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'2004 SHIRETOKO TOUR
'2004層雲峡〜阿寒湖〜知床ツアー
最終更新日時:2004/09/21 15:10:00

ツアー参加経緯

以前から知床には一度は行きたかった。世界遺産への申請中で認可の見込み高しというから、登録されるとますます混むのでその前に…とは言うものの遠いんだよね。

旅費もバカにならんし混雑を避けて一人で行くのも…とか思ってたら、うちの姉貴がパックツアーで割と格安の代物を発見。9/19〜9/20の一泊ツアーで、一日目はバス移動でたるいが二日目の帰路は女満別から飛行機ってのがポイント高い。うちの兄貴の仕事が土曜休みでなくて日・祝日の連休でしか参加出来ない、ってこともあって姉貴と兄貴の三人で行ってみる事にする。たまにはこういうのも良かろう。

一日目 - 札幌〜層雲峡〜阿寒湖

朝早くJRに乗って札幌駅に移動。んでツアーの集合場所として定番の札幌駅北口の辺りに向かうが…もの凄い人だかりで驚愕、そっかー三連休だもんなー。まぁしかしツアーの種類も多くて、肝心の知床ツアーの参加人数は30人程度で一安心、ここでバスに向かう。空は雨雲だがまだ降ってはいない。

バスは道央道に乗り、途中砂川ハイウェイオアシス(なんかHORIチョコレート店が新規オープンしてた、HORIのチョコってまだ珍しいよね?)で一休みし比布ICで降りる、既に雨は結構本降り。んで後は外の景色を眺めつつ一路層雲峡へ。層雲峡に到着しホテルで食事、オプションでレストランで弁当も喰えるのだが貧乏にロビーで手弁当で済ませる、いや他にも結構そういう人いたけど。

そしてホテルを出てすぐそこのなんか宙明サウンドが流れてそうな名前の「銀河流星の滝」へ…、って無茶苦茶大降りでやんのー。それにもめけず生見物&写真撮り。霞がかかって雰囲気は出るけど写真は撮り辛いなぁ。

銀河の滝
銀河の滝、雨が無茶苦茶降ってます
流星の滝
こちらは流星の滝、もう傘あるのに背中とかビショ濡れ状態

その後何回かの休憩を挟んで本日宿泊地の阿寒湖へ、バスガイドさんはとにかく喋ると止まらない人でとにかく喋り捲り、おまけに後ろからもお喋りが絶たなくて正直疲れる。のでバスの一番後ろの席に陣取ってMuvo^2+SHURE E2で音楽聴いてたらいつのまにか寝てたり。

んで夕刻に阿寒湖到着、到着したら雨がすっかり上がってる。遊覧船最後の便に乗れる時間ではあったがパスしておいた。その代わり湖畔とか商店街とか色々見物したり、いい感じの寂れ具合ですな。温泉入って晩飯(バイキング方式)喰って、部屋でゴロゴロとTV見てマターリした後する事もないので21時ごろ就寝。うちは家族全員揃って酒飲むって習慣無くてね 。

阿寒湖と遊覧船
夕刻の阿寒湖、左に見えるのは遊覧船
阿寒湖
前の写真の右側、夕焼けが綺麗でいいね
時限式有料ファミコン
写真ボケボケでスマンがネタで地方温泉にありがちな時限式有料ファミコン、コントローラと光線銃がNES仕様なのは珍しい

二日目 - 阿寒湖〜遠音別川

朝6時頃目が覚める。目覚まし代わりに朝風呂、朝の露天はいいねぇ…って湯船が二つあって「熱すぎ」のと「温すぎ」のしかないのはどうかと思うが。その後朝食(相変わらずバイキング方式)を取って8:00チョイ前にチェックアウト、そのままバスに集合しで移動開始。

途中ペンケトー湖をバスから眺めたりしつつ遠音別川到着、カラフトマスやサケが川登りしてるのだが「カラフトマスは流れに逆らうだけで精一杯」「サケは力尽きて死んでたり水に慣れるためかその辺うろちょろしてたり」で、よくイメージしてる「サケが跳ねながら川登り」ってのは見れなかった。まぁそんなもんでしょう。そもそもこのツアー自体ちょっと時期早めだし、もっと後だと紅葉も見れて綺麗かと思うが死ぬほど混みそうな予感。

二日目 - 知床遊覧船
ペンケトー湖
バスの窓越しにペンケトー湖撮影、北海道の形してるって言うけど言われてみりゃ…程度ですな
カラフトマスの川登り
四匹揃って川登り、だが全く場所動かず(汗) 小さいのでマスと思われ
川登り
川はこーゆー風にあちこち段差付いております、これ登るのは正直辛いな

その後は知床遊覧船乗り場近くの市場兼レストランで昼飯食った後に海岸散策したり。空気が澄んでていいねぇ。その後再びバスに乗り遊覧船に乗る。遊覧船はカムイワッカの滝の所で引き返す一時間半コース、料金もお手軽。半島の端っこまで行くコースもあるらしいが三時間半もかかるし料金は倍以上かかるのであんましオススメできない気が。

遊覧船
今回乗った遊覧船、料金は\2,700だそうで。特別席\350ってのもあるが普通は看板に居た方がいいよコレ。売店やトイレも完備。
知床沿岸
看板上から、こーゆー感じのが延々と続く
知床沿岸
洞窟みたいな穴も多数あり個人的には「かまいたちの夜2」を思い出す(汗

