6時過ぎに起床、正直よく眠れていない。ベッドが常設じゃないのか、キャスターがついてて寝返りを打ったりすると微妙に動くのがどうにも気になって。外の風景がもう雰囲気あるなあ。
7時過ぎにホテルの朝食、ビュッフェ形式でした。基本的に日本のと変わらないけど、違うのは味噌汁がない・麺類がある(自分で茹でる)・饅頭があるくらい。日本のホテルでも中国人に配慮してるのか朝食ビュッフェにはまず粥があるし。とか思ったらこれ魯肉飯の肉だねじゃん。ごはんによそおう。
魯肉飯うめえ、と思ったら姉二人は匂いが全然ダメだった模様。美味しいのに。ほかのメニューも普通に美味しいのだが、キャベツは芯の部分も躊躇なしに出してくる上に一辺がデカい。あとドレッシングがゴマダレと中華料理屋で出てくる謎のオーロラソースっぽいやつしかない。どっちも猛烈に味が濃い。
食後に饅頭を食べてみたが、中がつぶあんとこしあんの二種類あってどっちも旨かった。外からだと見分けはつかない。牛乳はまあ普通。
時間ちょっと前にホテルのロビーに移動、ホテルの隣がサウナだったのでガイドさんにお願いして値段を聞いてみたら700NTDとお高い上に男性専用だった。というか「合法」って書いてある辺りで何かを察する。
バスに乗って観光開始。まずは「行天宮」で軽くお参り、作法が日本と全然違うな…。
その後は「忠烈祠」で衛兵の見事な動き(停止?)を見たり。にしてもここって抗日戦争のアレよな。そもそもこの場所の旧名称が「護国神社」で色々と納得はする。
有名な「台北101」は車窓から見るだけ、ちょっと行ってみたかった。
台北101展望台[Taipei101 OBSERVATORY] | 台湾観光-台北ナビ
「国立故宮博物院」はかなり面白かった。いやもう細工が見事すぎる、一人の職人が何年かけてるのかレベルのがてんこ盛り。一番古い銅器の文様がゼルダToKのゾウナ文明っぽかったり(多分元ネタ)、近代の家具や装飾品が「薬屋のひとりごと(これは架空の国だけども)」っぽくて面白い。
「過去でもっとも複製品が多い陶器」こと「チキンカップ」のオリジナルもあった、これ一個で37億円ねえ…。というか「ポイントだけで2億円」の下りの方が面白いなコレ。
【37億円】 世界を驚かせたチキンカップ | 『美術商の鑑定日記』
しかし全部回るには時間が無さ過ぎ! 正直半日くらい居てもいいのに。駆け足で回って、集合時間15分前に戻ってカフェでレモンアイスコーヒー(120NTDだっけか?)を飲む。レモンが効いてうまい、こっちのレモンはうまくて安い。日本が高すぎというべきか。
ツアーのお約束で免税店に連れていかれてお土産を買えと、「北投石」という石のアクセサリーがメインらしい、烏龍茶にパイナップルケーキにチョコレートとか色々と試食して、一番印象が良かった「ごまチョコレート(190NTD)」を購入。他には「シナチク」って呼んでた(いいのか?)筍の漬物が旨かったけど一人で食べる分量じゃないので諦め、と思ってたら姉貴が買ってたので後で食べさせてもらおう。結構な分量のお土産を買う人が多い。
おひるごはんは有名らしい「金品茶楼」、ここは確かに旨かった。ここで食べた餃子は人生ベストかも、ただ配膳ペースよりはるかに早いペースでみんな食べるものだから「もっとゆっくり!」とガイドさんに言われる始末。ここまですごいタイトなスケジュールだったのでつい、な。
金品茶楼[KING PING TEA RESTAURANT] | 台湾グルメ・レストラン-台北ナビ
食後は「北投温泉」に移動、っつーても温泉には入れない。手湯があったり源泉が湧き出る所を見て回ったり。手湯はすごい良い感じの泉質だったので入ったらかなり気持ち良いと思うのだが、でもこっちの入浴マナーってどんなんだろう。あと風俗付きみたいな話もあるし。
【台湾観光スポット】北投温泉の源!青硫黄泉が湧く「地熱谷」の今 | 台北ナビ
暑くて汗もかいたのでコンビニに寄る。コンビニの中でも温泉卵が売ってる、というか台湾ではどこのコンビニでもその場で茹でているゆで卵が売ってる気がする。ビルクルっぽい飲料があってよく見たらビルクルそのものっぽい。10NTDとちょうどいい安さと分量だったので買ってイートインで飲む。
