マツダ・ドライビング・アカデミー2025 十勝スピードウェイ

全国各地のサーキットで開催されている「マツダ・ドライビング・アカデミー」が去年から十勝スピードウェイで開催されている事に気づく。申し込みをしたが敢え無く落選、落ち込みつつキャンセル待ちに登録したら二次抽選でまさかの当選したので行ってきた次第。

申し込み時にスケジュールとかが書いてなくてアレだなーと思ったが、昨年参加された方の詳細なブログがあったので「多分前泊しないとダメだな」と思いつつホテルを予約。17時に終わるならまあ夜に帰れるだろうと。本音で言うと終わった後も泊まりたかったけど安いホテルがもう全部埋まってるんですよ。

マツダドライビングアカデミー(十勝スピードウェイ)に参加しました。|ちゃいみみのブログ|ちゃいみみのページ – みんカラ

内容は先ほどのブログの内容が詳しいのでそっちを見た方が正直早くて良いのですが一応書いておく。「速く走れるようになる」というのではなくて「運転が上手になる」系の講習会である、なのでそんな限界走行とかはごく一部を除いて無し。最高速度も出て60km/hくらい? それでもジムカーナが出来るサーキット内とかじゃないと開催出来ないイベントではある。

色々あって入場時間の10分前になんとか到着。受付でドアに貼るゼッケンとミネラルウォーターのボトルを貰う、クルマに戻って買って持ってきた3Mの24mmマスキングテープで貼り付ける、なぜマステかというとサーキット走行している人曰く「手で切れるし、丈夫だし、跡も残らず一番いい」らしいので、ただしデコ用じゃないガチの塗装用マステであることが条件。他の人はガムテープやら養生テープやビニールテープだった。

貼った後にカメラマンさんに一台ずつ記念撮影していただく、一眼のほかにチェキで撮っていて何かと思ったら帰りに貰った卒業証書的なものに貼りつけられていた、なるほど。

参加者は定員20台の一人欠席で19台、内訳はNDロードスター(RF含む):7台、デミオ・マツダ2:3台、アテンザ:1台、CX-30:2台、CX-5:1台、CX-8:1台、CX-60:4台。CX-60は4台中三台がプレスポだった、タン内装人気だなあ。残り一台が聞いてないけど25S(直4ガソリン2.5L)っぽい。マツダ3が居ないのがちょっと寂しい。

参加者は女性が結構居るなと思ったら参加者の同伴者が居るのであった、それでも19人中3人が女性なので思ったより全然多い。子供含めた家族3人の中で母親が参加、というパターンもあるんですね。いい傾向だなあ。

まずは一日のスケジュールと内容の説明。午前中は最初に「急発進+急停止」のテスト、スタートラインで待って計測する人が手を挙げたらパッシングして合図、計測する人が手を振り下げたら30mくらい全開で走って、パイロンの間(6mくらい?)に車両が止まるように急ブレーキをかける。

狙った位置に止められるかはともかく急ブレーキは踏めるだろう、と思ったのだがこれが上手く行かない。なぜかと言うとブレーキポイント手前で「自動ブレーキ」の警告が出るのでビビッてアクセルを戻したりブレーキを踏んでしまうから。いやコレはどうなの…。

その後はスラローム、車両真ん中に線がある状態でスタート、ハンドルを左に切ってる時は右前輪が線を踏めばOK、右に切ってる時は左前輪が線を踏めばOKという動作を繰り返す。やってみると想像以上にハンドルを回さないとダメなので大変、んで右前輪は踏めてるけど左前輪がダメとのこと。はい車両感覚ダメなんです。

これを4回繰り返し。待機列の途中でドラポジの確認とか色々と入ってありがたい、しかしCX-60、ドアを開けてドラポジの調整してもらってドアを閉めたら自動的にドラポジの復元がされるのはアレだな…。いやこういう場合の想定とか要らないとは思うが。

路面がセミウェットからドライに変化したりして、普通に走る分には分からないけど急制動では全然違うのが分かってそこは面白い。

急発進・急ブレーキはいい加減警告に慣れたので4回目こそうまくやる! と思ったら4回目の急発進の途中で自動的に減速がかかってしまい愕然。いまだに原因が良く分からん、スラロームはだいぶん慣れてきて左右4回ずつ踏めた。車両を直線じゃなくてSINカーブ的に動かすのがコツ、つまり線を踏んだ時に前輪はまっすぐになるくらいでベストだと思う。多分FFとFRとで感覚が違うとは思うけど。

ここで午前中終わり、早めのお昼ご飯。昨年は割と豪華な幕の内弁当だったのでそういうのを期待していたら「豚丼」と麦茶が出てきました、ショボいというか、野菜も食べたいのですが…。いやどうなんだコレ。

休憩時間にちょいと裏ストレートのスタンドに出て見学したり。

午後はドライビングポジションの話から、ここは興味深い話が多かった。おかげで午後はずっとドラポジの調整してた記憶。

午後の実技はマツダ車搭載のi-DMと呼ばれる機能を使った講習。外に出て「定常円」と「発進・停止・スラローム」の二組に分かれる。最初に全員が一台ずつプロドライバーが運転するNDロードスターに同乗して「発進・停止・スラローム」の確認、やっぱりプロは上手い、そしてプロでもi-DMの白点灯があるんだと気づいてちょっと安心する。

その後は二手に分かれて自分は「定常円」から、パイロンの周りをグルグル回ってi-DMの青ランプを付けるのが目標。ある程度の速度を保ってハンドルの舵角・アクセル開度を一定にしてりゃ出る、いやそれが割と難しいのだが。一回目と二回目で回る方向を変えて、三回目からはパイロン二つを使って8の字で回ってみたり、結構楽しい。

それが終わったら「発進・停止・スラローム」に移動、意外に発進・停止で青ランプを付けるのが難しい。スラロームは回るだけなら楽だけど青ランプを付けっぱなしにするのが難しい。スラロームはパイロンを抜けた時点で次のパイロンに向けて向きが変わって無いとダメ。こっちも4回くらいやって「上達してきたかな?」という辺りで終了。

その後に「定常円」と「発進・停止・スラローム」のコースを繋げて、走ってみてくださいとのこと。一回目でちょっとミスコースしちゃったけどコレは楽しかった。急停止では満足のいく急制動が出来るようになって、午前中のフラストレーションもちょっと解消。

ここでプロドライバー2名によるNDロードスターの同乗体験、さっきのコースをガチで走る。路面がウェットだったこともあって滑らせまくり、同乗した感じは「Gの遷移がどの方向にしてもかなり滑らか」「パワーバンドに留めるのがすごく上手いので、素のNDロードスターとは思えないパワーの出方を感じる」って感じですかね。とかく運転操作が終始滑らかだったのが印象的。

プロドライバーの同乗体験は参加者の同伴者も乗れて、子供が大喜びしていてとても良かった。

ここで終わりかと思ったら「本コースのパレード走行が出来ます、同伴者も同乗できます」って事でみんな大喜び。まず一周して本ストレートでクルマを並べて記念撮影。その後はもう一周してピットレーン入口から待機場所に戻り。本コースではi-DMを意識して青ランプを出来るだけ長く点灯させたりしてすごい楽しかった。ストレートの途中でCX-60がアイドリングストップしたのにはちょっと笑ったけども。

最後に卒業証書的な授与式があって、これで解散して終了。色々と考えさせられることも多くて、参加して良かったなと。

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