久々に個人製作ソフトなどを買ってみた。今は「Homebrew」って言えば通じるから楽よね。
とか思ったらWikipediaでの「Homebrew」の項目が日本版(ja)と英語版(en)とで死ぬほど違うのに悶絶したり。なんだこの日本の「Homebrewソフトはアングラソフトですよ」みたいな書き方は。本当に残念な項目が多いな…。Vectrexなんてリソースは全部PDF扱いでSDKすらあるんだぜ。
[Homebrew – Wikipedia](http://ja.wikipedia.org/wiki/Homebrew “Homebrew – Wikipedia”)
[Homebrew (video games) – Wikipedia, the free encyclopedia](http://en.wikipedia.org/wiki/Homebrew_(video_games) “Homebrew (video games) – Wikipedia, the free encyclopedia”)
それはともかく、購入したのは「FURY UNLIMITED」から出た「3D SECTOR-X」である。タイトルから判るとおり死ぬほどレアな周辺機器「3-D Imager」の専用ソフトである。
[FURY UNLIMITED](http://www.furyunlimited.com/_sgg/f10000.htm “FURY UNLIMITED”)
[FURY UNLIMITED – CONSOLE – 3D SECTOR-X](http://www.furyunlimited.com/_sgg/m1m1_1.htm “FURY UNLIMITED – CONSOLE – 3D SECTOR-X”)
しかもカラーディスクは別売りの「3-D NARROW ESCAPE」「3-D CRAZY COASTER」(この二つはディスクが同じ)の奴を推奨というとことんハードルの高い奴(一応「3-D MINE STORM」のカラーディスクも使用可能らしい)
これでも初回ロット百本が売れて、今2ndRunのPre-Order中というから世界は広いな…日本でちゃんと動くVectrex 3-D Imagerって何台あるんだろう…。ちなみにオレは完品で持っておりますが、久々に引っ張り出したらケーブル部分が発泡スチロールに若干浸食されてた(汗、まだそぎ落とせば綺麗になるレベルだからいいけど、このスチロールの保存をどうしたもんか…。
で、ゲーム内容の話。FURYさんは毎回頑張ってるのは判るんだけど(専用のカートリッジケースまで作っちゃうしな)、肝心のゲーム内容がアレな事が多くて…「I,Cyborg」とか未だにどうやって遊ぶのか分かんないよオレ。判っても面白く無さそうだし。
そんな訳で今回も全く期待してなかったのだが、「期待しなくて良かった!」と心底思える出来でした!…いやひでえ言い方だが正直事実なので仕方が無い。なにせゲーム開始後しばらくは「これはゲームでは無くて3-D Imager専用インタラクティブデモなのだろうか」と悩んだ位だし。
擁護しておくと、ちゃんと立体に見えるしカラーも付いております。そういった意味では「3-D Imager専用ソフト」ではある、間違い無く。
一面は良く判らない赤い手裏剣みたいな奴が画面の真ん中から出てくるのでコイツの中心部を狙い撃てばOK、あんまし近寄りすぎると自分がやられるけど、お互い当り判定が小さいので当てるのも当てられるのも難しいです。あぁもうゲームですらねえ。
二面は奥行きのある二段構成の場で敵は出なく、最初は何をやったらいいか判らない。最終的に色々試行錯誤してやっと判ったんだけど、解決方法は一応伏せておく。書いても誰も得しないと思うが。
三面は敵の親玉らしきトンボが飛んできて自機を付け狙う。のはいいがこちらの攻撃が当たらない。真後ろを取られるととキャプチャービームが出て速攻やられるのだが、自分がどうやって攻撃すればいいかサッパリ分からんのだ。後でNewsGroupで調べよう…。
という訳で一通りプレイした後はさっさとカラーディスクを入替えて久々に「3-D MINE STORM」を遊ぶ。おぉこの立体ステージを活かしたゲーム性!素晴らしい立体感!カラーベクターだけど元がモノクロだからジャギが一切見えない!
正直「ベクタースキャン」の見た目だけで言うなら「3-D MINE STORM」が最高峰です。これは間違い無い。業務用カラーベクタースキャンモニタを持ってるオレが言うから多分間違ってない。
そんな訳でゲームとしてはガッカリだが、三本しか無かった「3-D Imager専用ゲームソフト」が四本に増えたと思えばまだ許せるか。実は「3-D CRAZY COASTER」も遊び方が良く分かんないだよな…。