MAZDA CX-60 XD-HYBRID Premium Sportを契約した経緯と他に検討した車種(長文)

単純にCX-60が出た当時から欲しかった、出た当時にXD-HYBRIDに試乗した時の印象が鮮烈だった。ただその時点でも「想像以上にソリッドすぎる、乗り心地は一般的には固くて売れなさそう」と思ってた、その後の展開は大体予想通り。

[自動車試乗]MAZDA CX-60 XD-HYBRID Exclusive Modern (3CA-KH3R3P) | okaz::だめにっき

その後にも何回か試乗したのだが、なんか乗るたびに印象が全然違っていて謎。XDや25Sにも試乗したけど個人的にはXDが一番いいかなと思ってた、グレード違いでエンジン以外も色々と印象が変わるんだよねこのクルマ。

[自動車試乗]MAZDA CX-60 XD-HYBRID Exclusive Sports (3CA-KH3R3P) 試乗と展示会 | okaz::だめにっき

[自動車試乗]MAZDA CX-60 XD AWD L Package(XD-HYBRIDと乗り比べ) | okaz::だめにっき

2023年09月16日(土)の日常 | okaz::だめにっき

2025年4月に改良新型に試乗させてもらう、乗り心地はかなりマシになったけどそれ以外もだいぶん変わっていてかなり困惑。XDは正直「嫌なところを全部潰してデカくなったCX-5」みたいな乗り味、それはそれで良いけどCX-60の特別感はかなり薄れている気がする。それに対してXD-HYBRIDは以前感じた「CX-60の特別感」がまだ色濃く残っている感じ。

試乗記:MAZDA CX-60 XD SP 4WD & XD-HYBRID Premium Sport(2025春改良モデル) | okaz::だめにっき

買うならXD-HYBRIDのがいいかな、でも高いな。と思ってたらまさかの「CX-5の残価設定ローンがまだ一年残ってるけど、下取りに出せば残債をチャラに出来ますよ」と言われる、もうちょい言うと先日生命保険を解約したら掛け捨てだと思ってたのに、そうではなかったのでそこそこまとまった金額を貰ってしまっている。これを頭金にすれば十分行けるぞ?

ということで前向きに購入を検討。CX-5はいいクルマではあるけど個人的には気に入ってないところも多々ある。一番のネックは乗り心地で、リアサスが動くと頭がとにかく左右に振られてつらい。特にロングドライブでずっと揺られてるとマジで具合が悪くなってくる始末。みんなコレで本当に不満がないのか? と不安になってくるレベル。

残価設定ローンをあと1年支払っても残価が残る、残価を買取する選択肢だと同時に二回目の車検が入って、さらに夏冬両方のタイヤも交換しないとか考えると「これ以上CX-5に金をかけたくない」と感じてしまっているのも一つ。気に入ってないクルマに金を払い続けるのは想像以上にしんどい。

おそらくは今年中に出るフルモデルチェンジ版のCX-5は第7世代ベースだろうから(リアサスだけ新設計?)、頭が左右に振られるのは大幅に改善されるとは思う。でもSKYACTIVE-D2.2が廃止って話もある、CX-5を買った理由の大部分はあのエンジンなんすよね。なので高いのと多少デカい事に目をつぶってCX-60に行ってみようかと。

最初は「お高いXD-HYRBIDでも中古は安い」「改良前のがハンドリングは好みかも?」「改良前でも乗り心地は許容範囲」と思っていたので中古を見に行ったけど、今どきの大手中古販売店は「試乗は基本的に出来ない」というスタンスだった。正直中古を試乗なしで買うのはリスクが高い。ディーラーの下取りで入った車両ではない訳だし。

札幌市内に「Premium Sportで赤」の個体が一台しかなく、見に行ったら外装と内装は良かったけどオートエグゼのマフラーが入ってたり(純正マフラーも残ってはいる模様)、デカいレーダー探知機が付いてたり、純正のドライブレコーダーが付いてるのに別途デジタルインナーミラー+ドラレコが付いてるのも個人的にはあまりよろしくなかった。走行距離が一か月1,000kmくらいなので「結構ちゃんと乗っていた」証拠ではあるけども。

「Premium Modernで赤」の中古もあったので見に行ったけど、低走行距離のわりに内装がくたびれた感が出ているのが気になった。センターコンソールのウッドパネルとドリンクホルダーの蓋の所の色が全然合ってない、ドリンクホルダー側はプリントなんですかね?

