[試乗記]スバル レヴォーグ STI Sports EX & トヨタ ヤリス G 1.5L-CVT

例によって素人がほぼ法定速度かつスタッドレスタイヤでちょろっと試乗しただけのお話。まずはレヴォーグから。

スバル レヴォーグ

レヴォーグはやたら前評判が良いのと、一時期スバル車を三台も乗り継いだのにシャーシがSGPになって以来疎遠になってたので久々に乗ってみようかなと。事前に展示車に座った時は割と好印象。外観は…まあ許容範囲か。スバルだと現行XVのMC前が良かったんだけど、MCでちょっと好みからズレちゃったんだよなあ。

試乗車がSTI Sports EX(STIかつアイサイトX付き)という最上級グレードでちょっとビビる。乗り込むと例のセンターパネルのデカいナビに驚愕する。ドラポジの調整範囲はかなりデカくて合わせやすい。ハンドルのオフセットも一時期に比べてだいぶんマシになった感。

軽く走り出すと分かるシャーシのガッシリ感。いい感じで車体が重たい。走行性能は過不足無しという感じ。しかし今どきHUDが付いていないのはちょっと時代遅れ感が。その分メーターパネルが液晶パネルでナビのマップ画面も出せたりするんだが、アイサイトXモデルじゃないと液晶パネルじゃないのはちょっと疑問。例のデカい画面のナビとセットにすべき。

メータークラスターに出るクルマのCGで灯火類の点灯状態(ブレーキランプとかウィンカーとか)が出るのは立派。「周りからどう見えるか」が安全につながるという考え方は正しい。ただウィンカーレバーが電子式なのね。つまり機械式のように左右に傾いた状態でロックされない。これが慣れない。

ハンドルについてるボタンで走行モードが変えられる。「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」でそれぞれ明らかにハンドルの重さと乗り心地が変わる(モード一個ずつの違いがよく分からないとか言ってる人もいるけど鈍いだけだそれは)、ただボタンを押すたびに切り替えなんでちょっとめんどくさい感。

面白いのはこれがカスタマイズできるので「乗り心地はコンフォートにしたいけど、コンフォートだとハンドル軽すぎる」という場合にカスタム設定すれば自分好みに出来る。ちょっと感心。にしてもそのあたりの設定をデカいコンソールのタッチパネルで設定してると、本当に家電みたいな感じがするなあ。

交差点で曲がるとスバル車にしてはステアリングギア比が明らかにスローなのが面白い。いい方向性だと思うけど、スローにするってことはハンドルをたくさん回すって事であり、ハンドルを回すとハンドルが下が平らなD型なのがすんごい気になる。プジョーのi-Cockpitもそうだけど、なんでお前らはハンドルを丸くしないのだ。丸くした方が絶対にいいのに。

スタッドレスタイヤのせいか全体的にアンダー志向な感じ。目の覚めるような回頭性はないみたいだけど、そういうクルマじゃないのだろう。あとシートは個人的にかなり良い。アイサイトと相まって高速道路のクルージングはすんごい楽そう。

踏み込むと独特のエンジン音の吹け上がりと加速感のズレが。う、これがCVTのラバーバンドってやつか。普通に乗ってると気にならないけど、いざ加速するって時には気になる。慣れたら多分大丈夫だとは思うけども。

ディーラーに戻って駐車させて貰おうと思って気づいた。バックカメラは付いてるけどアラウンドビュー(車を真上から見るアレ)がない! 後で見たらアイサイトXのためにフロントにもドアミラー下にもカメラが付いてるのに。この価格帯、この車格でオプションでも付かないのは結構きついのでは。前後オーバーハングが長いし。

全体的には良く出来てるんだけど、価格の高さと、HUDとアラウンドビューが付かないのがちょっとアレかなあ。「いいクルマだけど響かない」という印象であった。

食事を挟んで、調べたら自宅最寄りのトヨタでヤリスのガソリン4WDな試乗車があることに気づく。以前から一回乗ってみたいとは思ったので行ってみることに。幸い試乗車はちゃんとあった模様。

トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト

担当についたディーラーマンが今どき珍しく「車好き」を自称する人で、こういう人が出てくるのはずいぶん久々だなあと思う。良くも悪くもディーラーの担当者って淡白な人が増えたよね。

用意してもらったヤリスは1.5Lの4WDでCVT、正確に言うと4WDにすると「1.5Lハイブリッドか1.5LのCVT」しか選択肢がない。さんざん知ってたけど、やっぱり内装が安っぽい。いやそんなに嫌いではないんだけど、商業車みたいなATシフトゲートと今どき手引きなサイドブレーキはなあ…。欧州仕様だとなんかすごい今っぽいブーツ付きシフトゲートで、サイドブレーキも電動なのに。あれ日本仕様に持って来いよ。

んでも公道に出た瞬間に評価は一変した。これすごい楽しい。いい意味でゴーカートっぽい。この手のコンパクトカーはどれも「家族のことも考えてます」って感じだが、ヤリスは「運転手以外考えてません」みたいな割り切りを感じる。個人的にすごく乗りやすくてすごい楽しい。にしても重心低いわコレ。某氏がレビューで言ってたフロントの設置感の無さは特に気にならず。

空いてる道路で踏み込むとエンジンが盛大に唸るが加速は…みたいな。やっぱりその辺は期待しちゃダメか。あとこっちも踏み込むとやっぱりCVTのラバーバンドが出る。

ちょっと長めなコースを回って満足、駐車を試したらこっちにはアラウンドビューが付いてる! いやこの車格だと別に要らない気もするけど。あったら嬉しい装備ではある。

そんな訳で久々の「乗ってみたらすごく気に入った」クルマであった。こんな楽しいクルマが営業車であちこち走り回ってるのは夢があるなあ。まあ本当に内装の安っぽさはどうにかしてほしいんだけど、MCでATシフトゲートとパーキングブレーキは欧州仕様と同様に準拠になる気がするけど、今の外装デザインが気に入ってるのでそこが変わると微妙かも。

動力性能と燃費とでハイブリッドにも乗ってみたくなった。ライバルのフィットにも乗っておくべきかなあ。

GRヤリスは別物として、「普通の良く出来たクルマ」だったヤリスクロスと普通のヤリスがここまで違うとは思わんかった。やっぱりクルマは乗ってみなきゃわからない。

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