遊覧船と知床沿岸
遊覧船と沿岸はこの程度位まで近づく、行きは右舷側で帰りは左舷側、行きの方が距離あるので写真取るなら行きで取って帰りに生で見るのがいいかも
知床沿岸のウミネコ
しかし険しい、そこに住めるのは植物と鳥位なもんです
カムイワッカの滝
思いっきり傾いておりますがカムイワッカの滝、安いコースはここで折り返し
ついてくるウミネコ
ウミネコ用のエサとしてかっぱえびせん売ってまして、それを狙ってかなりの数のウミネコが回り飛びまくります。ところで海に落ちたかっぱえびせんは自然に帰るンだろうか

ウミネコ
ウミネコはあまり人間を警戒しないんで50cm位なら寄れる、それ以上だと流石に逃げるけど
ウミネコの横顔
りりしい横顔、ちなみにいろんな種類がおります、全般的に白い奴の方が頭いいっぽい
ウミネコ食事中
売店で売ってるかっぱえびせんを投げると見事に食べてくれます、あと看板のはしっこで差し出してるとちゃんと持っていったり
ウミネコ飛行中
きっちり遊覧船と飛行速度合わせる奴もいるんでこういう写真も撮れる、って流石に動物であちこち行くから苦労するけど

遊覧船を降りると乗船時に勝手に取られたポラスナップ売ってたり、一枚\900は高いが別に買う義務なんてのは皆無なのでスルーして良し。見たら相当に露出飛ばし気味にしてる、女性にはそっちのがウケが良いのだろうと勝手に予想。

二日目 - 知床五湖〜知床峠〜オシンコシンの滝〜帰路

その後は知床五湖に行く、って時間的に一湖しか見れないんだけど。これには訳があってツアーのスケジュールが決定された当時はやたら熊(しかも一番ヤバイ親子熊のパターン)が出て一湖しか見れない状態が続いてたのだ。今現在は全五湖が回れるようになってるが、やっぱりレンタル出来る熊避けの鈴は正直必須らしい。

知床五湖 看板
遊歩道の入り口にいきなり警告看板。まぁ北海道じゃ珍しいもんじゃないけどココは遭遇率で言えばシャレにならんので「コレだけでいいのか?」と道民としては逆に不安になったりもする
知床五湖 人数カウンタ
こーゆー装置で出入り人数のカウントやってるっぽい、精度は全然出ないだろうけど設置せざるを得ない苦労があるんだろう、多分
知床五湖 人数カウンタ
途中で鹿も一杯居たり、もう警戒心ゼロやね君

知床五湖 一湖
コレが唯一見れた一湖、っつーても十分でかいし綺麗だしで十分満足
知床五湖 一湖
で、向こうの丘の上に何か居るかと思ったら
知床五湖 一湖向こうの鹿
鹿がお食事中でした、こーゆーのが見れるのもここのいい所

その後は知床峠を通って峠頂点のパーキングまで、ここまでの道のりは流石にすげぇ景色がいい。途中平原になってる部分にはキツネやら鹿やらが多数放牧されてるけどバス越しに取るのもナニなので写真なし。そもそも駐車場ないし。

知床峠のパーキング到着、向こうに羅臼岳が見えてますな。そしてあちらに見えるは国後島…ってむちゃくちゃ近いやん! 宗谷岬から樺太を見た事もあるけどこっちはその比じゃないわ。もう遠泳出来そうな気すら。あれが他国領土なんだなぁ…。

あとは来た道を戻って、行く時にも通り過ぎたオシンコシンの滝で休憩。結構でかくて大迫力、つーか広角36mmじゃ全部入りませんわ。滝もなんか癒されていいね。

羅臼岳
知床峠から望む羅臼岳
国後島
フェンス一杯まで寄って撮影、向こうの対岸にすら見えそうな島が国後島。まぁ確かに未だに納得イカンっつー人が多数居るのが判った気はする
オシンコシンの滝
オシンコシンの滝、スケールの割にすぐ近くまで寄れるので迫力あり

あとは日も暮れて女満別空港まで戻り、ここで弁当受け取って夕食。しかし後で気付いたけどこの時間でもレストラン営業してるやん…、なんか勿体無い感が。あとは普通に飛行機に乗って新千歳へ、飛行時間が35分って事であっという間だがその分高度低いんで夜景がずっと楽しめて良かった。

んでJRで自宅戻り、楽しかったけどやっぱ疲れたわ…。

総括

ツアーって事で自由度は低かったけど、押さえどころは押さえてあったので良いかと。いちいち道端の鹿とかと遊んでたら一日じゃ終わらんよ>知床観光。

しかし素晴らしい景観の壮大な自然を前に「本当は人すらも入らない方が良いのかも」と思ったのも事実、実際観光客のマナーがかなり問題になってきているらしく、そいや自家用車も半分以上がレンタカーでしたな。

道民だと野生動物に触らない(感染病のおそれあり、親子連れだと親が何するか判らん)のとエサをあげない(栄養過多で身体壊すか、自分でエサ取れなくなって死ぬか、人の持ち物目当てに襲うようになるか)のは常識なんだが、それすらも守れない、注意したら逆ギレされることも多い…てな話がガイドさんからあって神妙な気分になったり。そもそも人と野生動物は完全に共存出来ないもんだしなぁ。

そういう事もあったけど、もう一度のんびりとした日程で行きたいってのも事実。住んでて言うのもなんだがやっぱ北海道は良いところだ、まぁ冬は厳しいけど。

おまけ

今回の写真は相変わらずpanasonic DMC-FZ20で一脚、三脚無しで撮ってます。オリジナルは2560x1920pixelのFINEモードで、ほぼ全て撮った奴をそのままXGAサイズに縮小したのみです(銀河の滝だけ傘入っちゃったので若干トリミング有り)。きちんとした露出とかフィルターとか覚えんとダメだなぁやっぱ。


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