っつー訳で兄貴がWii買ったですよ、ソフトはゼルダ+ワリオ。やたら評判の良い「Wiiスポーツ」や「ガンダム・スカッドハンマーズ」も気にはなっているのだが、まぁとりあえずは様子見という事で。
まずは兄貴の部屋のTV(26インチ液晶)にセットアップ。D端子は後日繋ぐという事でとりあえずコンボジットで繋いでみたが、SD画質という事もあって別にコレでも問題無い様な気が…。つーかSFCからGCまで続いた任天堂伝統のAVケーブル端子が変わっちゃったのは痛い、今オレの部屋で使ってる奴なんてSFC初期の頃に買ったS端子だぞ(GCはD端子も接続してる、この専用ケーブルがまたバカ高くて…)、最近の任天堂はこういう所がどうも気に入らない。実際今回のD端子ケーブルもバカ高いしさ。
ゼルダは後回し、てことでまずはメニュー周りでリモコン体験。リモコンは思ったより重くて、肘をどこかに乗せるような使い方をしないと長時間プレイはちょっと辛いかも。ただ震動+スピーカーがあるってのは効果絶大で、特にメニュー周りでカーソルがアイコンの上を通過する際に軽く震動するのは流石だと思った。
やっぱりポインティング方式は相対式で、基本的にセンサーバーに近づくほどリモコンの感度がシビアになる(=検出範囲が狭くなる)、精度は気になるほどでは無いがあまり高くない。反応遅れはあるけどジャイロにしろ加速度にしろ「判定の閾値」をどこにするかで大分変わってくる、これは物理的な問題なのでその辺りはソフトの作り手次第だろう。ジャイロ+加速度センサのサンプリングレートが上がれば精度向上はするが、敏感に反応しやすくなるだけで根本的な解決は望めないし。
ただそれらの欠点を差し引いてもリモコンの操作感覚は新鮮だ。テクノロジー的には既存のモノを組み合わせただけなのだが、従来のカーソル+ボタンという構成からすると物凄く敷居が下がった感じがする。むしろメニュー画面とかで「すすむ」「もどる」ボタンがあるという事が逆に足枷になってる気すら。マウスジェスチャみたいな奴を任天堂公式で早めに定義した方が良いのでは無かろうか。
「ワリオ」はちょっとだけプレイ、タイトル画面でワリオのヒゲが引っ張れる小技に感心し、OPムービーの馬鹿馬鹿しさにいい意味で感動し、「作法」の無茶苦茶怪しいカタコト日本語音声で爆笑し(アレはズルイ)、プレイすればやっぱりワリオである。「作法」の指示が入る分ちょっとテンポが悪くなってる気がするが、直感的にリモコンをあらゆる方法で操作する事を要求する、ってのはWiiのロンチとしては上出来では無かろうか。作りも丁寧だし。ただ「ワリオ」シリーズ未体験の人にはあまり評価高くないっぽい。考えてみればパーティゲーム要素皆無だしなぁコレ。
リモコンをPC用デバイスとして動かす解析も着々と進んでいて、センサーバーの位置情報が取れればマウス並には扱えそうではある。ただ精度良くないのでウィンドウ閉じるのも苦労しそうだが。そんな訳でそのうちヨドバシとかで本体が売ってたらオレも買っちゃうかも、その時は「ガンダム・スカッドハンマーズ」も買おう。