ちょっと下に降りて「北投温泉博物館」も見る。入口に居る尺八を吹いてるおじいさんがサービスで日本の曲を吹いてくれたり。なるほど日本人がここの温泉を切り開いたんすね。なので当時の日本語の広告とかも残ってる。しかし当時のまま残ってる湯船、一番深い所が2mくらいあるんですけども。
移動して「淡水」という観光スポットでちょっと一息。その後は「漁人碼頭」という横丁を見て回る、夜市のちょっとソフトな感じ? とは言っても「荷物は前に持ってください!」ってガイドさんに言われる程度の治安ではある。
淡水漁人碼頭 (新北市) | 台湾エンタメ・レジャー-台北ナビ
なんか「見世物小屋」みたいなものもあったりして、まあ色々と緩いんだなあと。
この辺で留守番電話が入ってることに気づく。聞いてみたら以前お願いしてたトイレのリフォームについて見積もりが出たとのこと。後でまたかけますって言ってたけども、この日記を書いている時点では連絡がない。
夜は「阿美飯店」なる店、リンク先が合っているかちょっと自信ない。普通に旨かった記憶。どっちかというと知らない人と回るテーブルで食事するのがちょっとつらい。ソーセージを食べてみたらサラミみたいですごい旨い。
ホテルに19時すぎくらいに戻り、まさかここまで移動だらけとは思ってなかったので疲れた。上の姉は休みたいって言うけど、下の姉は別の夜市に行く元気があるので同行することに。地下鉄(MRT)で数駅行ったところにデカいのがあるっぽいので行ってみる。
デカい道路で横断歩道がないので地下街に入ったらいきなりゲームやらフィギュアとかの店がてんこ盛りでビックリする。ちょうどサブカルゾーンみたいな所だったっぽい。バンダイの魂ネイション直営店まであるし。
詳しく見てみたい気持ちを押さえてひたすら歩いてなんとかMRT台北駅には到着。しかし乗り方が分からぬ、券売機は日本語に対応していて助かる。夜市最寄りの「松山」まで25NTD、2枚で50NTDを突っ込んだらなんかおもちゃみたいなトークンが出てきた。コレをどうするんだ? 窓口で聞こうと思ったら日本語は出来ないって言われるし。
自動改札にはコインを入れるようなところは見当たらない、ダメ元でタッチエリアにトークンを当てたらゲートが開いた! そうかコレ自体が非接触ICタグなのね。地下鉄を一回乗り継いで無事「松山」駅に到着。出口側にはトークンを入れる所があるのでそこにトークンを入れるとゲートが開く。良く出来てる。
駅を出たら目の前に寺と夜市が見えた。夜市は先日行った「寧夏夜市」の三倍くらいある感じ?なんというか清潔で道幅も広いので圧倒的に安心感がある、逆に言えば観光向きなのだろう。食品のトレンドはそんなに違わない印象。
饒河街夜市[Raohe Street Night Market] | 台湾グルメ・レストラン-台北ナビ
ただこちらは子供向けの遊技場が多い。射的に輪投げにダーツとか色々、本当にお祭り状態だなあ。たこ焼きに牡蠣を入れてる店があったけど、剥いた牡蠣を大量に出していてそれは大丈夫なんだろうか?
一回端から端まで歩いて堪能した後に、入口まで戻って旨そうだった牛肉の肉まん(60NTD)をホテルで休んでる姉の分も合わせて購入。途中で「臭豆腐に挑戦したい」って事で適当な屋台で「麻婆臭豆腐(80NTD)」を頼んでみる。匂いはアレだが味は普通に高野豆腐なのでは、納豆とか食えるなら行けると違うかな。
その後に友人おススメの「大腸包小腸」の店を見つけた、なんか見た目がホットドッグっぽい、80NTD出して買ってみる。…パンじゃなくてもち米だコレ! ソーセージが夕飯でも食べた「サラミっぽい触感」のアレでかなり旨い。ただボリュームが凄すぎておなか一杯になるなコレ。
その後は松山駅まで戻ってMRTで中山駅に移動。行きの時は慌てて気づいてなかったけど、車内アナウンスの駅名は日本語でも流れてますな。中山駅からは歩き、ホテルに戻る前に隣のスーパーで飲料を買ってからホテル入り。楽しかったけど疲れた…。
せっかく買ってきた肉まんも食べられず、シャワーを浴びて23時過ぎに就寝。