下から見上げた時の見栄え」を最優先でデフォルメしてるのが良く判る。胸の張りが小さくて頭でかいのね。写真だと気になるけど実物だとマジマジと見ない限りあんまし気にならない。もっともそれでもやっぱり気になる人は居るみたい


屋台も一杯出てたり、ちゃんと写真撮影用のブースもあってまさに開場はお祭りブース。日本は平和ボケって言われるけどここまでボケ倒されたら本望だと思う。開場専売のカタログが欲しかったけど大した内容が無さそうな上に2,500円と結構なお値段なのでパス。この辺りで撤退。

…その後、性懲りも無く夜にまた来るw。夜の方が会場までの道は空いてる雰囲気。

ちょうど見えた頃には7時のショーをやっていた。ちなみに光るところは後ろの方が多いので後ろから見る方がいいかも。

そして会場内に…って人多い! 昼間より多い! みんなフラッシュバシバシ炊いてたけどコンパクトデジカメの内蔵フラッシュじゃ光量全然足りないだろ…。気合いの入った人は三脚持ってやっておりました。

という訳で気合いで手持ちで挑んだらシャッタースピードがオートで最悪1/10を切る様な状態で絶望する。アングルによってはそれなりに稼げるけど、夜にきちんと撮りたかったら三脚必至ね。

夜はまともに撮れた写真が少ない…


真っ正面は夜の方が格好いいなぁ


後ろ姿は昼も夜もいいけど、夜の方がバーニア回りが光るので良いかも


ちなみに昼間も午後は正面から撮ると思いっきり逆光になるので、綺麗に撮りたかったら順光で人も少ない午前中がオススメとの事。その辺りはあちこちのサイトで散々言われてる事だからこれ以上は(ボロが出るから)書かない。

で、夜ガンダムを堪能して屋台前のベンチに座ってiPhoneを見ると着信履歴が入ってる事に気づいた。しかも滅多に電話してこない奴が。なにかと思って電話したら…その内容に絶望した。目の前のガンダムが非現実的な事と同じ位に、いやそれ以上に非現実的な現実を突きつけられて愕然とした。

20時のショーまで居ようかと思ったけど、この一件ですっかりやる気を無くして帰る事に。動くのもめんどいが動かなきゃベッドに眠れない。

帰りのゆりかもめは券売機の並びがもの凄かったが、自分はPASMOを持ってたのでスイスイと乗車。アレほとんど観光客なんだろうなー、日本人以外のツアー客も多数居たしなー。

という訳でお台場ガンダム、そのものは「大枚はたいて来て良かった」と思える代物だったが、例の事件があったためなんとも複雑な気分に。オレのせいではないし、その時点では全てが手遅れだったので自分を戒める事も出来ない。なんとも歯痒い。

ちなみにこのガンダム、展示終了後に移設するって噂が出てるけど(最終的にバンダイ行きとか)あれの外装は今回の展示期間(約二ヶ月)を想定した作りであって(FRPは思いっきり経年劣化します、油脂分が飛ぶのね)再組み立ても考慮してるとはあんまし思えないんだよなぁ、今時のガンプラみたいに「作るのは簡単だが綺麗にバラすのは難しい設計じゃないかと。

そりゃ常設設備にしてくれればいいんだけど、それだったら最初っからそう書くんじゃないかと思う。しかし移設先の第一候補が落合監督繋がりで名古屋というのには笑った。フクシ君が「このガンダムはオレのだ!」とか叫んだらちょっと許すw

[ライブ]SAPPORO CITY JAZZ at 札幌芸術の森

さてろくに用意もせずに当日である。

屋外ステージでやるって事で大体どんな場所なのか、ってのは把握してて天気も良い。という事でまずは下着を汗に強い奴にしておく(具体的に言うとユニクロのドライ系)、帽子とスポーツタオルも用意。夜は冷える可能性があるので長袖シャツも用意、最悪の事態を想定して替え下着も用意(汗) あとゴミ入れ用のビニール袋とか、ここまでやっとけば大丈夫だろ…。

チケットも忘れずに持ってから移動開始。移動手段は散々悩んだが、どうも結局「クルマで行ってもそんなにロスもないし、いざというときに小回りが効く」という事でクルマに乗って11時過ぎに移動開始。普通に移動すれば一時間、ちょっと渋滞しても開演の13時には間に合うと思う…。まぁちょっと遅れても最初のセッションが見られなくなるだけで大きなダメージも無さそうだし。

とか思ってたら453線が立体交差する所で既に渋滞してて絶望。結局そこから駐車場まで入れるまで小一時間…流石にちょっと疲れた。っつーか足裏が痛い。随分離れの駐車場に案内されたと思ったらそこからシャトルバスで会場最寄りの駐車場まで移動する羽目に。まぁ駐車場そのものはまだまだ余裕あったのでいいけど。

会場に入場する前に売店で昼飯代わりにちょいと食い物を購入。入ると既に一組目の「SOFFet with Tokyo Junkastic Band」が演奏やってた。思ったより音響が良い、っつーか芝生にレジャーシート敷いて寝っ転がるのが凄く気持ちよさそうでなぁ…、晴れたら芝生自由席側が勝ち組かも。ちょっと芝生湿ってるけど。

ペットボトルでミネラルウォーターを入手して芝生の上で食事。ここで財布に万札しか無い&食べ足りないと言う事実に気がついてしまったので、早い内に崩して置こうとメシを追加購入、これで準備万端。

