「自動車」ここ最近試乗したクルマの雑感とかまとめ

  • マツダ 3 ファストバック 15S/XD/X:クルマとしての基礎力がとても高い。見た目も格好良いけど、デザインに全振りしてるので広さとか解放感とか後方視界が犠牲になってるのを許せるかどうか。個人的には許せる。問題はエンジンで1.8Lディーゼルが正直言ってよろしくない、注目されてたSKYACTIVE-Xは悪くないけど価格が高い&重い、実はガソリン1.5Lが素晴らしい出来で「ハンドリングマシン」と呼べる出来だが、1.5Lで付かない装備が多すぎる。100周年記念車には全装備付いてる? 革シート要らない
  • マツダ CX-30 20S/XD:「スタイルがやや普通になったマツダ3」であり、その割にはマツダ3のパッケージのネガな部分はあんまし改善されてないので「デザインとパッケージどっちを取るか」が許せるかどうか、個人的には許せない。2.0Lガソリンエンジンは極めて普通、「うまい素うどん」みたいな。1.8Lディーゼルはやっぱり心象良くない。値段が正直高いので「こっちを買うならCX-5」みたいな部分がある
  • マツダ MX-30:実は隠れ名車みたいな感じ。マツダ3系の中では一番出来が良い。バッテリー搭載を前提してる設計や観音開きドアのためかシャーシの剛性感が一番いい。2.0Lマイルドハイブリッドも悪くないし値段も割安感がある。あの内外装とドアを受け入れられるかどうか、あと思ったより燃費が良くない
  • マツダ CX-5 XD 100周年記念車:全般的にあんまし弱点無し、そりゃ売れるよねという印象。夏タイヤの時に若干ハンドルセンターがユルいのが気になったが冬タイヤだと問題無かった。車格の割にはかなり安い印象、2.2Lディーゼルエンジンはかなり良い。車幅が1,840mmとやたらデカいのが難点
  • スバル レヴォーグ STI Sport EX:スタッドレスタイヤのせいかあんまし良い印象が無い。基礎力は高いと思うんだけど「手放しで褒めるほど」なのかは分からず。1.8Lターボは別段パワーにあふれるわけでもないし、加速すると盛大にCVTのラバーバンド感が出る。電子ウィンカーは慣れればいいかもだけど違和感がずっと取れなかった。あの車格と値段でHUDとパノラマビューが付かないのは厳しい。高速道路専用のアイサイトXモデルじゃないとメーターが全面液晶パネルにならないのもつらい
  • トヨタ カローラ ツーリングワゴン HYBRID WxB e-Four:思ったよりずっとちゃんとしたクルマだったのでびっくりした(失礼) 前方視界がとても良くて、その点でマツダ3とは真逆のクルマ。ヘッドライトにALHが付かないのが唯一のガッカリポイント。もうちょっと評価されても良い気はする
  • トヨタ ヤリス G 4WD/ハイブリッドZ e-Four:個人的に予想外にツボに入った、ビックリするくらいハンドリングカー、試乗した4WDモデルはリアサス形式がFFと違うのでFFとは違う可能性あり。でも基本狭いし内装もショボいので、そういうのを許容できる人向け。ガソリンはちょっとトロいけどハイブリッドは結構速い、ただ乗り味はペラシャのせいかガソリンのが良かったかも。とにかく内装がショボいのと価格が高い(一番高いグレードにしないとヘッドライトがLEDにならない&HUD付かない)のがネック。欧州仕様だとATシフトゲート周りがブーツ付きの立派な奴でサイドブレーキも電子式になってるので日本仕様もそうしてほしい
  • トヨタ ヤリスクロス ハイブリッドZ e-Four:出来は良いけど普通のクルマだと思う。GRヤリスの後に乗ったのがまずかったかも知れない。素のヤリスに比べたらマシだけど、やっぱり値段の割にATゲート周りが安っぽい作りなのは気になる
  • トヨタ GRヤリス RZ:「良いクルマなんだろうなあ」とハードルを上げていったら楽勝で乗り越えてくれた。クルマとしての出来もさながら、市販車と思えない組付け精度が物凄い(ボディのチリが合う合わないの話ではない) 走ってて「飛ばしても全然怖くないだろうな」という安心感すらある。あの値段はバーゲンプライスだと思う
  • ホンダ フィット e:HEV HOME 4WD:期待して乗ったんだけど割と期待外れだった、ハイブリッドシステムが不調だった可能性大なので保留。乗り心地は上質だけど「Bセグの割には上質」程度だと思う。個人的にブラインドスポットモニタが付かないのが非常に厳しい。今どきApple CarPlay/Android Auto非対応のナビもつらい(ホンダでなぜか現行フィットだけ非対応、軽ですら対応してるのに)
  • プジョー 208 GT-LINE:期待して乗ったけどどうにも。シャーシは良いのにダウンサイジングターボとDCTの組み合わせは日本の交通事情に合ってないと思う。あとi-Cockpitとか言う最低のインタフェースが色々台無しで「i-Cockpitである限り絶対買わない」まである

今後試乗してみたいクルマ

  • 日産 ノート e-Power e-Four:以前試乗した先代ノートe-Power NISMO Sが猛烈な印象だったので。前評判も良いので気にはなる、ただe-Four仕様が出てくるのは来年春くらいかなコレ
  • トヨタ GRスープラ RZ:すいません値段的に絶対買えないけど試乗はしてみたい。以前は試乗車あったんだけど夏タイヤ限定らしくて現在展示のみになってた
  • レクサス IS-F 300:これも買えないけど「FRセダン」として気にはなる、流石に300の試乗車はほとんどなくて最低300hなのがちょっと残念

乗り心地に関しての言及が無いのは「一定コースで比較しないと全然分からないから」であります。んでも全体的にそんなひどい奴は一個も無かった記憶。あと「CVTのステップ制御」って今まで意味が分からなかったんだけど、CVT車を色々乗ってみてようやく理解した、CVTのラバーバンドフィールをごまかすための苦肉の策なんだなアレは。どうやってもCVTである以上無段変速するとラバーバンドフィールは避けられない。

色々試乗してたらなんとなく自分がクルマに何を求めてるのか分かってきた感はある。それで次はどうするのか…どうしよう。

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