さて先日コードが断線していることが判明した手持ちのE2だが、無事熱収縮チューブが手に入ったのでコードを交換することにする。もはや現状ではほとんどまともに聴けない状態だし。
まずは思い切ってE2のコードをニッパーで切る。内部構造を見ると左右CHはちゃんとした皮膜付より線コード(内部には断線防止用ナイロン入り?)で、GNDはたっぷりとした量のより線がそのコードを捻るようにして巻いてある、でその上にゴム皮膜と。なんか結構贅沢っぽい作り。
ただゴム皮膜が薄くてモロいのが気になる、この辺りが断線しやすい原因か?
んで、交換用コードは手持ちの全く使ってないSONYのヘッドフォン(実売2.5k位の奴)から拝借。SONYのこの手のヘッドフォンは大抵リモコン中継用に一旦延長ケーブルを噛ませる仕組みになってるので、この延長ケーブルだけを使用することにする。これで元のヘッドフォンもまだ使えると。
こっちのコードもぶった切って分解してみたら愕然、内部コードが全部エナメル線でやんの…(汗)
こっちも断線防止用にナイロン線交じりのより線で、さらに表面のゴム皮膜が(中の線が細い分)ぶ厚い。コードの柔軟性と断線しにくさで言えば圧倒的にこっちが有利だろうなぁ。しかしコストはE2標準の何分の一だろう。
エナメル線って事で表面を紙ヤスリで磨いて接点を出して、繋げてみると…おぉちゃんと鳴るね、当たり前だが。しかし右CHは鳴るが左CHがサッパリ鳴らない、何故?
調べたらSONYのコード側は正常、って事はE2側、…って思い切って左右分岐コネクタ直前までコード剥いたらコネクタより約2mmのところで断線してやんの、危ねえ(汗
仕方無しにここでコードを捻って接続して軽くハンダ付け、本来なら銀ハンダなんだろうが、そんな高いのは持ってないので普通の電気工作用の奴で(汗) いいんだそこそこの音質で鳴れば。
無論コードを通す前に熱収縮チューブも通したので、あとはドライヤーで温めてチューブを収縮させて完成。
…汚い仕上がりだけどちゃんと鳴ってるから良しとする(汗) 音質の劣化はあるかも知れんが明確な違いは多分聞き比べないと判らないレベルなんじゃないかと。そもそも効率の良いドライバーだからそんなに豪華な線要らないハズだしな。
見た目はちょっと悪くなったけどこれでしばらくは安心して使えそうで一安心。残りの部分が断線したら…? そん時には諦めて買いなおすわ、流石に。