[COMIC]げこげこ―水上悟志短編集

この日記、買ってるコミック関係に関してはあんまし書いてません、そーゆー方針です。

ただし、たまに人に紹介したくなる作品は別ね。

げこげこ―水上悟志短編集
水上 悟志
少年画報社 (2004/12/27)
売り上げランキング: 15,184
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おすすめ度の平均: 5

5 夢と現実の狭間。

ヤングキングHOURSでデビューして幾つかの短編と「散人左道」を連載していた水上悟志の短編集が出た(というか何時の間にか出てた)ので早速ゲット。この人の作品はデビュー作の「げこげこ」から大好きでねぇ。

日常と非日常の微妙な狭間を描ける人、って事で個人的には評価しております。メガネ率高いし(ぉぃ。個人的には「げこげこ」の後日談書き下ろしが収録されてるのが嬉しかったり。

[PS2]METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER

チマチマやりつつようやくEASY一周。

METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER
METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER

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コナミ (2004/12/16)
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おすすめ度の平均: 4.35

5 より実戦的に進化した 新型メタルギアゾリッド
4 謎が謎を呼び、予想できないストーリー
4 期待していたよりもちょっと・・・

まず最初に、ネットで散々言われてる「音飛び」とか「無線に入るまで10秒」とかはうちのPS2が初期型という事もあり全く発生せず快適だった[^1]、という状態のレビューであることを書いておく。無線なんかシリーズ中最速かも、そもそも無線の使用頻度減ってるし。この件に関してはSCEとコナミどっちが悪いか判らんのでノーコメントって事で。

さてゲームとしては「ソリトンレーダー廃止」って事で難易度がかなり上昇(敵兵士の視界はあんまし変わってないけど)。そんな訳で進め方に慣れるまでが大変だが、一旦慣れてしまうとその緊張感がたまらん。正直「ゲーム性」という意味ではシリーズ最高かも知れない。全般的に「遊び方は多種用意した、後は好きなように遊べ」って感じ。

ただ「メインは方角固定の俯瞰画面」って事もあってマメに主観視点で確認しないとすぐ敵兵に見つかるのはどうかと。主観視点のまま移動出来るモードがあれば不満も出にくいんだがなぁ。ここを許せるかどうかが一番人を選ぶ部分かも知れない。

あとカモフラージュシステムやキュアシステムなど「リアリティ」を追求した結果「ただ面倒くさい」だけのシステムが増えたのは辛い。食事システムは面白いんだけどね。あと操作が複雑すぎて慣れるのに相当かかるかも、慣れると全然苦にならないからそれなりに練られているとは思うんだが。

シリーズ同士で比較しての全体的な出来としてはMGS1>MGS3>>MGS2な感じかと(MGS1は思い出の中で美化されてる可能性あり) 全体的な雰囲気はMGS1に戻ってる感じがする。小嶋節も相変わらず健在で、いやもうTheソロー最高すぎますわ。

ちなみにシナリオとしては一応「MetalGearSolid」シリーズ完結編らしいが、実際にはスターウォーズのエピソードI~IIIみたいなもんですな。全く個別のモノとして遊ぶのも十分あり。

個人的には人には薦めにくいんだけどかなり好き。ゲームシステムを理解するまでが壁なんだけどそれを乗り越えると俄然面白くなる。正直音飛びとかだけで酷評されるのは勿体無いなぁ…。

[^1]: 音飛びする場合はドルビーOFFにすると効果ありらしいが、うちはドルビーONでも全然問題なし

[DVD][COMIC]マインド・ゲーム

札幌じゃ確か二週間くらいしか上映してなくて、「凄い!」という噂を聞きつけた時には既に上映が終わってたこの作品。DVDが出たので早速レンタルして(弱)鑑賞。

マインド・ゲーム
マインド・ゲーム

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レントラックジャパン (2004/12/22)
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おすすめ度の平均: 5

5 2時間ノンストップで楽しめる
5 。。。衝撃。。。
5 最高傑作!

