[映画]劇場版 空の境界 第7章 「殺人考察(後)」

ついに劇場版「空の境界(通称『らっきょ』)も最終章である。正直「第5章 矛盾螺旋」まで見れればいいやーとか思っててあまり見る気分じゃあなかったのだが、第6章まで全部劇場で見た手前、最終章だけ見ないというのもアレだし…で重い腰を上げて見に行った。

以下ネタバレ含むので注意。

原作とはちょっと構成が変わってる。本来冒頭に来る筈の捕食シーンが第6章のラストに回されたせいなのだが、ここバンクで使っても良かったんじゃないんだろうか。密かに「第6章だけ見てない」人は結構いそうなモンだが、そういう人にはちょっと不親切な作りかも。

で、この章は「今までの謎が全部解けた!」ってな話なんだけど…個人的にはあんまし好きではないのだよね。というか今までの謎自体にあまり意味を持てなかったというのもあったり。そんな訳で二時間という長い尺でじっくり描いてるけど個人的にはちょっと冗長に思えた。前章の「忘却録音」が原作の良い所完璧にすっ飛ばしたのと対照的。

まぁ出来は良いと言えば良いんだけど…バトルシーンなんかは実際凄いし、どうでもいいけどビルの谷間で壁使った戦いを見てると「エアマスター」の「マキvsルチャさん」を思い出すのはオレだけだろうか(汗

ただそれ以外のアニメシーンがどうにも。動きは硬いし絵は古くなっちゃってるし。本来アニメは実際の動きに捕らわれないモノを描写出来るという強みが有るはずなのだが(だからバトルシーンは映える)、日常シーンがスクリプトで書いたモーションシーケンスみたいで…。

そういった意味で「良く動く」けど京アニの「有機的によく動く」とは全然質が違うし、SHAFTの「極力動かさない」のに比べて「動いてるから良い」と言えるモンでも無いなー、とか漠然と思ってみていた。SHAFT系の文字をガシガシ入れる演出はウザイという人も多いけど、アレはアレで小説作品をアニメ化する際に有効な一つの効果的な方法である。「空の境界」では「アニメ」に徹してしまったもんだから、原作の「小説でしか有り得ない」ギミックを完全にオミットしてしまっている。その辺りは賛否両論かもなぁ。

そんな訳でどうにも釈然としない思いをずっと抱えつつ終了。結局「劇場版『空の境界』」にずっとまとわりついた違和感がようやく判った、ってな感じも。今までの章で好きな奴も結構あるんだけどさー、やっぱりちょっと気になる。止め絵が武内絵っぽくなってたりする辺りとか。まぁDVD買っちゃうんだけどね。

んで話によると「エピローグで説明不足の部分があるのでもう一本作る」とか。最初は「未来福音」やるのか!? とか思ったけど、そいやあの方のエピローグがサッパリ省略されてる事に今更気付く。という事で特別編は「橙子さん編」になると予想。

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