今出ている「スケッチブック」の最新巻に「メリケン粉と小麦粉の違いって何?」という地道ネタがあった、自分でも良く判らないので母上に聞いてみる。
スケッチブック 6 (BLADE COMICS) | |
小箱 とたん
マッグガーデン 2009-06-10 |
そもそも日本で小麦粉の消費が大幅に増えたのはGHQによる指導で学校給食にパン食が導入されたため、というのは衆知の事実なので「それが元で『メリケン粉』って呼んだのかなぁ」とか思ったら全然違ってた模様。母上曰く戦前(大東亜戦争ね)から「メリケン粉」と呼んでたし、マヨネーズすらあったという。流石に生クリームを使ったケーキは無かったがいわゆるバウンドケーキみたいなのもあったそうな。
最近信憑度がうなぎ下がり(そんな日本語はありません)のWikipediaによると、日本でも弥生時代から小麦を収穫して小麦粉を作ってたのだが、どうも戦前頃には国産小麦粉に対して品質の良いアメリカ製小麦粉が大量に輸入され主流だったようで、そこから「メリケン粉」が一般的になったっぽい。まぁなにせソースがたった一人だから信憑性に関してはなんとも言えんが。
これに関わらず戦前の人から話を聞くのは実にためになる。「アメリカのおかげで日本は飛躍的に洋風化され民主主義が広まっていった」なんて一種の洗脳ですわ、なにせキリスト教徒でもないのに戦前から何故かクリスマスという行事に参加する風潮があったらしいしw、流石にケーキとか七面鳥とかが出るような時代ではないが、一種のお祭り的なモノという認識だったとのこと。
もっとも日本の戦時の日本帝国陸軍はさながら「今の北朝鮮のよう」という発言も決して看過は出来ない。日本の戦後指導に関してはマッカーサーが自ら「過ちであった」と述べている位でもある。何が正しかったのかねぇ…。