[時事ネタ]フセインに死刑判決、シーア派住民148人殺害事件で

(YOMIURI ONLINE)
> 人道に対する罪で元国家元首が断罪されるのは史上初。
> 判決によると、フセインらは、1982年にドゥジャイル村で起きたフセイン暗殺未遂事件を受け村民148人に対する報復殺害を命じた。

「1982年(24年も前だね!)の出来事に対して人道に対する罪」ですか、そーですか。「大量破壊兵器の保有疑惑」ってなんか聞き覚えあるんだけど気のせいでしょうか。

「人道に対する罪(Wikipedia)」及び「ジェノサイド条約(Wikipedia)」共に「国際刑事裁判所(Wikipedia)」の管轄なんだな、しかし日本が「ジェノサイド条約に未加入」ってのは初めて知った、勉強になるなぁ。

でも今回の裁判所は「バグダッドのイラク高等法廷」だよなー。24年前に「人道に対する罪がイラクの高等法定」に存在してたのかなー? またまた「事後法の適用」ですか? 詳しい事はそっち方面に詳しい人がきっちりとした文章を書くだろうけど、なんかまた60年前の再現の予感。ちなみに「事後法の適用」に関しては「法の不遡及(Wikipedia)」を参照の事。

いやフセインに同情する訳ではないけどね。本当あの国は「オレが正義だ!ジャスピオン」を地で行ってるなぁ。

余談:60年前のアレに関しては以下の通り分類されております。別にA,B,Cという文字に罪状の大小は関係しておりません(英語圏でA>Bって認識ってあるんだろうか?)

> A級:平和に対する罪(侵略戦争を共同謀議して遂行し世界の平和を撹乱)
> B級:殺人の罪(宣戦を布告しなければ戦争ではないとし、そこで行われた敵対行為を殺人行為と見なす)
> C級:通例の戦争犯罪及び人道に対する罪(後者はユダヤ人の大量虐殺を犯罪とするために制定されたモノ)

実際にはB級とC級は区別が難しいため(そういう風に作ったようなもんだから当たり前なんだが)BC級でまとめられる事が多い。なんだか書いていてもものすげぇ矛盾を含んだ内容ですなコレ。

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