[映画]シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(軽いネタバレ

庵野監督へ

やりやがったな
やりきったな
ありがとう
おつかれさま

以下軽いネタバレ。

…いいかな?

観客層が意外に若い人が多くて、新劇から入った人の方が多いんじゃ無いかなあ。そういう「新劇しか見てない人」にとっては受け入れづらい内容かもなあ、とは思う。構造としては完全に「Q」の続編、というか「序破急」なので「急」を「Q」と「シン」に分割したという方が分かりやすい。

思えばタイトルが「シン・ヱヴァンゲリヲン」じゃなくて「シン・エヴァンゲリオン」って辺りでもうネタバレなのだな。この作品は「TV版から全ての総括」であり、「さよなら、すべてのエヴァンゲリオン」というのはまさに文字通りなんである。その割に旧劇の量産型は居なかったけども。

だから「EoE」の要素は当然入るのだ、そして見事に着地させた。シンジ君どころか登場人物全員納得させて着地させやがった。本当に信じられない。まさに「当初から見ていた人達にとっての最高のラスト」である。いや正直「人類補完計画」とか適当にお茶を濁すもんだと思ってたんだよ。でもそうしなかった。細かい部分を突っ込み始めたら止まらないんだろうけど、そうはしない。野暮だから。

北上(ピンク髪のくちびるオペレータ)が「新劇しか知らない視聴者」を代弁しているのも上手い構成である。予告で違和感のあったフルCGによる初号機と13号機の格闘も実際見てみたら「やられた!」と思った。ああいうギミックを嫌う人が多数居るのは承知で、オレもあんまし好きじゃないです。でもやりたかったんだろうなあ庵野。

何より途中でかかる松任谷由実のあの曲がズルい、あれでちょっと涙腺が緩んだおじさん。まさかそっち方面の業まで背負うとは(考えすぎです)

そんな訳で「エヴァンゲリオンめんどくさいおじさん」のオレは成仏しました。ほかにも多数の人が成仏した模様です。そういう事なんだろう。これから別の人でエヴァのアナザーストーリーは作られるかも知れないけど、庵野はもうエヴァには関わらないだろうし、関わって欲しくないというのが本音である。あの才能はもっとほかの事に使おう。

思えばオレは「EoE」で本当見切ってて、新劇場版は「序」は確か劇場に見に行ってないんすよ。「破」公開前にテレビ放映してるのを見て「これ見に行った方がいいかも」と「破」を見に行ってやられたんだったかな。それが結局救われたんだから、長いことオタク趣味をやってて良かったかもなあ。

それにしても疲れた。午前休を取って午前中に鑑賞して午後から仕事してるヒトすげえ。

庵野のTV版エヴァ放送前インタビューなんてのも流れてきて「女の子はよりどりみどりです、でもステロタイプなキャラは出てこないよう心がけています」と答えていたが、まさかのエヴァ以降で綾波、アスカがそのままステロタイプの大元になるとは思わんかっただろうなあ。まさに「時代を作った」作品なんである。そして今もなお綾波とアスカは魅力的だった。マリが薄味に見えてしまうのはたぶん意図的なんだろうなあ。

「一度たりとも一瞬たりともシンジ君に感情移入をしたことない」という面白い指摘があって、オレも同じだと気づいた。逆に若い世代の方はシンジ君に感情移入してるっぽいんだよね。だからまあ賛否両論になるとは思います。

[ベクタースキャン他]特殊表示デバイスネタ

某所スレでこんな動画を紹介して貰った。ATARI STARWARSの実機(しかもコックピット筐体)からX-Y入力を取り出してオシロスコープに突っ込むだけの簡単なお仕事。

モニタの真ん中が焼けるなコレは(汗、ちなみに線が繋がって見えるけど実機でも思いっきり輝度上げるとこんな感じになります。真ん中焼けるけど、えぇ焼いたよ畜生。

これをTwitterで紹介したら「[ABA Games](http://www.asahi-net.or.jp/~cs8k-cyu/ “ABA Games”)」のABA氏からどかどかと面白い動画が。

オシロスコープによる3D&パーティクル描画。この手のはPCのオーディオ出力で作れるので色々遊んでる人が多いみたい。

一列のマトリクスLEDを回転させて時計表示。イカスなぁ。ちなみにバーチャルボーイとかがコレと似たような原理であります(一列のマトリクスLEDを高速振動するハーフミラーに映してる)