大手中古量販店で車両の見積もりもしてもらった、ディーラーよりは良い値段が付いたけど、次のオーナーのことを考えるとちょっとつらい。室内保管のディーラー完全整備でそれなりに良い程度だという自信もあるし。

この辺で「大手中古販売店にある車両は、某YouTuberの影響で足回りを改造されたモデルがある」というリスクに気づく。それは絶対避けたい。オレは正直あそこを一切信用していない。

ここで改めて考える、個人的には外装は「Exlucive/Premium Sport」のブラッククローム・ハニカムグリルが好み。内装は「Exclusive/Premium Modern」の白内装がいいなって思ってたけど、中古でくたびれているのを見たらだいぶん気が変わってしまった。濡れたデニムで座ったりしたら一発で色移りするような白い皮シートを維持する自信がない。それに比べたら「Premium Sport」のタン内装は最初「やりすぎ」に思えてたけど、中古でちょっとくたびれても見た感じが非常に良かった。なんなら新品よりちょっと使い込んだ方がいいまである。

ボディカラーは色々あるけど白は多いし、黒系は夜に目立たなくなるので個人的には避けたい。年を取ると夜に暗いボディカラーって本当に見えないんすよ。CX-60はマツダ車に珍しくソウルレッドがあまり多くない。んじゃソウルレッドのPremium Sport、これの中古を探すか。

大手中古販売店での購入はリスクがあるけど、ディーラーで認定中古車を探したら大手よりは一割くらい高いけど安心、ということで探す。お世話になってるディーラーで「Exlucive Sport」の赤の在庫があるので電話してみたら試乗できるというのでお願いする。

まさかの一時間くらいのロングライド試乗が出来た。この個体は今までのリコールはもちろんサービスキャンペーンも全部やっているらしく、いわば「改良前CX-60」の最終形態である。乗った感じは「改良後よりハンドリングはソリッド、けど初期型よりはだいぶん変わった?」「乗り心地も全然許容範囲、だけど改良後には普通に負ける」という感じ。この個体自体はかなり良い感じ、新車に比べたら安い。でもなあ。

試乗記:MAZDA CX-60 XD-HYBRID Exclusive Sport ‘2023(大型改良前モデル) | okaz::だめにっき

改めて商談、残念ながら北海道に「ソウルレッドのPremium Sport」のディーラー認定中古車はないとのこと。ただしまさかの「改良前」の「ソウルレッドのPremium Sport」の新車在庫があるとのこと。どこに? え? そこに置いてある展示車?

なんかいきなり見積もりが来る、CX-5の中古査定が大幅アップ、というか中古査定側で値引きをサポートというべきか。おかげで中古量販店での見積もりと変わらない査定額が出てきた。さらにここから車両本体の値引きドンと、マジか。改良後新型も本州に在庫があるので、値引き額はちょっと渋くなるけどこれで出しますよと。ここでいったん持ち帰る。

結構悩む、結局「乗り心地は改良後の方が絶対的に良い」「ハンドリングに関しては改良前の方が好みだだけど、改良前最終型と改良後を比べるとそこまで差がない気はする」「リセールバリューだけ考えたら改良後のが絶対良い」と。いやリセールバリューを考えたらCX-60は選んじゃダメなんだが。

