[イベント]ロイズ北海道ロスタルジックカーフェスティバル2006

どういった経路で始めたかは知らんけど、生チョコで有名なロイズが今年より始めたイベント。

(OHP)

当日券で1,500円は高いので当初行く予定は無かったのだが、フェラーリ365BBとカウンタックLP400が来るっつーので見に行く事に決定。兄貴も誘ったら「オレもLP400を見に行く」とあっさり了承。やっぱりカウンタックはLP400に限るのだ、アニバーサリーみたいにゴテゴテした奴なんて嫌いだね。

場所はアクセス札幌。前日に新聞でロクに広告や紹介記事も無かったので空いてるだろうとは思ったが…いやまさか駐車場への入場待ち時間無しってアクセス札幌でのイベントで初体験かも(汗) ただガラガラって程でもなくて、9割以上は入ってる模様。

この手のイベントの常として見に来る人も好きモノが多いから、下手するとイベント会場より駐車場の方がレアなクルマがあったりする。今回もハコスカが当たり前だったりそういう世界。おもわず既に撮影始めてたりして、まぁ個人の代物だから個人的に楽しむだけだが。

20060716_FF1000.jpgいきなり特大級レア車来ました…スバルff1000しかも二台並び、ちなみに隣にはさらに初代R2も並んでたりする。見れば見るほどアルファスッドに似てるなやっぱし。


んで早速入場券を購入して会場入り、まず目に入ったのがレース仕様の気合の入ったハコスカGT-R。というか予想はしてたがスカイラインがやっぱ多い、まぁこの辺は見慣れてるしねぇ…ケンメリGT-R(生産台数197台)もあったけど本物かどうかまでは不明。せめて初代スカイラインスポーツがあれば興奮するんだが(ぉぃ

20060716_RS240_1.jpgとか思ってたらいきなりワークス仕様の日産RS240が!しかもピカピカ! こんなのがあるとは思わなかったのでかなり嬉しい。なんか今年のタスマニアラリーに出たらしく、詳細は(240RS-Z432)を参照の事[^1]、車検場でのやりとりとか笑える、しかしこの熱意には頭が下がる。


20060716_RS240_2.jpg当時のラリコン+現在の無線って感じなのかなコレ(あまり詳しくない)、ちなみにホーンボタンには「DATSUN」のロゴが入ってて泣ける。


20060716_RS240_3.jpgエンジンルーム、仕上がりはとても綺麗。タスマニアラリーの車載映像をビデオで流してたけどいい音してました。売ればいいのに。


20060716_RX7_GS_1.jpg本日二回目のサプライズ、マツダRX-7グループS仕様プロトタイプ! 札幌にあるのは知ってたがまさか持ち込むとは。このクルマの資料も少ないんだよな、AW11のグループS仕様がちゃんとメーカーで保管されてるのに比べるとえらい扱いの違いだ。


20060716_RX7_GS_2.jpgエンジンアップ、3ローターです、燃費悪そうだな(ぉぃ。前後ダブルダンパーな事もあってなんとなくフォードRS200に似てる気がしないでもない。


20060716_RX7_GS_3.jpgリアハッチ内、何もなし。つーか十分ミドシップ化出来るやん! 開発予算も色々あったんだろうなぁ、全体的に仕上げも荒く本当に「実験車両」である。


20060716_RX7_GS_4.jpgリアフードを閉めた図。何のクルマだか全然判りません。いやリアコンビライトは市販車のを流用してるけど。


20060716_Dino246_1.jpgそしてお目当てのスーパーカーショップ「CASTEL」のブースへ、ここの読み物は審議はともかく面白いのでスーパーカー小僧は一見の価値あり。綺麗な仕上げのディーノ246、206よりこっちのがちょっぴりサイズ小さいんだっけか[^2]。個人的には見た目246の方がいいかなぁ。