あまりのショックに翌日原作コミックを速攻購入。こっちでも再度ショック。そしてもう一度DVDを見直してやっぱりショック。

マインド・ゲーム
マインド・ゲーム

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ロビン西
飛鳥新社 (2004/06/23)
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通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 5

5 すげえ!
5 一気に読める!
5 脳の深層部に爆弾を落とされた感じ。

まずはアニメ版の方から、予告編だけを見ると実写を取り入れた実験作品に見えるが、その実は「クレしん」シリーズで名を馳せた湯浅監督だけあってもう動きまくり、ハイケでサイケ、ハイスピードで爽快感溢れる作品である。まずこの絵だけで十分凄い。音楽もまた凄いんだコレが。

そして内容、アニメ版とコミック版は大筋で同じだが若干異なっており(特にラスト)、アニメ版は100分強という短い尺もあって判り易い内容、コミック版は「マインド・ゲーム」というタイトルの意味が良く判るある意味哲学的な内容になってる。

…いやもう言葉じゃ語れんやねコレ。「俺は何よりも力強く!のびのびと!まっすぐに!楽しく!イキイキと!俺は俺を信じきる!!」という原作の台詞(アニメもほとんどそのまま)が示すように文章で語る作品じゃないんだ。ただただ見て感じとって欲しい。

個人的には物凄いパワーを受け取った事にただただ感謝。アニメ版はアニメーション作品としても実は2004年度最高傑作じゃないかと思う(蒸気のアレとか犬のアレとか城のアレとか、まだ見てませんが多分断言出来る)

とにかく一人でも多くの人に見てもらいたい作品、特に最近疲れてるとかうっぷんが溜まってる人にはオススメ。個人的にはアニメ→原作の流れが良いかなと、多分アニメ版が気に入ったら原作も読みたくなるから、アニメ版でいきなり入る「ロビン西エピソード」も原作版でやっと意味が判る。原作は原作でまた素晴らしいです、泣ける。ただ表紙がアニメ版なのはちょっとな。値段がちょっと高いように思えるが実際には600P越えの分厚い本(オリジナルの三巻分を一冊にまとめて収録だそうな)なので割高感はなし。

あくまで個人的な感想で言えば「超ポジティブシンキング版未来世紀ブラジル」みたいな部分もあるねコレ、「未来世紀ブラジル」もオレの大好きな映画の一つだが、それに肩を並べる作品。そいやメインテーマ「マインド・ゲーム」も「未来世紀ブラジル」のメインテーマ「ブラジル(サッカーでよくかかるアレよ)」をちょっと彷彿させるな…。

[PS2]GranTurismo4(初見)

兄者の代理購入。噂で聞いてはいたが、まさか本当に福野礼一郎が関わるとは思いませんでしたよ、多分マニュアル書きだけだろうと思うけどさ。車種紹介も礼ちゃん著なんだろうかコレ。

グランツーリスモ4
グランツーリスモ4

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ソニー・コンピュータエンタテインメント (2004/12/28)
売り上げランキング: 1
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 3.75

5 車を愛する人の為のソフト!
5 ネット対応はしていません。
5 やっぱりGTが一番!

さてGT4、基本的にいつものGTでした…。いや挙動はかなりまともになったと思うんだが、「ライセンスめんどくせー」とか「金溜めるのめんどくせー」とかが全く変わらなくてね。あと何か「走るキモチ良さ」も従来のGTの悪い部分を引きずってるような…、なんかココだけは体験版の方が良くなかったかコレ。

挙動自体は良くなってるんだけど、その分パッドで遊ぶと(自分は両キノコでアナログコントロール)操作補正がバキバキに入っている事が判ってきてなんかキモチわるい。GTForcePro推奨なのかやっぱり。あとパッドの振動はやっぱしX-BOX系ドラゲーには全然勝ててないね、これはコントローラ内部振動マスの物理的な問題大だと思うけど。

おまけに今回リアルで24時間耐久あるらしいし、B-SpecっつーCOMドライバーに運転させるモードだと三倍速で遊べるが、COMドライバーも学習させなきゃならない辺り正直やっぱり「面倒くさい」としか言いようが。

ただ凄いと思ったのは走行&リプレイ中の画面モードで525pと1080iが選べること。特に1080iモードは物凄く画面の情報量が増えた感があってPCのドラゲーを彷彿させる。ただ1080iを選ぶと画面サイズ比がワイド固定になっちゃうんのは納得いかん[^1]、多分横は4:3モードで640pixel、ワイドモードで720pixelだろうなー。あと流石にリプレイで処理落ち多数、まぁPS2でここまでやったのは立派。

