2006/04/30(日)の日常

10時頃起床、体調は少しはマシになった模様。

朝メシ後は昨晩撮ったmotoGPトルコGPの予選を見る。…ウェットコンディションとは言えスズキがPP取るって一体、しっかしヤマハ勢は予選弱いなぁ本気で。本戦の天候次第では面白いレース展開になりそうだが。

昼過ぎに家族四人でクルマで北海道立近代美術館に行って「光・動く彫刻 伊藤隆道展」を見に行く。札幌市民なら間違いなくこの人の作品を一回は見ている筈である、ホワイトイルミネーションのツリーとかな。

しっかし日曜日の昼だと言うのに駐車場がガラガラでちょっと悲しくなる。実際人も少ないし…。しかし展示作品は素晴らしいの一言だった、コレ写真で見てもサッパリ凄さが判らんだろうけど、動いているのを見るとちょっと凄いよ。「回転螺旋」シリーズとかマジで欲しくなるし、ミニチュアサイズで出してくれないもんだろうか、そんな事すら考えてしまう内容であった。あと製作は北広島の工場でやってるって話だけど、リングが浮いてるように見える奴とか工作精度も地道に凄いんじゃなかろうか。

ライティングとかも完璧で実にいい仕事だ近代美術館、先日大丸でやった「キリコ展」とは大違い。もうちょっと評価されてもいい人だよね、「パチンコドンキー」のモニュメントまでやってたりして「仕事選ばなさ過ぎ」とか思ったりもしたけど。

帰りはらーめん五丈原本店に行ってみる。クルマをどこに止めるかが心配だったが、14時ごろだったにも関わらず三台分しか無い駐車場が二台開いてる、しかも店に入ったら席は開いてなかったものの待ち人数ゼロな状態。で待ってたら後から人が来ること来ること、実にナイスなタイミングだった模様。

肝心のラーメンは…これが旨かった。一時期に比べて落ちた、なんて評判も聞くけど、店員も礼儀正しいし。なによりチャーシューが絶品である、箸で摘んだ感触は普通なのに舌の上に乗せただけでまさに文字通り融けてそのまま飲み込める、なんて体験初めてだ。これでランチタイムなら600円、見た目もボリュームたっぷり(最近のやたら高いコンビニおにぎりは見習え)なチャーシューおにぎりが150円ってのは安い。こんな店が近くにあったらマジで通うよオレ、完敗。

15時過ぎに帰宅。家族に率直にクルマに乗った感想を聞いたが「後ろの椅子は前のクルマより良い」「前の椅子もいいけどちょっと乗り降りし辛い」「乗り心地はちょっと固いけど不快じゃない」とフツーに全然抵抗なかった模様。という訳でオレのクルマは「ごく普通のファミリーセダン」という事に決定しました、文句は言わせない(ぉぃ

あとは読書したり床屋に行ったり。夜はWRCアルゼンチンの生放送見たり。とりあえずぺターが2位に入って嬉しい、相変わらず細かいトラブルがチョコチョコと出てたみたいだが。

[クルマ]キャパロ T1

今月のAUTOCAR JAPANに乗っててちょっと度肝を抜かれたクルマ。

(公式サイト)
(RSportsCars.com)

500kgの車重で500ps出すらしいです。TCS以外の電子制御無し。

このスタイリングで二人乗り(前後タンデム)って辺りも凄いが、何より「最大コーナリングフォース:3G」って辺りが。190km以上で1G以上のダウンフォース出せるとか。話半分にしてもスゲェわコレ。

すでに1/4モデルで風洞実験やってて、写真で見る限りはフレーム(当然カーボンモノコック)も出来てきているので実車はとりあえず出そうな予感。3,000万っつー価格はアレだがブガッティ・ヴェイロンが売れるんだからどうにかなる…のかなぁ。

このクルマで市販車の北ニュルコースレコード更新を狙ってるらしく、まともに走れば多分6分台が出ると思うので(ちなみに北ニュルのコースレコードはステファン・ベロフがポルシェ956で出した6分11秒だかその辺り、市販車だとゲンバラポルシェが7分28秒とかそんなんだっけか?)ぜひオンボード映像を見せて欲しいモンです。夢はでかい方がいいのだ。

[DVD]フィフティイヤーズ・オブ・フォーミュラワン・オンボード

なんか雑誌「AUTOCAR」で絶賛してたので買ってみた。何故かデフォルトでは日本語字幕OFFなので注意。

…って葉巻型の時代から映像残ってるんかい(汗) いやすげぇ貴重な画像てんこ盛り。なにより凄いのが昔の北ニュルのオンボード映像、…ランオフエリアほぼ皆無、コース脇は生垣か林か、木の本数も今よりずっと多いので必然的に今よりブラインドコーナーだらけという…、今でさえ十分怖いのに、コレは死ねる(汗)

オンボード映像は45分位で、後は2004年までの50年間のワールドチャンピオンの紹介。こちらも貴重な画像が多くてたまらんです、あぁ久々にいい買い物だった。

昔のF1のドライバー視点モノはコレも持ってて、こっちも好きならお奨めしとく。こっちは副音声で熊倉がひたすら薀蓄を喋るのがまた鬱陶しくていいよ(ぉぃ

Driver’s Eyes F-1 Before 1987
Driver’s Eyes F-1 Before 1987

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ジェネオン エンタテインメント (2002/06/25)
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[書籍]ガンプラ開発真話

ちょっと前に週刊アスキーかどこかで紹介されてたのでつい購入。この手の「プラモの歴史本」には弱いんだよなぁオレ。

ガンプラ開発真話
ガンプラ開発真話

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猪俣 謙次 加藤 智
メディアワークス (2006/03/17)

基本的にはレビューにある通り「ガンプラが生まれるまでの歴史」と「基本的に細かく書かれてるのはMSVシリーズ辺りまで」である。その内容にはケチを付けません、というか自分が読みたかった部分がまさにソレだしね。「スケールキャラクターモデル」というモノがそれまでの歴史上で如何に異質であったか、という事については読むまで気づきませんでした。つーか「作ってて試作して計ったらちょうど国際スケールだった」というのもナニだが。

ボックスアートの話も出てきたのは嬉しかった、MSVシリーズやザブングルシリーズのパッケージアートを描いた石橋氏が故人というのはかなり寂しい。ザブングルの設定資料集でもパッケージアートは大してでっかくなかったし、著作権的に難しいだろうけど石橋氏のボックスアート画集出さないもんかねぇ? 1ページ1作品位の気合の入った奴。出たら買うんだが。

ただこの本、メディアワークスという事もあるのか正直ライター達の文章力がナニだとか内容の割に高いとか…いや出ただけマシかとは思うのだが。もうちょっとなんとかならんかったのかなぁ、とは思う。ストリームベース絡みの人が書いてないのもちょっとナニだし。

しかしガンプラブームの頃って、本当に社員も死にそうな位忙しかったのですなぁ。当時オレは行きつけの模型屋の店主に頼んで新製品は取り置きしてもらったのでブームで苦労した記憶が全く無かったりする。兄貴に頼まれて1/144ガンダム買いに行った時なんて、まだブームが始まってなくて山積みになってたしなぁ…。つくづく兄貴の先見性だけは凄いと思う、こんな兄貴が居るからこんな弟が出来てしまった訳でorz