改めてCX-60の開発者インタビューとかを読んで、開発者の狙いとしては改良後の方が「商品としてまっとうである」と思った。改良前は「やりたいことを最優先したけど最適化が足りていない」感じ。ハンドリングは改良前のが良さげだけど、正直そんなのは走りこんでみないと分からない。少なくとも自分には判断がつかない。

今までの経験から所有車両に「嫌なところ」が目立つと「好きなところ」が帳消しになると思ってる。「好きなところ」を残しつつ「嫌なところ」を潰してきた改良型のXD-HYRBIDが個人的には一番ベストじゃないかと。という訳で正式契約した次第。

スタッドレスタイヤ+ホイールとか冬ワイパーの確認もしておく。スタッドレスは多少高いけどブリヂストンのVRX3にする予定。冬ワイパーはPIAAとNWBに適合製品があるのでNWBで良かろう。

ドラレコは純正ディーラーOP品にしたのだが(ケンウッドOEM)、まさかの「専用microSDじゃないと使えない」仕様になってるらしい。しかも添付のmicroSDが16GBって流石に不安が。調べるとWD Purple microSDHC UHS-I cardの32GBなら行けるらしい。調べたらSanDisk公式オンラインストアが一番安かったのでポチリ。内税1,320円で無事使えた。あと一枚くらい買うかも。

音楽用USBメモリはCX-5でUSBタイプAのSanDisk製超小型USBメモリを使ってたのだが、CX-60は全てのUSB端子がType-C。USB-C変換コネクタを使うのも考えたけど、気分的には良くないし上下振動で壊れそうなので結局USB-Cな256GBのSSDを購入。USBメモリでも良いんだけどSSDしか売ってなかった、のでちょっと割高。

おまけで他に検討した車種とか

  • 日産オーラNISMO 4WD

結構悩んだ、e-Power 4WDって燃費以外はかなり良いと思ってるんですよ。とくにNISMOモデルだと「電動車でしか味わえないアクセルレスポンスとジャーク」が味わえるし。あとサイズ感がとてもいい。ノートで感じた内装のチープ感もオーラだとかなりマシ。問題は外装がちょっと派手派手しすぎ、後から考えたらAUTECHの方が自分には合っていたのかも。

ただサイズというか車格の割には結構お高い、e-4orceじゃなくてe-Power 4WD止まり、e-4orceと何が違うのかと調べたら、e-Powerは前後のブレーキ制御とピッチング制御を別のECUで制御して統合制御してないんだとか。何それ。リアブレーキがドラムなのは…まあいいか。回生ブレーキがメインなのだろうし。

あとデイライトがいまだについてなかったり、ワイパーが雨滴検知式じゃなかったりとか色々細かい不満も。内装の灯火類がいまだに豆球でLEDキット別売りもなんだかな、という気はする。

何より日産本社関係のゴタゴタがデカかった、あれでだいぶん買う気をなくしてしまった。ノート・オーラ系を生産している追浜工場が無くなるかもという報道も一時あったし。8月まで生産が止まってるのでこれが理由か? とか勘違いしてたし。違うよね? と思ったら大幅減産という話が出たし。

あと試乗したときに気になったのがウィンカーレバー、オーラ4WDの時は全然問題なかったけど、オーラNISMO 4WDの試乗時は「壊れてる?」と思うレベルでウィンカーレバーが固くて、頑張って倒したら「バキッ」って音を立てる始末。部品は同じはずなので個体差? 工場での最終チェックでこのまま出るのは相当マズいのでは? ウィンカーレバーならまだしも他のところがこの調子では。

あとはe-Powerは長時間ハイペースで走ると電欠になるとか色々あるっぽくて、サーキットでもない限り問題ないとは思ってるんだけど、山道を一時間以上ノンストップで走る状況が北海道にはあるのです、と微妙な不安がですね。