でもメニュー画面とかはD1固定なのは納得いかん。ムービー以外全部D2に出来たらベタ誉めだったんだが惜しいなぁ。うちの2001FP+X-SELECTD4だとD1は入るけど横位置がずれるんだよね。D3は一度設定したら何故かOKだが(でも4:3な画面でワイドモードで映すもんから車がチョロQみたい、しかし一度でもD3を見ると戻れない…)

最初からニュル北が選べるのはエライけど、鈴鹿は東しか選べないのもなんだか。とりあえずMGS3終わらせて、DQVIII終わらせて…ってやってるうちに多分エンスージアとかForzaとか出るんだろうな。そのころには誰か達成率100%なデータくれないものか(ぉぃ。オレは「ひたすら走りたい」だけで「車RPG」などやりたくないんだよね、やっぱし。

あとうちの初期型でもバキバキ動きました。でも兄者(禁煙)の初期型の方が稼働時間多いせいかロードがちょっと怪しいっぽい。

補足:現行レガシィのアトランティックブルーパール(つまりはオレの愛車な)、正直言ってGT4Pの方が本物に近い色合いなのが正直萎え…。確かに再現するのが難しい色ではあるが、普通に晴天下だったらGT4Pの色で正解だよアレ。

[^1]: と、いうかD3が入ってしまう2001FP+X-SELECTD4が変なのか

[映画]怪獣王ゴジラ(原題:GODZILLA KING OF THE MONSTERS!)

こないだスカパーで録画した奴をようやく見た、所謂「初代ゴジラ海外版」である、初見。

GODZILLA FINAL BOX
GODZILLA FINAL BOX

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東宝 (2005/04/22)
売り上げランキング: 394
近日発売 予約可
おすすめ度の平均: 4.5

3 頭はいらない。
5 これで近作メイキングや未DVD化2作品が収録されれば完璧なのですが・・・
4 す、すごい…….これはヤヴァイって……

ビデオは出てたがDVD化はされてない…と思ったら例のFINAL BOXには収録されるようですな、このFINAL BOXも「GODZILLA 1985(平成初代ゴジラ海外版)」が未収録だったりと色々抜けているようだが。あっちもスカパーで放送したので撮っておけば…ってそれ以前に平成初代ゴジラ自体アレだしなぁ。別にいいや(ぉぃ

さてこの「怪獣王ゴジラ」、前知識だけはあって「海外記者から見たドキュメンタリーになってる」「日本語→英語吹き替えが色々適当」「放射能絡み部分は全部カット」だと思ってたのだが、最後の「放射能絡み部分は全部カット」ってのはオレの記憶違いだった模様。あんまし強調はしてないが「ゴジラの足跡から放射能検出」とか「度重なる水爆実験がゴジラ復活のきっかけ」てな部分がちゃんと英語で吹きかえられてる模様。んでも「オキシジェンデストロイヤー」を「酸素破壊機」と訳すのは風情がないぞ。

しかし吹き替えは色々適当で同じ家庭に居ながらシーンで日本語と英語チャンポンだし、日系アメリカ人がたどたどしい日本語喋ったり、「水爆」って日本語を喋っておきながらスルーだったり、主人公の外人記者とオリジナルの俳優が会うシーンではオリジナル俳優が全部背姿だったりと。まぁ仕方ないか、だって字幕にしたら読めない人居ますからねアメリカ。

全般的には原版にあった「得体の知れない恐怖感」が若干薄れてるが、こっちの方が「判り易さ」で勝ってる気も。まぁ「ドキュメンタリー扱い」だから結果的にそうなるんですな、思ったよりマトモで結構見れたのは意外ではある。

でも「これが最後です!さようなら!」って名台詞が吹き替えされてないのはともかくとして、最後の「これが最後の一匹とは思えない」の台詞が丸々カットってどーゆーことよ? アメリカには絶対被害が行かないとでも? そんな事も考えたりして。

余談だがコレを録画中にちょうどMGS3プレイしてて、セーブの際に「スネーク、『怪獣王ゴジラ』って見た?」って言われたのにはちょいとドキっとした。というかあのねーちゃん映画の趣味が偏りすぎ。2のどうでもいい薀蓄云々よりは楽しめるけど。