これが進化すると3D表示も出来る。ここまで来るとなんとも…てか球体以外使い道無いと思うが(汗)

これはどちらかと言うと「2001年宇宙の旅」の撮影時に使った「ジュピター・マシン(だっけ?)」と同じ理屈なのかな。あれはカマボコみたいな半月型の側面(カマボコで言えば切る前の表側)をスクリーンに木星表面の模様を投射して、んでスクリーンを回転させて多重露光してるんだよな。木星一枚撮影するのに恐ろしい手間がかかる代物。

ニコニコ技術部も凄いけど、世界にも凄い奴らがありふれております。

[モノ]スカパー!HD ファーストインプレッション

とりあえず慣れてきたので色々と所感

– 画質は期待しすぎるとアレだが(いかにもH.264くさい画質)、SDよりは遙かにマシ
– スカパー!ブランドチューナー(HUMAX製)は一部の不満を除いて思ったより良く出来てる
– DLNA録画は思った以上に便利

画質は「SDスカパー!以上、地デジ以下」という所か。地デジでも酷い時には相当ヒドイし、全く同じソースを中々用意出来ないので厳密な比較が出来ない。ただSDスカパー!よりは遙かにマシ。

今後スカパー!HDのチャンネルが増えるに従ってSDスカパー!向けの帯域が削られるのは目に見えてるからねー。そういった意味ではHDに移行した意味はあったと思う。ゲームセンターCXとかゲーム画面がほぼ実機と同じ見え方になったし。

チューナーはソニー製のがかなり地雷らしいので、スカパー!ブランドチューナー、いわゆるHUMAX製チューナーをレンタル。月額外税600円(内税630円)、レンタル期間に応じて割引付きの買い取りプランもあり。

HUMAX製チューナーはSDの初期時代のがあんまし酷かったらしいので(ソニー製のに買い換えた人多し)ちょっとというか、かなり不安だったのだが、現状あまり文句が無い出来になってる。番組表とかぶっちゃけSDスカパー!のソニーチューナーより使いやすくて早い。今の所ハングとかも一切無し。

問題はHDMIケーブルを刺してると出力先がHDMI固定になっちゃう所と、あと毎週録画が手動時間指定しか無い事。しかも番組表に反映されないという鬼畜っぷり、さらに録画先フォルダ指定も無し。これさえ我慢すればそこそこ使える。しかし同じチャンネルでも番組を連続で録画しようと思ったら最初の番組の最期が1分30秒削られる(つまり23:00~23:30、23:30~24:00という録画があったら、23:28:30~23:30:00まで無録画になる)のはどうにかならんかコレ。

ソニー製はHUMAX製チューナーに比べて「一回り小さい(けどSDチューナーよりは大きい)」「HDMIとD端子の同時出力が可能」というメリットがあるけど、大した差じゃないなぁ。特に同時出力の件はDTCP-IP対応DLNAクライアントがあれば割と楽に回避出来ちゃうし。

録画先にはIO-DATA製のDTCP-IP対応DLNAなNASを使用。頑張って1.5TBの奴を買ってみた。

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starチェックディスクが・・・
starDTCP-IPサーバー機能は魅力だが

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コイツはそこそこ使えるけど、配信対応拡張子に「ts」が無いのが個人的にかなり致命的。ただ単に垂れ流すだけでいいから対応して下さい…。とりあえず要望は送っておいたが対応はしてくれないだろうなー、普通の人はTSファイルなんて使わないだろうし。

それ以外は結構使える、フィルタリングはMACアドレス単位で行えるのでそこそこ安全。そいやAmazonのカスタマーレビュー、LAN関係に関しては素人が多すぎて全然ダメだなー。「繋がらない」で星一つにしてたりするが、どう考えても繋がらないのはあんたが悪い、ってのも多いし。

スカパー!HDはどの機種も録画中に視聴する事以外に何にも出来ないのがツライが(タイムシフトすら出来ないので注意)再生はDTCP-IP対応しているDLNAクライアントがあれば再生出来る、これが便利。例えばPS3とかね。