20060716_Dino246_2.jpg「ピニンファリーナの最高傑作」とも言われるこのクルマ、初めて見たときにはあまりに感動した記憶があるのだが最近はそうでも無くなって来た。自分が汚れてきた証拠でしょうか(ぉぃ。テカテカな塗膜は多分最近のポリウレタン塗装。


20060716_365BB_1.jpgんでフェラーリ365GT4BB、一般的に「BB」って言うと512BBの方が有名だが実際にはこっちが初期モデル、生産台数387台。512BBに比べてFRPやらマグネシウムを多用しており120kg以上軽い。見た目もこっちがプレーンである。こっちも塗膜はポリウレタン塗装っぽい。


20060716_365BB_2.jpg後ろ姿、512BBにあるサイド下のNACAダクトが無かったりテールランプが違ったりリアオーバーハングが短かったりして結構違う。


20060716_365BB_3.jpg512Mに至るまで使われ続けてきた悪名高き「二階建て」180度V型12気筒エンジン、180度V型と水平対向エンジンはクランクが違うためピストンの動きが違うので注意。まぁ整備性フツーに悪そうだな。


20060716_365BB_4.jpg内装、それなりに見た目程度はいいんじゃないでしょうか、メーターパネルがお約束の退色してるけど(オリジナルは真っ赤)、新車当時の写真からしてなんかボロいしな…。


20060716_countach_1.jpgいよいよお目当てのカウンタックLP400ですよー、このっこのシンプルな外観がいいのだっ(C)唐沢なをき)。このクルマだけ塗膜がちょっとボケてたので案外オリジナル塗装かも知れない。兄貴と二人してかなり舞い上がり状態で自分をフレームに収めて記念写真取ったり。気づいたら車単体の写真があんまし無かった…(汗)それにしても幅以外は小さいクルマである。ホイールベースなんざ最近の軽自動車の方が長いし。


20060716_countach_2.jpg後ろ姿も凛々しい。見るとラジエーターがバカでかくてエアインテークが外に押し出されたのが判るな、これのせいで色々と空力的に弊害が。エンジンの真後ろはトランクだが前はエンジンだし真下はマフラーのタイコだし、相当熱くなる予感、一体何を入れろと。マフラーの所に貼ってるステッカーはイタ車じゃお馴染みANSAのマーク、錆一つなかったから本物かどうかは怪しい(マテ


20060716_countach_3.jpg長年の謎ー、カウンタックのドアノブボタン。ドアノブボタンの位置は知ってたが初めて構造が判った。つーか鍵刺しこみ難そうですな。ちなみに窓は手動で開けるがどうせ5cm位しか開かないので問題ないです(ぉぃ


20060716_countach_4.jpg内装、良く言えば当時の未来感覚だが悪く言えばはっきり言って安っぽいし作りも良くない。単なるFRPのハコに皮貼り付けただけだし。まぁそれがスーパーカーなんだが。スピードメーターの320kmはサバ読みすぎ。


20060716_countach_5.jpg内装のシート側、なんつーか絶望的に狭そうだ。シート中央上のメタル製のフタが謎、ひょっとして灰皿なんだろうか。


20060716_countach_6.jpgエンジン部アップ。どう見ても整備性は絶望的です、ありがとうございました。色と白文字で見当は付くと思うけど、プラグコードはやっぱり永井製でした。


20060716_cosmo_sport.jpgこの辺りからショップとか個人出品入り混じります、売り物も結構あったりする。まずはMATビハイクル…じゃなくてコスモスポーツ。MATビハイクル同様後期型だが、この辺りの時代の車ってもう「部品無いから付くなら付けちゃう」という世界だからあんまし当てにならない。にしても今見ても格好いいなー。


20060716_cosmo_sport_engine.jpgコスモスポーツのエンジンルーム、ロータリーエンジンの最大の欠点ってエンジンルームが全く見栄えしない事にあると思う。


20060716_2000GT.jpgトヨタ2000GT前期型、札幌では一時期某ディーラーに展示されたりして結構見慣れてるので感慨深くは無い、走ってるのは流石に見たことないのだが。コレもいいデザインだよな、個人的には前期型の方が好き。


