2005/10/09の日常

### つれづれに

10:30頃起床、かなり時差ボケ気味。

午後からTVでF1観戦、一部劇的に面白かったり微妙だったりでなんとも。なんか疲れたのでその後寝てしまう。

晩飯後はビデオ見たりDVD見たり。なんかこないだ発症した皮膚病、クスリを塗って大分良くなったと思ったらクスリが無くなって数日経ったら再発してしまってる模様。今週の土曜は仕事で病院に行けない。どうしたもんだか。


### [訃報]DOS時代のファイラー“FD”作者、出射厚氏逝去の報
(SlashDotJapan)

時代を感じるなぁ…。改めて故人のご冥福をお祈りします。


### [F1]日本GP 決勝

まずはCSで観戦。放送開始からレース開始まで1時間まであるのに何やるかと思ったら予選ダイジェストか…、仕方ないので同時録画している地上波の方にチャンネルを切り替えて見る。こっちの方がお祭り騒ぎでインタビューとかあって楽しい。しばし待ってたら実況Chで「CSもLIVE入った」というので移動。同時に実況CHもCSと地上波に分かれたのでスカパー専用スレに移動。

しかし人が多いのかLTが止まったまんま。結局レーススタートしてしばらくしてからリロードしたら復活。…1コーナーの琢磨のコースOFFで人が極端に減ったか?(汗)

んでレース内容。大変面白かった、「ルノーとマクラーレンのエキシビジョンマッチ」という言葉がしっくり来る内容ではあるが、結果としては鈴鹿GPとしては過去最高に盛り上がったのではないか。

あとチャンピオンシップが決定したせいか異様にアグレッシブな走りをしたアロンソはちょっと見直した。まぁその走り自体もルノー(とマクラーレン)が突出して速いから出来る技なんだけど。130Rのアウトからのオーバーテイクが凄いという意見があったが、あそこはアロンソと同じ位引くべき所で引いた顎も誉めるべきだろう。両方とも真のプロだ。クリエンとのシケインショートカット絡みのアレは正常な判断をしてないFIAが悪いと思う。

そしてファイナルラップのライコネンのオーバーテイクで最高に盛り上がりまくり。というかルノーの2ndドライバーでファイナルラップで抜かれて解雇された奴に心当たりがあるのだが、フィジケラ大丈夫か?(汗)

しかし夜に地上波版も見たのだが(CM大杉)、グリッド紹介のキター!とか萌えー!とかはスルーするとして(はっきり言って病気です) 解説陣がCSより遥かにマトモだったのはなんとも…、これが逆なら最高なのになぁ。

で、肝心のジャパンパワーについてはあまりに不甲斐無い結果だったので書かない、とか思ったが一晩考えてちょっと気になったのであくまで「個人的な意見」として書いておく。見たくなきゃスルーして良し、この際なんで遠慮せんで書く。

まず個人的に「ジャパンパワー」には最初っから全然期待して無かった。BARもトヨタもクルマとしては確実にルノーとマクラーレンに落ちるし、タイヤが決まった時のフェラーリにも負けてる気がする。そこへ持ってきて昨日の「ごっちゃん予選結果」だしなー。もし雨が降らなかったら確実にルノーかマクラーレンが一秒差以上付けてポールだろアレは。

しかしまさか「抜けない筈の鈴鹿」をひっくり返すだけのスピード差があったとは誰も思わんかっただろうから、「行ける!」と思った両陣営を今更責める気にはなれん。ただフィジケラが予選三位だった事で「何もなきゃコイツの優勝は鉄板」と思うのがフツーだろ。コンストラクターズポイントもかかってるんだし。

そういった意味でラルフの「空タン予選アタック、三回給油」はそもそも作戦とも言えないバクチだろう。そんな作戦を取った所でPP取れたのは単なる雨のおかげだし。トヨタの冨田氏が「SC入らなかったら勝てた」とかバカ言ってるけどあんなのは無視して良し。「ホンダの無謀な走りをする奴に突っ込まれてポイント失った?」そもそもラルフがほぼノーミス・ノートラブルでPPから入賞圏内ギリギリの8位まで落ちてるんだから(ある意味凄い記録だ)ピットスタートのトゥルーリがポイント取れるわけないやん。「はいはいわろすわろす」って感じだ。

次にバトン、そもそも「ホンダエンジン・鈴鹿スペシャル」とか言いつつもストレートでルノーとマクラーレンに勝てない時点で終了。つーか一回目の給油でミスって(給油蓋開かなかったので手で開けたとか)、さらに二回目の給油でウィリアムスに負けてる辺り「BAR」のチームとしての未熟さまで露見してる。これで来年のウィリアムスが強かったら(可能性は十分ある)笑いモンだぞ本当に。

で、問題は琢磨とトゥルーリ…。琢磨の1コーナーのアレはまぁ許そう、というか鈴鹿の1コーナーって難しすぎなんだよな。ダウンフォースで曲がるからコーナー途中で他車の乱気流に巻き込まれてダウンフォースを失うともうダメ。ただグリーンエリアで留まれたのはラッキーだったけどその後のバリチェロの超アンダーで台無しに。つーかバリチェロ一体何があったんだ?