デジオンから出ているPC用DTCP-IP対応DLNAクライアントソフト「[DigiOn-DiXiM Digital TV plus](http://www.digion.com/pro/dxtvplus/index.htm “DigiOn-DiXiM Digital TV plus”)」ってのがIO製NASを買ったら優待価格で買える。ただ色々制限があって(モニタがHDCPに対応した接続方法でないとダメとか)敷居は高いが、うちだと問題無さげなだし、そう高いもんでもないので(確か優待価格で3,480円)買ってみる。

…おぉPCの画面でスカパー!HDの録画コンテンツが無劣化で見られるぜ。ウィンドウ表示でもAeroがオフにならないのでかなり便利。ただスタンバイ復帰後に一回見られなくなった事があったが原因は不明。再起動で直ったのだが、一回しか再現してないので詳細は不明。

視聴年齢制限(PG-15とか)だけは違う場所に録画されるので注意(確かDLNA/rating)。これが判らずにしばらく悩んでた。そりゃ録画には成功してたんだからエラーも出ませんわな。あとチューナー側で一回デコードに失敗したのか画像が一瞬乱れた事があったのだが、後から録画されたデータを見たら大丈夫だった。まだやっぱり発展途上の代物か?

欠点としては先ほども書いたようにHDCP対応モニタが必要な事と、プライマリモニタにしか映せない事。セカンダリ側がHDCP対応してても映せないのはちと悲しい。

結論として色々問題はあるけど、発展途上の製品としては悪くはないと思う。少なくともSDスカパー!時代に出来なかった無劣化録画が出来るようになったと言う事で評価はしたい。そこからメディアに落とすのはかなりめんどくさいけど、まぁその辺りは個人の努力次第でどうにでもなるので、って感じ?

自分の契約チャンネルは現在日テレG+を除いて既に全てHD化済み。日テレG+も三月からHDに移行するのでmotoGPもHDで見られるはず-。後は追々レポートする予定。

[映画]涼宮ハルヒの消失(若干ネタバレ)

という訳で消失ハルヒである。

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アニメは一応全部見てるけどソフトは一本も買ってない。小説は全部買って読んでるけどまぁその程度のアレという人。

ハルヒシリーズは原作からして面白さの波が激しいんだけど、最初の「憂鬱」と途中の「消失」はかなりの良作であり実際評価も高い。特に後者の「消失」は筒井康隆も褒めた位だしなw

てな訳で長年映像化が待たれた「消失」だが、アニメ二期でやると思ったら「エンドレスエイト8回リピート事件」で放送しなかった」上に「劇場版でやるよ」とオチが。まぁ色々憤慨して「BDで出るなら買ってもいいけど、劇場に行く気せんわー」とか思ったのだが。

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つい先日購入した「長門有希ちゃんの消失」が良すぎてねー。気づいたらオンラインでチケットを予約購入しておりました。こういうのは勢いが大事です。初日に見に行けばTwitter上で色々言われても気にならんしな。(コレはヱヴァ破の時に思い知った)

という訳で劇場に行ったらのいぢ絵が表紙の長門メモ帳をくれました。えーと…正直長門に見えないねコレ(汗。劇場に入ったら暑くて驚く、周りでも暑そうにしてた人が多いのでエアコン設定とかの問題かね。

んで上映開始…の前に予告編色々。「文学少女」の予告編が出て思わず失笑(「文学少女」がアレという訳では無くて、「消失」の舞台は文芸部なので相当内容が被るから)、にしても明らかに失笑が起こるって事は…ここに来てる奴らはほとんど原作読んでるなコレ(汗

そして開始。OP曲は意外にも「冒険でしょでしょ」、敢えてコレを使った意味が後になってわかる。冒頭は「サムデイ・イン・ザ・レイン」の直後から始まる(ので部室にストーブがちゃんとある)、いつものハルヒ。そう「いつものハルヒ」から始まると意識させるのが狙いなんだな。

にしても作画もさることながら、モブキャラまで生き生きとして動いているのが凄い。ちゃんと服装も細かく描き分けられてたりして(スカート+ジャージのハニワルックとかな)昨日見た「ポニョ」とは違う方向性で凄い。

そして原作通りに奈落の底に突き落とされるキョン。この辺りはマジで凄い。そして「消失版長門」の登場…。この世界にしか居ない長門、儚げな存在でありながら表情などの描写が無茶苦茶丁寧で凄い。「長門はちょっと…」とか言ってる奴はとりあえずコレ見てから言いやがれ、と言いたくなるようなスタッフの心意気が伝わる。