[映画]激走!5000km(原題:THE GUMBALL RALLY)

カー映画マニアで評価の高いこの作品。未だDVD化されてなく、古くてマイナーな作品なんでレンタルビデオにも滅多に置いてない作品だがようやく見ることに成功。「GUMBALL」ってのは例の自販機で買うボール型ガムな。

激走!5000キロ
激走!5000キロ

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ワーナー・ホーム・ビデオ (1988/08/03)
売り上げランキング: 39,392
在庫切れ
おすすめ度の平均: 5

5 DVDが出ていなくて残念です
5 DVDは無いの?
5 激走!5000キロ

モノとしてはアメリカのニューヨーク→ロサンゼルス間の公道をかっ飛ばしてタイムを競う「キャノンボール」を元ネタにした映画(だから「GUMBALL」なのな)。って本物のキャノンボール主催者が作った「キャノンボール」って映画もありましたが映画としてはこっちの方が古かったりする。

「キャノンボール」はキャストは豪華だが肝心のクルマがショボイ(冒頭のカウンタックに至ってはレプリカ&フィルム早回しだし)し映画としてもちょっと、とゆー代物だったのだが、この「激走!5000km」は映画としても面白いし出てくるクルマも豪華という代物。

なにせ本物のACコブラ427(見た目S/Cだが実際にはS/Cルックとの事)とデイトナ・スパイダーがガチでチェイスやりますからなー、クルマ好きには溜まらん代物。またカーアクションも派手で上手いんだコレが。全編を通して流れる妙に軽快な音楽も良し。

いやこれDVD化したら買うんだけどなぁ…、正直埋もれさせるには勿体無い。主役もマイケル・サラザンなんだし、ライバルのラウル・ジュニアもいい味だしてていいのに。

[PSP]本体+リッジレーサーズ

うちの兄貴が本体バリューパック+リッジレーサーズを買ったので色々と遊んでみる。


### PSP本体

ゲームに無線LAN接続、フォトビューワ、MP3プレイヤー、動画プレイヤーまで動作確認。

まず良い部分から書いておこう。

– パッと見にはかなりの高級感がある、安っぽくは見えない、ここがNDSとの最大の差
– 液晶がでかくて綺麗、視野角的にワイドにしたのも正解で、大型ワイドTVをちょっと離れて見るのと大差ない迫力がある
– マシンパワーは流石に凄い、PS1.5って話もあるけど見た目はPS1.8位てな感じ
– 本体にちゃんとMACアドレスがあってWEPも対応、標準ファームでちゃんと無線APに繋げてファームのオンラインアップデートが出来たりする。DNSの設定とかもちゃんと細かく出来る
– ヘッドフォンで聞く限り音質は結構いい、MP3もID3v2タグや高レートVBRに完全対応
– アナログパッドが思ったより使い物になる予感、ただリッジレーサーズだとセンターから1mm位遊びがあるんだけどこれってソフト側の問題? 1mmはでかいと思う
– AVビューワとしても使える事を考えると、とにかく二万円の代物とは思えない

悪い部分

– バリューパックに付いて来る付属品は全部安っぽい。自分で買うなら素のモデルを買う。
– やっぱしでかくて重い。ただし重量バランスは悪くない
– 全体的に筐体がかなり華奢な感じ、落としたり踏んだりしたら間違いなく壊れると思う、本体を捻るとUMDが射出するらしいのは初代TOWNSの再来かと思った(ぉぃ
– 液晶画面どころか前面はボタンまで鏡面仕上げなので指紋でベタベタに
– 液晶はかなり残像あり、ラリーXのスクロール程度で残像出るのはちょっと…シューティングは無理じゃないのかコレ?
– 内蔵スピーカーがすげーチャチ、NDSに完全に負けてる、ヘッドフォンアンプの出力はPSPの方が上だけど(NDSというかGBA系はもうちょっとアンプ出力上げて欲しい…)
– コストダウンのためとは言え、UMDディスクケースにシャッター付いてないのはヒドイ、ケースの意味あんましなし。
– MP3プレイヤーとして使う場合にフォルダを一階層しか見に行かない(つまりアーティスト→アルバムみたいに複数階層にしてるとNG)
– 動画プレイヤーが15/30fpsのみしか対応してないっぽい?、現状QVGAサイズ動画の再生しか成功してないので、この辺は純正エンコーダソフト待ちか

