[基板]konami NEMESIS修理 その1

先日ドイツから届いた「海外版グラディウス」こと「NEMESIS」。だいたい国内相場の半額位で買えちゃったんで満足なのだがちょっと問題が。一部のキーが押しっぱなしなのである。テストモードで見た限りでは「COIN 1」「2P DOWN」「1P BUTTON2(MISSLE)」「2P BUTTON2(MISSLE)」が押しっぱなしになってる。

「COIN1」は「SERVICE」で代用出来るし。「2P DOWN」はそもそも使わないからいいけど、「ミサイルボタン押しっぱなし」はかなり厳しい。ミサイル装備付けた瞬間から適当なタイミングでミサイルを打たれる。ある意味2ボタンなファミコン仕様。実際にはファミコンのミサイルはショットと連動なので、ミサイルを打つタイミングすらまともに制御出来ないのでもはやファミコン以下、これは直さないと流石にダメっぽい。

で、この基板は入力側にフォトカプラを使ってて(ROMディウスまでは使ってないように見える)、そこがやたら壊れるともっぱらの評判。今回の症状を人に聞いても「間違いなくフォトカプラでしょう」と。入力19個に対してフォトカプラは4個入りDIP16ピンのが5個(つまり20回路)、んで買った時からジャンパが飛んでて、なにかと思ったら一個壊れた回路を使ってない回路にジャンパ飛ばしてるだけであった。

そんな事もあって、今後の展開を考えると思い切って全交換した方が良さ気である。という訳で部品を発注、オリジナルのNEC PS2401-4は入手難なのでルネサスのPS2501-4で代用。そして修理開始。

まずは二枚基板を一枚ずつにバラして…ってレスロックを固定してるネジがおもいっきり頭潰れてやんの、逆側からは手で回せる程度のトルクだったので問題なかったけど、外人は本当扱いが雑だ、最初ネジ頭見てトルクスかと思った位に潰れてたし。

写真を随時撮りながら作業。まずは隙間なく並んでいるフォトカプラICの足を思い切ってニッパーでプチプチと切ってパッケージを取り外す。自動ハンダ吸いとり機があればすぐ終わりそうなもんだけど、そんなモノはないので(欲しいと言えば欲しいが、投資額と使用頻度が吊り合わない)今回ちょっと楽な方向に逃げる。

次に切り取った足のハンダを吸い取る。ハンダが柔らかければいきなりシュッ太郎当ててもいいんだけど、結構固い(というか融点高い)っぽいので追いハンダしとく。DIP16x5個だから80本分な、この位は慣れればすぐなんだけども。

そしてチップをT-2(1.2mm孔)に交換したハンダシュッ太郎でガシガシと吸い取る。IC自体はもう無いので気楽なもんである。もっとも熱入れすぎるとランドが剥がれるので注意。

吸い取りした後もどうしても足が残ってどうしたもんかなーと思ったら、足をラジオペンチで軽く引っ張ったら抜けた。ランドへのダメージもなし、物理的にほんのちょっとだけひっかかってるだけっぽい。なのでガシガシと足を抜いていく。ここまで順調だったのだが…。

ここで穴が5個位吸い取りきれて居ないことが判明。再度追いハンダしてシュッ太郎で吸って…って面倒くさい。なんかピンが妙な感じで曲がってるので中々出てこない。基板立てて表からコテ、裏からスッポン当てたりしてなんとか残り3個までに減らす。

この残り3個がもう地獄。本気でピンバイスで穴開けようかと思ったくらいに。しかも全部GND側というオチ。3個中2個はピンが引っかかってるのは分かるんだけど、その引っかかってるピンが短すぎて摘めない。泣ける。

なんとか苦労の末に追いハンダ+シュッ太郎の力で残り1個までに減らす。どうもシュッ太郎自体の吸引力が弱くなってるっぽいなコレ。裏から掃除機当てれば楽らしいんだけど、掃除機自体が結構うるさい&大電気食らい(1000Wクラス)のが難点。

そして残り一個が本当に抜けない。これはピンが引っかかってる訳でもなく、単にスルーホールがハンダで埋まってるだけらしいのだがコレが取れない。一応ハンダは溶けるけど、そこに針とか突っ込んでも全然貫通しない。なんだコレ。

思い切って温調ゴテを400度まで上げて十分に溶かして、そこにおもいっきり余ってた抵抗のリードをグリグリと突っ込むと…貫通したー! なんだこの溶けにくさ。この貫通したリードを引きぬくのも一苦労。

なんとか穴は開いたので、そこに針を通して少しづつ広げて行く。なんとか抵抗のリードがスコスコ入る程度にはなったので終了。80個全てのランドは無傷。つ、疲れた…。この時点で既に日付が変わっております。

あとは新品のフォトカプラをサクッと挿して仮止めして、5個全部挿したら一気に80点分のハンダ付け。ICが加熱するとあれなんで念のためICを一個ずつ飛ばすようにハンダ付け。ICソケット使えるなら使うんだけど、それが許されないスペースの無さが泣ける。

改めてハンダをルーペで見ると、GND側は表面までなかなかハンダが回らない。頑張って熱入れれば回るけど、なんかIC壊しそうなんでほどほどにしておく。一応導通してるし。

あとはよーくハンダ屑とか除去して、二枚基板を戻してハーネス繋いでスイッチオン。あれ映らないよ?(汗) なんか先日X68k回りで色々いじったせいかFRAME MEISTERの設定がおかしくなってたっぽい。ここでまた時間を食われるが、結局リセットして最低限の設定だけしたらあっさり映って一安心。

んでテストモードのスイッチ入力モニタ画面を見る。…って治ってねえ! いや正確に言うと「COIN 1」だけちゃんとOFFになったのだがそれ以外は変わらん。なんだコレは。

慌ててもっぺんよく調べてみる。よく見たらフォトカプラ後段のICが一部ソケット化されているところでパターンが傷ついてたりして「怪しい!」と思ったりするも、どうもソケット化の時に単に傷つけただけっぽい。にしてもパターンが表行ったり裏行ったりと死ぬほど追いかけ辛いんですけどこの基板。

テスターで回路図を見ながらフォトカプラ前段、後段の導通を追いかける分には全く問題ないのが謎。この辺りでもう眠くなってギブアップ。後は明日以降、またオシロとか引っ張りだして地道に調べるしかなさそう。

「ひょっとしたらどこかでミサイルボタンをショートさせて2ボタン仕様にしてるんじゃないか?」とも思ったが、そんな跡は見つからず。なんかもうスッキリしないなーコレ。

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