[シンセ]microKORG

(メーカーOHP)

発表当時から欲しくて、でも出たら出たで「鍵盤ヘロヘロすぎ」とか「音色エディットやりにくすぎ」とか酷評されてたmicroKORG。

しかし先日たまたまヨドバシで久々に実機を弄ったら何かがはじけてしまったようで、結局ヤフオクで中古美品ゲットしてしまいました。散財しすぎだオレ。まぁミニ鍵盤の小さいシンセは前から欲しくてカシオの安い奴とかも考えてたんだが、やっぱり音色弄れないと面白くなくてねぇ。そうなるとコレくらいしか選択肢ないし。

しかしコレがすげぇ楽しかったりする。確かに鍵盤はヘロヘロだがストロークが短いので早いパッセージ弾くのが楽だし(標準鍵盤より明らかにいいテンポで弾けるオレ自身にorz)、ノブとかの作りが良いので安っぽくないし[^1]、サイドウッドも本物の木で雰囲気あるし。なんつーか弾いてて癒されるんだよね。
なにより出音が想像以上によろしい、パッド系には向くけどやたらキレの悪かったJP-8000や、トンデモない音は出るがいまいち高音が抜けないZ1[^2]に比べてシャープなオレ好みの音。つーかレゾナンスとか効きすぎな気すら。

小さいので気が向いたらテーブルの上なり膝の上なりに置いてすぐ弾ける気軽さも良い。音色のエディットははっきり言ってアナログシンセ未経験者には辛いが、経験者なら本体だけでもそれなりになんとかなる、パッチ関係は流石にマニュアル見ないと無理だが。クロス・モジュレーションやリング・モジュレーション、オシレータ・シンクも出来るのにはちょっと驚き。

ボコーダーも内蔵してるし、付属マイクで簡単に使えるのでYMOやKRAFTWERKごっこも簡単だ、あぁ楽しい。

ただ、やっぱり音色エディットに関してはボタンを数個追加すれば相当やりやすくなりそうな気もする、惜しい。もっともほとんど中身が同じMS2000との差別化という意味もあるかも知れん、あっちはあっちでパネル部がでかすぎてあんましデザインが好きでないのだが。一応メーカー純正のPC用音色エディットソフトも無償配布されてるのだが、一部のUSB-MIDI I/F(買おうと思いつつ未だに買ってない)と相性悪いらしいのでちょっと思案中。

欠点はやっぱりヘロヘロな鍵盤とプリセット音色の使えなさ(面白いのも多いが)とポリ音数が4音と少ないこと、せめて6音あればなぁ。とりあえず値段なりのシンセと考えたら結構パフォーマンスいいんではないかと思った。電池駆動も可能だし。

しかし「KORG製品なのにベンドレバーじゃなくてベンドホイール」なシンセが二台もあってどうするかオレ、ホイールの方が好きなんでいいけど。ちなみにZ1はZ1で面白いけどはっきり言って持て余してるので思案中、マスターキーボードにはいいので残すかなぁ。

[^1]: JP-8000は筐体から全て実に安っぽかった…
[^2]: D/Aが悪いっぽい、オプションのデジタル出力ボード経由だとかなり改善されるとのこと

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