ディーラーで見物&カタログゲット。土日は混みそうだし。
展示車は半分以上が新型インプという力の入りっぷり。でも平日の真っ昼間でショールームに居るセールスの数が少なくて声がかからない、売る気あるのかと。まぁ土日からなんでしょうけど>本格商戦。おかげで試乗出来ず、15S辺りの試乗をしたかったのだが、よく考えたら前のインプはGDA/GDB以外乗った事がないから比較できないなぁオレ(汗
外観は思ったよりマシ。思ったよりフェンダーが張ってて力強さはある。ただリアのオーバーハングは短いのに、フロントのオーバーハングは相変わらずの長さ。いや物理的に仕方ないんだけど、ここの所クルマのデザインがモノフォルムに移行してるなか、Egルームとキャビンが完全に分かれてるように見えるのがちょっと古く見える原因なんかねコレは。しかしホイールベース長くなったなー。
しかし内装が色々悲しい…、良くなったのは「オーディオ・ナビが見やすい位置になった」事だけ。キャリーオーバーの部品も一杯あるし、代々内装がショボイのがインプの伝統なのかひょっとして。トランク内部の作りが激しく良くなったのはめでたい、つーか前のがショボすぎるのか。やっと電磁式ロックになったし。
さて問題はリアサス、今時ストラットじゃトランクへの張り出しがでかすぎるのでどこもリアサスをコンパクトにまとめようとしている。レガシィも先代からマルチリンクになってるのだが、これがかなりトホホな出来だった、あんなにストロークが無くて簡単にブレークするリアサスってどうよ。てな訳で今回は新設計!しかもダブルウィッシュボーン!、まぁどうせスペース最優先だろうからリアサスにはあんまし期待してなかったのだが。
「ところでこのリアサスのロアアームバーを見てくれ、どう思う?」
「凄く…長くて太くて逞しいです。」
という訳で見て驚いた。金かかってるぞコレはー。先代のはラテラルリンク付きストラットだったのだが、そのラテラルリンクの長さがそのまんまロアアームバーの長さ。市販車でこんだけきちんと作ってあるダブルウィッシュボーンサスって初めて見たかも。
正直リアサスの開発費でかなり持って行かれて内装まで回らなかったの違うか、という気すら。相変わらずスバルは変な所で商売ヘタだなと。このリアサスは次期フォレスターはもちろん、次のレガシィにもキャリーオーバーな予感。逆に言えば次のフォレスター&レガシィはかなり良さげかも。
あと外観の素性は悪くないと思うので、STI(Iは大文字になった模様)バージョンはひょっとしたら「相当格好良い」可能性はある。まぁその可能性をあっさりと裏切るのがスバルクオリティなんだがな(ぉぃ。という訳でちょっと期待しておりますよ。
ただWRカーのベース車としていいかと言われるとやっぱり疑問。前にもちょろっと書いたが今のシトロエンとフォードのWRカーは市販車とは別物で「横置きエンジンを可能な限りバルクヘッド側に傾斜させて重心を中心寄り+低くしている」のだが、インプだと重心は多少低く出来てもエンジンが丸ごとフロントのオーバーハング側に載るのは物理的にどうしようもない。
逆に言えば現時点で、あんな大改造車にそれなりに戦えてしまってるのはある意味凄いとは思うのだが>インプ。どうなりますかねぇ。