[ライブ]KraftWerk 3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8 in 大阪

「死ぬまでにKraftWerkは一回は見たい」という事で大阪まで来ましたよ。「死ぬまで」ってのはオレとメンバー両方を含んでるんだけど。

東京で8枚のアルバムごとに8公演。大阪で1公演って事でお得感がありそうな大阪にしたんだけども、実は東京でも各日「アルバムの全曲+定番曲」という構成だったので、好きなアルバムの日に行けば大体満足できるという罠。…まぁいいです。東京では8公演全部を見に行った人も居たとか、物販がすげぇ在庫少なくて大変な事になってたとか色々。

[<UDO> ニュース 2013/05 アーカイヴ](http://www.udo.jp/News/201305/index.html#130516 “<UDO> ニュース 2013/05 アーカイヴ”)

ちょっと入場時間に遅れて会場入り、見たら既に入場が始まってて、アナウンスを聞いたらオレの整理券番号はもう入れるとのこと。うわ時間ロスだ。急げ。ワンドリンクなので無難にコカ・コーラの500ccペットボトルを選んで入場。オールスタンディングなので場所確保。思ったよりはいい場所じゃね?

んで開演まで50分くらい待たされる。既に足がつらい。3Dメガネは偏向フィルタ方式だが、紙製なので安っぽい。ちなみにスリープは東京で全部日替わりだったのだが、大阪は大阪で別という豪華仕様であった。多分全部コンプリートしてる人も居るんだろうけど。

開演時間に鳴りだす音楽。ココで3Dメガネ装着。5分ほど待ってたらついに幕が落ちた…。うわー本物だ!本物のKraftWerkだ! てか意外に近い! オレの真正面がラルフだ! 直線距離で15m無いんじゃね? という距離である。つまりは歌ってる時の口の動きが認識出来るくらい。

セットリストは先のページに載ってるけど、そのうち消えそうなんでコピペしておく。

> 1.THE ROBOTS
> 2.METROPOLIS
> 3.NUMBERS
> 4.COMPUTER WORLD
> 5.HOME COMPUTER
> 6.COMPUTER LOVE
> 7.THE MAN MACHINE
> 8.SPACELAB
> 9.THE MODEL
> 10.NEON LIGHTS
> 11.AUTOBAHN
> 12.TOUR DE FRANCE 1983 + INTRO
> 13.TOUR DE FRANCE 2003
> 14.VITAMIN
> 15.GEIGER COUNTER~RADIOACTIVITY
> 16.TRANS-EUROPE EXPRESS
> 17.AERODYNAMIK / TITANIUM
> 18.BOING BOOM TSCHAK
> 19.MUSIQUE NON STOP

まずは1曲目からいきなり「THE ROBOTS」、てっきり例のごとくマネキンを出して本人不在かと思ったらちゃんと居ます。ラルフの口動いております。そしてなにより衝撃的だったのが、背景の3D動画。動画そのものは「minimum-maximum」と同様のシンプルな奴なのだが、コレがまぁ飛び出す飛び出す。盛大に色ズレとか出てるけど、PVだと思えば全然気にならない。

もう観客は物凄い盛り上がり。「minimum-maximum」とアレンジが変わってる部分があるとそこに反応したりして濃い人多数。…凄すぎて泣けてきた。マジで。

ただ一部の観客が超うるさくて迷惑。関西人声デカイんだよね。

2曲目の「METROPOLIS」はライブでは超久々のナンバー。というか「聴いたことあるけど曲名が思い出せない」と悶々としていた人多数の模様。オレも。

「NUMBERS」でも再び盛り上がり。日本語での「イチ ニイ サン シ」の部分では会場大盛り上がり+大合唱状態。いいなぁ。

その後も盛り上がりっぱなし。そしてまさかの8曲目「SPACE LAB」がすげぇ嬉しかった。この曲好きです。PVも人工衛星が半端ない飛び出しっぷりで盛り上がる。これもまた大好きな「NEON LIGHTS」も演ってくれて嬉しい。

そして今回一番の目玉である「AUTOBAHN」、コレは「THE MIX」「minimum-maximum」版準拠のミックスかと思ったら、後半はオリジナル同等の進行である。ちょっとビックリした。あれ演奏時間どんだけだろう。「THE MIX」版で7分、流石にオリジナル版の20分よりは短いと思うが、それでも10分は超えてたと思う。音源化してくれないかなコレ。

