鬼才テリー・ギリアムの7年振りの新作![^1] って訳で公開が終らないうちに、ついでに兄と姉を誘って朝イチの回を見る。なぜ朝イチかというと姉貴が「昼から東京国際女子マラソン見たいから」という理由。…まぁ映画っつーたら本来混むのが嫌だったからこうやって見てた時期があったなぁ、東宝日劇とか帝国座とか。もう無いんだよなぁ…。
中盤ちょっとダレる感もあったけど、オレ個人の想像の及ばない脚本と画、そしていつものシニカルな言葉ギャグの応酬…。あぁギリアム節健在! 一部「ヒネクレ度が足りない」という評論もあるようだが、その分割と普通の人にも安心してオススメ出来るのではないかと。虫が生理的にダメな人はダメかも知れんけど。少なくとも兄貴と姉貴には好評であった。
しかし圧倒的だったのはその画。斬新なアングル、シーン毎にまるで違うけど統一されたような色調。そして現実と非現実の境界が曖昧になっていくこの瞬間…。やっぱりギリアムの映画はいいなぁ、これもDVD出たら買っておこう、うん。
後は既に予告編が出ている「タイドランド(http://www.tidelandthemovie.com/main.html)」も楽しみ、あとは何時の日か「ドン・キホーテ」がちゃんと撮れる事を祈る。
[^1]: 7年間何もやってなかった訳ではない、ロスト・イン・ラ・マンチャとか見ると泣ける