「涼宮ハルヒの憂鬱」「笹の葉ラプソディー」「エンドレスエイト」などを見ていないと判らない伏線(特に前二つは重要というか必須)を使って、紆余曲折あって鍵を揃えた時に表示される「YUKI.N>」の文字…。マジであの瞬間キョンとのシンクロ率は100%になり涙ぐんでしまった、あそこで泣けるというのはおかしい気もするが実際そんな気分だったから仕方がない。

気がついたら飲み物は最初に一口飲んだだけで全然飲んでいなかった。そこまで集中して見ていたのだろう(結局最後までそのままだった)

後半ちょっとダレる部分もあったりするが、キョンvsキョンの演出とかも含めて「TVでは出来ない」という事をやっていたのが良かった。TV放送だと相当修正かかるカットがあるだろうなーコレ。それ以前に160分の映画をTVでノーカット放送とか出来るとも思えんけど。

気づけばエンドロール。その後のエピローグ映像がまた凄くズルい。

ただごく一部で気になる所もあったり、エレベータが8階から5階まで移動するのにどんだけかかるねん!とか、髪の毛が基本アニメ系(束単位で動く)なのにたまに異様に生っぽい動きをしたりして(ロトスコープ?)ちょっと違和感があるとか。そういう所はあるけど致命的では無い。

総括としてはもの凄く良い出来で面白かったと言わざるを得ない。感服。

欠点と言えば「あえて劇場で見る作品でも無い」という事か。時間は見てないけど、多分二時間を超えた辺りからトイレに行く人が結構居てかなり目障りだった。大画面を一人で占領したい。そんな作品である。

160分という尺は全然長く感じなかった。TVAだとOP/EDを除けば一話22分位なのでだいたいボリューム的には8話か。でも一気に見るという事で「消失」の良さを感じることが出来る。

エンドレスエイトで長門がただ一人無限とも思えるループを全て記憶している事を考えたら、エンドレスエイトの8回ループ放送も許せる…ような気がしてきた。どちらにしろ「長門が経験してきた」事が重要。

そんな訳で「アニメは見たけど面白かったよ」とか「原作の消失が好き」という人には無条件でオススメしておく。逆に「ダメだった」という人には薦められない。なんか所見の人でも結構楽しめるらしいけど。

てな訳でBDが出たら欲しいな、とは思うけど(実際TVのCMではHV1280+フォーマットで放送してるんだし)、DVDのみリリースとかだったら買わないなーという感じですか。とにかくもう一回見るなら家でじっくり見てみたい気分である。一部では観客マナーが相当酷かったらしいし。

改めて考えると、この「消失」をきっかけにして「ハルヒに振り回されるSOS団」という図式が崩された訳で、原作が止まっちゃってるのは勿体ないよなぁ。次巻もようやく出ると言う噂が出ているけど、どうだか。

とりあえず近々「消失」だけ再読しようか、うん。

[レトロゲー動画]高井商会 in OBS

「FunSpot」動画で一躍有名になったOBSから新作ネタが来た(まだ編集中)、一部で有名な高井商会である。どういう所かはOHPをごらんあれ。

[高井商会](http://www.ampress.co.jp/takaishokai/takaishokai.htm “高井商会”)

[YouTube – onionsoftware さんのチャンネル](http://www.youtube.com/user/onionsoftware “YouTube – onionsoftware さんのチャンネル”)

…いや実は全然知らなかったのだがOHP見てあまりの凄さにビックリした。んで動画を見てさらに驚愕。日本にもこういう所があるんだなぁ。

某所の某氏が云々というのもなんか納得だ(謎

[BD]化物語 ひたぎクラブ

発売日から一日遅れで到着、もっと頑張れAmazon。昨日の時点で特典CDと通常一話だけは見たんだけど、改めて1/2話をキャラクターコメンタリー含めて二回見る。

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starここまでのクオリティとは
star化物語の世界観が十二分に楽しめる作品
starコメンタリーが凄すぎる

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あー畜生やっぱり一話の導入部(=傷物語の部分)が格好良すぎ。改めて見るとよくこの尺にまとめたな、と感心させられる事しきり。