「SOFFet」を芝生の上で堪能したけど、猛烈に暑い…、しかも風が吹くと汗が冷えて異様に寒い。体調崩しそうなんで「SOFFet」が終わった後に指定席に移動。ここは屋根が付いてるので、帽子を被って首の後ろをタオルでカバーすれば問題無し。

場所は本当にステージの中央、通路側なので移動が楽。前から11列目なのでステージからの距離は「学校の教室を一番後ろから見る」感じ? 野外ライブって事でステージ上にはあちこちから撮影している様子が大型プロジェクターで映し出されて、おかげでギターやベースの手元もよく見える。すんげー役得。

二組目はカナダ出身の「Nikki Yanofsky」、女性ジャズシンガーで結構な実力だけど抜き出てない、手堅い感じ。MCの度にあんちょこを見てカタコト日本語を喋るのが可愛いw

終わってからアナウンスで知ったのだが、まだ1994年生まれの15歳ってマジか…20代前半くらいと思ってた。ま、20歳くらいになったらいいシンガーになるかも。終わった後にペットボトル飲料を調達しに行ったらソロCDサイン会に半端無い行列が出来てて驚いた。すぐ近くで本人を見たけど、サインしてる姿は15歳相応かも。

三組目は「Lee Ritenour Special Guest AnneKei」…ってもう出るのかリトナー。リトナーはしばらく聴いてなかったんだけど、思ったより劣化してなくて安心。たまーにもの凄く劣化する人が居るからなぁ(汗)

リトナーも流石だったが、それよりリズムセクションのMelvin Davis(ベース)とOscar Seaton(ドラム)が半端無い。ものすげぇグルーヴ感、聴いたこと無いような音圧。(意図的に)暴走しまくるドラムに追従するベース。一体なんだコレは。

あと初めて単弦7弦ベースを見た、存在するんだな…。ちなみにWikipediaに載ってる写真そのまんまのベースっぽい、ヘッド上側にペグが4個、下側に3個という構成。7弦では指弾きオンリーだったけど、バカでかい手もあってポジションが5フレからほとんど移動しないのがなんとも凄い。つーかギターよりベースの方が弦数多いのって一体。

ボディとネックがプレベでPUだけジャズベみたいな5弦(ペグがヘッド上側に5個あるのも珍しい)ではスラップやってたけどコレが格好良い。例のプロジェクターもあって手の動きが良く判ってすげぇ勉強になる。ベース買わないと分かんなかっただろうなぁコレ。

四組目は日本人女性シンガーの「JUJU」、本人も言ってたけどリトナーとマリーナ・ショウの間だと色々不利だ(汗) でもMCが日本語ってのは良い、「私だってマリーナ・ショウ見たいもん!」には笑った。

こっちもリトナー見てなかったら普通に良かったけど、あのグルーブ感に比べたらリズム隊の弱さが気になって…特にベース音しまらなさすぎ。日本人がリズム隊で悩むのが良く判る話だなー、素晴らしい日本人のリズム隊なんてほとんど居ない。

そして五組目は「Marlena Shaw featuring Chuck Rainey, David T Walker, Harver Mason, Larry Nash」、もう盛り上がり方が尋常じゃ無いw、出てくるなり盛り上がるし、曲のイントロで曲名が判明して盛り上がってアドリブソロで盛り上がって…お前らはしゃぎ過ぎだろ、オレもだが。

で、元々はチャック・レイニーとハーヴィー・メイソン目当てだったのだが、もう他のメンバーも素晴らしすぎ。特にマリーナ・ショウのライブの盛り上げ方が素晴らしい、面白いオバちゃんだw

あとデヴィッド・T・ウォーカーのギターが素晴らしすぎて感動、見た目じゃ音作りはアンプだけでやってる臭いんだけど、あの無茶苦茶メロウな音色は一体なんだろう。もうソロが素晴らしすぎて泣けてくる。ハーヴィーのソロも凄く良かった。

で、検索したらデヴィッド・T・ウォーカーの公式サイトがあって、今回のライブのセットリストも非常に詳しく書いてあったり。

[Mr David T. ─Unofficial David T. Walker Website─](http://homepage2.nifty.com/ueb/davidt/index.html “Mr David T. ─Unofficial David T. Walker Website─”)

ここにも書いてあるけど、アルバム「Who Is This Bitch, Anyway?」の冒頭~Street Walkin’ Womanをちゃんとアルバムっぽくマリーナ&ハーヴィのかけあいから始めるのがもう格好良すぎてなぁ。それにしてもMCは当然ほぼ全て英語だったのだが、マリーナが喋るジョークに速攻で反応する観客が多くて驚く、ヒアリング能力高いなー。

そんな訳でそれはもう最高のライブでありました。こんなライブが一度に見られて指定席前売り5,500円って安すぎだろう。

しかし終了したのは21:40頃? 事実上一組一時間半前後やってそれが五組だからその位にはなるか。JUJUのMCではタイスケ決まってるみたいな事言ってたし、ちゃんと事前に発表しておけと。

という訳で終了アナウンスが流れたら速攻で会場を離脱。サクッと駐車場行きのシャトルバスに乗ってクルマを出して…見事渋滞回避。行きの時に一時間かかった区域が5分位で走り抜けてしまう(汗)

どうも地下鉄駅行きのシャトルバスは半端無い混雑だったっぽいので、クルマで来て結局正解だったらしい。行きもシャトルバスは渋滞してるはずだしな。

流石にちょっと疲れてるので法定速度守ってきっちりと安全運転。22時40分頃に帰宅。疲れたー、でも最高に良かった! 来年は当日券で早めに行って芝生狙いにするかなぁ。天気が悪かったらスルーで(マテ