手持ちの半田ゴテに不満が生じたので、ついカッとなって念願の温調ゴテを購入してしまった。
[[HAKKO]:はんだごて:HAKKO FX-888](http://www.hakko.com/japan/products/hakko_fx888.html “[HAKKO]:はんだごて:HAKKO FX-888”)
ちなみにステーションの色はレッド、理由は「せっかくだから」。
温調ゴテが如何に便利かつ楽かは会社で散々知っておりまして、欲しいなーとは思いつつも「一体型(安いのだと実売5k位から)だとグリップ太すぎて握りづらい」とか「ステーション型最強だけどでかい」とか思ってたらコイツを見つけたと。ステーションが小さいのに使い勝手がいい! 立派なコテ台も付いてる! コテの形状を含めて評判が良い! しかも妙に安い!
んで色々相談したら「HAKKOなら保守部品も豊富だし、長く使えるからむしろお買い得」という声を信じてポチってしまった訳である。ちなみに楽天型のショップでカード使えて送料込みで12kしません、ステーションタイプの温調ゴテとしてはかなり安い。
作りたい小物もあるので早速セットアップ。ランプも何も点かないなー変だなーと思ったらステーション側に電源スイッチがあるのを見逃ししててオレバカす。逆に言えば「半田ゴテにスイッチが付いてる」訳で非常に有り難い、これは半田ゴテを使ってる人じゃないと理解出来ないだろーな。
という訳でテキトーに温度を調整して(ちなみに今回使用する半田はアルミットのKR-19、液体融解温度は190度とのこと)…お、もうランプが点滅し始めた。ランプ点灯=暖め中、消灯=設定温度達成状態な訳だ。立ち上がりがすげえ早くてちょっと感動。試しに半田を当ててみたらちゃんと溶ける。
という訳で色々試してみた。コテ先が冷えやすい様な箇所(=熱の逃げ場がデカイ)部分ではちょっと長めにコテを当てれば最低限の速度ですぐ暖まるし暖め過ぎる事もない、逆に熱の逃げ場が無くてすぐ熱が回る部分でも必要以上に半田が解けてダマにならない。調整すれば半田の粘性が変わったみたいな感じになる。おぉコレは作業がすげぇ楽。
…しかしソレ以上に自分の半田スキルの低下が半端無い罠(汗)おかげで必要以上に苦労するする。さらには久々に半田の煙&匂い(あの煙はフラックス蒸発分がメインで、かつ有毒なので吸わないように、あの匂いが良いとか言ってる人も居るが危ないよ)でクラクラに。途中でダルくなって来た&配線をどうするか悩んで来たので作業を途中で切り上げ。
結論から言えばこの温調ゴテ、買いです。ちゃんとしたセラミックヒーターの半田ゴテって結構高いんだけど、グリップ部分が安っぽかったり、いざという時にパワーが足りなかったりして使いづらい。
「ちょっと良い半田ゴテが欲しいなー」という人には是非オススメ、結局コレを買った方が精神的にも安く付く。ステーションも小さいので邪魔にならない、しかしこのステーション、傍目には鉛筆削りにしか見えない…(汗
ちなみに自分の場合HAKKOの古いニクロムヒーター(木製グリップですげぇ使いやすい、電気工事用なのでパワーたっぷり)とグットのセラミックヒーター(電子工作用)を使い分けてたんだけど、HAKKOに慣れるとグットのは「所詮安物」感がでかくてねぇ…いや安い割には良く出来てるんだけど、出力の足りないセラミックヒーターほど悲しいモノは無い。
という訳で良い買い物でした。次ははんだ吸煙器が欲しいんだけどコレも良い値段するのね。ヤフオクで安く売ってる事もあるので気長に探してみるかー。