見たのは先日だが忘れないうちにレビューしておく。各シーンはさんざん見てるけどまともに見たのは実は始めてだったり。
東宝 (2001/02/21)
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プロジェクトG
放射能の脅威 ~広島・長崎の再現~
名作中の名作!
昭和29年製作。米製の元ネタ映画があったり、同年の第五福竜丸被爆事件があった事を受けて時事ネタに乗っかる形で急遽製作されたという説もあるが、それが事実だとしてもこの映画の価値を貶める事にはならないだろう。
絶望的な終戦からたった9年、急速に復興していく日本の中でこれだけの映画を創り上げた事自体が凄いとしか言いようがない。ゴジラが踏み潰し燃え尽きて行く東京を見て当時の観客はどう思ったのだろうか。今はちょうど阪神大震災から9年だが、震災前の神戸を訪れている身にはあの天災を気軽に語る気にはなれない。それを考えるに想像を絶する恐怖ではないのだろうか。
この映画の主役は「ゴジラ」ではない。「ゴジラ」というとてつもない「モノ」に対する恐怖する人々、対抗しようとする人々の生々しいドラマである。ある意味「シリアスな戦争ドラマ」でもある。今の日本にこれだけの真実味ある恐怖感あふれるドラマが書けるのか?…そんな事を考えてしまった。
でも、初代ゴジラは怖いけどキンゴジやモスゴジと比べるとあんまし格好良くないね…(汗)