など色々あって結局見送り。次期型でe-Power三世代目(発電特化エンジン搭載)してe-4orceになったらかなり良さそうではある。

  • トヨタ プリウス Z e-Four

見た目は最高、装備も充実、走りは…まあ普通。不便ではない。とかく発注が普通に出来ないのと、世間にあまりに台数が多すぎたのがダメだった。自分で買うんだったらマスタードイエローにしてます、滅多にいないしね。

CX-60を契約した後に「受注再開しました」って電話があったけど、それから二週間もしないうちに再び受注停止になっていた。トヨタ車の契約って大変すぎる。

  • マツダ ロードスター

買いなおして冬とか荷物を乗せる時はカーシェア併用、とちょっと考えた。けど流石に止めておいた。今のロードスターは自分が乗っていた時より良くなっているようだけど、それでも新たな喜びとかそういうのはないだろうと。

せめて幌の2.0LがRFよりちょっと安い程度で選べれば考えたんだけども。幌のNDロードスターって「レーシングカー並みにギリギリのパッケージと部品強度」でありつつ、完全にエンジンがモアパワーなんすよね。あのエンジンをかっちり使い切る楽しみはあるんだけど、基本軽くて低重心だから普通に走る分には何も起こらないという。

  • トヨタ GR86、GRヤリス・GRカローラ

GR86はそもそも受注再開の見込み無しということで見積もりも作ってくれないし試乗も出来なかった。

GRヤリスは言ってないけどこっちも売ってくれないだろうし、なにより今の自分では踏み切れなくて性能が勿体ない。GRカローラの方が4ドアで実用性はありそうだけど、こっちはさらに高いしもっと売ってくれなさそう

GRスープラまで来ると金額的に絶対無理だった、欲しいけども。これも踏み切れないと言えばそうなんだけども、なぜか踏み切れなくても許される感はある。

  • ホンダ シビック・タイプR

値上がり前なら手が届きそうな値段ではあるけど、売ってくれないことにはねえ。豪華内装の実質値上げ版しか売らないみたいな態度も気に入らない。これも踏み切れないしなあ。あと幅がCX-60と同じだけど最小回転半径がCX-60よりデカいのでFL5の方が取り回しが悪いっぽい。

  • スズキ・ジムニー

スズキ車はとかくVDCの「滑って動作したら解除されるまでアクセルでコントロールが一切できない」仕様が嫌すぎる、HA36アルトワークスで思い知った。凍結路だと20km/h以下からVDCが動作するのにいきなりコントロール性を放り投げられても困る。

2025年06月28日(土)の日常&CX-60納車

8時過ぎに目覚ましで起床。本日は昼前に納車のためディーラーに行くのです。

出かけようかと思う所で便意、トイレに行ったらバリウムがまだまだ出てきて驚く。飲んでから24時間経過してるのに、うっすら腹痛がしていたのは下剤のせいかと思ったらそうじゃなかったのね、家に居る時でまだ良かった。

仕舞ってあったCX-5のスペアキーと、荷物整理用の折り畳みコンテナを持って駐車場に移動。折り畳みコンテナにクルマに積んであった荷物を一通り入れて、冬ワイパーと冬タイヤを積んで移動開始、ディーラーに行く途中で最寄りのタリーズが入ってるイオンに寄ってコーヒー豆を購入しておく。

ディーラーに来たら納車用スペースに停まってるクルマ、アレがオレのCX-60 XD-HYBRID Premium Sportか。なんかイマイチ現実感が無い。購入に至った経緯は別エントリにて。

ショールーム内でキーの受け渡しと受領書のサインとか色々と。途中で女性社員に交代してマツダコネクトと車両の接続手続き。CX-5の車検時にマツダコネクトの期間延長をしなかったのでスマホのマツダアプリはしばらく立ち上げてない。案の定パスワードを要求されたが、パスワードアプリから入力すると「違う」って言われる。マジか。