本放送時に作画が酷かった部分(判りやすい所だとホチキスを刺された後の暦と羽川のロングショット部分)とかはきっちり修正入ってる。というか二話以降は細かい所も結構修正入ってる? その辺りはどこかの検証系ブログがやってくれるでしょう。

キャラクターコメンタリーってのは要するに副音声。よくあるオーディオコメンタリーはラジオみたいに関係者が淡々と語る代物であんまし聞かない方なんだけど、このキャラクターコメンタリーは原作者の西尾維新書き下ろしで「戦場ヶ原ひたぎと羽川翼(声優じゃなくてキャラとして)が延々と映像に付いて語る」って事で聞いてみる、なるほどコレはアニメ見ながらでないと書けないのね…凄い、そしてアリの話長すぎだ(汗) コレだけでもすんげー面白いです。こっそりまだ出てない原作小説(「傾物語」「猫物語」だっけ?)への伏線も貼ってるし。

ちなみにBD版はむちゃくちゃ売れてるそうで、早めにAmazonで予約しといて良かった…。パッケージデザインは「空の境界」限定版と同じ人がやったそうで、凝ってて良いです。ただクリアケースって擦れて傷付くのがちょっと嫌。

特典CDはガハラさん主題歌「staple stable」フルVer.(インストVer.付き)と暦役の神谷浩史氏とガハラさん役の斎藤千和氏の二人が延々と語る「あとがたり」付き。改めて聞いても「staple stable」はいいなぁ、というか全部のOP曲が良い出来ってのは凄い。

「あとがたり」は公式サイトでも配布されてる奴だが(実は聴いてない)、公式サイトで配布されてるのはダイジェスト版でCDにフル版収録だから良い商売だ。んでこれが40分以上あった(汗) 二人が(声優として)延々と「ひたぎクラブ」に関してたわいのない会話をしているだけなのに全然飽きない。声優さんってすげぇなぁ。あとガハラさん役の斎藤千和さんの声がめっさツボです。声だけで交際を申し込みたいレベル(マテ

それにしてもここ最近の「全然動かないアニメ」になったオンエア版化物語に比べると一話の頃はオンエア版でもすげぇ動いてるように見えるなぁ、普通のアニメより動いてないんだけどw。とりあえず隅から隅まで楽しめたという事でお買い得感が非常に高かった、それでもやっぱアニメBD/DVDって高すぎだと思うけどね。

とりあえず残りのBDも全部買うので(というかAmazonで予約してある)のでスタッフは頑張ってくれ。そしてお約束で「ガハラさん蕩れ」

[映画]劇場版 空の境界 第7章 「殺人考察(後)」

ついに劇場版「空の境界(通称『らっきょ』)も最終章である。正直「第5章 矛盾螺旋」まで見れればいいやーとか思っててあまり見る気分じゃあなかったのだが、第6章まで全部劇場で見た手前、最終章だけ見ないというのもアレだし…で重い腰を上げて見に行った。

以下ネタバレ含むので注意。

原作とはちょっと構成が変わってる。本来冒頭に来る筈の捕食シーンが第6章のラストに回されたせいなのだが、ここバンクで使っても良かったんじゃないんだろうか。密かに「第6章だけ見てない」人は結構いそうなモンだが、そういう人にはちょっと不親切な作りかも。

で、この章は「今までの謎が全部解けた!」ってな話なんだけど…個人的にはあんまし好きではないのだよね。というか今までの謎自体にあまり意味を持てなかったというのもあったり。そんな訳で二時間という長い尺でじっくり描いてるけど個人的にはちょっと冗長に思えた。前章の「忘却録音」が原作の良い所完璧にすっ飛ばしたのと対照的。

まぁ出来は良いと言えば良いんだけど…バトルシーンなんかは実際凄いし、どうでもいいけどビルの谷間で壁使った戦いを見てると「エアマスター」の「マキvsルチャさん」を思い出すのはオレだけだろうか(汗

ただそれ以外のアニメシーンがどうにも。動きは硬いし絵は古くなっちゃってるし。本来アニメは実際の動きに捕らわれないモノを描写出来るという強みが有るはずなのだが(だからバトルシーンは映える)、日常シーンがスクリプトで書いたモーションシーケンスみたいで…。