そして例のシケイン。あちこちで言われてるけどリプレイを散々見た結果、

– 琢磨はトゥルーリをシケインのイン側にかわした直後に2/3ほど並びかけてそこからブレーキング競争で若干後退している。
– トゥルーリは完璧にレコードラインを走っている、右前輪は間違いなくイン側縁石に乗る位インを閉めてる(押し出された後の写真を見て「トゥルーリはライン開けてる」と書いてるバカも居たので書いておく)
– 琢磨のタイヤからブレーキロックによる白煙が上がったのはトゥルーリがシケインへのアプローチを開始した後。

…つまり琢磨側から見れば「インを刺したのでトゥルーリは若干でもいいからドアを開くべきだ」と考えて居たフシがあり、トゥルーリにしてみれば「全然イン刺されて無いからオレのラインは邪魔させないぜ」という状態だったのだろうなぁ、というのがオレの推測。

問題はあの状態が「インを刺している」状態かどうかだが…これは正直厳しいよなぁ、きっちり並んだならまだしも半馬身位ズレちゃってるし。さらにアプローチ前から並んでる訳でもないし。これについては正直琢磨の判断ミスと思う。

ただあそこでトゥルーリがインを閉めちゃったのも実は問題。今回はサイドから追突された訳だが、もしも琢磨のブレーキが間に合っちゃった場合に最悪トゥルーリの右後輪が琢磨の左前輪に当たる可能性も十分にある。そっちの方が多分両者にダメージはでかいだろう。

似たようなケースが実はレース中に一回あって、オーバーテイクする側とされる側は逆だがアロンソとクリエンがほぼ同じラインで同じような事をやらかしているんだよな。この時にトゥルーリ側に居たアロンソは途中でインを閉めるのを諦めてシケインをショートカットして逃げて、後で再び抜きにかかってる。クリエンはブレーキロックさせてレコードラインからさらにアンダーを出してコース中央位まで出ちゃってるのでこれは賢明な処置だろう。

アロンソが130Rでミハエルをオーバーテイクした際も、コーナーのアプローチ前にミハエルがベストラインを取るのを諦めてるので綺麗に抜いてる。これは結局ミハエルがアロンソとの速度差に根負けした訳で結局「オーバーテイクする方もされる方も技術が必要なんだな」と。

トゥルーリにあそこでイン側を閉じるのを諦める義務はあるかと言われたら無いんだが、琢磨があの位置に居る時点でインを閉めちゃった時点でトゥルーリもある種の「自己危機回避判断ミス」をしてしまった訳だ。それで順位落とすなりなんなりした結果、琢磨のオーバーテイクの方法に文句があるなら言えば良いだろう。正直それで審議対象になる可能性は十分ある。

要するに「レーシングアクシデントの一種」でもあり(箱のレースなんかもっと不条理な押し出しが毎回一杯あるぞ)、二人とも最善の手を尽くした様にはオレには見えない。8:2(9:1でもいいかな)の割合で琢磨が悪いだろうしレースリサルト抹消のペナルティも止むを得ない。

気になるのはトゥルーリにしてもベルギーの時のミハエルにしてもレース後のコメントが感傷的過ぎるように見える事、二人とも人の事は言えないミスを過去にしてきていると思うのだが、琢磨はクラッシュを起こさない範疇でも「レースに居るべきではない」ほど危険なのか? それだったらドライバー同士で嘆願書取ってスーパーライセンス剥奪でもやれば良いのにと。その辺りがイマイチ理解出来ない。

あと最近は規約でもあるのか、マシン同士のクラッシュ時にオンボード映像が全然放送されないのは何故? 特に琢磨側のオンボード映像を見れば非常にわかりやすい結果となるのだが。どっちにしろこういった形でのクラッシュで因縁を残してしまうのは良くないだろう、地上波で亜久里が「一番悲しいパターンのクラッシュだー!」と叫んでいた。つまりはそういう事なんだろうねぇ…。

唯一の救いは「ピット戦略で決まると言われてきたF1だがまだ「ドライバーの技量による差」というものがある事が確認できた」って事か? 去年の鈴鹿1コーナーに同時に四台飛び込んで来たのを生で、かつ目の前で見た時に「これは普通の人の手には一生及ばない領域」だと思った、やっぱりそれは間違っていなかったって事で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です