色々あって結局パスワードを再発行する事になったのだが、マツダアプリはパスワード欄にペースト制限をかけるの止めてほしい。しかも他アプリからタスクスイッチすると入力欄が消去されるオマケ付き。結局パスワードを紙に書き出してそれを手入力する羽目に。セキュリティとは一体。

ここで車両に移動して接続、無事繋がりました。さらにドラポジの設定とか色々。CX-5に比べて設定が増えていて今どきのクルマはすげえなという気分に。手放すCX-5の隣にCX-60を並べて、貰った花束を持って並んで写真を撮ってもらった。指摘されたけど、どちらも「ソウルレッドクリスタルメタリック」のはずなのにCX-5のが薄い色に見える、4年落ちとは言え屋内保管なので塗装のコンディションはいいはずなんだが。

CX-5からCX-60に荷物を移動して出発しようと思ったら店長も出てきて軽い挨拶。なんかやたら手薄だったCX-5の時と違うな。と思いつつ走り始める、USB-Cポートに買っておいたUSB-CなSSDを差し込むも認識してないっぽい? 諦めてCarPlayで無線接続、こっちはちゃんと認識した。

燃料タンクを見たらまさかの満タンでビックリする、ありがたい。ただ整備点検とかがあったのでオド・トリップメーターが55kmの平均燃費5.5km/lである。ここからどんだけ伸ばせるか。思ったよりは全然乗りやすいなと思いつつ、いったん自宅周辺まで移動。なんかCX-5に比べて体感速度が遅いので、同じ感覚で走ると10kmくらい上に出ちゃうのでしばらくは気を付けないと。

自宅最寄りセブンイレブンの駐車場がやたら広いので、ここに停めて折り畳みコンテナの中身を開けて詰め直し。ついでにセブンイレブンに寄ったら「みそきん」や「リュウジのポテト」とか在庫してたけど買わず。買っておけば良かったかも。

安心したのか猛烈にお腹が空く、しかし慣れてないから駐車場が狭い店は避けたいと思いつつ走ってたら自宅近くの「手作り鉄鍋餃子 双龍」が見えた。駐車場も空いてるぽいのでここでいいか。そして案の定駐車に手間取る。

日替わりメニューを見たら「カニカマチャーハン(内税720円)」とある、スープとか付くのかなと思ったら「スープ・餃子6個付き」って異様に安くない? 頼んでみたらマジで焼き餃子6個が付いてきた。カニカマチャーハンはちゃんと旨い、ただ餃子があんまし好みではなかった。好きな人も居るだろうって味なんだけども。

その後はいつもの「小樽・余市・赤井川」ルートをドライブ。5号線の高速コーナーが連続する区間で車体の挙動を探っていく。ロール速度がめちゃ遅い、ロールが落ち着いてアウト側のタイヤが撓むのが感覚的に分かる。そこからアクセルを踏むと綺麗にトラクションがかかっていってすごい気持ちいい。FFベースじゃ出せない味がする。コーナーで積極的に踏んでいかないとダメなのが後輪駆動である。

あんまし大きな声で言えないけどこのクルマ、時速60km/h以下は捨ててませんかね。そこを境に印象が愕然と変わる、今まで試乗するたびに印象が変わってたのはそういうことだったんだろうか。

余市を回って「道の駅 あかいがわ」でトイレ休憩。フードコートのカレーが割と旨そうだったので、次回はここでの食事も検討しておこう。にしても暑い。サンルーフのシェードだけを開けたら直射日光で熱いくらい、気持ちいいので開けるけども。

その後は山中牧場まで移動しソフトクリームを購入、やはり「店内休憩所で食べるなら360円、外に持ち出して食べるなら350円」が正解っぽい。今回は350円払って車内に持ち帰って食べる、うまいのう。牛乳も紙パック1L(内税300円)も自分と実家用に二本購入。