そういった意味で「良く動く」けど京アニの「有機的によく動く」とは全然質が違うし、SHAFTの「極力動かさない」のに比べて「動いてるから良い」と言えるモンでも無いなー、とか漠然と思ってみていた。SHAFT系の文字をガシガシ入れる演出はウザイという人も多いけど、アレはアレで小説作品をアニメ化する際に有効な一つの効果的な方法である。「空の境界」では「アニメ」に徹してしまったもんだから、原作の「小説でしか有り得ない」ギミックを完全にオミットしてしまっている。その辺りは賛否両論かもなぁ。

そんな訳でどうにも釈然としない思いをずっと抱えつつ終了。結局「劇場版『空の境界』」にずっとまとわりついた違和感がようやく判った、ってな感じも。今までの章で好きな奴も結構あるんだけどさー、やっぱりちょっと気になる。止め絵が武内絵っぽくなってたりする辺りとか。まぁDVD買っちゃうんだけどね。

んで話によると「エピローグで説明不足の部分があるのでもう一本作る」とか。最初は「未来福音」やるのか!? とか思ったけど、そいやあの方のエピローグがサッパリ省略されてる事に今更気付く。という事で特別編は「橙子さん編」になると予想。

[レトロゲーDVD]STARCADE DVD #1

[[レトロゲー]STARCADE.tv – okaz::だめにっき](https://bonkura.takuranke.com/weblog/2009/08/23/%e3%83%ac%e3%83%88%e3%83%ad%e3%82%b2%e3%83%bcstarcadetv.html “[レトロゲー]STARCADE.tv – okaz::だめにっき”)

ちょっと前にネタにしたDVD、先週末に全部見たのにまだネタにしてなかったわ、という訳で簡単に感想を書いておく。

購入前に書いた時は「海外版ファミっ子大作戦みたいな感じ?」と書いたが、Twitter上で別の人がまんまそれと同じ事を言っていてちょっと吹いた。つまりはそーゆー内容です。

DVD収録分は80年代前半としては非常に良い画質。良いって言っても年代が年代なんで「それなり」ではあるが、F1なんて公式で残ってる同年代のビデオソースがもうメダカノイズバリバリとか普通だしなー、それを考えるとちょっと凄い。

二人で各種アーケードゲームを30~50秒位プレイしてそのスコアの累計で勝敗を決めて、勝った方がゲームの名前当てクイズ(これがまた簡単で笑える)に全問正解したら最後のアタックに挑戦出来るというシステム。

で、DVDに収録されてるゲームの初っ端から「Tac/Scan」ですよ。セガ・グレムリンのカラーベクタースキャンによる2D/3Dシューティングゲーム、ちょっと「スタージャッカー」の前身っぽい奴。あとは「スタートレック」なんかもあちらで人気だったのか良く出てくるんだけど、セガ・グレムリンのベクタースキャンゲームって初めて見るので感激、日本じゃマイナーだしね。少なくとも札幌じゃ見なかったし。

セガ・グレムリンで使ってるElectroHome G-08モニタはATARIのWG6100/Amplifoneに比べてちょっぴりVector Drift強めの描画かな?という気がしないでもない。割とあっさり目の描画だけどひょっとして輝度固定?、色はデジタル8色だそうだし。業務用カラーベクタースキャンで最強スペックを誇るというG-08S(Cosmic Chasmのみ採用、色階調もアナログ、カタログ上の描画速度はAmplifone以上!)も見てみたいなー。流石にコレはeBayでも見た事なし。

そんな訳で各ゲームのプレイ時間がすげぇ短いのが不満だったりもするが(STAR WARSとか絶対トレンチ内で終わるからデス・スター爆発シーンが見られない)、映像的には非常に貴重である。筐体も米国版オリジナルアップライトが当然ながら新品のまんまだし。

そいや海外で大人気の「ザクソン」に代表される疑似3D系って外人は日本人に比べて得意なのかと思ったらそうでもなかったしw。あとジョイフルロードはやっぱ初プレイだと異様にムズイよね…、SNKのゲームなんだけど知らない人が見たら絶対海外製と思う画面だよなー。

その他、間に挟まれる時代を感じさせる各種製品CMがツボだったりして、TVの前に置いて大画面を楽しめる凸レンズとか昔日本にもあったなー。設置場所によっては下手すると火事になりそうだが。オーテク製のレコードプレイヤーはちょっと欲しい。

