細田+貞本というあの「時かけ」コンビがやるって事で「大ハズレって事は無いだろう」と思いつつ特典付き前売り券を購入。ヱヴァ破を見に行った時に見た予告が面白かったけどネットでの試写評価は賛否両論でちょっと不安に。
でもTwitterだと「早めに見た奴が一番楽しめる」世界になってるのね、そんな訳で初日に見に行く事は大分前に決めてたんだが…夏休み中の映画の日、ってのをすっかり失念してた。前売りを買っていなければネットで指定席が購入出来るんだけど、前売り買っちゃったのでそれも無理。混むだろうから初回で見に行こうと思うも、午前中に病院に行く必要が出来てしまったのでさらに悩む。
で、結局15時からの回を見ることに。予想通り映画館内はエライ混雑、きっとみんな「アマルフィ」とかそっち方面を見に来てるんだ、とか思いつつ上映15分前にカウンターに問い合わせると座席が二カ所しか空いてませんでした、んで無難な方を選んで券を受け取ってから空席状況を見ると「×」マークが…えーと実はギリギリだったと(汗) ちなみにその時の空席状況で唯一「×」が付いてる作品であった、260席くらいのハコなんだけどちょっと狭かったようで(個人的にはこの位のハコが一番好き)
席はちょっと前すぎて見づらいがまぁ我慢する。というか人間の脳って画像の傾き補正キャリブレーション能力も凄いなと我ながら思った。仕事柄こういう事をつい考えてしまいます。
そして上映開始。相変わらず予告が長い長い、途中でウルトラシリーズ&ライダーシリーズ&戦隊シリーズの劇場版予告が連続で流れて苦笑い、っつーかその日劇場で一番笑いを取っていたw。ライダー劇場版はちょっと見たい気もするけど、キバからこっち見てないんだよなぁ…。
しばし観賞。いや面白かった-!
今回の「サマーウォーズ」、細田氏が昔監督してマニア感から大絶賛された「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」の焼き直しらしいんですが、実は見たこと無いのでそこら辺はパス(そのうち見たい、というか多分WOWOW辺りが近く放送しそう) まぁそれを抜きにしても十分面白かった。つーか実は「家族愛」的なモノに弱いのでもう半分位は半泣き状態だったのは秘密だ。うちの母上も長刀使いなんだよね。
で、勢い余ってパンフも買ったんだが、細田監督って最近結婚してたのね。なんか色々納得。あの大家族感は体感してないと出せない。ちなみにパンフはかなりの勢いでネタバレ(ラストシーン前までのあらすじが全部書いてある)ので映画を見た後に読むのをオススメしとく。本当は仮アバターの扇子も欲しかったけど、良い値段してたのでパス。
「ヱヴァ破」みたいに「一回目は呆気に取られてよく判らない部分も多かったし、BD出るまで待てないのでもう一回見る!」というアレではないけど、BD版出たら買います。ええ。
ただ「時かけ」より「アニメしてる」感が強いとは言っておく。「時かけ」が一般層にも結構受けたのは「アニメくささがあんまし無い」って辺りだと思うんだけど(話がラノベみたいなのは原作がそうだから仕方が無い)、こっちはもっと「アニメ」してる。その辺りで賛否両論になっちゃったのかなぁ、という気がしないでもない。個人的には気にしない(気にならないとは違う)方なんだけどね。主人公のキャラがイマイチ弱いのもあるかも知れない。本編の主人公は「家族」だし。
で、帰ってTwitterでの感想を見たら「面白かった!」のは良いとして「カズマが女の子とばかり思っていた…」のが同じ位多くて吹いた。いやオレも最初女の子だと思ってましたよ…。って言うか最近の風潮だと「男の娘」って事でむしろオタ層にはご褒美なんじゃね?(マテ
という訳で「面白いアニメ映画を見たい」人にはオススメ。「アニメはちょっと…」という人は「時かけ」よりハードルは高いかも知れません。そこん所だけは言っておく。