まぁお疲れ様としか。「活動休止」では無くて「完全撤退」、社内のF1開発部隊も市販車部門に完全移籍と言う事で復帰も最低10年は無いだろう、10年後にF1があるかと言われたらもの凄く疑問だけど。
一方で「馬車は無くなっても競馬は無くなってない」って言葉もあったりするから、案外「モータースポーツ」というのはしぶとく残るのかも知れない。
撤退するタイミングは潔くはあるけど、あまりに唐突すぎるのは否めない。来年から日本に来る筈のペトロブラスのスポンサー蹴られたんだろうか、案外先日リークされた新日本石油と新日鉱ホールディングス(JOMOね)の統合話がきっかけなのかも。現状ではペトロブラスが日本参入を見送っても何らおかしくはない。派遣工や期間工をバシバシ切っておきながらF1に参戦し続けるトヨタの方が現実味が無い。
個人的にはSAF1撤退の時に既に「もうF1はヤバイかも」と思っていたので(当時のエントリを読み直してみたら間違い無かった)さほど驚きは無い。ただどちらかと言うとルノーかウィリアムズが先に折れると思ってたのでそこだけはちょっと意外。
そいやKERSに過剰に期待してる人が多くて驚いた。あれはマスウェイトの増加分を考えると差し引きゼロに持って行けたら良い方な気もするぞ。
ちなみにフライは「既に買収先の話は出ている」なんて話しているがかなり疑問。SAF1の時に名乗りを揚げたドバイなんかは今それどころじゃないし(返済期間三年の有利子負債が三兆円だっけ?)、先に書いたように日本の開発リソースはもう解散確定なので、今残ってるのはイギリスHRF1の残りカスしかない。
売れるとしてもジャガーの時みたいに事実上タダ同然だろうなぁ。シャシーは開発中の奴が使えるけどエンジンサプライヤーも新たに見つけなくちゃならない、在庫分のホンダエンジンは使えるようだが…。
これをきっかけに「F1オワタ」という状況になりつつあるのは間違い無い。個人的にはそうなって欲しくないのだけど、正直2010年の開催は5割位の確率で無いと思って良いだろうなコレ。
旧DTM(ITC)やGr.Cなど車両開発費の高騰がきっかけで潰れたカテゴリなんざ一杯ある。WRCもフォードがヤバい。とりあえず覚悟完了っつー事で。