という訳でこのDVD、個人的には「買って大正解」でありました。共同購入に協力して下さった方々に感謝、受け取った方々も楽しんで貰えたら嬉しい。ちなみに購入・輸入コストは正直言いますと6枚買って一枚辺り2,000円ギリギリ切る辺り。送料とか梱包とか発送の手間を考えるとほぼ儲け無しで出しております。

ただこのDVD #1、出てから結構経ってるらしくて続編はかなり望み薄とか…。ぶった切り状態でいいから状態のいいソースをまとめて出して欲しいなぁ。少なくともWWWサイトを見る限りソースは一杯あるみたいだし。

[レトロゲー動画]CAX 2009 Arcade & Pinball Expo Video

Twitterで某n氏が紹介してくれた動画が結構凄いので紹介。

冒頭でいきなりPinball2000が出てきてちょっと驚く。そして数々のレア台。ビデオゲームも中々渋いのが揃ってて凄い、いいなーこういうの行きたいなー。

しかし圧巻は後半の「Warlords」四人同時プレイ(コレが全員上手い!)や、「ミサイルコマンド」のスーパープレイだろう。なんつー正確過ぎる弾幕。

ちなみに「ミサイルコマンド」のトラックボールは4インチサイズで、主流の3インチサイズよりデカイ。直接触った事はあるはずなのだが記憶がもうかなり希薄だ。どんな感覚なんだろうなぁ。

[映画]宇宙(そら)へ。

[宇宙へ。 – オフィシャルサイト](http://www.we-love-space.jp/ “宇宙へ。 – オフィシャルサイト”)

昨日21日から公開開始、昨日今日は特別にワンコインすなわち500円で見られる、っつー事で行ってみる事に。

ちなみに公開は吹き替え版のみ。ま、ドキュメンタリーの場合は吹き替えの出来が良ければ吹き替えの方がずっと内容に集中出来ていいんだけどね。ちなみに英語音声+字幕の部分も結構あり。

で、ネタバレ(ドキュメンタリーでネタバレも何もないけど)見た感想

– 誰がゴスペラーズ呼んだんだよ(汗) あの歌が酷いとは言わんけど映画とのマッチング率は最低だろアレ、おかげでエンドロールが流れ始めた時点で帰る人続出
– 実はアポロ計画が終わった辺りで帰る人も結構居たり。あの辺が区切りだよね。
– 思ったよりナレーションはまとも、ただ慣れなくてぎこちない感はある。オリジナルよりやたら説教的になってた「アース」の吹き替え版よりはマシ。
– 今回は「NASAのお宝映像の蔵出し」がメインです。よってソ連系はスプートニクもガガーリンも完璧にガン無視です。その辺りは突っ込み無用
– アポロ13号の話がナレーションでさえ全く触れてないのは逆に不自然
– サターンの残り機体活用形、つまりスカイラブも無視…
– 技術的な話がほぼ皆無なので、知識が無いと逆に意味が判らない部分が多いかも。「何故発射前のロケットは氷に覆われてるか」とかさー
– でも映像的には素晴らしい、歴代サターンロケットの打ち上げとかスペースシャトルプロトタイプ時代とか、初期のメインブースターが白に塗られてる奴とか高画質で見ると新鮮
– 事故による死亡話も結構出てくるのでそういうのがダメな人は注意

ロケット好きで綺麗な映像を大画面で見たい!って人以外にはちと奨めにくいなー。確かに大気圏外とか月の画像とか空気遠近法が全く無くなってもの凄く異質な画像で面白いんだけど、そこら辺も解説なしなので分かんない人はサッパリなんじゃないかと。

「月面着陸疑惑」に対して挑発してるみたいな部分はあるなー。改めて見るとやっぱ地上じゃ撮れないよあんなの。

という訳で個人的には1,000円までなら喜んでみるけど1,800円出してコレだったらちょっと怒るかも。ちょっと残念、BD出たら値段次第かなー。なんだかんだ行って画像は素晴らしいので。

あとは「南極料理人」が面白いらしいので、来週あたり余裕があれば見に行くかも。最近ちょっとリア充してるオレ?(してません

[映画「南極料理人」オフィシャルサイト](http://nankyoku-ryori.com/ “映画「南極料理人」オフィシャルサイト”)