んでコレも大好きな「VITAMIN」も演ってくれて安心。「A-B-C-D VITAMIN」の所で右手をマイクに添えるラルフが可愛いw

そしてまさかの「GEIGER COUNTER」! という事は当然そのまま「RADIOACTIVITY」である。うん事前に聞いてたからいいけど、やっぱり日本語歌詞はアレだ、ダメだ(汗) 内容としては直訳で元々そんな歌詞ではあるんだけど、ダメだ。

「THE MIX」版との違いはイントロ部分の各放射能被害にあった場所のコール。最後の「HIROSHIMA」が二回目に「FUKUSHIMA」になっていた事。そして一回目のAメロが日本語歌詞であること。ちなみに日本語歌詞は「日本でも放射能・空気水すべて・日本でも放射能・今すぐやめろ」という内容だったと思う。作詞が坂本龍一らしいのがまたなんともなー。二回目のAメロ歌詞はドイツ語に戻ったのがせめてもの救い。この曲だけは終わった後に拍手しませんでしたワタクシ。そう言われる立場なのは分かってるけども。

そして「BOING BOOM TSCHAK」~「MUSIQUE NON STOP」の流れで会場は完全にダンスフロアと化する。「MUSIQUE NON STOP」のラストでは右端から一人ずつソロを取って離脱。ソロ中はノリノリで「機械から人間に戻る」って事なんだろうねアレ。最後にラルフがキーボードでキメて(本当に弾いてるか分からんけど)退場。

そして東京では最終公演だけあったアンコール。「電卓聴きたいー!」という大声が響く中で来ましたアンコール。

> 20.POCKET CALCULATOR
> 21.DENTAKU
> 22.PLANET OF VISIONS

「DENTAKU」ではもう全員大合唱状態。最後の「PLANET OF VISIONS」は前半がやたら不安感を煽るアンビエント系アレンジになってて「(色んな意味で)本当にコレが最後なのか…!」と不安になってくるけど、途中でいつものノリノリになって気がついたら終わっていた。そして四人揃って腰が90度曲がるくらいのお辞儀三回。そこはもう人間であった。終わったらなんか夢から覚めた気分。

いや本当。エンターティーメントとしてのライブとしては素晴らしいの一言だった。何と言っても背景の3D映像が想像以上に凄すぎてなー。思いっきり飛び出すシーンではみんな湧いてたし。セットリストも満足行く内容だった。

ただなんばHatchの音響はちょっと問題あるかも知れない。音圧だけはやたらあるけど音が引っ込んでる、おかげでベースラインとかあんまし綺麗に聞こえない。「TOUR DE FRANCE」のゼイゼイ言ってる声とかはすげぇ迫力だったんだけどもw 音圧だけはシャレにならなくて、洋服が音圧でなびく位の勢いであった。

そんな訳で、本気で大阪まで来て良かった。本当にそう思う。終わってから観客みんなの顔を見たらみんないい顔をしてたのが全てを物語っている。しかしコスプレしてる人とか凄いなー、「THE ROBOTS」のPVで出てきたマネキンのコスプレで、まさかネクタイに仕込んだLEDまで全部再現してるカップルが居て噴いたし。

事前に「東京で8日全部行った奴が居る」と聞いた時には「気合入りすぎwww」とか思ったけど、終わってみたら納得した次第である。しかしメンバーの方もいい年してあのスケジュールで公演をやるってのは凄いよなー。全員立ちっぱなしだし。

ただ待機時間も含めて三時間オーバーはちょっと辛かった。足動かして軽く踊ってたけど、最後の方動かなくなってたし、会場を出てつい座ったら5分くらい動けなくなったし(汗) あれひょっとしてオレはラルフより体力ないのか?

という事で、次回があるかは本当に分からない。でもあれば行きたいとは思った。あと今回のライブは音源か映像にならないのかなー。映像は3D前提なので難しいと思うけど、せめて音源だけでも出して欲しいと思う。今回のライブで「初期アルバム三枚以外の全曲をライブ音源化」という事をやっちゃった訳だし。

後でNYC MoMA公演の「Uranium/Transistor/Ohm Sweet Ohm」動画が上がってるのに気づいて聴いてみる。

うわ「Ohm Sweet Ohm」で鳥肌立った…(同じようなコメント入ってるけど別人です)、「Ohm Sweet Ohm」と「Neon Lights」はKraftWerk2大癒し曲だよなぁ。さらに個人的には「Europe Endless」が聴きたい。東京で「Radioactivity」と「TEE」の日に見に行けば、ってその間の滞在費とかどうするんだというアレが。次回あるのか(結局それか

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