てな事でコストパフォーマンスは非常に高い、散々触って「コレ三万円だよ」と言われても「安い!」と思うし、でもコレで何をするかというと…あんまし思いつかんなぁ。電車通勤なら動画再生ハードになるけど。

イメージ的にはiPodに近いと思った。デザインもいいしソフトもいいけど工業デザインとしてはかなりダメダメ感漂うというか。iPodはまだ本体の作りが良いので救われてるが、こっちは本体の作りが華奢だしなぁ。

実際の所、最大の欠点はメディアがメモステDuoであることだと思う。これがSDカードだったなら神ハードなんだが。

個人的には欲しいっちゃ欲しいけど、やっぱキラーソフト出るまで待ちかなぁ。「ナムコミュージアム」と「キングスフィールド」にちょっと期待。

それまでにハード側には「ボタン周りの鏡面仕上げを止めて指紋が付かなくする」のと「液晶の残像を減らす」改良を希望。あと筐体全体の剛性強化か。

NDSとはジャンルが違うので比べるのはナンセンス、ただPSPにかなり割安感があるのは否めないなー。個人的にはNDSもとてもいいハードだと思っております。


### リッジレーサーズ

シングルレースのみちょっと遊んでみる。相変わらずリッジでした。

挙動エンジンは基本的にリッジ初代~2のソレで「滑り始めると勝手に自車が道路の真中を走る」というアレ(セガラリー1も基本的にコレっぽい、まぁスタッフ同じだし)、例えば右方向にずっと回ってるとたとえ左ヘアピンでもクリア出来てしまうという代物。左右のきつい切り返しなんかはわざと回して通った方が早い気もする(汗) 多分そんなことは無いと思うが

車種毎にメーターパネル違うとか結構作りこんでて感心するんだけど、走り終わってコースセレクトに戻るたびにロードするのはちょっと体感的に辛い、コース決定してからロードするのはまだ許せるんだけど。ロードが全体的に遅いのはUMDの転送レート(11Mbpsとの話)が問題っぽいね。

しかし看板で巧みに遠景を隠してた初代リッジのコース、コースはそのままだが看板が無くなってたりしてきちんと遠景が出てるのは感慨深い。そうもう初代AC版のスペックなんかブッチぎってるんだよなぁ、このちっこいハードで。

音楽も相変わらずなので「リッジ好き」な人ならオススメしとく。ひさびさに聞いたよロッテルダムテクノ。

[映画]Mr.インクレディブル(字幕版)

Pixerの最新作、予告が個人的にツボったので久々に劇場で鑑賞。平日の夕方でおまけに字幕版なもんだから客はオレ含めて5人位(汗) しかし前方に誰も居ないので映画館丸ごと貸し切り気分、これは気持ちいい。いつもこんな状態ならいいのになぁ。

映画の性格上おそらくは吹き替え版の方が客が入ると思われるが、個人的にはあくまでオリジナル尊重って事で字幕版のが好き。英語台詞と字幕の違いもある程度楽しめるしね。

で、フツーに面白かったです、母さんがまた格好良くてな。でも大傑作ではないなぁ、後で考えるにどうも「主人公たちに感情移入しにくい」事と「悪役のキャラが主人公を完璧に食ってる」こと、さらに「音楽が全然サッパリ印象に残らない」事が原因かも知れん。脚本自体は大変良いので惜しい、伏線の判りやすい貼り方とか実にいいのに。

CGはもう人間キャラ以外実写と区別付かないような状態になってきてちょっと感動。しかしエドナ・モードの元ネタってやっぱりあのデザイナー一家の人でしょうか、この人も実にいいキャラである。

とりあえず子供の頃にアメリカのカートゥーン体験済み、って人にオススメ。そういう意味では子供よかオトナ向けかも、テーマも「家族愛」だからなぁ。エンドロールは最高に格好良かった、あれは個人的に大ヒット。

あとPixerの次回作(来年末公開)の予告編も早々と登場、今度はクルマの擬人化で、主人公はNASCARですよ! いやもうNASCARレース自体がケンカみたいなもんだから表情付けるとすげー似合うのね、こっちも見たいかも。

