[試乗記]フィアット500ツインエア(5MT/デュアロジック)

フィアット500、デビューから7年(プラットフォームは2003年デビューの二代目パンダ)という事もあって、やっぱりちょっと中身に古臭さを感じる。だがそれがどうしたと言わんばかりの外装と内装はやっぱいい。個人的に街で見る度に「あれに乗りたい」と思えるクルマは現状コレしかない。

そんなクルマにようやく5MTモデルがカタログ入りしてたのを知ったのは割と最近。調べたら札幌にも試乗車がある。今のGRBを買う前にも購入候補に上がってて、でも1.4Popとデュアロジックがどうしてもダメだったので諦めたんだよなー。買い換えるという勢いではないが、何かあったら最有力買い替え候補になるかも、という気分でディーラーに試乗予約をしてみた。

ディーラーに来たら担当の人が来ない、とりあえず試乗車の500Sは来たので、担当じゃない別のディーラーの人と乗ってみる。う、ドラポジ合わねえ。足を合わせると手が届かん、テレスコピックも無い。予想してたとおり3ペダルだと足元が狭い。今は夏靴だからまだいいけど、冬靴だとちと厳しいかもなー。とか思いつつ発進。低速トルクは普通にある&車重軽いのでクラッチミートは楽。

そして試乗ルートはGWなんで激混み、そして訳の分からない動きをするクルマでてんこ盛り。なので直線でちょっと踏めるというだけでシャーシの素性は正直良くわからん。しかしこのエンジンは凄く良い。乗りやすいし。悪く言えば思ったよりセンセーショナルではない、高回転型でもないけど、回した時に激しすぎない自己主張が良い。

まずは500S(MTモデル)の所感。正直右ハンドルで3ペダルはレイアウト的にキッツい、でも初代パンダほど絶望的でもない(あれは本当に凄かった)肝心のツインエアエンジンはアイドリングではびっくりするほど静か、正直GRBのEJ20Tのが揺れる始末。その代わりディーラーの人曰く、エンジンマウントの負担がデカイらしい。そこだけはウィークポイントかも。

ツインエアエンジンは低回転型の実用型。そんな訳なのかボケっとしてるとターボ付いてる気が全くしない。注意してると確かに1000~2000rpmの間にトルクが持ち上がってるのが分かるけど、加給が控えめなのかやっぱりターボって気はしない。音が昔のフィアットツインそっくりにしてあって笑える。あそこまで振動は酷くないけども。

戻ってきたらちょうど本来の担当者が来たので色々と会話。ふと気になった事があって、ツインエアのデュアロジック試乗車があるかと聞いたらあるというのでそっちも乗せて貰う。こっちの担当者は空いてる道路を選んでくれたりして好印象。

そしてツインエアのデュアロジック車は凄く良い感じでありました。デュアロジックの相性という点では昔試乗した1.4popよりずっと良い。相変わらずシフト変換プログラムの頭は悪いけど、慣れればすぐに合わせられる。AUTOモードでもシフト段数が表示されるのだが、想像以上にシフトを上げないのが印象的。この手のロボMTは燃費を稼ぐためにどんどんシフトアップする印象なんだけど、こっちは40km/h位で流れに巻き込まれてると3速位で固定される。これで燃費いいのか…。

ツインエアエンジンを全開にすると不便にならない位には速い。「こんだけ走れば十分かなー」と思ったオレは、加速基準が既にGRBなので全然アテにならない(汗) ブレーキがちょっとガックン気味なのは気になる。ひょっとしてマスターシリンダー位置が左ハンドルと共通なんだろうか、見るの忘れてた。

ふと気になってディーラーの人に確認したらデュアロジックはマニュアルモード回してレブリミットにあたっても勝手にシフトアップしない(するのが普通)、回転落ちたら流石にシフトダウンはするけども。シフトはセレクターレバーだけど、引っ張り方向でシフトアップなのもあってかなり印象が良い。

ただしアイドリングストップモードONにすると停止状態でブレーキ踏みっぱなしだとすぐエンジンが切れて、ブレーキから足を離すとエンジンがかかる。これが坂道発進だとちょっと問題になる。

具体的にはヒルストップ機能がかからない程度のゆるい上り坂でエンジンが止まると、ブレーキから足を離してエンジンかかるまでの間にクルマが後ろに落ちちゃって結構怖い。サイドブレーキを使えばいいんだが(マニュアルと違ってクラッチもないから簡単)、これは知らない人だとパニックになる気がするなー。試乗でも一回あったのだが、事前に「サイド使う」と聞いてなかったらオレもパニックになりそう。

他にもデュアロジックは色々クセがあるらしいのだが、それをひっくるめて味わい深いし、十分面白いと思う。

あと500Sはバンパーが妙にやる気だしてるデザインでアレだし、色も地味な四色しか選べないし(白があるのが救いか) 買うなら色が豊富なツインエアのPOPでいいんじゃないかなー、という結論。

500Sで一番納得いかんのがハンドルがD形状な事。レバー比がクイックになってるわけじゃないので結構回す必要があるのに、それを円形状にしないでどうするんだと問い詰めたい。新型インプWRXもD形状でそこはかなり心配である。もっともあちらはその気になれば持ち替え要らないくらいにはクイックだけど。

試乗後はエンジンルームも見せてもらう。肝心のエンジンはガッツリとカバーが付いててよく分からず。ただ昔1.4Popを見た時に気になったバッテリーのサイズは普通になってた。なんでかと思ったら「アイドリングストップ機能のため」だそうな。なんという本末転倒感。

そんな訳でフィアット500Sツインエアのデュアロジック、今乗ってるGRBから積極的に乗り換えるまでは行かないけど、きっとまた街で見たら「あれ欲しいな」という気分はもっと大きくなってる気がする。大丈夫かオレw

4 thoughts on “[試乗記]フィアット500ツインエア(5MT/デュアロジック)

  1. 担当N川さんかなぁ。だとするとかなり車好きでイイ人です。

    ヒルストップは動作が微妙、かつクリープしない為に普通の道路でも停止時に下がる癖があるので
    START&STOP(アイドリングストップ)をOFF、サイドは使わずにブレーキで対応するようにしています。
    ATのようでMT、MTのようでAT…デュアロジックは不思議な運転感覚になりますね。

    で、判子は持っていかなかったんですか?w

  2. 試乗車ないし>595。
    何より高すぎて買う気すら起こらん(汗
    ノーマルの500ですらかなり割高と思ってるのに。

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