山中牧場から毛無峠までの山道がいよいよ本番、正直乗り心地は「悪くはないが決して良くはない」という感じ。盛大に頭が左右に振られるCX-5(これが手放した最大の原因)と違って「車体は揺れるけど頭は揺れない」という第7世代お馴染みのアレなので具合が悪くなったりはしない、ただ運転席以外の人はどうなるかちょっと不安なんですけども。

それにしてもハンドリングがマニアックすぎる。今のFFベースの車両って「ハンドル・ペダル操作がラフな人でも問題なく運転出来る」という方向性に最適化していってる気がするのだが、CX-60はとかく丁寧に運転することを要求される、サッシュレスだった頃のスバル車を思い出す。ハンドルを切り始めて前輪にスリップアングルが付いてヨー力が発生し車体がロールして…といった一連の動作が目に見えて分かるみたいにゆっくりと綺麗に出る。

あと上りと下りとでかなり挙動が変わる、というのは下りだと内側後輪が浮くのでKPCが効くんですかねコレ? 重たいのに下りのがずっと気持ちいい。流す程度であればNDロードスターより面白いのでは?

毛無峠頂上近くで一休み&撮影。ここでようやく標準装着タイヤがトーヨーなのに気づく、マジか。CX-5もトーヨーだったからブリヂストンのが良かったのに。

毛無峠から5号線を走る。この辺りで「このクルマは全然一般向けじゃない」と思い至る、オレは好きですけどもね。この乗り心地と、それとトレードで手に入れた操縦性も全部込みで確信的にやってるのではないかと。そう思うと色々と納得はするし、世間一般の大多数が「この乗り心地では売れない」って言っても「そういう人向けに作ってません」で終わる気もする、刺さった人にだけ売れれば良いと。本当か?

実家に寄って買ってきた牛乳パックを冷蔵庫に突っ込んで、マッサージ椅子で一休み。そしてまっすぐ帰宅、駐車場の出入口でかなり緊張したけどCX-5と同じ感覚で大丈夫っぽい。駐車も出来るけど一発で決まらぬ。カメラビュー切り替えボタンがシフトの右下、見なくても大体押せる位置に移動したのはありがたい。

帰宅して緊張してたのかかなりグッタリ、まだ100kmくらいしか走ってないけど現状で満足度はかなり高い。お腹があまり減らないので晩ごはんは軽めに。

CX-60で認識しなかったUSB-CなSSD。調べたらFAT32フォーマットだけど、フォーマットしたのもファイルコピーしたのもMacなんすよね。ちょっとWin11でやってみる、Macでは標準機能でFAT32フォーマットが出来るのにWin11だと社外ツールが必要なのなんでだ? 正確に言うとCLIツールだと出来るのだが、やってみたら最後に「フォーマットできなかった」って言われて本当に謎。

ファイルコピー後に駐車場に持って行ったけど認識しない。念のため以前使ってたUSB-AなUSBメモリとUSB-A・C変換コネクタを使って繋げたらこっちは認識した、ってUSB-CなSSDも認識してる? 色々と刺し直したけど、一回認識したらUSB-CなSSDのみでも認識する模様。なんだろうコレ。しかし先日リッピングしたCDを再生しようと思ったら音が出ない、一部の曲だけ音が出ていない。リッピングに失敗してるっぽいのでここで持ち帰り。

改めて先日リッピングしたデータを確認したらリッピングに失敗していたのを確認。7枚入りBOXをリッピングしたのだが、そのうち一枚の後半部分のみが失敗していた。その失敗部分を一発で引き当ててしまったっぽい。後で気づくよりはすぐ気づいた方がいいか。とりあえずリッピングし直しておく。

LINEで家族に納車の報告。今日は姉夫婦も納車だったそう、でも年齢的に終のクルマになりそうと言われる。自分はあと何台かなあ。

落ち着いた辺りで「アポカリプスホテル」最終話をようやく見る、とても良かった。でもそれだけに1話だけもうちょいなんとか感がある、あそこで切っちゃった人も居そうだし。