[DVD]華氏911~それは自由が燃える温度

実は見たのはちょっと前なのだが、その時には衝撃がでかくてレビューを書きあぐねていて、「底抜け合衆国」を読んだ後に再度見直してようやくレビューを書く気になった。ブッシュ再選が決まってしまった後にこれらを見て読んで、レビュー書くのもなんだがアレだが。

華氏 911 コレクターズ・エディション
ジェネオン エンタテインメント (2004/11/12)
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おすすめ度の平均: 3.93

5 まず体験するべき
4 9.11
5 ムーア監督のメッセージ

ブッシュとビン・ラディングループの癒着はおぼろげながら知っていたし、多くの戦争が(特に宗教戦争以外は、と言ってもいいか)経済行為の延長線上にある代物だという事も理解している。その愚かさも。

でも知っていたつもりだったんだな、と。

改めて映像というメディアのインパクトに打ちのめされた感じである。真実はいつだって残酷なもんだね。そしてそれは恐ろしい事に今もなお進行中だ。

この映画はいつものムーア流「コメディタッチながらドキリとさせられるドキュメンタリー」だ、ドキュメンタリーにありがちな堅苦しさは無いが本質は決して外していない。「公正を欠くムーアによる反ブッシュ映画だ」という人もいるが、そもそも映画である時点で「完全な客観性」は失われるため全ての人に公正なドキュメンタリー映画など存在しない。事実は一つだがそれをどう受け止めるかは人それぞれだ。ただし見たままを安直に自分の考えにしないこと、あくまで自分で考えろ、と言っておく。

と重たい話はここまで。映画としては大統領選前に間に合わせるためか、反ブッシュのメッセージが強すぎるせいかちょっと編集不足というか偏ってる感はするのは確か。しかしムーアは相変わらず選曲のセンスいいなぁ。あとドキュメンタリーで言うなら前作の「ボウリング・フォー・コロンバイン」の方がもっと判り易くて、かつ考えさせられる内容であるのでどちらを見ろと言うなら「ボウリング~」の方かオススメ。一番のオススメは両方見ること。

ボウリング・フォー・コロンバイン
ジェネオン エンタテインメント (2003/08/27)
売り上げランキング: 8,946
通常3~4日以内に発送
おすすめ度の平均: 4.75

5 銃社会
5 アメリカ人が見ないと意味がない
5 アメリカが特殊なのか?

12/5追記

参考リンク:「華氏911」とイスラエル

こういう話もあるって事で、でもオレ「サウジ叩き」には見えなかったけどなー。やっぱ個人個人の解釈ってことで。ところでムーアはケリーも「イラク戦争を支持した」という理由で決して支持はしてないんだよね、こう考えると…さて思想を左右させてるのは一体どこの誰なんでしょうか。

[書籍]底抜け合衆国~アメリカが最もバカだった4年間

TVブロスなどでおなじみのウェイン町山こと町山智浩氏(http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/)の、ブッシュvsゴア選挙戦前からブッシュvsケリー選挙戦前までの各誌エッセイをまとめた物。

底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間
町山 智浩
洋泉社 (2004/08)
売り上げランキング: 1,970
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.8

5 おすすめ
5 とてもバランスのとれた本でした。アメリカ及び著者の今後に注目です。
4 今のアメリカを知るためのテキスト

元々はアメリカンメディアの面白おかしい番組・記事類を紹介していくというモノで実際大筋ではそういう内容になっているのだが、結果的に前書きで著者が自ら述べているようにそうはならなかった。この4年間でアメリカのメディアはそれどころじゃない変貌を遂げて(遂げさせられて、の方が適切か?)しまったからだ。

時系列に掲載されているので、如何にアメリカがおかしくなっていっているのが良く判る。「華氏911」を見た後でにムーアのインタビューを読むと改めて考えさせられたりもする。

まぁ全部が全部重い話じゃないけど、面白い事は確か。ただ作者の嗜好か下ネタも多いので(と、言うか反ブッシュ派は下品な奴らが多い)女性にはちと薦めにくいのが難点。ちょっと高いけど読み応えはあるよ。

でもまぁ、アメリカを声高々にバカと呼べるほど立派な国に住んでないのも確かだな。とか思ったのも事実だったり。