20060716_HONDA_S800.jpgホンダS800。ぺラシャ駆動になってしまったS800Mはよく見るけど、まだチェーン駆動のS800はちょっとレア、となりにはS600もあったが見た目だけならS600のが好き。ちなみに東京のショーでS500/600/800が並んでるのを見たことあり。S360の現存については未だに謎らしいですな(公式には二台製作して破棄だが、この手の話は眉唾で当たり前なので…)


20060716_TOYOTA_S800.jpgま、ホンダS800を出したらヨタハチも出さないとな。綺麗な奴があったので好きなバックショットからの一枚。友人は未だにレストアベース(と、言えるかどうかすら怪しい代物、友人内の呼び名は『鉄屑』)持ってるんだろうか。


20060716_CROWN.jpg今回ある意味一番ウケた出品、クジラクラウンのハードトップ。今見ても「これがクラウン…」という気分で一杯になれる逸品。


20060716_GPW_1.jpg本物のウィリスジープ、1942年製だからバリバリ戦時中ですな。


20060716_GPW_2.jpg進駐軍払い下げなんだろうかと思って裏に回ったら「GHQ」の文字が…、ちなみにしっかり札幌ナンバー取ってたので実走可能らしい。


この辺りでゲストのバンド演奏が始まる。…と思ったらベンチャーズのコピーかよ、ミックスダウン含めてかなり原曲に忠実なコピーだったのはお見事。しかしほとんどの曲名が判ってしまう自分がちょっとアレだ、いや高校時代にちょっとハマったのよベンチャーズ。「CARAVAN」演奏してくれたのはちょっと嬉しかった。

20060716_R380-1_1.jpg一応今回の目玉らしいプリンスR380-1、スカイラインGT-Bでポルシェに負けた(一周だけ前走ったけどヤラセですからアレは)プリンスが大人気ない行動で作った(と、オレは思ってる)純レーシングカー、サイドの「PRINCE」の文字の手書きっぽさが泣ける。というかこういう事してるから日産に吸収されたんだろうなー。


20060716_R380-1_2.jpgこの手の流線型なレーシングカーは例外なくバックショットが美しい。


20060716_R380-2_1.jpg日産に吸収されて名前も「日産R380-2」になってしまいました。カラーリングとかいきなり垢抜けてますがね。フロントのエンブレムがまだプリンスな辺りがちょっと愛。


20060716_R380-2_2.jpgこの手の流線型なレーシングカーは例外なくバック(ry


20060716_SKYLINE_SS_1.jpgスカイライン・スーパーシルエット’83、決してチバラギ仕様では(ry、長谷見の乗った奴ですな。星野の乗ったシルビア・スーパーシルエットも日産で保管してて生で見たことあるんだけど、スカイラインの方がずっと仕上がりが綺麗なのは何故だろう。なんか’81年(当時はまだスカイラインは無し)のシルビアは市販車改造版、’82年からパイプフレーム+FRPボディらしいからその違いなのかも。


20060716_SKYLINE_SS_2.jpgサイドマフラーのせいか妙に後ろが寂しい。どうせならスーパーシルエットは三台全部持ってきて欲しかった。


てな訳で、実際にはもっと一杯あったのだがスカイラインやらレビン・トレノ(27と86しかねぇ)が多かったりしたので割愛。初代シビックRSがあったけど、フィットより小さいねアレ…。

会場ではロイズの生チョコが当たるアンケートやってたり、色々とその手のショップが店出してたりして結構面白かった。ちなみにコンパニオンの類は一切無し、というのも結構珍しいかも。入場料が高いのをなんとかして欲しいが、それ以前に来年があるかが心配になったりして。個人的には結構面白かったけど。

[^1]: そいや日本人が現行ミニで観客席に突っ込んだのも同ラリーだったような…
[^2]: 308もFRPボディとスチールボディとでサイズ違ったりする

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